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alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 塩野さんの文章が簡潔なのは ラテン語から…
Julia3835 @ Re[1]:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) alex99さん >明けましてお目出度う御座い…
alex99 @ Re:塩野七生『ギリシア人の物語』(46/52)(12/18) 明けましてお目出度う御座います 本年もよ…
Julia3835 @ Re[1]:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) alex99さん、コメントありがとうございま…
alex99 @ Re:中川毅『時を刻む湖』(41/52)(12/02) ダーウィンが神を殺したと思います それだ…
2023.05.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
杉本鉞子『​​ 武士の娘 ​​』

この本は、もともと英語で書かれた本です。
1923年12月から1924年12月までアメリカで発行されていた雑誌
「アジア」に「武士の娘」という原稿が掲載され、1925年に単行本として発行されました。
ですから、ほぼ100年前の本ということになります。

著者の杉本鉞子(えつこ)は明治6年に長岡藩の家老、稲垣家に生まれました。
国が大きく変わっていましたが、家には召使がいたり、
爺やがいたりした古い家柄です。

「文明開化の窓」と称する非公式の旅で、
変わりゆく日本の姿を鉞子に伝えたことなど、興味深く読みました。

時代は明治に変わっても、人々の心はすぐに変わるものではありません。
それでも、新しい時代の到来、さらには結婚して渡米という新しい環境にも
チャレンジしていく鉞子の姿には感銘を受けました。
若いころにこの本に出合っていたらと、少し残念にも思いましたが
今読んでも十分楽しめました。

鉞子がこの本を書くきっかけとなったのは、夫の死による
経済的な必要に迫られてのことでした。
異国で一人で子どもを育てるのも、さぞ大変だったことでしょう。

最近、新しい訳による本が出たようですが、私は旧訳で読みました。

比較はしていませんが、趣のある言葉づかいで好ましかったです。

次回は原著に挑戦したいです。(いつのことやら)





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Last updated  2023.05.19 14:50:41
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