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10月19日 晴れ 8:37 スタート ゲートがクロズする最後の週末。樽前山7合目はずっと下の林道まで渋滞なので車から降りる準備をしたら駐車場に上がってUターンして良いとの指示を得た。カリカリ路面をクリアした駐車場で手早く荷物を降ろして夏タイヤの車を見送る。今日は樽前山の西山経由で風不死岳に縦走し北尾根コースから下山の予定。(↑)8:40 秋晴れに白い縞模様の樽前山が美しいトイレ前も登山道も人の波だが足元は雪が凍ってツルツルの階段。 歩きながらザックのポケットに手を回したら軽アイゼンの手応えが無い! 残念。下山は北尾根だから凍りアンバイがやおら心配になった。 案じても仕方が無い。空は澄み切り2.30分で日高山脈や夕張山地が見え出した。 9:17 外輪山の分岐に到着するまで何度も遠望を楽しむ。 微風も無くまさしく登山日和。(↑)9:35 左前方の西山を目指して外輪山歩き カルデラが大きい3重式活火山の樽前山。その熔岩ドームは天然記念物に指定され東周りより迫力がある。 間も無く奥の院だが戻って来る人に何度も出会う。 太平洋岸に苫小牧市の立ち上ぼる煙が特徴。 素晴らしい展望を撮影しながら足元の雪に冬を感じる。 (↑)10:02 西山到着 黒い熔岩ドーム越しに日高の山並みを見る8月に行ったばかりの戸蔦別岳を双眼鏡で親しみ込めて覗く。 此処は入れ替わり立ち代り登山者が立ち寄る。 見渡す弧を描いた登山道には人影が多い。(↑)10:04 西山の尾根を進んで眺める来馬岳、オロフレ山、徳舜、ホロホロ山、白老三山、尻別岳と羊蹄山。 オロフレ山を登ってから来馬岳に縦走した残雪季も今年だしあの羊蹄山もしかり。 外輪山に乗ってからずっと目に入っていた素晴らしい景観。(↑)10:05 進行方向の風不死岳。その向こうに丹鳴岳、フレ岳、小漁、漁岳。今年の残雪季に訪れた丹鳴岳だったが遠い日のように感じる。 西山にはソロ男性がコッヘルで調理中。 彼に風不死岳に行く事を告げたら腕時計を見てから「気を付けて」と見送ってくれた。 外輪山西コ-スを932メートル峰の分岐まで歩く内に疲れが出た。 湿原歩きだけの此の頃、体力が落ちてしまい風不死岳まで行けるのか不安になる。 932分岐から少しの登りが辛く樹林帯をトラバースする雪道に救われた。 しばし登山者にも出会っていないから時間が遅いかも。(↑)10:59 やっと風不死岳の登山口 西山から1時間が経過此処からの登り始めはバテ気味でドリンクタイムがやたら多くなる。 久々の登山は筋力も落ちてしんどい。 笹刈りの整備された登山道になってからは呼吸も整い出し山頂が見えた。 山頂近くのお気に入りスポット細尾根に下山のソロ男性が休んでいた。 帰路は無いので私も休んで撮影しながら休憩したら「もう少しだよ!」 後から登って来たソロ男性が声を掛けて先行して行った。(↑)12:10 風不死岳の山頂には西山から2時間で到着 山ボーイらが6.7人。励ましてくれたソロ男性はすでに腰掛けて休憩中。 支笏湖の向こうに恵庭岳。あそこも今年の残雪季に行ったが思ったより雪が多かった。 何度も休憩して来たので軽食だけで済ませる。(↑)12:20 歩いたコースを眺める あの黒いドームの右側外輪山から西山に立ち寄りすぐ傍の右にあるピークを辿って来た。 真ん中、三角形の932ピークトラバース辺りからバテたのを思い出しながら眺める。 樽前山も風不死岳も活火山らしい。樽前山は解るけど風不死岳もそうとは意外。 麦藁帽子のようなカルデラ。浮かぶ外輪山と西山を眺める。 疲れがすっかり消えてしまった。(↑)12:21 北尾根に向かって下山にする登りと反対方向の道は低い笹を刈り分けて続いている。 1.2分歩いたら大岩を越し迫力ある大沢コースの崖斜面が登山道ギリギリに広がる。 足元から谷を覗き込む。後は一気に支笏湖に向かって北尾根を急降下するだけ。 しかも懸念の登山道は想定外の雰囲気だった。(↑)12:34 !!氷の中を歩く10センチメートルに満たない円柱の氷が規格品のように一面を埋め足首まで隠れる。 カラカラ・・と乾いた音が樹林の尾根コースに響き渡り丸で製氷室の中を歩いている気分。 軽アイゼン不要でホッとしたが迷いようの無い細尾根の顕著なコースだから良かった。 それでもアレ?と感じた事もあった。滑るので大沢コースを右に見ながら慎重に下る。 下山のソロ男性が氷の中に佇んでいた。彼は霧氷が全て落ちたんだろうと言う。 8合目を過ぎるまで続いた現象でしたが色んな山に行ったけど初体験。 先程のソロさんは降りて来ない。(↑)12:44 常に支笏湖が正面に居座る下山のコース5合目辺りで登りのご夫婦ペアに出会う。不思議な現象が待ってますよと教えた。 ご主人はどうやら気付いていそうな口振り。多分、ベテランなのだろう。 紅葉が少し出て来たら普通の秋になる北尾根は樽前山と全く様相が違う。 (↑)13:19 下山した北尾根コースの登山口には5.6台駐車していたらしいが静かなコースなのがいい。此処の駐車場はモーラップを過ぎ国道をそのまま走ると大沢橋を過ぎたら「北尾根」と書かれた小さな木札がぶら下がっているだけ。秘密の入り口です。時間が無い時は所要タイムが短いから便利で良く来るコースです。静か過ぎて熊の気配が難点。 楽しかった・・・ 励ましてくれたソロ男性に感謝。
2013.12.18
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10月7日 晴れ 10:28スタート 旭岳温泉のロープウェイ駅から盤の沢コースを歩く。今季最後の大雪山系となった日。山に雪は無く煙が夏山同様にたなびく旭岳。天女が原湿原辺りまで行こうとのんびり歩き出した。 (↑)10:28 分岐から右の木道に入る。歩き始めは相変わらずの腐れ木道だがすぐに登山道になる。 ロープウェイ駅の周りに散策コースが整備され木道は無料駐車場からスタート出来る。 以前は有料駐車場を通過していた。(↑)11:10 天女が原の湿原は静か 中央奥が旭岳時々すれ違う登山者は居るがもう10月だから賑わいは無い。 赤エゾ松に囲まれた湿原で頭上の空を仰ぎやさぐれタイム。 山頂に行く予定が無いまま眺める旭岳はよそよそしい。 (↑)11:51 湿原が終わった登山道らしくなり4合目に向かうと汗を搾られる。 キレイな沢を渡渉。 ユコマンベツ沢に注ぐ支流のようだが時として登山道にも見え紛らわしい。 近年はロープが張られて迷いそうも無いがそれでも事故があった。 適当に引き返し、いい空気を吸って下山にすると赤岳で転んだ余韻が疼き辛い。 (↑)ツルコケモモの実 (↑)シラタマの実 (↑)クロマメノキの実秋らしく、ころころと実が目立つ。 小さな地糖の上に続く木道にポコポコと響く足音。 時々、ヒグマのトレースが目に付く盤の沢はロープウェイを使うのが勿体無い。 原始的ないいコースなので毎年、何度か癒されたくてやって来る。(↑)12:34 旭岳ビジターセンターは修理中撮影した植物が不明な時は此処で教えてもらう。(↑)キタキツネ最後の日は林道にキタキツネも出て来て挨拶してくれた。温泉街の大雪山荘に寄ったが女将さんの車も無いので何処かの山にでも登っているようです。自家製の野菜を少しだけ山荘の玄関先に置いた。名残惜しく旭岳温泉に至るうねった車道を下りると旭岳源水。最後の水汲みをして来たが沢山ある内は炊飯にも利用し残りが僅かになると珈琲のみとなった。それもいよいよ侘しくなり大事に飲用している。札幌近郊の麓でも汲めるが在庫中にアオコがペットボトルに発生して洗うのが大変。卵の殻を投入してせっせと洗うがすぐ底が緑色になる。ところが旭岳の源水は何ヶ月経ても大丈夫なのです。これにて湿原歩きが定番となった秋山もオオラスとなりました。
