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■以下、マスメディアの報道より引用。東京六大学野球リーグ第7週第2日は21日、神宮球場で2回戦2試合を行い、法大が明大を6-1で下し、2009年春以来7季ぶり44度目の優勝を決めた。早大と並んでいた優勝回数は単独1位となった。(サンスポ)東京六大学野球は、法政が明治に連勝して勝ち点を4に伸ばし、7シーズンぶり、44回目の優勝を果たしました。法政は、勝てば優勝が決まる試合に、プロも注目するエースの三嶋一輝投手が20日に続いて登板しました。法政は2回に1点を先制されましたが、6回に相手バッテリーのミスで追いつき、7回に鈴木翔選手のタイムリーヒットで2対1と勝ち越しました。エースの三嶋投手は「負けられない試合でしたが、チームのみんなを信じて投げました。本当にうれしいです」と振り返っていました。(NHK NEWS WEB)■(法政大対明治大2回戦)法政大 000 001 104 =6明治大 010 000 000 =1(法)○三嶋、(明)関谷‐●山崎‐今岡‐月田ボクはこの試合を見ていないから、試合の詳報は書きようがない。ただ、この試合で法政が優勝を決めるとは思わなかったなぁ。ここ数年、いや、江川卓さんや金光興二さん(現・監督)が卒業してからというもの、「諦めが早い」というかここ一番の試合で弱いことが法政の特徴だったから、今日の試合はあっさり敗れるものと思っていた・・・。■優勝の原動力になったのはエース・三嶋一輝(4年、福岡工高)の力投に尽きる。昨日の1回戦完投勝利に続き、今日の2回戦も完投して勝利した。昨日の試合後、インタビューで三嶋は「明日、優勝を決めます」と話していたから、(2回戦の先発を予想されていた)船本一樹(3年、桐蔭学園高)に対して「ずいぶんとプレッシャーをかけるもんだなぁ」とボクは思っていたが、まさか2日連続で三嶋が先発するとは想像していなかった。三嶋は1年春(2009年)に鮮烈デビューを果たした。その時のイメージが強すぎたものだから、その後の三嶋の投球には多少物足りなさを感じたものだった。それが今季、最後の最後になって大活躍して、さらに男を上げた。(下表は三嶋の全成績)シーズン試合完投勝利敗戦投球回自責点防御率2009年春50307002009年秋501110 1/332.612010年春80012310.392010年秋613032 2/382.22011年春811234 1/3112.882011年秋800221 2/352.082012年春62123671.752012年秋834040 1/340.89合計547138205 1/3391.71 ■MVPが三嶋とすれば、殊勲選手は多数いる。多木裕史(4年、坂出高)はもちろん、優勝を本気で目指し勝負強い打撃を見せた建部賢登(4年、桐光学園高)や、岩澤寿和(4年、安房高)、高木悠貴(4年、高知高)、大城戸匠理(3年、寒川高)、西浦直亨(3年、天理高)、河合完治(3年、中京大中京高)、木下拓哉(3年、高知高)、鈴木翔(3年、法政二高)、そして投手では船本などなど。ま、詳しいことはいずれ書くことにしよう。今日も1クリックお願いします
2012.10.21
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■3回裏一死二塁の場面、法政大3番・河合完治(3年、中京大中京高)の飛球はセンターへ飛んだ。あらかじめ前進して守っていた高山俊(1年、日大三高)は、打球に身体の正面を向けたまま打球を追う。意外に打球は伸びているようで高山はゆっくりゆっくりと後退する。この時点で、高山の打球を追う姿に緊迫感はない。きっと平凡なセンターなんだろう、ボクにはそう見えた。だがさらに打球は伸びているようで、次の瞬間、高山は慌てたように後ろに駆け始める。そしてフェンス手前まで駆けて、いきなりジャンプを試みる。だが打球は高山をあざ笑うように、突き出したグラブの上を越えて、グラウンドにポトリと落ちた。高山の痛恨のエラーである。記録は二塁打になったが、草野球の世界でよくある「バンザイ」に近いプレーだ。目測を誤ったのか原因はわからないが、このプレーが二塁走者を三進させ、次打者の決勝適時打を誘引した。