現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2021.01.25
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転倒するわたしたち

顎髭を剃る
背中 の 傷あと
ダニ
引っ掻き回した
その 爪の跡

人には
人のリズムがあって
人は

リズムが
人を新しくして
リズムによって
人は
革命を果たす

煙管をくわえていたら
僕は何故か
冬風の色になる
冬の
一つとなる

溶けて往く錠剤

広がって貧しさの
平和を創ろうとする
安定剤は溶けても
肉を纏う
人は

灰になる前まで
この世の
存在証明を必要とする

やがて
破裂した
お腹のような
風船は
一つの弦を引く

現の中に
ある
白鳥の貧しい
美には
乾杯と
言うしかないのか

煙管が
口から 落ちて
「あちっ」と 言う





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最終更新日  2021.01.25 15:50:00
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