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2010年03月23日

先日、杉並区だかどこだかの年配の栄養士の方が、
一人暮らしの若者の食生活を調べ、余りに乱れているので、
味噌汁で食生活を改善する活動を行っているという報道が確かNHKであった。

「休みの日にまとめて野菜を下茹でしておくのがポイントです。」

…や、休みの日だと？有り得ない！！

この方に限らず、食育をやっている方にはよくこういう「まとめて作る」を推奨するけど、
それは間違っていますと声を大にして言いたい！

まず、こういう食生活が乱れている人は、そもそも料理が嫌いか下手なんです。
だから出来合いのもので済ませてしまう。

「面倒くさくてやる気しない。」

いや、むしろそれこそが面倒で、料理していないと言っても過言ではない。

それに加え、私の様に、
「調理してから時間が経った食べ物を食べるのが好きでない」
とか、
「一旦冷凍したものを解凍して食べる位なら今日新しく買った方から食べたい」
とか、
「毎日同じものを食べ続けられない。」
という人もいくらでもいるだろうから、そのやり方は受け入れられない。
私はどうしているか。
私はむしろ、ずぼらスピード料理でお馴染みの奥園壽子さん方式を取っています。

直径18センチ程度の、普通に売っている中で「最小サイズ」の鍋とかフライパンを使って1食分だけ作ります。
あの、お湯を大量に沸かして一輪茹でねばならないほうれん草も、
2株位だけ、しかも切ってから茹でます。
丸ごと茹でるより速いし、灰汁を洗い流すのも一瞬。
また、ポテトやニンジンはラップして4分程度チン！

よく洗ってあれば、皮も剥かなくてOK！
肉や魚はもちろん少量買いし、
余っても冷蔵庫のソフト冷凍機能で冷凍して数日内に使い切りますが
(カチカチに凍ったら、またやる気しない)、
悪くなるのが気にならない乾物を多用するのも手。
奥園さんのレシピを参考にして、せいぜい3食分だけ作ります。
乾物はヒジキや麩や切り干し大根を見ても分かる通り、
大体が既に食べるサイズになっているし、
奥園さんの料理はだいたい下ごしらえがいらないので、鍋に投げ込んで少し煮て終わり。
やっぱ、これでしょう！
「そのひと手間」ほど、料理嫌いがやりたく無い事はないんです…

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