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alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 塩野さんの文章が簡潔なのは ラテン語から…
Julia3835 @ Re[1]:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) alex99さん >明けましてお目出度う御座い…
alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 明けましてお目出度う御座います 本年もよ…
Julia3835 @ Re[1]:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) alex99さん、コメントありがとうございま…
alex99 @ Re:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) ダーウィンが神を殺したと思います それだ…
2023.03.29
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カテゴリ: 読書
廣野由美子 桒山智成 著
『​ 変容するシェイクスピア
  ラム姉弟から黒澤明まで』
  筑摩選書

皆さんご存じのとおり、シェイクスピアが書いたのは演劇台本です。
しかも当て書きで、役者のイメージに合わせてセリフが書かれたそうです。

けれども私自身、最初に接したのはラム姉弟による『シェイクスピア物語』でした。
台本は、小中学校の学芸会で、リア王とヴェニスの商人に出たときに

本物の(役者が演じる)シェイクスピアの舞台を見たのは大人になってからで、
おそらく、ほとんどの人が私と同じではないでしょうか。

さらに私はアガサ・クリスティーが大好きで、作品中に引用されている
シェイクスピアの文章にも心惹かれていました。
赤毛のアンにも、いろいろ引用されていますね。

そんな私が最近読んで面白かったのがこの本です。

目次(抜粋)

はじめに

序章 小説の中のシェイクスピア――『高慢と偏見』『大いなる遺産』『赤毛のアン』ほか 廣野由美子
 1 小説に現れたシェイクスピア
 2 シェイクスピア、二〇世小説世界へ

第1章 劇場の中のシェイクスピア――『ロミオとジュリエット』 桒山智成
 1 シェイクスピアの台詞と劇場
 2 シェイクスピアの台詞とライブ上演の感覚
 3 シェイクスピア作品の重層性

第2章 子供の世界のシェイクスピア――ラム姉弟の『シェイクスピア物語』 廣野由美子
 1 ラム姉弟の人生と文学活動
 2 劇から物語へ
 3 メアリの喜劇とチャールズの悲劇

第3章 映画の中のシェイクスピア――『ヘンリー五世』『蜘蛛巣城』 桒山智成
 1 ローレンス・オリヴィエの『ヘンリー五世』
 2 黒澤明の『蜘蛛巣城』

あとがき
引用・参考文献 

著者は「はじめに」で、こんなことを述べています。

日常の中で、何かの記事やエッセイなどを読んでいるときにも、そこにシェイクスピアがひょっこり顔を出す文章に、しばしば出会う。さりげなく触れられたシェイクスピアの作品や登場人物の名を目にしただけでも、私たちはにわかに「人生」の一側面の深みを垣間見るような感覚を味わう。シェイクスピアは、時空を超えて、私たちの想像力をその人間ドラマの世界へと一気に引きずり込み、人が生きるとはどういうことかを、具体的な実例の形で教えてくれるからだ。

まさにクリスティーやモンゴメリの小説でも感じることです。
ついでに言いますと、注釈を見る前にそれが
シェイクスピアの引用だと分かると、なおさら嬉しくなったりします。

シェイクスピア(の本)を読むときに感じる台詞の多さや





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Last updated  2023.03.29 16:26:45
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