現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2021.03.31
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死者のオメガの風

一緒に歩いた 作業所の職員との
一時の安息が消えた
定員満席で
もう作業所には戻れない

桜の下を
知っている人と職員が
通り過ぎた
話ながら歩いている

何もない公園を
歩いている

てふてふが
黄色い服を着て
漂っていた

花を見た 蝶々を見た
土を見た
心に来るのは
紫色の鬱の右手
春は 死者の声

蘇り
基督、死者であり
聖者である
基督の春は
聖への真っ直ぐな道


犬の腸が埋まっている
手足 その上を歩く 群れ
知らないで踏む 靴跡。





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最終更新日  2021.03.31 10:01:08
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