やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

2014年04月21日
XML
カテゴリ: 読書メモ

有吉佐和子さんの 『恍惚の人』
才女といわれた作家の文章はやはりすばらしい
てだれている
読みやすいとはこういう文章をいうのだ

大ベストセラーになったあの時
読んだわたしは31歳のころ
それから40年あまり
「恍惚の人」は「認知症」と言う病気なり
と世間で認知され進化しているが
老人人口がますます増え
老人問題も多角化してしまったこの時代

あの時の衝撃が今や違った意味での衝撃と共振になった

まず
この小説は主人公の昭子を40代後半に設定してあるので
昭子が舅の老化現象から「老い」を看取るの大変さと
自身が「老いに向かう不安」を感じたようには
まだまだわたし自身深刻に考えていなかったこと

そして
わたしが当年になった現在の状況を踏まえたときどーすらゃいいのか、ひとごとではないのだから
なんとも皮肉な小説であることよ

もちろん
冷静なふりをして、この老後問題に理知的な行動をとっているつもりになっているんだ
けどこころのなかは不安だらけ、、、、、









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年04月22日 07時42分03秒
コメント(6) | コメントを書く
[読書メモ] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
オーキリ  さん
高齢者の4人に1人が認知症もしくは軽度の認知症状とは・怖ろしや

認知が原因の行方不明者も年間1万人

関西では自分の名前もわからない認知症の男性が見つかった場所に関連した仮名をつけて貰い施設で暮らしていたのだけど
病気が見つかり家族の了承が必要な治療(胃ろう?)のためには
どこの誰であるかの認定が必要とかで
写真付で(このひと誰かご存じの方)的な記事が掲載されて
ました

認知症を患っても手厚く介護される方
家族に虐待される方(・・意外に多くてびっくり)
このように行方不明のままの方

認知症後の人生もさまざま

(2014年04月22日 15時36分55秒)

Re:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
朱鷺子6565  さん
ばあチャルさん
おはようございます~
パソコン画面に戻ったのね~お帰りなさ~~~い!!あれ?ちがったっけ?
あのさ、私も昔昔、その本は読みました~~
あのころは、ふうう~~んと思っただけなんですがね。
現実になってしまいました。
その上、だれもかれもヘン。
私達は決して呆けないと思いたい・・・・?
でもさ、
おしゃべりしてても、言葉が出なくなるのよ・・どきりとする事が多いのね。
言葉が出にくくなるのはボケではないといわれるけれど、
やっぱり多すぎるのは、ボケでしょう?
それが、私なのよ。怖いわ~~
時々「あれ、何だったかしら?」と聞くと、82才の夫が、ちゃんと答えてくれて・・・涙涙涙・・・・

(2014年04月23日 05時04分50秒)

Re[1]:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
ばあチャル  さん
オーキリさん

このごろおっしゃるように
TVニュースの時間にキャンペーンのごとく
認知症の問題を提起されているのをみます

ひとごとではないのだけれど
じゃあ老人自身はどうすればいいのか

自分で病状がわかれば病気ではないのかもしれないし
(ぼけが認知出来ればぼけてないもの)
相方やご近所の老人の様子を観察するのがいいのか
頭抱えますね

健康診断ではなく認知症診断を強化!?
なにかさむざむしいなぁ




(2014年04月24日 08時07分42秒)

Re[1]:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
ばあチャル  さん
朱鷺子6565さん

>ばあチャルさん
>おはようございます~
>パソコン画面に戻ったのね~お帰りなさ~~~い!!あれ?ちがったっけ?

いちにちおくれのおはようございます

そうです
東京ではPCがないから
ガラ携帯をスマホにしたいのですが
まだでーす

>あのさ、私も昔昔、その本は読みました~~
>あのころは、ふうう~~んと思っただけなんですがね。
>現実になってしまいました。
>その上、だれもかれもヘン。
-----

お読みになったのですね
むかし姑が
「なってみなければわからないよ」
と言っていたのがよくわかるようになりましたね(笑

>私達は決して呆けないと思いたい・・・・?
>でもさ、
>おしゃべりしてても、言葉が出なくなるのよ・・どきりとする事が多いのね。
>言葉が出にくくなるのはボケではないといわれるけれど、
>やっぱり多すぎるのは、ボケでしょう?
>それが、私なのよ。怖いわ~~
>時々「あれ、何だったかしら?」と聞くと、82才の夫が、ちゃんと答えてくれて・・・涙涙涙・・・・
-----

同年代の友人やご近所の方の会話でもそうです
いやになりますが
自分だけじゃない!とおもうと
少しは気が楽(あれ?

(2014年04月24日 08時16分59秒)

Re:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
alex99  さん
私の母が
・ 認知症
・ 寝たきり
両方、発症しました
原因は、多発性脳梗塞ですけれど

認知症って
単に
本人や家族に不便なだけではありません

私の場合
母が、私を認知しない
私が見舞いに行っても、だれだけわからない

そういう恐ろしいことになります
エゴイスティックに、私から見れば
他人になってしまうんです
共通の記憶も、意識も失って

これは
恐ろしくて悲しいことです
母の認知が進んで
植物人間的になった後
正直言って
見舞いの回数も、ガックリ減りました
在園期間の限界で
施設を変えて、遠い場所になった事も原因でしたが

そういうことにも
ひどい罪悪感を感じて
さらに辛かった (2014年04月27日 14時38分55秒)

Re[1]:ひとごとが自分になったとき(04/21)  
ばあチャル  さん
alex99さん

>私の母が
>・ 認知症
>・ 寝たきり
>両方、発症しました
>原因は、多発性脳梗塞ですけれど

>認知症って
>単に
>本人や家族に不便なだけではありません
-----

そうでしたね
エキサイティングでハードなブログをアップなさっている陰で
そういう非情な精神的な苦痛をなさっていらしたと
わかったときには衝撃でした
単に不眠症ではなかった!

