アラ還の独り言

アラ還の独り言

2017年05月16日
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今ところ、薬で治癒するのは血液がんの一部で治癒率も50%程度でしょう。(ちょっとデータが古いので今はもうすこそたかくなっているかもしれません。)

固形癌(臓器にできるがん)で薬で治癒するのは皆無といって問題ないと思います。なぜなら、薬が効く可能性のある早期癌では手術が優先されるからです。今のところ、早期癌の手術によって、20年生存者がざらにいます。これは治癒と言っていいでしょう。

中には早期癌の手術でも再発する人がいます。これは手術時に取り切れなかったという風に考えられますが、その人は正常細胞ががん細胞に変わりやすい傾向を持っているとすると、手術が問題ではなく、生活習慣やその人がもつもともとの遺伝子や社会の外的要因がかかわっているのかもしれません。

いまのところどれが正しいのかは分かりません。理由は早期癌の手術が他の処置と比較した上でエビデンスを持った治療法ではないからです。

今のところ早期癌の手術が、有効である事は主観的には正しいことですが、無手術群との比較はなく、また手術時には発見できなかったがん細胞をやっつけるための術後に薬を使うことに関しても一だ部のがんを除くと一定した結果が出ていないのが現状です。(試験方法としてはずっと飲ませるのか、1年間だけ飲ませるのか、軽いがんと考えて1クールのみ投与するのかも一般化されていませんし、観察期間は当然再発までですから脱落例がでるので難しい試験である事は確かです。)

日本人は欧米人に比較して心血管異常や脳血管事故による死亡が急減したので、がん年齢に達するケースが増えています。年齢調整を行ったがんの発生率は日本でも減り気味ですが母数が多いので、発生数は増加の一方です。

普通でも平均余命が5年以内のひとの接触的ながん治療に関しては考え直す時期が来ているのではないでしょうか。がんとともに寿命まで生きるという選択肢はあると思います。





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最終更新日  2017年05月16日 16時05分00秒
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