現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2023.01.20
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雁風呂の幻

階段を下りて
教会に行く
一歩一歩進みながら
下がっていく自分は
退化する嬰児だ
鈍くなった肉体すべてを
洗い浄め
裸一貫の声を発する

湯船に入り
ちっぽけな僕の大きな体を
持て余し昔、百貫デブだった
70キロも大して変わらないが
火の鶏が矢のように
日に何千も降って来る
現代社会で「私」の中の腫瘍を除きたい日の
絶句を僕は「私たち」に問わねばならない





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最終更新日  2023.01.20 19:47:23
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