2006年05月13日
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テーマ: たわごと(27382)
カテゴリ: 雑考生活


もちろんこれはイケナイことであり、「借りたものは返す」というのは幼稚園の子供でも知っている世の中の基本的ルールである。しかしここだけの話、あらためて自分の本棚のあたりを見回すと、随分以前にヒトに借りてそのまま返せないでいる本(又は映画のDVD)などが、実はいくつかある。考えると、他人からハサミとか傘とかを借りパチしたことはないのだが、本は特に借りパチしやすい傾向があるようである。なぜか?

たとえば傘とかハサミなどは、借りたらすぐ使うというのが常で、借りるときももちろん自分から貸してほしいと頼む。対して、本などは自分から頼んでいなくても「これ面白いから」と勝手に貸してくれる場合があり、また、借りてもその場ですぐ読み始めるというものでもないので、借りてから手をつけるまでにタイムラグがある。そもそも自分で身銭を切っていないせいもあって、他に読むべき本のストックがあったりするとさらに優先順位は低くなり、気が付くと平気で1ヶ月ぐらい経ってしまっていたりする。

せっかく借りて時間も経ってしまったので今さら読まずに返すわけにもいかないと思い、そのうち読むつもりで手元に置いたままボヤボヤしていると、あっという間にまた1年ぐらい経ってしまう。うわーこりゃいかんなぁと思いつつ、それでもなかなか読む順番は回ってこず、そのうち貸してくれた当人とは次第に疎遠になってしまい、ますます返しにくくなっていくのである。その結果、こうしてある日本棚を眺めていると、借りパチしている本がまたひとつ増えているのに気付き、今さら返せないよなぁと良心の呵責に苛まれるのである。とまあ、ワタシの場合大体がこういう構造になっておるのである。←偉そうに言う事でもなんでもないのである。反省。

借りパチをしないための方法は2つしかない。ひとつは、まず「とにかく他人から本は借りない」ということである。どうしても面白いからなどと薦められて自分もそう思ったら、とにかく自分で買うことである。ふたつめは、借りるのではなく、必ず「もらう約束をする」ことである。一旦もらってしまったものは、いつまで読まなくても一向に平気だし、返却も気にしなくて良い。しかし、一旦自分のものになった瞬間、すぐに読んでしまって一刻も早く返してしまいたくなるから不思議である。






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最終更新日  2006年05月16日 02時23分42秒
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