現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2024.01.25
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閉じられたタンバリン

春を待つ
一人待つ 心は焦る
春になったらまた映画を見に行きたい
一人で映画は行けないと
父を頼ってしまうこと
はらわた裂けるわびしさよ
父の年齢と曲がった腰が
街に行くなと語るのだ


『恐れるな』
神の言葉を我が額に
焼き付けて
燃え盛る
池を
心に刻む
光を求めて
手足を光の方へと
近付ける
出口に向かって
走り続ける

胸を打つ
不安 悩み 怖れを
燃やして
逃げ口から出て行く
捻じれた心を

前へ向かって歩いて行く
心の不安
がくがく崩れる膝を
強く
立たせて ひたすら歩く
この先に光る城の戸
きつく締められた戸を
叩き
開かれた戸。
中に入ろうとした時に
夢から醒めてしまった
頭ガンガン叩いていると
神の声が聞こえたような気がして
私は一体何をしているのか
薄光





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最終更新日  2024.01.25 19:02:57
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