現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.02.25
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初蝶のまち

石のように動かず
じっとしている
階段を登る靴音がして
ぼんやりとレトロを映す
動画を
見つめながら
言葉がなくなってしまう
真っ白な鳩が

過去の物品は
「×」を押したら消えて
透き通ってゆく

カウンセラーに言った
現代についていけない
自分の部屋を
昔の部屋と全く同じに
再現したい
幾ら、喋っても
私は石のようになる

路地を通って帰宅し

部屋に帰って
余計なもの次々に棄てて
ドデンとアナログテレビを置けたら
ファミコンしよう

全ては夢の中に綴られる歌無の中に繰り返す

私は無だと歩道に刻むように
歩き続ける

結構、現代も、また、機会に
途切れた電話のノイズ





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最終更新日  2022.02.25 20:43:50
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