2013.12.14
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10月4日 晴れ 14:45 スタート レストハウスは満車。今年は一度もニセコ山系を訪れていないのでせめてもの想いで立ち寄った所要のついで。岩内町から無理矢理向かったのは良いが地理に不慣れでカーナビも信用出来ずにちと苦労した。歩き終わりが日没にはなるまいと到着した駐車場も賑わっていたから一安心。軽登山靴に履き替え時間潰しにタバコをくわえたバスのドライバーさん達を眺めながら出発。(↑)14:45ツタウルシの紅葉が巻きつくダケカンバが美しい入り口から木道を歩き出す。 帰る人達に沢山出会う。木々の枝越しにチセヌプリが見え隠れする。 今回は長沼に行ってから神仙沼を巡る行程にした。(↑)14:52 シラカバ山、目国内岳、岩内岳の山並み此処から眺めると目国内岳と岩内岳の向こうに雷電山に続くフラットな稜線が見えた。 さすがにすれ違う人も居なくなり静かな木道歩きは二股から谷側をトラバースのコース。 再び合流してからT字分岐。左が神仙沼なので右折して長沼に向かう。(↑)15:18 長沼に着いた唖然・・・小さい。長くない長沼を見る事になるとは。 大小の小沼が出現。跨ぎながら沼の畔に立ったらいつもの様に波が打ち寄せていた。 左のチセヌプリが大きくてシャクナゲ岳へとコルが繋がっている。 夏は満々と水を蓄えている大きな長沼も晩秋の装いは全く違い冬が来る準備らしい。 しばし不思議な光景を誰一人居ない自然の中で過ごす。 帰路では長沼に向かう団体さんに出会う。 偶然、足元に見つけたネジバナは10日前の高原温泉よりもキレイだった。 団体さんは学生のようでバス二台分の人数。楽しそうな声が山道を遠ざかる。 撮影しながらやり過ごした後、分岐近くの大岩に登って目的地の神仙沼を一望する。(↑)15:36 ゴヨウ松のトンネルを過ぎたら赤エゾ松の湿原が現れた此の瞬間はいつ訪れても感動するが今回は草紅葉が実にいい。 見渡す限り人影も無い。ゆっくりと木道を撮影しながら歩くと自分の長~い影が横たわる。(↑)15:42 神仙沼の紅葉ミツガシワが鏡のような湖面から顔を出し赤や黄色、緑色と秋の色彩が豊か。 静か。 来て良かった。 昨年は5.6回ニセコにチャンスがあったので殆どの山を歩き尽くした。 不思議と今年は縁が無く挨拶代わりにやって来たオフシーズン真近。 周回コースに向かう。一段と眩しい夕陽に目を細めながら輝く草紅葉に見とれた。(↑)15:49 チセヌプリを違う角度で眺めるさっきの長沼からほんの少し移動しただけで趣きも変わった。 此処に1パーティが居ただけ。 夕陽に輝く神仙沼を訪れやり残した仕事を終えたような気分。 16:00 駐車場は一転、閑散としていた。 雲井が原湿原、高原温泉に続いての湿原三昧ですが次回も天女が原湿原。 体調と相談しつつリハビリに励むのでした。
2013.12.12
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9月23日 晴れ 11:27 スタート 紅葉のメッカ 高原温泉はメガ満車です。整理担当の方が誘導する先は駐車場を通り越し記帳小屋も過ぎました。緑岳の登山口にもっとも近い臨時の場所は沸き上がる温泉の湯気がすぐ傍でもうもうと白い。 車から降りたら地熱が足に伝わる程です。 「ひぐま情報センター」の建物の中からドアを開けて出発する特殊なコース。 実はひそかな楽しみに取って置いたお初のコースでもあり遂にその時が来ました!(↑)12:03 ヤンベタップ温泉 アレルギーで温泉界隈は鼻水に悩まされる ヤンベタップ沢に架かる吊り橋を渡ると分岐。 赤エゾ松の登山道は初級レベルなのでしょうか。老若男女の賑わいは想像以上です。 本来のワタクシなら緑岳に登っているのですが此度の負傷でリハビリタイム。 (↑)12:36 バショウ沼一気に開放的な景観となり人の列にも少し慣れて来た。 高原温泉から1.9キロメートルですぐ傍には土俵沼があったので立ち寄った。 やっと鼻水が収まり気分が楽になる。(↑)12:44 人気スポットの緑沼休憩広場には沢山の人が癒しの時間をめいめいに過ごしていた。 殆どの方がお食事中です。ちなみにマイザックには保存食が少々あるだけ。 エゾオヤマノリンドウの小群落が湖面に映えて美しい場所でした。 緑沼から先はショウコの沢に沿って歩く。植生が変わりコモチミミコウモリとイチヤクソウが誰にも評価されずにひっそり咲いていた。 水量のあるショウコの沢沿いの急斜面。水に足を踏み入れて下山の団体さんに道を譲る。 いつまで待っても終わりの無い下山者がその後にも続き撮影タイムにしてやり過ごす。 やっと登り出したらふいにフラットな空間で小さな湯の沼に出た。(↑)13:03 此処で折り返した湯の沼湖底からお湯が沸いているらしく小さなボッケも沢沿いにグツグツ煮えたぎっていた。 絶え間無い人の流れに息の切れた人も居る。登りは何とかダブルストックに支えられた。(↑)13:19 頭上に眺める高根が原昨年、忠別岳に向かった時は歩いても歩いても沼が眼下から離れず長い稜線を実感した。 高原沼をいつか歩こうと決めていたが今回は不安なので途中棄権にする。 下山になった途端、胸に衝撃が伝わりコンナ距離が限界だった。 (↑)ラン科のネジバナが沢山咲いていた高原温泉の駐車場
2013.12.06