そしてわずかに残っていた明治の優勝可能性を完全消滅させる原因となった。■法政大対明治大1回戦をテレビ観戦した。明治大 100 000 001 =2法政大 201 000 00X =3(明)●上原ー今岡ー山崎福、(法)○三嶋この試合開始前の順位は下表のとおり。今日から始まる法政対明治戦は、法政が2連勝すれば法政の優勝が決定、一方の明治は1敗すれば優勝の可能性が消滅するという、両校にとって大一番の試合だった。順位大学名試合勝利敗戦引分勝点勝率1法大972030.7782早大1073030.7003慶大1163230.6674明大1274130.6365立大918000.1116東大908100.000■1回表、明治は4番・岡大海(3年、倉敷商高)の適時打で幸先よく先制点を挙げる。だがその裏、法政はすかさず反撃する。1番・建部賢登(4年、桐光学園高)が内野安打で出塁すると、3番・河合、そして復調気配の5番・西浦直亨(3年、天理高)の適時打で2点を挙げて一気に逆転した。3回裏、この回先頭の建部が四球で出塁すると、二進後、冒頭のとおり3番・河合の飛球を高山がエラー。そして先週、史上29人目の通算100安打記録を達成した4番・多木裕史(4年、坂出高)が右前に適時打を放ち、3点目を挙げた。法政はその後も毎回のようにチャンスをつかむものの、あと一本が出ない。「流れ」はいつ明治に転じてもおかしくない状況だったが、法政のエース・三嶋一輝(4年、福岡工高)が明治打線を被安打4と完璧に抑え、チームをV王手に導いた。■印象的なシーンが9回表に、2つあった。(1)一死後、1番・上本崇司(4年、広陵高)が内野エラーで一塁に出塁する。起きた事象はたしかにエラーだったが、上本の「何が何でも反撃するぞ、逆転するぞ!」といった意地が、法政の守備をかく乱させたように見えた。実際には、上本の気持ちの安打だった。(2)そして、この先輩の意地を最も近くで見ていた2番・高山が打席に入る。この時、高山の役目は自分も出塁してクリーンアップにつなぐこと。3回にあったミスの汚名返上のためにも、とても重要な打席だった。ボクは、スラリとした長身で左打席に立つ高山の姿を見ることが好きだ。彼の日大三高時代から。内に秘めた闘志を、高校時代と同じように飄々とした表情が覆い隠す。1球目ストライク(見逃し)。2球目ファール、そしてカウント2ストライクからの3球目。三嶋の渾身の外角球に対し、高山は中途半端なスイングで空振りし、3球三振を喫してしまった。嗚呼・・・。直後、バットを思い切り振り上げ、地面に叩きつけようとしたが途中で我に返った。自分のふがいなさへの怒りと、最終シーズンを戦った4年生たちへの申し訳なさなどが入り混じった複雑な心境だったに違いない。ただ今日の試合は高山にとって残念な結果になったけれども、汚名返上する時間はまだ3年間(6シーズン)も残されている。今後の活躍を祈る!今日も1クリックお願いします
2012.10.20
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今日(10月13日)、東京六大学リーグ・早稲田大対法政大1回戦が行われた。(写真)スタメン早稲田 010 001 000 =2法政大 000 000 100 =1(早)○有原、(法)●船本ー宮崎ー梅田ー本多■早稲田が1点リードで迎えた6回表のこと。この回先頭の1番・中村奨吾(2年)が二塁打を放って出塁する。そして2番・大野大樹(3年・早稲田実)の2球目、中村のリードが大きいと見るや、法政の木下拓哉捕手(3年、高知高)はすかさず牽制球を二塁へ。ところが送球は慌てて帰塁した中村の背中に当たって外野へ転がり、中村は三塁へ駆け込む。早稲田は無死三塁とチャンスを広げ、その後、4番・杉山翔大(4年、東総工高)の適時打が飛び出し決勝点を奪った。牽制球が中村に当たり、二塁にカバーに入った法政・西浦直亨遊撃手(3年)が後逸したことが勝敗を分けたが、交錯した早稲田・中村と法政・西浦は天理高時代のチームメイト。2009年夏は2人一緒に甲子園出場したことがあった。≪アーカイブ≫2009年夏の甲子園エース・菊池雄星(現・西武)を擁する花巻東高の活躍が話題になった。