現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2023.07.25
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夜気を歩く

今日も憂鬱の風が吹く
口もちゃもちゃして
海は眠っている
声は形なき鳥

息をする
管を通して
ずっと俯いていたら
首が


古里は夢を忘れて現の敷居
孤独の水
軋む肉体を支える骨と骨

幻への思慕が一日を占めている
一碗のお米も
幻から来ているように
思っては
鳩が飛び去る
黄色い陽が呼び覚ます
神軍の囁き
日の丸のもとに


肉体からは出られない
霊魂は俯く形を求めている





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最終更新日  2023.07.25 18:12:20
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