Blog de afutura

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October 5, 2025
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カテゴリ: その他
高次脳機能障害で痴呆が進んだ父親の介護の件が想定を超えすぎていて、どこかに経緯を残した方がよい。身体だけはリハによってかくしゃくとし、言動の制御は全く効かないことが拍車をかける。楽天的な自分ですらこの先を考えると気持ちが落ちるため、それはそれで筆が進まない。

何度でも書こう。 父母の二重介護はマジでだめだ。 心的負担と金銭負担が大きすぎる。
人は長生きすればよいというものではない。健康寿命が大事なのだ。当人にとっても家族にとっても。


それ以外にも、とにかく2025年は「なんだこれは?」というくらい事件が起きる。

漫画やドラマで、「遠くの親戚が亡くなって遺産が舞い込む」みたいなシーンがあると思う。そんな体験をする人は極めて少ない。理由は簡単、遺産の先は普通は1親等、せいぜい2親等(祖父母・子・兄弟姉妹とその配偶者)だから。

​当時90歳の 父親が脳梗塞で倒れた ​前々日、85歳の母の末弟(以下、叔父/末)が亡くなった。まだ70代半ばだった。某役所を勤め上げ、引退してからは田舎暮らしをしていた。父も母も高齢でご葬儀には参列できないので、自分が代わりに行くつもりだったのだ。父が脳梗塞で担ぎ込まれたのは、そのお通夜の前日だった。さすがにお通夜は欠席した。

叔父/末とは昨年やりとりをしていた。それは長女である母が大腿骨骨折で施設入居したから、それを報告したのだ。母は電話はできたが、もうすっかり​ フレイル
(話は変わるが、高齢者の人間関係は意外に身内でもサバサバしてると思う。周囲の死亡報告をしても。その瞬間は少し落ちるが、すぐ無関心になってしまう。)

その叔父/末は、入院して10日くらいで亡くなったらしい。
遠くからご冥福を祈った。

それから7ヶ月後、母のもう一人の弟(以下、叔父/長)から連絡があった。
叔父/末が遺書を書いており、その遺書の中に自分を含めた我が家全員の名前があるとのこと。​ 家庭裁判所から「検認」の書類が届く ​ので確認してほしいそう。

叔父/長は、叔父/末の遺言書を発見し、家庭裁判所申し立て,その検認を請求したのだな。
検認とは,相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるとともに、遺言書の形状、加除訂正の状態、日付、署名など検認の日現在における遺言書の内容を明確にして、遺言書の偽造・変造を防止するための手続きのことだ。

叔父/末には子供がいなかった。奥さんにも先立たれた。だからその財産を自分も含めた3親等までの一族全員で分けようとしたのか。おじさん、なんと律儀な人だ。きょうだいだけでよかったのに。
こんな漫画みたいなことが本当にあるとは。


家庭裁判所から、検認終了の通知書が届いた。「受遺者」という法定相続人以外に財産を譲りたい場合に使われる単語を初めて知った。受遺者として自分の名前が記されていた。


これも先は長そうだ。次の連絡を待つしかない。
2025年、本当に色々経験できる。





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Last updated  October 6, 2025 10:17:49 AM
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