女子力低めの主婦があれこれ頑張るブログ☆左膝前十字靭帯+半月板損傷から18ヶ月

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2020.07.04
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図書館で借りた本を読みました。



非凡・平凡・シャボン! 1【電子書籍】[ 若桜なお ]

非凡・平凡・シャボン! 2【電子書籍】[ 若桜なお ]

非凡・平凡・シャボン! 3【電子書籍】[ 若桜なお ]

幼い頃に父を、そして数ヶ月前に母を亡くしたルチアは、なかなか珍しい魔法「シャボン」を使えることもあり、お城の騎士団の洗濯婦をしています。
人力では落ちない魔物の体液の汚れも、ルチアにかかればあっという間に落ち、しかも乾くという魔法で重宝されます。

ルチアが母の看病のため薬草を摘んでいるときに出会ったセレスとは、晴れた日にランチを共にする仲。
しかし、セレスは聖女や王太子たちと共に浄化の旅に出ることに。
無事を祈りつつ普段の仕事をこなしていると、城に魔物が押し寄せます。
腰を抜かしてしまい動けないルチアが唱えたシャボンの魔法で、魔物は戦闘意欲をなくしてしまいます。
その効力を見た騎士たちに感謝され、陛下に報告されると、聖女たちと同行するよう命を受けます。

騎士ガイウスの馬に乗せられ、ハイペースで追いかけると、そこにはセレスが。


聖女は異世界転移してきた日本の女子高生マリアで、あまりにもワガママでぶりっこな振る舞いに周囲は辟易していましたが、ルチアが「この世界の常識や希望を押しつけてきたこと」を謝罪すると、理解してもらえたことが嬉しくて、マリアはルチアと打ち解けます。
聖女も同じ人間、ならセレスも同じ人間、ということで、わだかまりを解消します。

浄化の旅の中で、立場や役割のみで成り立っていた関係は、ルチアによって「気の置けない仲間」となりました。
マリアやルチアの誘拐及び暴行未遂、王太子との婚約を破談にされた隣国の姫によるルチアへの殺人未遂…。
マリアの役目である「浄化」をルチアが行ってしまったことで存在価値を見失ったマリアが、ルチアと仲違いした際にルチアが崖から転落、それを追ったセレス両名が行方不明になったり、助けを求めた先の村で魔物を退治した結果、再び合流するまでの物資を援助してもらったり。
最後の浄化を機にルチアの魔法が失われたために、英雄セレスとただ人となってしまったルチアの関係を引き裂かれたり…

処刑されるはずだったルチアは別の人間として生かされますが、ルチアの死を信じないセレスがガイウスと共に探し回り、情報を得て迎えに行き、マリアと王太子(すでに即位して王となっています)の結婚式で共に挙式することに。

ルチアを一人にしないため、セレスは騎士団をやめて、王から領地を賜り、そこで暮らすことに。
マリアは家族との別れをきちんとしてからまた戻ると言って、元の世界に戻ることに。

マリアが戻ってきたのは2年後、ルチアの一人めの子の出産のときでした。


…3冊もあるのでざっくりとしたあらすじです、面白さが伝わらなかったらすみません。


主人公視点の「ですます」調の文体で書かれる作品は、何かと主人公の心理描写が過剰になりがちなようで、ピッコマで最低3つは読みました。
くどいというか、長いというか、説明たらしいというか。
それで苦手意識を持ちながらも、ぐんぐん惹き付けられていきます。

異世界転移する聖女はだいたい主人公の立ち位置ですが、この作品は違います。
また、マリアが横暴に振る舞うところが苦手だったのですが、ルチアによってマリアの悩み苦しみを理解して、聖女=救世のため力を尽くさねばならない、というレッテルの恐ろしさを知りました。

しかし、そもそも「平和な争いのない世界から来た少女」が、血生臭い戦いや過酷な旅を受け入れられるはずはないのです。
聖女側に何のメリットがあるというのか。

ルチアの明るさや優しさで、パーティー一行が1つにまとまっていく理由がわかります。
そう、なんだか自分もその旅の一員であるかのように、いろんなことを知り、考え、驚き、喜び、泣きながら読めました。

タイトルもイラストも可愛いし、最初はほのぼのとしていたので騙されました。
とても面白くて感動できるお話でした。
セレスとルチアの両片思いの様子は、それこそマリアやガイウスの立場になってニヤニヤしてしまいましたし。
普段なら鈍感すぎる主人公は苦手なのですが、ルチアはあえて気づかないふり、自分が傷つかないように期待しないようにしています。
そしてお約束の、セレスはヘタレ。笑

この作者さんの他の作品も読んでみたいです。





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最終更新日  2020.07.04 22:47:04
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