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本日はお休みなので遅くなりました(^_^;)雨が降らなければさいたま市役所巡りを計画していたのですが、次回のロング走は6月5日のマークラン(小田原〜三島52km)となりそうです。
さて本日は【鈴木健司メソッド】について。ここ最近はありませんが、以前は雑誌ターザンやクリールなどでも取材いただき(Pic.1)「ギリギリランナー鈴木健司メソッド」と命名されました。そんな大層なものではありませんが、2007年から行っている完走クリニックの際にサロマ湖完走を目標に作成したのが、この【ウルトマラソンラップ表(Pic.2)】
①START〜50km
5km35:00 1km7:00 50km5:50:00
②50km〜80km
5km40:00 1km8:00 30km4:00:00 合計9:50:00
③80km〜100km
5km45:00 1km9:00 20km3:00:00 合計12:50:00
初めてサロマ湖100kmウルトラマラソンを走る上で13時間という関門がポイントとなります。上記のタイムスケジュールはフルマラソン4時間30分くらいの走力の方がハマるかと思います。ちなみにフルマラソンを3時間30分程度で走る走力があれば、制限時間など気にする必要はないでしょう。その場合はタイムを1分・30秒と短縮させて参考にしてください。100kmと距離だけ捉えると「フルマラソン2回走ってもゴールじゃないの?」と距離だけが遠く感じてしまいます。しかし、キロ7分で中盤からは8分で最後は9分で走ると12時間50分でゴールできるとなると...少しはいけるかも?と思っていただけるのではないでしょうか。
5kmラップはあくまでも貯金が自然に貯まる設定です。先日書いたように【キロ7分は疲れる】と感じている方は理解できると思います。5km35分以内ならば全て貯金になると考えてください。32分30秒ならば2分30秒貯金です。徐々にエイドの利用やトイレの立ち寄りなど、使う時間を加味して序盤に貯めておきます。キロ7分は10km1時間10分なので、30kmで3時間30分以内、50kmで5時間50分以内ならば良いと考え方も簡単です。理想は50km5時間40分くらいで通過できると更に貯金が貯まります。前半50kmまでは悪くても6時間では収めたいところです。
50km以降はキロ8分で構いませんが、敢えて落とす必要はありません。45km〜50kmまでのラップタイムが重要です。どのくらいのペースで走れていたか。45km以降はアップダウンもあるので、37分で走っていれば次の5kmからは40分で良いので貯金は貯まります。これが敢えて落とす必要がない理由です。ラップタイムが落ちてきたならば、落ちてきたなりのリズムを守れば良いのです。逆に50kmまでのラップが35分を超えなかった場合はそのまま35分以内を維持して走ってください。ここでも敢えて落とす必要はありません。
また54km過ぎのグランディアサロマ湖のドロップバックをピックアップできるエイドで長居してしまいます。ここを10分以内の出発にすることでリズムを崩すことなく後半に繋げることも重要です。ここはすぐに出る!という方もいますが、後半の対策を着くまでに確認してやることを決めてすぐに出発すれば短縮も可能です。
60km過ぎから80km出前までは大きなアップダウンはキムアネップ岬の手前だけで基本的には平坦です。この区間でキロ8分で走ることはエイドでの滞在が長くなければ無理なく刻める筈です。
しかしながら距離的も集中力が落ちてくるタイミングなので、刻んでいる5km毎のラップタイムを確認しながら維持していきましょう。
サロマ湖最大のポイントは79.3km関門時間とせず、【80km地点10時間】としてください。これはこの時間をまでに抜けられれば、キロ9分で間に合います。ワッカ原生花園の中には細かなアップダウンが繰り返しあり、また折り返し前には通称モンスターブリッジが立ちはだかっているので、余裕があるタイムで通過したいです。もちろん10時間を過ぎても完走することは出来ますが、ゴールの13時間に対して残り20kmもペースを落とせず、速いペースを維持しなくてはなりません。ここには諦めない気持ちと自力がないと厳しくなりますので、ポイントとして抑えておいてください。
2024年ゴールタイム12時間59分55秒のアート鈴木は30km過ぎから暑さにやられ、35km手前には右足の痛みがありなんとか禁断の痛み止めを使って回復し40kmを5時間で通過しました。この時点で計画の20分遅れでした。
50km以降はキロ8分の予定ですから、50km以降もキロ7分でリカバリーすれば10kmで10分取り戻せる計算で走りましたが、やはりエイド利用と追い込み過ぎると足も残らないので実際には7分30秒平均でしか遅れを取り戻せませんでした。
結果、【ポイントとした80km10時間】には10分遅れの到着。ここでも80km以降キロ9分ペースを8分30秒でリカバリーすれば良いと考えて進んで行きました。目標は90kmで1時間30分残すことでしたが、折り返しのモンスターブリッジの洗礼にあったことと、ここまで遅れを取り戻す意識で頑張ってきた足にも疲れが溜まってきました。
それでもラスト10kmは80kmあれば大丈夫。ラスト5kmはテンションも上がって38分では走れると見込み、11時間38分で90kmに到着した際には我慢していたトイレに立ち寄って残り10kmを80分としました。
ラスト5kmも【秘技電柱走り】で40分を残して通過することが出来ましたが、内転筋の痙攣も出てきたこととコースの登りがあることで、ラスト3kmでは23分程に。ちょっと遅れているなぁと最後のエイドを出たラスト2km地点ではなんと14分しか残らず、今のままの電柱走りでは間に合わないと、歩く距離を短くして必死に走りました。
これにより最終的に決して狙っていない5秒前ゴールとなりましたが、なんとかゴールに繋げましたが、ここでお伝えしたいことは、修正の計画力がどこまで準備できているか、あきらめずに諦めずに『これなら間に合う。止める理由はない!』と気持ちのスイッチを入れて進んでいくことができるかです。
まだ1ヶ月ありますので、具体的な目標タイムから80km通過.60km通過.グランディア出発時間など決めてみてください。下方修正又は上方修正できる計画まで頭の中に入れられればOKですが、リストにしておいても良いと思います。
本番では僕を目印にする方も多いですが、上記のように遅れている可能性もありますので、ご自身の計画をしっかりと立ててくださいね。

#サロマ湖100kmウルトラマラソン
#グランドブルーメンバー
#鈴木健司
#29回出走2回完走
#ギリギリランナー
#2025年は30回目の出走
#2024年は5秒前完走
#アートスポーツ本店所属
#まだ間に合うウルトラ完走クリニック募集中
【ウルトラマラソン資料に関して✏️】 2025.07.02
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