『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム』 一神教の連環を解く
菊池章太(ちくま新書 初版2013年)
という本をたまたま1月25日に読了していた
折しも過激集団「イスラム国」のインターネットをつかった日本人人質事件の渦中だった
自己責任や首相の中東訪問時期、日本の立場などわたしの頭はめまぐるしくめぐるのだが
いちばん思うのは平和ボケ鎖国日本にとっていいチャンスだということ
あの敗戦後、苦しかったけれどもなんとか繁栄し
きれいに近代化された日本、自由を謳歌しているようバブルははじけたけれど、世界にも経済進出して
なんとか、かんとかあっぱれに生きているような日本
しかし、世界は甘いものではない
この本にもあるのだが
中東にただひとりの神があった
ユダヤ教が一番最初、枝分かれしてキリスト教、イスラームの順番だ
そうして元がおなじ神を畏れた人々はおなじように寛容と不寛容を繰り返しているのだと
相手、つまり枝分かれした神々信者は枝分かれを絶対許さないらしいのだお互いとことん根絶やしにしないと気が済まないらしい
わたしなどは神社に詣で、帰りにお寺に参るなど平気そういう節操ない日本人にとって想像もできない憎しみの連鎖、連環
に、飛び込むのはやっぱり大変なことなのである
いや、この距離がなくなった地球に
日本という国だけが縮まってはいられないから
すこしでも西欧や中東や亜細亜や阿弗利加のことを知らなければならない本当に知っているかどうかを知らなければいけない
わたしという歳も歳で何役立つわけでもないのだけれどもすこしでも勉強して知ることだけでもいいのではないかと思う
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