現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2020.11.29
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写真が濡れる手

くらい くらくない 道を
真っ直ぐではなく よろよろと
躓きながら
歩いていると思いながら
脚の痛さに 顔は歪んで 不遜を懐く
歩くことをやめて 
立ち尽くす
お茶を啜り 水を飲み 腹に水分が

同じだ
僕であっては何も叶えられない
僕では 駄目なのである

森に火が点いて 燃え盛る 森に
どんな言い訳が在ろう
犯罪おかした かも知れない 加害者意識と
被害者意識 の どちらにもなれるのは
SNSのせいか 違う 一人者が 一時代を
傍観しているせいだろう

ため息ついて出勤する労働者の
仕事があることの 責任が 顔に現れても

サタンの使いのような心があるから
握り締める

改善するには手術しかない
膝に軟骨なしという 脚では 定位置に座って
動かないでいることしか出来ない

ただの怠け者だと ただ 怠け者のくそみたい
(と 思われているから そう思い 言える)

両脚を蒲団の中に入れて温もりたい
冬の蠅も この部屋では見かけないから
蠅みたいにしつこくつきまとうと
世ではストーカー呼ばわりされる
そのカタカナで呼ばれるより
漢字で 変態と言えばいい
人は惨めに死ぬのだ
生きている内に向日葵咲かしたいが
これが直ぐに枯れてしまう
今 枯野で 年の瀬で コロナも飽き飽きしてしまう
頭蓋骨に激突しても
傷付かない 冬の蠅は 意外と優しくて
思いやりがあり
屑だと 害虫だと 世に滅んで往く
季節が廻り また生まれる

神はいないかも知れない
居ると言って礼拝する僕は
ただ弱いだけで 信仰が成り立つ
競うようにしている 教会が 嘆いている
ただ 新しく 逞しい体が欲しい。





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最終更新日  2020.11.29 10:13:51
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