>私の場合
>母が、私を認知しない
>私が見舞いに行っても、だれだけわからない

>そういう恐ろしいことになります
>エゴイスティックに、私から見れば
>他人になってしまうんです
>共通の記憶も、意識も失って

>これは
>恐ろしくて悲しいことです
>母の認知が進んで
>植物人間的になった後
>正直言って
>見舞いの回数も、ガックリ減りました
>在園期間の限界で
>施設を変えて、遠い場所になった事も原因でしたが

>そういうことにも
>ひどい罪悪感を感じて
>さらに辛かった
-----

ちらと書かれた
「お母様の見舞いも遠のく悪い息子」
というフレーズも覚えております
わたしはalexさんの奥深い気持ちがわかりました

*****
たまたま昨日
105歳姑の容体急変の報がありまして
また入院騒ぎ
一日中落ち着きませんでした
このところ姑は
施設と病院を行き来している状態です

東京からでも遠いところに姑は居るので
そのたびに大変な移動と疲労
こちら(わたし)も「いいかげんにして!」って
気持ち正直ありますが、息子(夫)は複雑ですね

105歳ならもういいってことではありません
たとえ息子がわからなくなっていても、、、

だまりこくっている夫を追い立てて
しばらく忙しくなりそうです

しかし
この母親にたいする接し方を見ていると
わたしは夫もすこしボケてきたのではないかと
このごろ、とても不安になっています
4歳上だけなんですが
母親の状態に一時動揺していると思いたいです

あ、とりとめないことです(笑


(2014年04月28日 08時50分03秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ばあチャル

ばあチャル

コメント新着

ばあチャル @ Re[3]:白内障手術(06/11) todo23さんへ メガネの話題でもりあがる…
todo23@ Re[2]:白内障手術(06/11) ばあチャルさんへ 会社にいる頃は遠近両用…
ばあチャル @ Re[1]:白内障手術(06/11) todo23さんへ 「近く」を選択すると読書…
todo23@ Re:白内障手術(06/11) ばあチャルさんは「近く」を選択したので…
ばあチャル @ Re[1]:年賀状じまい(01/07) オーキリさんへ お互い元気で何よりです…

お気に入りブログ

小田原へ行ってきま… New! ひよこ7444さん

週刊 マンガ便 富… New! シマクマ君さん

10/6-2:襟裳砂漠と… New! 天地 はるなさん

昭和を代表する青春… New! tckyn3707さん

東京タワー 七詩さん

政界のジャンヌダル… alex99さん

フリーページ

耽溺作家の作品群


山本周五郎の世界


清張ワールド


クリスティの手のひら


時代物の神様正太郎


宝石箱


子供の頃の読書


作家別読了記録【あ】行


【あ】 日本文学


【ア】 外国文学


【い】 日本文学


【イ】 外国文学


【う】 日本文学


【ウ】 外国文学


【え】 日本文学


【エ】 外国文学


【お】 日本文学


【オ】 外国文学


作家別読了記録【か】行


【か】 日本文学


【カ】 外国文学


【き】 日本文学


【キ】 外国文学


【く】 日本文学


【ク】 外国文学


【け】 日本文学


【ケ】 外国文学


【こ】 日本文学


【コ】 外国文学


作家別読了記録【さ】行


【さ】 日本文学


【サ】 外国文学


【し】 日本文学


【シ】 外国文学


【す】 日本文学


【ス】 外国文学


【せ】 日本文学


【セ】 外国文学


【そ】 日本文学


【ソ】 外国文学


【た】行


【た】 日本文学


【タ】 外国文学


【ち】 日本文学


【チ】 外国文学


【つ】 日本文学


【ツ】 外国文学


【て】 日本文学


【テ】 外国文学


【と】 日本文学


【ト】 外国文学


【な】行


【な】 日本文学


【に】 日本文学


【ぬ】 日本文学


【の】 日本文学


【ノ】 外国文学


【は】行


【は】 日本文学


【ハ】 外国文学


【ひ】 日本文学


【ヒ】 外国文学


【ふ】 日本文学


【フ】 外国文学


【へ】 外国文学


【ほ】 日本文学


【ホ】 外国文学


【ま】行


【ま】 日本文学


【マ】 外国文学


【み】 日本文学


【ミ】 外国文学


【む】 日本文学


【メ】 外国文学


【も】 日本文学


【モ】 外国文学


【や】行


【や】 日本文学


【ゆ】 日本文学


【ユ】 外国文学


【よ】 日本文学


【ら】行 【わ】行


【ラ】 外国文学


【り】 日本文学


【リ】 外国文学


【ル】【レ】【ロ】 外国文学


【わ】 日本文学


【ワ】 外国文学


【共著】【マンガ・コミック】


「読みたい本・注目の本」記事録


『世界の「今」に迫る10冊』


吉屋信子『私の見た人』の昭和の作家


ウェヴスター『あしながおじさん』に出てくる本


日本の作家(ちくま日本の文学全集収録)


昭和の作家(1962年 朝日新聞記事より)


映画鑑賞会


2024年


2025年


カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: