筒井康隆『七瀬ふたたび』と『エディプスの恋人』
かなり前に『家族八景』を読み、上記とを合わせて3部作と知りましていつか読もうと思っており、やっと果たしたのです
昭和の懐かしいお作だとは思ったものの「読書メーター」を見てみれば、最近・現在も読まれ続けている
ということがうなずける、傑作ではございました
超能力を持っているからとてそういう異質の人間が排除されるというテーマは流行りました
わたしが読んで印象深かった本はゼナ・ヘンダースンのピープルもの
『七瀬ふたたび』
でも七瀬たち超能力者は排除するものと戦いになり、
凄まじい戦闘の末、敗れてしまう
異なものは生きられないのか?
そして 『エディプスの恋人』 はパロディや暗喩が哲学的思索に
ここで七瀬は排除はされない、それは大いなるものに守られているから、らしい
おおきくいえば宇宙空間の地球上で人間が生かされているのであって
自由意思で生まれてきたのでもなく、状況を変えられもしないのであるという
ま、基本そうなんですけれどもね
わたしたちは自分だけの意志で生きていると思いたいだけなんです
自分の意志で生まれてきたわけではありませんから、仕方ありません

よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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