ある時、その八木誠がやたらと興奮しながら「とんでもないことが起きた。自分はもうどうしていいかわからない。まだ若いのに、信じられない」などと叫んで、誰かが若くして死んでしまったことを悲しんでいる(というよりむしろ怒っている)ようだった。 で、その日は急遽彼の特集。どの歌もカッコ良くて、抜群の歌唱力で、僕もその時初めて彼の名前を覚えたね。日本ではほぼ無名に近かったんだ。ホントだよ。皮肉なもんで、死後まもなく大ヒット曲出して、日本でも有名になったんさ。誰のことだと思う? そう、その人こそ今では誰でも知っているソウルの大御所オーティスレディング。亡くなってから流行ったのがあの "The Dock of the Bay (邦題:ドック・オブ・ベイ)" 。
で、 "I've Been Loving You Too Long" だったか "Try a Little Tenderness" だったか を歌い出す前に、ほとばしる汗を拭きもせず、息をととのえながら、会場を埋め尽くした聴衆に向かって、マーチン・ルーサー・キング牧師の演説にも匹敵する、あの20世紀最高の歴史的な名MCが入る。 "This is a love crowd, you know. We love each other, don't we?......" っていうような感じの言葉だったか(←あとでちゃんと聴いておきます)。後に、忌野清志郎が、これを日本語に訳して、ライブの時に必ず聴衆に向かって叫んでいたね。「愛し合ってるかい?!」ってね。
To billy the yanaさん >ドッグ オブ ザ ベイ大好きです >でもオーティスはライブ盤一枚しか持ってないんです たしかday tripperをカバーしていたような ----- ああ、Live in Europe ですね。LP と CD 両方持ってます。(笑) Day Tripper やってますよ。 今度モンタレーのポップフェスティバルのジミヘンとオーティス、 上映会開きたいですね。 (2007.12.26 09:03:09)
To じゅんこさん >オーティス・レディングはドック・オブ・ザ・ベイの名曲に続いて、個人的にペイン・イン・マイ・ハート、ヘイヘイベイビー、好きです。あとはストーンズもカバーしているサティスファクション…。 ----- うんうん、どれもいいですね。 あとは Try a Little Tenderness ! オーティスにハズレがないといったら言い過ぎでしょうか。 バラードからアップテンポまで、これほど歌える人はいませんね。