こころの日記

こころの日記

2005年07月07日
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カテゴリ: バレエ鑑賞
世界バレエ&モダンダンスコンクール
スーパーガラ公演「メダリストたちの競演」
という、長いタイトルのついたバレエ公演に行ってきた。

一言で言い表すと、「都さんサイコー!」に限る。

私の中のベスト3は・・・
第1位 「DARKNESS&LIGHT」 吉田都/フェデリコ・ボネッリ
公演プログラムによると、これは今回のガラ公演のための新作で、高円宮殿下追悼の意味を込められた絵画作品をもとに振付けられたとのこと。
黒い衣装(チュチュというのかどうか、ちょっとふわっとしたかわいい衣装だった)で登場した都さん。
ボネッリも黒い衣装だった。

バレエシューズだったのが、これまた活き活き感があふれていて良かった。
絵画のサブタイトルに~悲しみの果ての光~とつけられていたが、今まで苦労や悲しみを乗り越えたからこその栄光であり、都さんのあの笑顔につながるのではないかと感じた。
最近のダンスマガジンの中で、都さんはボネッリのことについて「彼とは踊りやすい」と言っていたけど、力強くもあり優しくもあり、とても安定感があって「いいパートナーだな~」とか「海外の男性ダンサーはこれがいいのよ」など勝手な感想を抱いていた。
終了後、手が痛くなるほど拍手を送ったのは言うまでもない。
12日のロイヤルの「シンデレラ」でもこのお2人を観ることができると思うと、もう今から楽しみで楽しみでしょうがない。

第2位 「レダと白鳥」 草刈民代/レモンド・レベック
予定されていた演目を変更しての上演で、もちろん私にとってははじめてみる作品。
草刈さんの踊りはあまり好きではないけど、こういう現代の作品はとても彼女に合ってるのだな~と感じた。

第3位 「ライモンダ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ 志賀三佐枝/山本隆之
もうこれは新国立劇場バレエ(にわか)ファンとしては外せまい。
ここでまたしても志賀さんの全幕公演の現役引退は早すぎる・・・という思いでいっぱいになってしまった。

このお2人の古典全幕バレエをたくさん観たかったな。
そういえば、この「ライモンダ」の音源がとても良かった。
というか、1部の2作目「ジゼル」の音源がひどすぎたんだと思うけど、「さすが新国立」だった。



このほかに、平山素子さんの「Revelation」は自作の作品ということであったが、1999年のコンクールで金賞をとっただけあり雰囲気があってよかった。
スヴェトラーナ・ザハロワ/アンドレイ・ウヴァーロフの「ドン・キホーテ」はつい最近観ていたせいか、それほど驚きはなかった。

田中ルリ/ラスタ・トーマスの「海賊」も、やっぱりルジマトフのアリと比べてしまって、ちょっと盛り上がりに欠けてしまった。
アナスタシヤ・チェルネンコ/デニス・マトヴィエンコの「眠れる森の美女」はまあこんなもんかなと・・・


こういうように感じるようになったのって、これまでいい舞台にめぐりあってこれたからなのか、ただの好みの問題なのかよく分からんけど、まあいいか。



とにかく都さんの素敵な舞台を観ることができて、とっても幸せな1日だった。










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最終更新日  2005年07月09日 23時47分35秒
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