この時、天理高は初戦で富山・南砺福野高に大勝したものの、2回戦で長野日大高に惜敗した。ちなみに優勝したのは中京大中京高。堂林翔太(現・広島)や河合完治(現・法政大3年)らがいた。■さて、現在の中村と西浦のこと。まず中村は走攻守の三拍子に優れた選手。2年生ながらチームの好調を支える核弾頭に成長している。早稲田の試合を見るたび、中村のプレーには目を見張るものがある。今季これまでの打率は.297。安打数11は3位タイ、塁打数(20)と二塁打数(4)はリーグ首位である。一方の西浦は今季法政の4番に定着したものの、打率.207、三振数は10でワースト3に入るほどの体たらく。今日は1安打を放ったが、2打席目は高めのボール球に手を出して空振りの三振を喫した。そのシーンを見ていたボクは呆然としたが、本人もシマッタ!と表情をしかめ、俯いてベンチに戻る姿は、自分自身でもよほど情けなく思ったに違いない。しかし法政が優勝するためには4番・西浦の復調が不可欠である。明日の2回戦は法政にとって絶対に負けられない試合。勝敗のポイントは西浦の打撃にかかっていると言っていい。(写真)法政・西浦直の第4打席。強烈なライナーを放ったが三塁正面に飛ぶ不運。■尚、史上29人目の通算100安打を目指す法政・多木裕史(4年、坂出高)の今日の成績は4タコ。安打数は99本のまま、大記録達成は明日以降に持ち越された。(写真)法政・多木の第2打席。二塁ゴロに終わる。今日も1クリックお願いします
2012.10.13
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■今日(10月6日)、東京六大学リーグ、法政大対立教大2回戦が行われた。法政大 000 000 230 =5立教大 000 000 020 =2(法)○船本-三嶋、(立)●矢部ー井上祐ー小室ー齋藤ー三谷ー川端翔 ■法政が先勝して迎えた今日、法政・船本一樹(3年、桐蔭学園高)、立教・矢部佑歩(3年、立教新座高)の好投で、両チームともに「0」行進が続いた。均衡を破ったのは7回表、法政が無死一塁の場面で、6番・大城戸匠理(3年、寒川高)がバスターを決めて二塁打を放ちチャンスを広げると、9番・船本の左前適時打などで2点を先制した。大城戸が打席に立った時、立教ベンチだけでなくスタンドの観客も100%送りバントを想像したはずだった。事実、大城戸は何度もバントの構えを見せたが、カウント2-1からの4球目を強振し、見事に右中間に快打を放った。(写真)法政・大城戸のバスターが決まる。(写真)法政・船本が先制の適時打を放つ。■勢いづく法政は、8回も立教投手陣を攻めたてた。この回先頭の3番・多木裕史(4年、坂出高)が左前安打で出塁すると、犠打で二進後、途中出場の5番・鈴木翔(3年、法政二高)、代打・岩澤寿和(4年、安房高)、さらに8番・木下拓哉(3年、高知高)の適時打で3点を追加した。(写真)法政・鈴木翔が中前に適時打を放つ。■8回裏、立教は疲れの見える船本を攻め、4番・平原庸多(3年、帝京高)の適時打と5番・松本幸一郎(4年、横浜高)の犠飛で2点を返すが、時すでに遅し。法政はクローザ―・三嶋一輝(4年、福岡工高)を繰り出して、勝利を決めた。これで法政は6連勝で勝ち点3になり、単独首位に立った。法政の勝因を挙げれば、打撃の好調もさることながら、安定した投手陣が一番。昨日好投した石田健大(2年、広島工高)、そして今日好投した船本の先発2枚が成長し、三嶋が後ろにまわれたのは大きい。クローザ―になった三嶋がイキイキとして見えた。(写真)好投した法政・船本。7回2/3、被安打10、奪三振6、与四死球0、自責点2。(写真)法政・三嶋は1回1/3を投げ、4者連続三振を奪う。今日の最速151km。■尚、史上29人目の100安打を狙う多木は、今日の試合で2安打を放ち、100安打まであと「1」本に迫った。来週の対早稲田大戦で記録達成が濃厚。何があってもその瞬間を見に行かなくては。(写真)法政・多木は今日の試合で2安打を放つ。今日も1クリックお願いします
2012.10.07