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9月19日 晴れているが強風 7:40 スタート 銀泉台は車が林道まで溢れていた。途中、層雲峡でいつものウッディなトイレ前。紅葉の黒岳にロープウェイが浮かぶ。 風はありそうだが黒岳が素晴らしいので早く此処を登りたくなった。 が今回、車から降ろして貰うだけの都合上、致し方無く銀泉台からの出発を提案された。 予定は赤岳から黒岳に縦走予定。10日前、黒岳から高原温泉に下りたばかりなのに。(↑)7:49 第1花園の紅葉はイマイチの仕上がりだけど今季のピーク弱冠、不満のまま歩き始めてすぐに展開する景観には車の数だけ登山者も沢山見える。 振り返ると東大雪の石狩岳まで良く見えるが直近のニセイカウシュッペ山は雲の中。 雲の流れが速い。風が強い時に縦走するのはケータイの電波が通じず一番、嫌なコース。(↑)8:33 振り返るコマクサ平ウラシマツツジの真っ赤な絨毯だったが縦走の予定だし人も多いから撮影だけにしてスルー。 屏風岳の奥には北大雪山系の武利岳、武華岳。あそこも紅葉の時期は素晴らしい山域。 下山の方々はもれなくアウターを着ている。 寒いんだろうナ・・出足の嫌な予感が的中なんて思いもよらず登って行く。(↑)9:19 強風の赤岳山頂は風衝地帯烏帽子岳と雲の掛かった黒岳を眺めながら山頂の岩陰で身支度して縦走の準備。 気象状況から賑わいの割に殆ど縦走する人が居ない。 他にご夫婦も縦走するらしいが先を行く人が難儀しながら歩いている。 さて、歩き出した強風の縦走路は思った以上でした。 足を上げた一瞬で体を持ち上げられスーパーマンのように並行に浮いた。 ベタンと進行方向の登山道にきちんと落下。 しかも寒い。あっさり変更して縦走はヤメタ。 決断の早さも一人歩きの良さだと思う。(↑)9:30 急遽の下山で振り返る赤岳 岩陰に登山者が寄り添っている。歩きながら顔を擦りむいた事、胸を打った事、足も痛いと診断した。 手は防風用のグローブと二重にはめたが暫く冷たさが取れずこれが中止の決め手となる。 しかも強風のせいで山頂直下の電波が通じないから中止の連絡が出来ず諦めて花を満喫。(↑)10:28 第3雪渓は丸で早春の雪解け水 のんびりした帰路は鼻水に悩まされながら撮影三昧。 エゾヒメクワガタ、エゾコザクラ、キンバイ、ウサギギク、アザミ、ミヤマキキョウ・・・ 更に標高が下がりイチヤクソウ、カラマツソウ、コモチミミコウモリが咲く。 九州からの年配ソロ男性としばしご一緒した。 彼は北海道は高い山が一杯あっていいですねッと言い明日、黒岳からも登るらしい。(↑)10:37 青空と紅葉と雪渓が美しい登山者が写らない撮影はありえない程、賑わった景観。 第1花園手前にある休憩所でやっとケータイが通じたので釣り三昧の相棒に迎えの依頼。 暖かくなったのも此処だけ。此の日は気温がやたらと低かったようです。 (↑)キバナシャクナゲが咲いていた!赤岳の部分的な早春を知らせている。コケモモの真っ赤な実があればイワウメの満開な箇所もあり。 アンバランスな景観を下山で楽しみいい写真が沢山残った! ゆっくりと大雪山系の紅葉を味わう事が出来たのもまさしく「怪我の功名」。 11:40 下山したが駐車場も寒かった。しかも更に大混雑でバスも多い。 記帳の管理小屋に「キヨハラさん」が居た。やっぱり似ている。 夕方まで自分で車を運転しながら足に違和感が。 スポーツタイツを脱いだら破れて血が出ている。右の脛に怪我をしていてビックリ。 東川町だったので消毒しなきゃと薬局を探していたら町立病院に間に合うと教えられた。 ナント!破傷風の注射を打たれ、なんだかんだで全身の治癒に1ヶ月以上要したのでした。 此の日、黒岳の近くで登山者が凍死・・・中止で正解。 「怪我の功名」と思っていた時間帯には生死を彷徨った方も居た。・・残念です。
2013.12.02
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9月11日 晴れ 今日も大雪山系で過ごす。朝からお天気もいいし愛山渓温泉から沼の平に行く気分だったが思いとどまった。昨日はトムラウシ山に行き前日は黒岳から高原温泉に縦走した。その前日は伏美岳から日高山脈を眺めていた。イクラなんでもロンリーザックさんは還暦過ぎた浦島花子です。あまり無理をし過ぎたら本物のミイラになるお年頃。 自分にそう言い聞かせて本日は体を休める事にしました。 先ずいつものように旭岳源水で水を汲み普段の珈琲と炊飯用に確保。それから愛山渓温泉に行き雲井が原湿原を巡ったら温泉に浸かる一日に相成りました (↑)12:39 本当の源水いつも汲む場所は管理人さんが常駐した駐車場の傍。 そこは長いシンクが付いて汲み易くキレイなトイレも完備。管理人さんに挨拶もせずスルー。今日は時間に余裕が出来たから久し振りに奥の源水まで行きました。森の中をたわわなクルミを見上げ整備の行き届いた木道を歩く事300メートル。流れる沢も美しいからとても癒される。数年振りに此処まで足を伸ばした。殆どの人は此処まで来ないので静か。 その後、層雲峡温泉に立ち寄ってから愛山渓温泉に。 14:35 愛山渓温泉に到着 軽登山靴をチョイスして雲井が原湿原に向かう。ちなみにトランクの登山靴は3足在庫中。イズミの沢に注ぐ小沢に架かる橋を渡ると樹林帯に吸い込まれて登る。(↑)14:53 木道が現れたら雲井が原湿原誰も居ない。ちょくちょくやって来るが人に出会った記憶は殆ど無い。 ベンチに腰掛けて正面の愛別岳を眺める。 左から愛別岳、奥に比布岳、安足間岳、永山岳。 いつも歩いている稜線を湿原から眺めるのもお・つ・・・(↑)愛別岳をズ~ム先月8月5日に登った時は景観がイマイチのガス日和だった。 あの山、行けそうで遠い。稜線から吊り尾根歩きに往復2時間を要する。 今年は黒岳からスタートして愛山渓に下りたが逆歩きでも近くの比布岳までが遠い。 そんな想い出を音の無い空間で回想してる一瞬が長く感じる。 広い湿原の向こうに赤エゾ松の林が延々と続きその先に聳えている愛別岳。 あそこは毎年、大雪山系を徘徊しているにも関わらず2度しか訪れていない。 (↑)15:01 赤エゾ松が池塘に映るエゾオヤマノリンドウとウメバチソウが少し咲いていた。 時期が合えばツルコケモモ、エゾゼンティカ、春はショウジョウバカマ。 帰路につく。感心する程、大きな水芭蕉の枯葉が蔽う木道をポコポコと音を出して。 沼の平の台地が樹の枝越しに見えたら温泉の駐車場が眼下に広がる。 愛山渓温泉は改修工事中。女将さんが明るく「お風呂?入れるよ~」 此の日が受け渡し日だと聞きラッキーでした。 浴室はキレイに塗り替えられていたが趣きは全く同じ。 湯船に浸かって「4日間の縦走?疲れ」を癒す。 愛別岳の尖がりが印象的な愛山渓温泉 久々に訪れた温泉は女将さんが交代していた。 今度の女将さんは元タクシードライバーで愛想がいい。 いつものように食堂で瓶ビールをオーダー。理由はおつまみが付くから。 山菜蕎麦なら出来ると言うので作って貰った。 更に宿泊客用のサラダやデザートを多めに作ったからと次々、運んで来てくれた。 紅葉シーズン前の静かな頃で駐車場も閑散。沼の平には行かなかったが温泉でのんびりしたし女将さんにはご馳走になりました。残り少ない大雪山系のいい想い出が出来て癒され度が倍増。とまぁ此処までは順調な山歩きでしたが状況が変わり湿原歩きばかりになった後半でした。
2013.11.27
