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優れたアニソン・声優ソング作品を勝手に褒め称えるアニソンしかアワード。まずは、アルバム大賞の発表です。令和初のアニソンしかアワードなので、いきなり大賞の発表です!栄えある大賞は、東山奈央さんの「群青インフィニティ」です!リードトラックの「群青インフィニティ」が、非常に素晴らしい曲で、勇気の翼を与えてくれました。アルバムのレビューは、こちらです。群青インフィニティ [ 東山奈央 ]第2位は、藍井エイルさんの「FRAGMENT」です!正直に言うと、当ブログ主の藍井エイルさんに関する評価はそれほど高くなかったのですが、復帰後の歌には目を見張るというか、耳を聞き張るというか、まさに藍井エイル覚醒というべきもので、とても驚かされました。アルバムのレビューは、こちらです。第3位は、夏川椎菜さんの「ログライン」です!ナンス(夏川さんの愛称)の1stアルバムですが、ナンスが、こんなにロックでファンキーな傑作アルバムをこの世に生み出したことに衝撃を受けました。アルバムのレビューは、こちらです。2019のアニソンしかアワードアルバム大賞は、上位3作品の発表にとどめますが、この3作品のうちからどれを大賞にするのかとても迷いましたし、どれが大賞になってもおかしくないと考えています。この3作品は、当ブログ主が今年聞いたアルバムの中でも群を抜いていました。というところで、令和初のアニソンしかアワードアルバム大賞の記事を締めたいと思いますが、偶然にもこの3作品すべて今年4月発売で、平成最後のアニソンしかアワードアルバム大賞であるともいえます。個人的には、来年こそは、当ブログの音楽レビューの記事を増やしたいです。読んでくださった皆様、良いお年を!
2019.12.31
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青春に似合う言葉は何だろうか。「愚かさ」だろうか、「儚さ」だろうか。そんなことを考えさせられる、「女子高生の無駄づかい」のED曲「青春のリバーブ」。青春の光と影のうち、影のほうが色濃く出てしまった異色の青春ソングです。「暗闇の中 輝く劣等星」とか「あの日は消せやしない 愛しき黒歴史」とか、ネタのような歌詞があるかと思いきや、「青春ってきっと大き過ぎた海」、「いつか 春がぜんぶ連れ去ってしまう」というような文学的な表現も出てくるので、ネタ曲かと思いきや、全体を通して襟を正して聞きたくなるような真剣さが感じられる曲です。やがてくる青春の終わりも自覚されていて、無駄に切ない卒業ソングでもあります。「女子高生の無駄づかい」は、OP曲「輪!Moon!dass!cry!」のほうが目立っていますが、当ブログ主は「青春のリバーブ」のほうが好みです。アニメサイズもよりも、フルで聞くことでより曲の真価を理解することができる曲です。隠れた名曲だと思います。輪!Moon!dass!cry!/青春のリバーブ [ 田中望(CV:赤崎千夏) 菊池茜(CV:戸松遥) 鷺宮しおり(CV:豊崎愛生) ]
2019.12.31
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あざといわ~。「せりこ」(芹澤優さんの愛称)の可愛さを最大限に活かした「デビきゅー」は、言い換えれば、「せりこ」のあざとさが爆発している曲でもあります。自分が可愛いことを自覚している「せりこ」からすれば、自分の可愛さを全面的にアピールすることに躊躇いがあるはずもなく、あざとさがてんこ盛りの楽曲に仕上がっています。「せりこ」のイメージにぴったりな曲と言っても過言ではありません。しかし、それでいて、曲中ではちょっぴり弱気な部分を見せることで、妬みが生まれることを回避。この「デビきゅー」は究極の「私可愛いでしょ曲」です。デビきゅー (CD+DVD) [ 芹澤優 ]
2019.12.30
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これは誰のための音楽なのか!?声優ユニット「TrySail」のメンバーでもあり、ミリマスの望月杏奈役でもある夏川椎菜さん。そんなナンス(夏川椎菜さんの愛称)の曲は、当ブログ主は、1stシングルのグレープフルーツムーンを聞いていましたが、悪くはないけど今ひとつ心に引っかからなかったので、その後のシングルは聞いていませんでした。ですが、アニソン雑誌「リスアニ!」紙上で、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんが、ナンスの1stアルバム「ログライン」(2019年4月17日リリース)を絶賛していたので、聞いて見ました。聞いてびっくりというか、こんなアーティスティックで刺激的なアルバムをナンスがリリースしていたことに、驚嘆しました!詳しくはナタリーのインタビュー記事を読むことをお勧めしますが、特にやりたい音楽がないままソロデビューしてしまったナンスは、グレープフルーツムーンをリリース後、色々な音楽を聴きまくって自分の好きな音楽というものが出来上がり、その自分の好きな音楽をこだわって表現したのが、1stアルバムの「ログライン」なのだそうです。全体的にEDMナンバーが並びますが、1曲目の、なりたい自分になれない、そんなもどかしさを抱えながらも自分らしく歩いていこうとする(いくしかない)「パレイド」からして名曲です。(YouTubeに試聴動画でもあればリンクを貼るのですが、ないのが残念です。)曲調は違いますが、戸松遥さんの「ドーナツ」が好きな人ならばお勧めします。2曲目の「ステテクレバー」は、縦ノリなダンスロックで、ナンス本人が作詞をした曲ですが、まるで、きなこ餅のきなこのように毒をまぶした歌詞が凄い!毒があるのに、曲のおかげか、それほど嫌みではないのも不思議な感覚の曲です。冒頭のこの2曲だけで、傑作アルバム認定をしても良いくらいですが、アルバム全曲アレンジが凄くいいのです。1stシングルの収録曲もアレンジを変えていて、シングルとは随分雰囲気が違っています。ナンス自身がアレンジにかなり(本人曰く「口うるさく」)こだわったそうです。「ラブリルブラ」なんかは、会心のアレンジなのではないでしょうか。また、アルバムの特徴としては、「パレイド」以外でも「シマエバイイ」のように現実と理想の葛藤を歌った曲も多いことが挙げられますが、そこにナンス流のロックを感じます。さて、冒頭に当ブログ主が述べた「これは誰のための音楽なのか!?」ということですが、おそらく、1stシングル「グレープフルーツムーン」は、ナンスのファンのために作られたのだと思います。ですが、このアルバム「ログライン」は、ナンスによるナンスのためのアルバムです。ナンスの大好きな音楽性がギュウギュウに詰め込まれたアルバムなのです。そして、賞賛されるべきは、ナンスの音楽傾向が、非常に高度なアーティスト性(作家性)を保っていることです。アーティスト性が高いという言葉を言い換えれば、自分の表現したいものがあって、それが的確に表現されているのです。当ブログ主は、今まで多くの声優ソングを聞いてきています。歌が上手い声優さんの曲やアルバムは、今ではたくさんありますが、これほどにアーティスト性の高さが感じられるアルバムは、このナンスの「ログライン」が初めてです。万人受けするかどうかは分かりませんが、当ブログ主は、傑作アルバムだと思います。どちらかというと、色々な音楽をたくさん聞いているような人に刺さるアルバムだと思います。「ステテクレバー」をライブで歌っている様子は、TrySailのライブBDで見られます。ログライン (初回限定盤A CD+Blu-ray) [ 夏川椎菜 ] 1.パレイド 2.ステテクレバー 3.ナイモノバカリ 4.イエローフラッグ 5.gravity(Album.ver) 6.キミトグライド 7.フワリ、コロリ、カラン、コロン 8.Daisy Days(Album.ver) 9.チアミーチアユー 10.シマエバイイ 11.ラブリルブラ 12.グレープフルーツムーン(Album.ver) 13.ファーストプロット
2019.12.22
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いったい何者なんだ!?富田美憂さんって。と思わされた富田美憂さんの1stシングル「Present Moment」(2019年11月13日発売)。とにかく、歌声が、えも言われぬほどに、エモい!これは、生まれ持ったエモさなのか!?そう言えば、富田美憂さんの歌は、キャラソンなら聞いたことあるよなぁと思いつつ、手持ちのキャラソンを聞いて見ると、キャラ声ながら確かな歌唱。今までしっかりと、富田美憂さんのキャラソンを聞いてこなかった自分を反省。キャラソンでこの上手さなら、本人名義のソロ曲でも上手いのは当然でした。最近は歌が上手い声優さんが多いので、少々上手だったとしても驚きはしないのですが、富田美憂さんのデビュー曲でのこの歌声には、心をぶち抜かれました。2ndシングルは少し先でいいので、次は1stアルバムを早く出して欲しいです!Present Moment (初回限定盤 CD+DVD) [ 富田美憂 ]
2019.12.17
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必ずしも、美声ではないかもしれない。だが、心のどこかにひっかかる不思議な歌声だ。当ブログ主の能力では、ASCAさんの歌声を言葉にして表現することは、とても難しく感じられる。そんなASCAさんの1stアルバム「百歌繚乱」は、ASCAさんの歌声が多彩な景色を見せてくれる作品だ。「凛」や「RESISTER」といったすでにシングルで発表されているロック曲が、ASCAさんが本領発揮する領域だと思うが、梶浦由記さんが作ったバラード曲「雲雀」や分島花音さんが作った「偽物の恋にさようなら」などでも、ASCAさんの歌声はよく合っている。ASCAさんの歌声は、独特の個性がどうやっても消せないような歌声にもかかわらず、どんな曲でも不思議とぴたりとハマるのだ。そして、その歌声は、その曲ごとに応じた感情を、聞き手に適切に届けてくる。そもそも歌が上手いという歌唱技術の高さもあるのだろうが、歌唱技術だけの問題ではないような気がする。やっぱり、ASCAさんの歌声が、エモーショナルかつ、不思議と説得力を持っているのだ。そのASCAさんの1stアルバムに「百歌繚乱」とタイトルを付けたのは、非常に的を射ている。【先着特典】百歌繚乱 (初回限定盤A CD+Blu-ray) (ポストカード(ASCA絵柄)付き) [ ASCA ]
2019.12.10
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2019年11月6日リリースのまめぐこと中島愛(なかじま めぐみ)さんの両A面シングル。CDは、カップリング曲違いで2種類あるのですが、当ブログ主はハイレゾ配信でカップリング曲も含めて購入しました。発売前にYoutubeで試聴動画を聞いたときから気に入っていた曲ですが、「髪飾りの天使」は、まめぐの天使のウィスパーボイスによるコーラスが絶品です。ただ、フルサイズで2分43秒という非常に短い曲なので、初めてフルで聞いたときは、ダウンロード失敗かと思いました。もう一度ダウンロードをし直しましたが、特に失敗していたわけでも何でもなく、短い曲なんだということが分かりました。短すぎて唐突に終わる感じがあるのが、この曲の欠点と言えば欠点でしょうか。一方、「水槽」のほうは、歌詞が秀逸で、作詞は一体誰なのと思ったら、ポルノグラフィティの新藤晴一でした。新藤晴一さんは、まめぐの4thアルバム「Curiosity」の中の「サブマリーン」も作詞されましたが、今回の「水槽」も含めて、水に潜りすぎなタイトルですwもっとも、この「水槽」は「サブマリーン」とはちょっと違って、重く沈んでいく心が、なかなか浮上できず・・・。それでも最後には・・・。といった心の機微を、真水の水槽に入れられた熱帯魚に例えて歌う名曲です。カップリング曲の1つ「Kailan」は、まめぐのお母様のルーツでもあるフィリピンの歌のカバーです。おそらくは、タガログ語の歌詞だと思います。当ブログ主では、歌詞の意味が全く分からないのですが、それでもリスナーに一つの景色を見せ、感情豊かに歌い上げるまめぐの表現力には脱帽です。もう1つのカップリング曲「夏の記憶」は、冒頭のラップの部分がどうでるだろうかと思って聞きましたが、意外にもハマるというか、癖になるというか。曲全体の中毒性が非常に高く、曲全体から見て冒頭のラップも破綻していません。繰り返し聞くたびに新しい発見があり、全く飽きない曲です。この曲を作った三浦康嗣さんの名前は覚えておこうと思いました。髪飾りの天使/水槽 [ 中島愛 ]水槽/髪飾りの天使 [ 中島愛 ]
