「標準的な赤ちゃん」
母乳育児の場合1日6回から14回くらい母乳を飲み、1、2回ぐずつけば1、2回ぐっすり眠るというようにバランスのよいリズムで1日に12時間から20時間眠る。一般に動かされると反応し、目が覚めているときはじっとして静かで用心深く耳をすましている。指しゃぶりをしたりして自分を満足させる方法をすぐ覚えます。お母さんが赤ちゃんの世話をするのは3時間に1回と思ってよいでしょう。
「扱いやすい赤ちゃん」
1日6回から14回母乳を飲みます。標準的な赤ちゃんよりもう少し長く眠り、ぐずつくことが少ない。赤ちゃんは自分から何かを要求することは少ないのでお母さんのほうから多少の刺激を与えてやる必要があります。
「おとなしい赤ちゃん」
1日4回から6回くらいしか哺乳を要求しません。こんなに少ないと「この赤ちゃん、どこかおかしいのではないだろうか」と不安になるでしょうが、単におとなしい性格というだけでこういうことがおこるのです。おとなしい赤ちゃんはよく眠ります。1日18時間から20時間も眠ります。こんなに眠るのに目が覚めているときももの静かで親としてはぜんぜん手がかかりません。こういう赤ちゃんは、お腹が空かないわけではないのだけれどお腹が空いても泣いてお母さんに知らせるということをしないとも考えられます。お腹が空いたという合図は”必要な合図”だが、この合図が欠けるため赤ちゃんの体重増加が鈍くなっていることがあります。こういう赤ちゃんに対しては、泣かなくても目が覚めたなと気がついたらすぐに抱き上げておっぱいをやるようにするべきでしょう。
「活発でぐずつく赤ちゃん」
このタイプの赤ちゃんは哺乳要求が強く頻繁に母乳を飲みます。乳汁が出てくるまでじっと待っていられないのでむさぼるようにして飲みます。こういう姿を見ると「母乳が足りなくてお腹が空いているのかしら」と思うかもしれないが、そうではなくせっかちな性格な赤ちゃんなのです。
目が覚めているときは活発で、1日に数回大泣きし、泣き出すと容易になだめられません。こんな赤ちゃんは日本では「かんの強い赤ちゃん」といいます。
「疝痛のある赤ちゃん」
疝痛は発作的なお腹の痛みと考えてもいいでしょうが、赤ちゃんの場合自分で「おなかが痛い」といってくれるわけではありません。あくまでも想像ということになるのですが、赤ちゃんがひざを曲げ、足をおなかのほうへくっつけるようにして激しく泣く場合、これを疝痛と呼びます。疝痛は英語のコリックという言葉を和訳したものですが、アメリカなどでは赤ちゃんの「イブニング・コリック」というものが小児科の本に出てきます。このイブニング・コリックは直訳すれば「夕方の疝痛」ということになるでしょうが、日本語では「宵泣き」と訳されています。夕方になると足をおなかのほうにひきつけて激しく泣くということを何日も何日も繰り返す赤ちゃんがいて、これが「宵泣きする赤ちゃん」とよばれます。宵泣きの原因についてはいろいろな想像がされていますが、「おなかにガスがたまるから」という説が一番有力です。そのほかにいろいろな説があって、この本では「疝痛の確かな原因は医学的にはっきりとわかっていない。妊娠中や授乳期の母親や乳児のストレス、緊張に関するという説や、未熟な消火器腸系統、またはアレルギーに原因があるという説がある」と書かれています。
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