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9月10日晴れ 7:32 スタートは短縮コース。先客20台以上の車あり。ユウトムラウシ川を通過する頃から今回も車酔い。質の違う汗が流れる登山となる。8:22 カムイ天上。いつも遅い出発だから暫く静かな行程となる。昨日の縦走で出会った「黄色いシャツのソロ男性」とも山頂での合流は無理だろうと諦める。(↑)8:38 新道コースから眺める十勝連峰 正三角の下ホロカメットク、富良野岳からオプタテまでを一望しながら笹刈りの泥道を行く。笹の中にボランテアの方達が背負ってきた木材が横たわる。整備に感謝しながら小1時間。小規模な花畑をロープ沿いにトラバースし急斜面を下ってカムイサンケナイの川音を聴く。 (↑)9:49 コマドリ沢に真っ白なトカチフウロカムイサンケナイ川に手もタオルも浸し定番の休憩。此処からは楽しい筈だ。渡渉してから入ったコマドリ沢。枯れ沢だが前回は雪渓歩き、今回は花盛りで帰路も楽しみ。20分程で道標を過ぎ岩帯が広がると足元にエゾヒメクワガタ、ウメバチソウが咲いていた。岩場をナキウサギの声を聴きながら前トム平に着く。下山のソロ男性にすれ違う。(↑)10:31 前トム平からハイマツ帯を過ぎトムラウシ山に向かって歩くケルンの台地から再び岩場へとコースは変化に富み遠近の景観も素晴らしい。もうすぐ公園だが静かで人影は無い。いい空気を吸って気分を好転させる。(↑)10:38 眼下にトムラウシ公園を見下ろす 此の場所がお気に入りだと言う三脚を立てたソロ男性と歓談。 確かに自然が作った景観には誰しも目を見張る。 コルに広がる公園の向こうの斜面にも人影がやっと見え出した。(↑)10:49 一面にチングルマが満開巨岩をクリアして降り立った公園も花盛りでアオノツガザクラ、チシマギキョウ、エゾツツジ、メアカンキンバイ。花が凄い!天国のような公園を過ぎ再び登りとなっても雪解けが遅いから奇岩に花が続く。そして次々、下山の方達とご挨拶。登山は4時5時にスタートが常識でもあるトムラウシ山。(↑)11:15 ウラジロナナカマドの色づき始めも美しい毎回、此の辺りでくたびれる。岩に腰掛けて大休憩しながら座ったままでご挨拶。行き交う皆様の顔には「今頃からお疲れ様~」と書いてある。(↑)11:39 再会した彼の背中を写す 正面はオプタテシケ山南沼キャンプ場分岐から最後の一仕事で山頂直下の辛い登り。 ん?向こうから見覚えある姿が近づいた。 昨日の「黄色いシャツのソロ男性」だ!! しかも「黒いシャツ」に着替えている。 北海岳でお別れしてから26時間目の出来事。 旧知の友になりきってしばし話の花が満開。 彼は忠別の小屋泊だが私は札幌の自宅泊と知り驚いていた。 後で追い着くかも・・とお別れ。いつしか車酔いが醒めていた。 山頂直下で下山の年配ソロ男性は時間が掛かったから休憩を割愛したと言う。(↑)12:04 トムラウシ山に着いた 火口形状の向こうに北見富士と東大雪の方角 朝からとどまっていると言う山ガール?はずっとスマホをいじっていた。 中年のソロ男性が登りに時間が掛からなかったからスローなソロさんに同行すると言う。 饒舌な方で山談義が楽しかった。他に寡黙なソロ男性。時間が遅いから4名だけの山頂。(↑)12:06 三川台を眺める 一帯はイワイチョウが多い銀杏が原オプタテシケ山からと扇沼山からの縦走路が交差する景観。 美瑛川、ベベツ川、ユウトムラウシ川で三川。兜岩が画像の中央で扇沼山からのコース。 表大雪は雲の中だったが眼下の熊の目は相変わらず水がたっぷり。 オニギリを頬張り展望を楽しんだら30分の休憩で下山にした。(↑)12:54 紅葉が這い上がってコジャレタ岩頭素晴らしい展望は花が無くても見惚れてしまう。 花の時期は素晴らしいイワイチョウが黄葉している山頂直下の分岐近く。 何故か此の山はイワギキョウよりチシマギキョウが多く時期外れにも咲いている。(↑)13:07 トムラウシ公園でのんびり撮影本当にスローな年配ソロさんを途中で追い越し此処で追い着かれ再び会話。 具合が悪いのかと尋ねたら彼のペースとの事。「大変失礼致しました」とお先を行く。 公園から巨岩を縫ってポコに上がる。少し複雑な箇所で怪しい踏み跡もある。(↑)13:37 ポコから公園越しに振り返る山頂今年もやって来た恒例のトムラウシ山だが昨年はチャンスが無かった。 雪渓を見ながらあと何年、続けられるだろうと二桁になったであろう回数。 いつ来ても素晴らしくて辛くて又、来たくなる新鮮な山だと思う。 前トム平から一気にコマドリ沢まで下って花の撮影三昧。 シナノキンバイが埋め尽くす反対側の斜面は黄色くて何処までも続く。 その中に青く際立つ花を確かめたくて枯れ沢を対岸に渡ったらトリカブトだった。 トカチフウロ、エゾウサギギク。時にはブーケのキンバイソウ。 コマドリ沢の分岐に到着。休憩した川原には登りの重装備パーティ2名。 ここでエゾクロクモソウを眺めながらカムイサンケナイ川沿いを歩く。 懐かしい旧道が草に埋もれた通行止めから沢を離れ新道コースへのキツイ登りとなる。 急坂をクリアする頃、雲行きが変わった。 雨になる!!此処から精一杯の早足歩き。 何とか新道の泥道を抜けたいばかりにレインウエアも着ずにひたすら進んだ。 登りでも時折り靴が埋まる程の泥が更に酷くなるのは明白。 14:34 新道コースの悪路に到達して更に早足 すでにポツポツ降り出し雷も! 笹刈り道を笹や樹の枝につかまり泥に落ちないように進む。 (↑)14:57 新道コースからは雷鳴 レインウエアになるが、泥コース15分ほどでどしゃ降りとなり着替えの場所を見つけて完全防備。カムイ天上を過ぎてあの「黒シャツのソロ男性」にやっぱり追い着いた。雷が怖くて余り話せなかったがソロの彼は「パーティ」を組んでいた。雷怖さの勢いがあまる下山では登りで挨拶した人々を随分追い越した。温泉分岐を尋ねられても立ち止まらずに返答してゴメンナサイ。15:55 下山 今回、画像は車酔いで少なめ168枚 40173歩雨の中、追い着いた「黒シャツのソロ男性」に温泉まで歩きたいのかと尋ねた。彼は車に乗せてくれるのかと訊いて来た。モチロン・・と意見が一致して先に車で待った。どうやら私達のパターンが何組かあったらしく助手席の彼が安心して仲間?と挨拶してる。彼を乗っけ12キロメートルの林道は車中でプライベートな話題になった。彼は道外から貴重な休みでやって来た事。猫と暮らし今回は友人に預けて来た事。山中泊でその猫を抱きたくて我慢出来なくなった事・・・etc彼を東大雪荘の駐車場に降ろした。宿で「パーティ」?仲間と山談義になるだろう。やっぱり楽しかったトムラウシ山。少ない画像のスライドショーで空に積乱雲がたっぷり沈みかけていたのを発見。そしてコマドリ沢上の分岐でどっぷり寛いでいた女性2名のパーティやのんびりソロさんの下山時間が遅れたのでは・・・と気になったのでした。翌日は愛山渓温泉
