現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2020.10.25
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冷血漢に絡まれた少年

暗い場所で
九九を唱えながら
一つ一つ
撫でて
頭と顔をよく洗い
腫瘍にじっと
触れてみる
大根担いで

一人者の生活を
切れ切れに行う。

シャンプーで頭洗って
塗り薬を顔に塗ると
冷気が
裸を包み 子筒叩いて
呻き声をあげ

母がくれる菓子類を
次々と
ごみ袋に棄て
踏み潰す


裸が
ある意味を持つ日
その日は
冬に決まっている
裸の冬は

声が響くよ

頭から血が流れて
昨夜
電球を撮影して
浴室で体を洗う
ラジオの男は
錆びついて 枯柳になってゆく。





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最終更新日  2020.10.25 17:29:39
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