のろのろ台風のせいで蒸し暑く、なんどき大雨が降るかわからないからなるべく外に出ない、今日もそんな。こんなときブログが書ける。
寂聴さん伝記に影響を受けて、 与謝野晶子現代語訳『源氏物語』
なるほど、円地さんのより現代語にちかく、歯切れがよくて読みやすい。
しかしこれが意外と大変、ごちゃごちゃとストーリーが入り組んでまどろっこしい。「桐壺」から「榊」までやっと進んだ。やっぱり若い脳でないとね。わたしだって昔は『カラマーゾフの兄弟』などすいすいだったのに。
まあ、がんばって円地文子訳と岩波文庫の古文とつき合わせて楽しんでいこう。
なつかしく思い出すのはむかしリンクしていたパテイさんから「おもしろく行こうぜ源氏物語」をメルマガしてもらったこと。あらすじがわかり、しかも漫画的解説で超おもしろかった。だけれどもパテイさんは天国にいってしまった。
8月に読んだ本
| 『夜の樹』 | カポーティ |
|---|---|
| 『さむけ』 | ロス・マクドナルド |
| 『クラクラ日記』 | 坂口三千代 |
| 『草の琴』 | カポーティ |
| 『秘密の花園』 | バーネット |
| 『寂聴伝』 | 齋藤慎爾 |
カポーティは好きになった。
『草の竪琴』
は少年と叔母の老嬢の愛情物語り、つまりみ孤児にちかかったカポーティと従姉の老嬢との思い出で、独特な詩情溢れる絆の様子が文章から立ち上る。
『秘密の花園』バーネット
これぞわたしのインタレスト読書欲の原点。おもしろくてもっと読みたいと夢中になった最初の本の新訳。
しかし、大人になって、もとい、老たけていかに?と読み進めどドキドキ感はあったものの構成の粗が目に付いてしまった。
カタストロフになるもヒロインのメアリがどこかへ行ってしまい、コリンが主人公でもなし、どう収めるの?という尻切れトンボだったとは。あらら、村岡花子さんの訳が偉大であったのか知らん。
2024年8月の読書まとめ 2024年09月05日
街はがらがら 2024年08月14日
2024年6月の読書まとめ 2024年07月10日
PR
カテゴリ
コメント新着
七詩さんサイド自由欄
フリーページ
カレンダー
キーワードサーチ