2013.11.25
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9月9日晴れ 7:09スタート 片道切符のリフトで7合目から歩き出す。ロープウェイは貸切りで撮影の為カメラを携えた女性スタッフさん達と談笑しながら本日の雲海は格別との情報だった。乗り継ぎのリフトも当然、閑散で真下の地面にはエゾオヤマノリンドウの白花と青が満開。顔を上げると黒岳の紅葉に見惚れリフト降り場がゆっくり近づいた。さっきの彼女は同僚達に歓迎されながら三つ前の座席をカメラ抱いて降り立った。(↑)7:58 情報通り雲海がいつまでも素晴らしい 東岳越しの雲海がいつまでも消えない。何度も立ち止まりニセイカウシュッペ山から屏風岳、遠くクマネシリ山塊までを撮影し続けた。さっぱり先に進まない。岩の階段が続く登山道にはダイセツトリカブトの白花と青花も美しい。招き岩が現れ紅葉も一段といいがパーティにも次々と追い着く。 昨日の伏美岳も最高だったが全くジャンルの違う素晴らしさに酔いしれる。 最後はコンクリートで固められた階段を登り山頂に躍り出た。(↑)8:07 黒岳の山頂から黒岳石室へのコースを見下ろす 正面奥には旭岳、やや左に北海岳、左端は白雲岳、お鉢平が白く擂り鉢状に広がる。 広い山頂は展望を楽しんでいる10数名の先客で賑わう。 進行方向の北海岳を見ながら小休止。眼下には黒岳石室が見える指定席の岩に腰掛けた。 今回は白雲の避難小屋経由で緑岳から高原温泉に下山予定。 少し川上岳の方に寄ると愛別岳も見えた。雲海が広がる気持ちの良い秋の空。 霧の濃い日にあの愛別岳に行ったのは丁度、一ヶ月前の事で感慨もひとしお。 (↑)8:29 北海岳がグンと近くなる赤石川に向かう景観黒岳の石室分岐から左折してハイマツ帯を過ぎたら緩く下りながら開けた空間を行く。 此処もひと夏に一度は辿るお気に入りの場所でその名も美ヶ原。 チングルマの種が風車となり他の草紅葉と共に日差しに輝き美しい。 7月の山に比べると人影が一段と少ない静けさに赤石川の水音が響き渡る。(↑)8:34 赤石川の手前、ハクサンボウフウウの大群落 雪解けが遅い分、いつ来ても見頃なのが嬉しい。お鉢平から流れ出た残雪の赤石川を渡る。 今度はフラットなコースになり登山道脇にはミヤマギキョウの青が際立ち飽きない山歩き。 北海沢が大きく弧を描いて雪渓とお花畑を伴う。頭上には奇岩が並び真夏でも汗がひく。 やがて何年も前から倒れたままのベンチがある休憩スポット前から北海沢を渡渉する。 時期が合えば沢の中にミヤマアカバナのピンク色の花がきれいなのだが。(↑)8:52 エゾノツガザクラも大群落北海岳に繋がる沢に沿って歩く。 右に大きな雪渓を見ながら登山道左側はお花畑が続く。 アオノツガザクラ、チングルマ、イワウメの花畑が北海岳の登りに差し掛かるまで延々。 やがて北海沢を離れる。夏はエゾノリュウキンカが見事な沢を見下ろす事が出来る。 中腹の休憩ベンチ近くではウラジロナナカマドの赤い実が鮮やかだった。(↑)9:03 ウラシマツツジの紅葉越しに北海岳少し標高が上がっただけでお花は消え振り返ると赤い絨毯の向こうに黒岳が遥かに感じる。 途中、黄色い半そでシャツの若いソロ男性に出会う。 重装備なので訊けばトムラウシ山にに行くとの事。 砂礫歩きになった肩からお先を歩きながらも振り返ると若いから足取りが早い。(↑)9:37北海岳に到着して進行方向の北海平を見下ろす 北海平の左方向には烏帽子岳。赤岳から白雲岳への平らな稜線を見ながらベンチで休む。 いつも此処でランチとなる。オニギリを頬張っていると黄色いシャツのソロさんも着いた。 彼は今日、忠別小屋まで行くと言う。あと5.6時間の行程についてしばしの談笑。 ふと、私も明日はトムラウシ山に向かう予定なので会うかも知れないネ。 そんな会話の後、再びお先に出発。これっきり彼は追い着かなかった。 草紅葉色の広い北海平。少ないながらもぽつんぽつんと行き交う人。 登山道に雪渓が残った花の沢源頭の白雲分岐直下はやっとチングルマが咲き出す。 昨年は雪解けが早く10年振りに「クモマユキノシタの大群落」発生、幸運だった。 すれ違った関西のパーティは雪渓歩きが上手いと褒めてくれたが道民と知り納得。 白雲岳分岐の辺りから雲が出た。分岐には一人居たが挨拶してスルー、小屋に向かう。途中で振り返った分岐には行き交う登山者が見え霧でボンヤリと輪郭が判るだけだった。(↑)10:50 赤い白雲の小屋に到着して休憩時期の過ぎたクモイリンドウは霜が当たり咲いた状態のまま透き通っていた。 一昨年は満開の時期をトライし続けて眺めたから未練はない。 テン場に一張り。小屋は静かで管理人さんも顔を見せない。 初夏に雪渓で出会い遊びに来るネと約束したのに。 交代制だから本日が彼とは限らない。 (↑)ウスユキトウヒレン (↑)リシリリンドウ白雲の小屋から眼下に見えるヤンベタップ源頭はかなりの雪渓。 大休止の後、源頭に下るとタカネトウウチソウ、コガネギクが多い草原を通過。 スプーン雪渓にはロープが敷かれ迷う心配は無いが割れ目の下は沢が見えた。 霧が晴れ小屋や白雲岳の分岐方向の眺めがいい。今頃、管理人さんが外に立っている。 此処も大好きな場所で登りながら何度も振り返る。 遠くて顔が判らない。 源頭を過ぎてからは稜線にかけ雪解け水が滝のように流れる中を登って行く。 花も真っ盛りでリシリリンドウが何株も咲いていた。 稜線分岐に辿り着くと黒岳の登りで遠くに見えた東岳が目前にある。(↑)11:30 緑岳に到着で振り返る 左の雪渓が渡って来たヤンベタップ源頭の板垣新道。緑岳直下でご夫婦パーティに白雲小屋の分岐を尋ねられまだ午前中だったと安心する。 山頂にはソロ男性が居て黒岳から来たと知り此処までの時間を訊かれた。 途中での休憩を入れても3時間20分だった。意外と近い。 間も無く高根が原を見下ろしながら高原温泉に向かって最後の下山となる。 直下は岩場が続きナキウサギの住処だが今年は出会わなかった。(↑)12:33 第二花畑を過ぎたら恒例のエゾシカは今年も居たいつものように人の気配に動じずのんびりしている。シャッター音も無視。 7月の大雪渓で管理人さんと立ち話したのも此の辺りだった。 少し下った処で撮影三昧のソロボーイにその存在を教えたら喜んで歩き出した。 下山中はアオノツガザクラやヨツバシオガマの大群落が何度も展開で大満足 。 ミヤマギキョウ、タカネトウウチソウ、ワタスゲにも癒される。 此のコースは正面に東大雪を眺めながらで特に下山がいい。 あと何回、歩けるだろうと想いつつ・・ 13:00 下山 200枚以上の画像が残った。 高原温泉ではネジバナが満開。24回目のラン科発見もケータイ画像はイマイチ。 これにて「今年の蘭探し」は終了となった。後日ニセコで再びネジバナ発見。 撮影のし過ぎでバッテリーが白雲の小屋で切れてしまった。 ケータイでは眩しさがアダとなるやっかいな撮影。めげずに写しまくった。 翌日は充電バッチリでトムラウシ山を日帰り。黄色いシャツのソロさんに会う。
