「歩きつなぎの旅」の記録

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タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

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2007.11.29
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カテゴリ: (完結)四国遍路




05:15起床。出発前にもう一度玄関の戦艦模型を見ると、「戦艦武蔵」の艦名プレート。「大和」ではなかった。見送りに出てきた宿の主人「大和と武蔵は同型艦。100分の1の大きさで作ったから2.6mある。壊れたところがあるんで直したいけど、もう年だから・・・」。06:00「松里旅館」を出発。雲間に星がまたたく。

第56番泰山寺をお参り。納経開始時刻10分前にもかかわらず、納経所が開く。ようやく明け始めた田圃の畔道や路地裏の遍路道を通って、次の札所へ向かう。

第57番栄福寺は八十八ヶ所のうちで、たぶん一番「ちんまり」したお寺。お堂も小さいし、境内も狭い。けれど住職の「ミッセイさん」は、「ほぼ日刊イトイ新聞」に 「坊さん。」 という連載を書いていて、ちょっと知られた存在。前回遍路のときに墨書朱印してくれたのは、ミッセイさんの母親と思しきひとだった。

お参りを終えて納経所へ行くと誰もいない。呼び鈴を押すように書いてある。呼び鈴に応えて出てきたのは、ジャージ姿の若い坊さん。写真を見たことはなが、たぶんミッセイさん。納経帳を返してもらうとき、「年末年始でも歩いてまわっているひとは結構いるんですか」と聞いてみる。「ええ、昨日は5人くらい見ました。バスの団体さんは少ないですけど」とのこと。納経所から見送ってくれる。

山道と石段を登って、第58番仙遊寺に着く。「歩いてまわられて大変ですね」納経係の女性が声をかけてくれる。「最近はよく女のひとがひとりで歩いてますねえ。変な話だけど、女性の場合トイレの心配しないといけないし・・・。でも、冬は蛇とか虫とかいないから歩き易いかもね。石段の途中のお加持水、おいしいから飲んでみて」と教えてくれる。お礼を言って出発しようとするとき、「よいお年を」と送り出してくれる。


(後編につづく)

四国遍路-27





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Last updated  2007.11.29 14:13:24
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