現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.02.24
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下方を向くと響く土

緑の眼鏡を水で洗う
切り裂く<ドグマ>が
胸に蘇る
太鼓のように激しいコンマ
僕の眼をくり貫く風のリズム

病院の待合室で
病者のうなじが光る
春の氷柱

一人で待っているのではない
一人ではない
大勢の中の一個
これっぽっちの存在
自我が過ぎ交うプラットホームの
脱け殻のように立つ 待つ
生活のリズムは変化する
毎日、古米を食べ 茶を飲み
窓の光を見つめていた
しかし、何かが変わり、抜けて

蓮の花の持つ一つの怒り

一つの命は絶たれた

階段に響く
靴音の恐怖に
丸まる猫の尻尾の気持ちで
部屋に閉じ籠っていた


失った記憶
火であぶり出し、地底は燃える

直視日光を浴びた
蛇は一直線に走る
人の立つ方へ、混ざって咬む
陽は 俯く顔





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最終更新日  2022.02.24 19:15:06
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