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■昨日(10月6日)、秋季埼玉県大会準決勝・浦和学院高対聖望学園高が行われた。先発投手は浦学・小島和哉(1年)、聖望・川畑諒太(2年)。■浦学(うらがく)は2回表、この回先頭の4番・高田涼太(2年)二塁ゴロエラーで出塁する。犠打で二進し、二死後、7番・斎藤良介が打席に入る。そしてカウント1-1から放った打球は平凡な三塁ゴロ。だが捕球した三塁手が一塁へ送球した球は悪送球となり、浦学が無安打で先制に成功した。7回裏、それまでほぼ完璧に抑えられていた聖望が、浦学のミスでやっと得点する。二死一・二塁のチャンスに、7番・中島優介(2年)の打球は平凡な投手ゴロ。聖望のチャンスは潰えたように見えたが、小島が一塁へ送球したものの一塁手が捕球できず(記録は投手の悪送球)、球が転々とする間に二塁走者が生還し、同点に追いついた。■8回表、追いつかれた浦学は突き放しにかかる。先陣を切ったのは、この回先頭の3番・山根佑太。山根は先ほど投手の送球を捕れなかった一塁手。記録は投手のエラーであっても、山根は頭を掻いて自身のプレーを悔やんでいるように見えた。そして汚名返上を賭けた打球は、強烈なライナーとなってショートを襲った。ショートの手前で小さくバウンドすると、グラブを弾いて外野へ転々・・・。ショートとレフトの間を転がる打球を見るや、山根は一挙に二塁を狙った。猛烈なヘッドスライディング。タイミングは微妙だったが強引にセーフを奪う。ユニフォームの胸のあたりに土がついて真っ黒になった。このプレーが後続の打者に火を点け、7番・斎藤、8番・小島の連続適時打を呼び、チームの勝利を決めた。■7回裏、スコアが1-1になった時「流れ」は聖望に移ると思ったが、山根が力づくでそれを手放さなかったことが浦学の勝因。そういえば、10月4日の準々決勝(対上尾高戦)でも、スコア2-6と4点ビハインドで迎えた9回裏、一挙に5点を奪い、奇跡的な逆転サヨナラ勝ちをした。すべての選手が勝負の勘どころを抑え、諦めない気持ちで試合に臨んでいる浦学は強い。今日の試合に勝利したことで、関東大会進出を決めた。いや例年と比較して、戦力的にはさほど強力とは言えないから、強いと表現するのは当たっていない。強いというより「負けない」ほうが適切か。浦学は負けない、のだ。今日も1クリックお願いします
2012.10.06
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今日(10月2日)、日本ハムがリーグ優勝を決め、栗山英樹監督が宙に舞った。■梨田昌孝・前日本ハム監督日刊ゲンダイによると、栗山さんと梨田さんの違いは、中田翔の起用法にあるという。栗山さんは、中田がいかに不振であっても、我慢しながらずっと4番で起用を続けた。結果、中田が成長したのだ。しかし梨田さんなら、中田を途中で見限っていただろうと。中田がルーキーだった頃、試合に出場させないことで、プロ選手の厳しさを教えたのが梨田さんだったとボクは思っているが、そうではない見方もあるようだ。いま梨田さんの心境はいかがか?栗山さんがここまでやると想像していただろうか。複雑な心境だろうと推察する。いや、どなたかが書かれているブログのように、「自分にWBC監督の可能性はないのか?」と思案していて、日本ハム優勝など上の空かもしれない。ちなみに、ボクは先日、WBC監督についての某ネットアンケートで、「その他」の欄に梨田昌孝希望と書いたのだけど。■斎藤佑樹・日本ハム投手今季は開幕投手を務め、「持っているではなく、背負っている」と自ら語った。ところが、今季の成績はこれまで18試合、5勝7敗、防御率3.62。悪口を言うつもりはないけれど、お世辞にも「背負った」人の数字とは言えない。つい先頃は二軍に落とされもした。いま斎藤の心境はいかがか?そんな成績ながら、チームは優勝を決めた。歓喜の輪の中心に自分がいない経験はきっと初めてのことと思う。新聞報道によれば、現在はポストシーズンに向けて鋭意準備中とのこと。ただまず大切なのは「マスコミ受けする発言」を封印することじゃなかろうか。きっとそんなことは百も承知なんだろうけど。今日も1クリックお願いします
2012.10.02
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