現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2026.08.24
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薄青葉の陰 一

『おくのほそ道』を愛読していると
近所についての詩文を書きたいと
胸に来る
波が引く
月を一度も見なかった八月に挨拶し
病院と別れを告げて
草を刈る事務員はオペの医師に等しい
ドクター来て


ぺこぺこしつさ、会社員よりぺこぺこ九月
尻の皮膚の一部が剥けた
骸骨が鯛をよく噛んだ
わたしは早く
家で寝たいよ
風にあぶられて雛もいない蝉もいない
ゴキブリがいる
これは家屋四畳半二つ六畳間一つ老人団地街





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最終更新日  2026.08.24 13:58:22
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