2019.12.08
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当ブログ主は、今年2月にTrySailの3rdアルバム「Try Again」を聞いてからずっと、このアルバムをひっさげたツアーのライブBDを絶対に買おうと決めていました!試聴動画を見て、その決意は揺るぎなく、このBDはすごく良いぞ!という確信に変わりました。天ちゃんのソロ曲「VIPER」(天ちゃんの今年のリリースシングルの中で1番好き!)とか、ナンスのソロ曲「ステテクレバー」(ナンスの1stアルバムの中で1番好き!)も是非ともライブで聞きたいという願いも、叶います!もちょのソロ曲も、CDで聞くよりもライブのほうがずっと良いんだよなぁ。「High Free Spirits」を歌ってないのが画竜点睛を欠くと思ってましたが、初回限定版にメドレーで入っているようで完璧です。3人曲は、とにかく楽しそうです。このライブBDを見て、師走を乗り切りたいと思います。TrySail Live Tour 2019“The TrySail Odyssey”(初回生産限定盤)【Blu-ray】 [ TrySail ]
2019.12.04
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今年の夏(7~9月)リリースのアニソン、声優ソングのアルバム編私的総括です。印象に残ったのは、2つのミニアルバムと1つのアルバムです。まず1つ目は、May'nさんの「YELL!!」。最近のアニメタイアップシングルでは、何か深い業ようなものを背負って歌うような曲が多いMay'nさんですが、このミニアルバムは、明るい曲もあって、聞くほうもあまり身構えずにすみますwボーナストラックとして、「ハートライン-May'n ver.-」がありますが、この曲はもともと、アニソン専門ストリーミングのANiUTAで、Wake Up Girls!とMay'nさんとのコラボ曲として限定配信されていた曲です。心をつなぐことがテーマのこの曲を、WUG(読み:わぐ)ちゃんの大ファンであったMay'nさんが歌いつないでくれたのがとても嬉しいです。YELL!! [ May'n ]次は、「きよのん」こと安野希世乃(やすの きよの)さんの「おかえり。」です。2曲目の「生きる」が、タイトルからしてヘビーな曲かと思いきや、軽やかに、かつ、前向きに困難を乗り越えようとする曲です。ありそうで、意外とない感じの歌詞ですね。5曲目の「エイリアンボーイ」は、興味がないのにぐいぐい来る男性を「私外生命体」と表現するなど、歌詞が秀逸です。きよのんは、フルアルバムを出したことはなく、ミニアルバム3枚をリリースしていますが、ミニアルバムは全体の収録時間が短いため、曲を繰り返し聞くのに適しています。なので、ミニアルバムリリース連発ということも悪くないです。おかえり。 [ 安野希世乃 ]フルアルバムは、夏期リリースの作品はあまり聞かなかったのですが、綾野ましろさんの2ndアルバム「Arch Angel」が良かったです。もともとデビュー当時から歌が上手い綾野ましろさんですが、より一層磨きがかかっています。アルバムと同タイトルでもあるアルバム最後のミドルバラード「アークエンジェル」を聞くと、本当に歌が上手くなったなぁと思います。個人的なお気に入りは「caelum」という曲です。とてもカラフルでポップな曲ですが、少々センチメンタルな部分が見え隠れしているのが、曲に深みを与えていてます。アニソン界隈は、群雄割拠のように若手の実力派がたくさん登場していますが、綾野ましろさんは、もっと注目されてもよいアニソンシンガーだと思います。綾野ましろさんをあまり知らないという人は、この2ndアルバム「Arch Angel」から聞いて見ると良いでしょう。Arch Angel [ 綾野ましろ ]
2019.12.01
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