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2021.05.30
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カテゴリ: なろう小説



【R18】河越城奇譚 〜 城はいかにして内から喰われたか
https://novel18.syosetu.com/n3848gt/

 第6作書いてます。迷った挙げ句、スタンダードな軍記風、三人称だけど、視点を絞ることにしました。九尾の狐さんたち対北条という軸はあるにせよ、ちょっと拡散しすぎたので、方向を修正して、既に書いてあったとこの一部を換骨奪胎しています。

 江戸の都市化が何十年か早く始まるよ……ということを第4作で匂わていますが、江戸に住む人の本質はあまり変わりそうにないですよね。

 本質は、巨大な田舎。北条家の支配下で重要な拠点ではあっても、今ひとつパッとしないのが江戸です。道灌が基盤を築いて、扇谷上杉の隠居城にされたとはいえ、日本の首都になるというほどの想像力は刺激しなかった土地だと思うのですよ、やっぱり。浅草寺や品川から日比谷にかけての湊の賑わい、さらには利根川、江戸川の河口付近の湊の賑わいはあったにしてもね。

 その繁栄は稀代の都市計画家である徳川家康のおかげだろうと思うわけですが。

 元々、関八州という土地柄が猛々しい土地であり、そこに集う下級武士や、下級武士との垣根が低い農漁民、さらにはアウトローが江戸に集まり、江戸時代の前から労務者にも、職人にもなり、一丸となって早口で喧嘩っぱやい江戸っ子なるものを形成していったんだろうと思うんですよね。

目には青葉 山時鳥 初松魚



 鰹に関しての川柳ですが、見栄っ張りの「いきがり」(粋がり)も、そういう喧嘩っぱやいからの派生した気質ですよね。脂身の旨さでは、秋の「戻り鰹」の方が上手いのに、見栄で「いち早く初物を食った方がエライんでえ」って調子。無礼討ちが実質非合法化されていく中で、やれるものならやってみろと、侍を挑発する町民が続発するという……そういう子供っぽいところもまた江戸っ子ですよね。

 まあ、そういうあたりも戦国時代以前からの関八州の気質なんですかねえ。





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最終更新日  2021.05.30 09:01:01
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