2013.11.19
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9月8日 曇り 6:25スタート 駐車場はガランとして本日の登山者は無し。道東道の清水ICから日勝峠の直下を日高山脈に沿い上美生に向かうが怪しい雲行き。記帳を済ませ雨に濡れて艶ある登山道を歩き出すとすぐに見覚えのある沢を渡る。13年位前の記憶は水量がもっと豊かな印象だったが時期の違いだと悟って納得。テクテクと広い道を行くと左カーブからいきなり斜度のある登山が始まる感じも覚えがある。静かな山歩きだが暑くて何度もドリンクタイム、それにしても蒸し暑い・・(↑)8:10 7合目でレインウエアになる気持ちの良い尾根歩きで癒され此処まで少し濡れたまま登っていた。 はっきりした登山道に段々濡れた草がサイドから蔽う。 下半身まで濡らしたくなくてザックを降ろしゆっくり身支度する。 合目の標識だけが楽しみな相変わらずキツイ山だ。 トムラウシ山や剣山を振り返りながら足元にはナンブソウが多い。 ミミコウモリやエゾスズランも見掛けた。 サルオガセもぶら下がりたまに野鳥が囀るシ~ンとした伏美岳をひたすら登る。 (↑)8:47 9合目 仰ぎ見ると山頂は晴れている!8合目辺りまでは綺麗な紅葉もまだ走りで全く気の無い歩みだった。 絶対、晴れるとは思えない環境だったのに青空が招いている。 間も無く山頂直下のお花畑に出たら気分爽快。 一面はアザミとエゾオヤマノリンドウが咲く。 ウメバチソウや散りかけのシナノキンバイ。ナナカマドの真っ赤な実が鮮やか! ・・・楽しくなって来た。 (↑)9:00 伏美岳! 劇的な展開 ピパイロ岳が目に飛び込む。山頂標識の前で感慨深い溜息が出た。雲が掛かった幌尻岳。以前ピパイロ岳まで行った時はもっと広くて平らなイメージの山頂だったがハイマツが多い。(↑)9:01 手前は半分、雲を引っ掛けた妙敷山。中央の札内岳は全景が現れているが左にある筈の十勝ホロシリ岳は雲の中。その札内岳の左奥にはペテガリ岳の東尾根が。真っ直ぐピパイロ岳へ続く西の端に向かった頃、雲が消えて先日のコースがあらわになる。一段と迫るコースに目を見張って居たら足元からホシガラスが飛び立った。(↑)9:08 戸蔦別岳をズーム先月、お盆の14日に行った戸蔦別岳。 あの日は終始、ガスの中で展望には恵まれず北戸蔦別までの予定だった。 本日、伏美岳から見ようとやって来た甲斐があったと言うものです。 傍には食べ掛けのハイマツの実が散らばり食事の邪魔をしたと後悔がよぎる。(↑)9:21 幌尻岳の雲も晴れ戸蔦別岳の奥に大きな山容が広がるトッタベツカールを抱える1881峰の岩峰歩きを思い出し胸が高鳴る。 独り占めの山頂で双眼鏡を出し日高山脈を堪能しながら撮影三昧。 気が付くとせわしくデジカメと双眼鏡を交互に構えていた。 景色に逃げられる気がして瞬きも惜しむ(笑)(↑)9:24 神威岳の奥にエサオマントッタベツ岳左奥には1823峰と1839峰が二つこぶの様に見え更に右にはピラミッド峰が雲の中に。エサオマンの北カールが白くて印象的。此処から眺めると札内岳に似ているので画像では北カールで見分けている。(↑)9:35 ピパイロ岳への登山道を懐かしく眺めながらリトライの気分にもなるピパイロ岳からの稜線上に北戸蔦別岳、1881峰、戸蔦別岳、幌尻岳。その左奥にはイドンナップ岳が頭を出している。 あぁ~いいなぁ山は。浦島花子になってつぶやく。ピパイロまで道を繋ぐのに22年を要したらしい芽室山岳会の偉業に感謝です。(↑)9:54 気が付けば1時間近くうらうらとしてしまった 見えていたカムエクやナメワッカは雲が掛かったしチロロ岳は遂に姿を見せない。 名残り惜しく・・名残惜しく・・・下山にした。静寂の山の下りも十勝方向は雲が晴れず幻想的な霧の中を歩く。 ヨツバヒヨドリ、トリカブトが時々咲いていた。エゾクロクモソウが多い。 帰路の紅葉は一段と美しく感じる自分勝手な感情の変化に満足度がアップしていた。11:18 下山 結局、誰も来なかった伏美岳でした。 画像は200枚以上ありスライドショーで2度美味しい。 昨日のように山歩きを思い出すのはそのせいかも。下山後、時間が早い。先月、戸蔦別岳に行った時はまだ盛りでなかったダイモンジソウを見る事にした。日高町のチロロ林道から登山口に向かう。翌9日 黒岳から高原温泉に縦走10日 トムラウシ山11日 雲井が原湿原 4日連チャンの山三昧でした
2013.11.13
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9月6日 曇り 11:30 スタート毎日お天気が悪く晴れもしないのに車を出した。何と無くやって来たのが手稲山の北尾根コース登山口。コンナ日、コンナ時間。誰も居ないだろうと思ったのに同時出発のソロ山ボーイ発見。 登山を始めたばかりの彼は手稲山山頂まで行くと言いながらもしばしの立ち話。 ピシッと直立して買ったばかりの靴を紹介してくれた。 私は沢の辺りまで散策なので好青年の後ろ姿を見送る。(↑)13:23 展望開いて日本海を眺める 戻るきっかけを掴めず登山口から3.8キロ歩いて分岐まで来てしまった。ベンチに腰掛けて休憩しながら悪くも無い天候に感謝しながら何気無い時間を費やす。6月、春蝉の声に急かされながら歩いた同じコースと思えない程ノスタルジックな気分。 (↑)13:33 札幌の街が広がる此処が終点。でなきゃ眺める事が無い景観のような気もした。いい汗かきながら初夏には白い花を咲かせたルイヨウショウマの実に季節の移ろいを感じる。急斜面では山葡萄のたわわな房を見上げ豊かな実りの秋を実感。(↑)13:58 岩の割れ目にに咲き遅れのエゾトリカブト対岸に咲いたトリカブトを撮影したくて無理矢理、沢を渡り不自然な姿勢で写した。何度も丸太橋を渡る稲積川の沢がとても気持ちがいい。 (↑)ハエドクソウに似た綺麗な花 (↑)モイワシャジンが一輪蘭の葉が青々と来年の為に養分を蓄えながら時折り姿を現わせる。クルミが登山道に幾つも落ちていた。札幌市で1番標高の高い稲雲高校が森の向こうに透けて来たから森林浴も終わりに近い。14:27 下山 癒しの時間も少し薄暗い秋だった。そう言えば彼は山頂に向かったからもっと暗い?次回は8日 日高山系の伏見岳
2013.10.25
