凛として☆

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2007年08月17日
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カテゴリ: 生まれる前
7月13日に病名の告知を受け、翌14日から3連休でした。


この3連休には台風が日本列島を直撃し、新潟では大きな地震がありました
子供の疾患告知、地震、台風と天災、人災のオンパレードでした



14日の朝のことです。
夢うつつになりながら、はっきとしない頭でぼんやり思いました。
「ああ、昨日のことは夢だったんだ」
「うちの子供が重い疾患で助からないかもしれないなんて嘘だ」
胸のうちが安堵感でいっぱいでした。激しい雨音が徐々に僕の意識を覚醒へと導きました。


甘い夢が剥ぎ取られ、重い現実が僕の心を侵蝕しました。
「昨日のことはすべて現実だ」
世界の果てに取り残されたような気分でした。



この時期、youkoalaさん、てんさん、PEARママさんのブログには大変お世話になりました。
それぞれ、無脾症候群の子供がどのような手術、治療を受け、どのように日常生活を送っているかが綴られており、非常に参考になりました。
また、みなさんが現実を受け入れ、お子さんとともに重い疾患と闘う姿に勇気付けられました。
「本当に大変なのはこれからなんだから、生まれる前から落ち込んでちゃいけない」と、立ち上がり、前を向くことができました

胎児診断で疾患がわかったのは幸運だった。
子供が生まれてくる前に心の準備ができるし、疾患、医療、助成制度等について調べることができる。
この時間は、神様からもらった時間だから大事に使わなければ。
俺が折れるわけにはいかない


何が悪かったのだろう?
俺達は何かの罰を受けているのだろうか?
と、後ろ向きな気持ちが完全に消えたわけではありませんでしたが、妻と2人で少しずつ前向きになることができました



ただ、親に電話することはまだできませんでした。
なんと説明したらいいか、自分達に明確な知識がありませんでしたし、初孫の誕生をあれほど楽しみにしていた両親に、どんな言葉で伝えたらいいのか皆目見当がつきませんでした。


祖母とは実家にいた頃から同居していて、僕が初孫だったということもあってすごくかわいがってくれました。
僕も相当なおばあちゃん子でよく一緒に旅行に行ったりしてました。
曾孫の顔を見せてあげるのが一番のおばあちゃん孝行だろうと思っていたので、子供が重い疾患を持っているということを伝えなければいけないことがとても申し訳なく、無念な気持ちでした。



しかし、いつまでも黙っているわけにはいかない。
土曜日いっぱいは、病院から頂いた資料、「心臓病児者の幸せを守る」という本、インターネットを駆使して無脾症候群についての情報を集め、いよいよ日曜日に、僕の実家と、嫁の実家に電話をかけました





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最終更新日  2007年08月17日 11時46分48秒
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