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2021.04.30
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カテゴリ: なろう小説



【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたか
https://novel18.syosetu.com/n3848gt/


 第6作は執筆中です。少々時間はかかるかもしれませんが、22〜25話見当で現在進行中です。

 第3作の 氷室城夜戦 〜 関東管領を丸投げしたら少年は救われるかもしれない (R15版) では、船を使っての上野国からの逃走、第4作の 江戸城燃ゆ 〜 武の本場で狐の姫君たちが無双する (R15版) では、古河を占領してからの河川を利用した兵力移動で電撃的な江戸攻略をやってみました。

 なかなか内陸で水軍の活躍する軍記物が少ないもので、特殊作戦ですけど船を使って見たかったのですよねえ。

 特に第4作の前半で古河を取りましたから。古河は関東公方正統の古河公方がいたわけで、天文年間は関八州の首都だったわけです。関東の政治的権威として置かれた鎌倉公方が古河に在所を移したのは、もちろん乱や幕政の混乱のおかげです。ただ、古河が選ばれたのは、産業(特に製鉄と窯業)の発達と、商業が繁栄しており、それらを支えたのが、利根川(下流で隅田川)、渡良瀬川(下流で江戸川)の水運のおかげなわけです。しかも、関八州を俯瞰すれば、ほとんど「ヘソ」と言える所にある。

 交通の結節点だからこそ経済も繁栄し、政治的中枢にするのも都合がよかった。今の古河は関東地方のメリハリのない市街地連担のおかげであまり目立ちませんが、なかなか古都としての風情や風格があります。昔は下総の、今は茨城県の端っこという感がありますが、それは行政区画の都合のせいでしかなく、今も昔も人為的な境を越えた都市圏を形成しています。ちなみにヤマザキビスケット、山崎製パンは、古河が発祥ですね。

 さて、これが戦国時代の前半のうちに強力な政治権力で統合の象徴として蘇り、交通を守護するしっかりとした水軍もあり、2つの大河川が江戸湾とつながって強力な経済圏が見えてきたら……え? ファンタジー軍記で政治史、社会史めいたことをつぶやいていると違和感ありますかね?w でも、そういう考察めいたことをやりたくて、小説を書いているもんですからねえ。





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最終更新日  2021.04.30 06:00:58
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