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9月5日 晴れ 13:30スタート 西ヌプカウシヌプリ山に行く予定を変更して白樺峠で車を降りる。今回はチシマセンブリの花を見る為にやって来ました。所要ついでだから時間が遅くなり笹薮漕ぎの西ヌプカ山は中止。残念無念だったがよ~く考えたらチシマセンブリの咲く西ヌプカの植生が白樺峠に似ている事に気が付いた。(↑)13:48 エゾオヤマノリンドウ思った通りエゾオヤマノリンドウが一面に広がる白樺峠。此処は西ヌプカ山の斜面にあります。 花を探す気満々で車道から斜面をサンダル履きで下ると草薮に埋もれた側溝にはまった。 グショグショと音を立てながらリンドウの咲く草原を歩き回る。 車道を渡って反対側の草原も探すが見当たらない。 しっかりと軽登山靴に履き替え元の草原を更に探したらチシマセンブリと出会う。 (↑)14:17 チシマセンブリ発見!美しさは天下一品。しゃがみ込んでいつまでも眺める。 コケモモの完熟した実がワインレッド色で秋を感じる。 近くには花後だがノギランの群落も。 (↑)不明 キクバクワガタのような葉 (↑)オミナエシが鮮やか草原にはヤマハハコやシオガマギクが僅かに咲いて秋の花はやはりリンドウが素晴らしい。 他に咲いていたツリガネソウやクサフジの仲間もリンドウと同じブルー系。 此の後、草原を抜けて駒止湖へ登山道を行く。 ひっそりと苔むした樹林にはゴゼンタチバナの赤い実が華やぐ。 クロツリバナの不思議な実もぶら下がっていた。 (↑)ウスノキの実 (↑)ヒメミヤマウズラは蘭の仲間実が臼のようにへこんでいるからウスノキ? 他にはイワツツジも大きな赤い実を付けていた。 まだまだ蘭も咲いているし楽しみながら和風の樹林から明るい岩場に到着した。 (↑)13:05 岩場で駒止湖を眺めた此処から眺める西ヌプカの山頂は端正な三角形。 秋はナキウサギがピチーピチーと賑やかなのに今回は留守のようです。 人の出会いも無く静かな岩場を抜けて然別湖畔に抜けたが一部、酷い笹薮漕ぎだった。(↑)ダイモンジソウ然別湖温泉から湖畔を糠平温泉に向かう車道沿いの小さな岩場で見掛けた。何度も通っていたのに気が付かなかったがトリカブトも2種類咲き儲けた気分。三国峠の手前ではウッディな「三股山荘」に立ち寄り美味しい珈琲を頂いた。フレンドリーな応対に癒されてから層雲峡に向かうと初秋の大雪山系が何処までも。9月は4日連続で山に行く。1日目は日高の伏見岳・2日目黒岳から高原温泉縦走・3日目トムラウシ山。4日目最後は雲井が原湿原で整理運動して愛山渓温泉に浸かる。
2013.09.29
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8月27日 雷 8:30 スタート 砥石山、中の沢コース地名は北の沢、沢が中ノ沢とややこしい。6月13日に同じコースを歩き蘭を見ながら春蝉の激しい鳴き声に夏を感じていた。今日はその時眺めたルイヨウボタンに青い実が付き頭上に雷が何と無く聞こえる。14日の戸蔦別岳行きに上書きしたくないからひたすら余韻に浸っていた。そうこうしていたら毎日降り続く雨に上書きされ筋肉が落ちてもまだ晴れそうに無い。そんなある日の強引な山行きで砥石山に来ていました。 目的は「今年の蘭発見」最後であろうアケボノシュスランを探す為。(↑)8:30 ミズヒキの群落が美しい八垂別の滝を見下ろしながら見慣れた景観を行く。 草刈が済んでツルニンジンが落ちていた。 ノビネチドリが咲いていた辺りでアケボノシュスランの葉を捜す。(↑)10:16 三角山で下山にするすれ違ったソロ男性が2名。花なんか何にも見なかったヨ、と言われる。 途中でトンボソウに似た花後の蘭あり。 目立つキノコの多さ。 此処では直径20センチメートルほどの椎茸そっくりなキノコを見た。 ゆっくりとシュスランを探しながら登って来たが見つけられず残念。(↑)10:17 支笏湖方面の山々イチャンコッペ山、紋別岳、恵庭岳、藤野三山・・・ 砥石山山頂が樹林越しに見える。 あと30分も掛からないがシュスランが無いから行くのは止めた。 途中で見た満開のジャコウソウをゆっくり眺めて帰る。 (↑)エゾトリカブト (↑)ツルリンドウ (↑)エゾイチゴ (↑)ジャコウソウは群落今回は蘭に出会わなかったがジャコウソウで満喫。 思った以上に背が高くて豪華な花だったが目に入らない事もあるようです。 (↑)ツルニンジン (↑)クロツリバナの実 (↑)花が咲いたようなキノコは30センチ以上あった。 箒のようなキノコの色違い。丸いピンポン玉キノコは赤や白の可愛い色違いもあり。 下山でソロ男性、外人さんの2名パーティとすれ違う。 11:45 下山 相変わらず雷鳴響く 車で小林峠を廻り終えて山の反対側に下りる頃から空が真っ暗。 やがて郊外にも関わらず渋滞、大雨になっていた。 ナビで遠回りしながら何とか札幌新道に入る。 途中、道路は冠水2箇所、街路樹が横たわりパトカーがやたらと多い。 山頂スルーで正解?凄い荒れ模様です。 山は運良く降らなかっただけでラッキーかアンラッキーかは不明な一日。 後日、東大雪山系で蘭に詳しそうな方に出会う。 彼女いわく最近、アケボノシュスランは消えたらしい。
2013.09.24
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8月14日雨のち曇り 4:35 スタート 千栄からゲート開放のチロロ林道を走る時は真っ暗。 何とか雨も上がった。 緊張して出発するのは久々。 すでに車は7.8台。此処は最近、幌尻岳へ向かう人気のコースです。 額平川コースのエスケープルートですが登山道はメリハリも水場もあり。 沢歩きはこちらの方が危険度が低いようです。(↑)4:35 北電ゲート前の標識すぐチロロ川本流の橋を渡り二岐沢沿いの林道を3.1Km。 片側の崖には植物が多く帰路の楽しみ。重装備の若いソロ男性に追い着く。 行き先を訊かれ時間と相談して北戸蔦か戸蔦別と答え坂を下ると登山口。(↑)5:17 取水ダムまで小1時間 登山口標識あり重装備の若いペアパーティが休憩中で少し立ち話。此処にスポド1本デポして行く。 濡れた草をかき分け作業道跡となりやがて二岐沢に降りる。 (↑)6:08 フキユキノシタ、エゾクロクモソウが目に付く登山靴で問題無い渡渉を何度も。いつしか二の沢に入った。 先行者達に習い邪魔な蕗や枝を整理しながら進むが体は濡れて行く。 (↑)6:38 滝の手前で尾根に取り付くいきなり滑る急斜面。滝の全景は視界に収まらない程大きくて素晴らしかった。 薮が被り更に濡れ高度確認だけが楽しみ。 アリドウシラン、ミヤマフタバラン、コイチヨウラン。アオチドリ?今頃! 雪解け直後のショウジョウバカマが咲いていたので納得。 (↑)7:24 「10分」の看板がありトッタの泉現れる。 手前の樋から僅かに滴る湧き水が美味しかった。 奥は休憩場所でコースは右の急斜面から。 (↑)7:53 岩のヌカビラ岳が見えた足元はシナノキンバイ、コガネギク、オオタカネバラと植生が変わる。 (↑)8:08 ヌカビラ岳はカンラン岩 ネットで見たアルミの梯子で岩を登る。 植生が違い待望のミヤマアケボノソウが満開! ホソバイワツメクサも涼しげで可愛い。ユキバヒゴタイ多い。(↑)8:26 やっと支稜線に到達 チロロ岳は見えず周りはガスって展望は無いのに開放的で浦島花子の状態。 オレンジ色のテントがひと張り、日高の山に居る実感が湧く。 ヌカビラ岳三角点を目指しハイマツ帯に吸い込まれて行く。 (↑)8:33 幌尻岳の山頂は見えないが風格のある大きな姿を十分想像出来る。 三の沢源頭に広がるお花畑は見事。 アザミ、リンネソウ、イワブクロ、イチヤクソウ、タカネトウウチソウ、 黄色、白、ピンク、紫・・一体、何種類咲いているのか。 (↑)9:09 左に伏美岳からの主稜線現れる。 右の幌尻岳を平行に正面の北戸蔦別岳に向かう 霧の花畑で下山の男性3名パーティは重装備。 ハイマツ帯とお花畑を何度も越えて夢うつつの稜線歩き。(↑)9:15 北戸蔦別岳の山頂に到着直下で霧の中をす~っとソロ男性が通過して行くのが見えたが姿無し。 伏見岳からの縦走と判る。 見える筈の1967峰はガスの中。 13年前に伏見岳からピパイロ岳に日帰りしたのでこちら側からも眺めたかった。 何も見えず残念。あの時、ピパイロ岳は独り占め。そして今回も。(↑)9:30 戸蔦別岳に向かって南下する 時間に余裕があったら足を伸ばす予定だったので躊躇せずにハイマツ漕いで下る。 戸蔦別カールのお花畑が素晴らしい。蜂や蝶が舞う。 ハイオトギリ、エゾシオガマ、チシマフウロ、ボウフウ、コガネギクetc・・ (↑)9:34 迫力ある1881峰 さっきのソロ男性に追い着き二人で仰ぎ見る。 カンラン岩なのでミヤマアケボノソウ、ユキバヒゴタイが満開、トウキも咲いて。 ミヤマシオガマの葉、コケモモの実。 ピーク越えたら幌尻山荘との分岐。 (↑)10:20 戸蔦別岳の山頂展望無く手前で引き返すつもりだったが要した時間を捨てられず思い直した15分後。 地味な標識に達成感を味わう。が、見える筈の七つ沼カールも無し。 足元はコケモモの実、低いハイマツなど晩秋。 (↑)10:24 戸蔦別川からのコースの先に立って見た。一瞬、雲が切れてもエサオマントッタベツは無い。ナイナイづくしの戸蔦別岳で山頂を歩く。 四方は白い景観がねっとり。諦め切れず何度も南を見下ろす。 また訪れる事にして下山、霧に包まれた山頂を振り返った。 さっきのソロさんが大きなザック降ろし腰を抜かしたポーズで見送ってる。(↑)10:51 幌尻山荘の分岐此処で朝のパーティと再び出会う。 「戸蔦別まで行ったんですね」と言われて気付いたがソロ男性も一緒で3名になっていた。(↑)10:56 北戸蔦別の山頂に雲が掛かっている主稜線はそのまま伏見岳まで北に向かう。 帰路のヌカビラ岳は左(西)支稜線の端。 カールのお花畑を見ながら歩く。(↑)10:58 雲が切れた!北戸蔦別岳の全景をズーム登り返しは逆さハイマツを漕ぐ。後日、洗っても落ちないヤニが想い出を紡ぐ。 山頂標識裏に朝のソロさんが張ったテントあり。 十勝方向はガス、左折して支稜線をヌカビラ岳に向かう。 (↑)11:13 三の沢源頭の花畑此処もカールのようだ。チシマフウロ、エゾシオガマ、ウサギギク、etc。 ミヤマアズマギクの群落、アオノツガザクラの絨毯が何処までも。(↑)12:11 ヌカビラ岳の三角点北戸蔦別岳への方角を振り返りランチタイムで癒される。 また来たい。 (↑)12:21ヌカビラ岳から下山もう二の沢に向かって下るだけ。 ヌカビラ岳の下山中も若い方が何人も登って来た。 道は幾分、乾いた。雨上がりの雫で濡れる心配も無くなり振り返る事も忘れて歩く。(↑)取水ダム到着 スポド回収、1.5リットルでも足りた。 だけど林道歩き最初の上り坂にはウンザリ。(↑)14:56 林道沿いの崖にはダイモンジソウ 岩肌にチャボなカラマツソウやシダ、大株ダイモンジソウ! 他にエゾルリトラノオかヤマルリトラノオ、ハエドクソウ。 ヤマアジサイ。ハナシノブは残念ながら葉だけ。 小滝が多いのでエゾクロクモソウとのコラボが美しく先に進まない。 ダイモンジソウの花はまだ少なかったので9月に再び林道を訪問して満喫。 (↑)ミヤマアケボノソウ (↑)花は大きい (↑)ユキバヒゴタイ (↑)ヒダカレイジンソウ (↑)ムカゴトラノオは大きい (↑)タカネナデシコ?15:26 下山 林道で植物を堪能し帰路の方が時間オーバー。 36800歩 画像309枚 時折り沢の石に主の濡れた足跡があった日高の山。数年振りの日高はやはり・・いい。9月は伏見岳から今回の稜線を眺める。
2013.09.15
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8月12日曇り 11:40 スタート 東ヌプカに向かうのは6月26日以来2度目。白樺峠に車は停まっていたが今日も人の気配は無い山歩きでした。 ホタルサイコやヤナギタンポポ、エゾチドリ、エゾスズランが咲く濡れた草原を行く。 笹は前回より伸びて荒れた感じ。 すぐに深い針葉樹林帯となり苔むした登山道脇にはアリドウシランが咲く。 コイチヨウランも咲いていた。 (↑)12:38 尾根に出たらガスの切れ間に天望山の方角瞬く間に見えなくなった。東ヌプカの山頂近くはいつも霧の中にダケカンバが美しい。 山頂をスルーして霧の草原を下ると蕨の背が高い。(↑)12:53 山頂を越えた岩石帯をゆっくりと散策広い空間に花が所々咲き今度は何かと常に楽しみがある。 蝶が舞う。蜂の羽音に目立たない花を気付かされノギランにハッとした。 天国のような場所だけど十勝平野はダケカンバの霧の中。 13:12 帰路に着く。 登山道を野鳥が飛ばずに歩いて行く。 先に先にと進む姿を撮影したが登山道に同化した色合いだった。 暫くそんな道行きだったが薮の中に消え寂しくなった頃、入れ替わりに蛇。 野鳥と全く同じ行動で先を行くシマヘビもやはり同じ茶色。 (↑)ヒメミヤマウズラ 今年の蘭発見、23種類目真っ白で数は少ないが目立つ。(↑)ミヤマフタバラン(↑)葉の感じが双葉 (↑)エゾカワラナデシコ (↑)ナガボノワレモコウ (↑)水色のシャジン (↑)白いシャジン葉と花が輪生のツリガネニンジンとはほぼ一緒に咲く。(↑)ノギラン 地味な色で蜂がとまっていなかったらスルーになる(↑)ネバリノギラン 蘭の花に似ているのにノギラン共々ユリ科 7月17日に白樺峠で見た群落。ノギランより花期はひと月早くてこちらの方が美しい。 白樺峠に近くなるとエゾノレンリソウが咲いていた。 14:05 下山 天候に恵まれず表大雪に足を運ばなかったから湿原のトンボウソウを見ないで終わった。 シロウマチドリもしかり。 お天気は日を追う毎に崩れる一方で展望の無い山歩きが多い。 8月14日は戸蔦別岳に向かう。
2013.09.12
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8月9日どしゃ降り、曇り 7:51 スタート 出直しを決めた年配のご夫婦に見送られる。久々の羊蹄山に車で向かい、比羅夫登山口には6時前に到着。雨は強くなる一方で半月湖を過ぎた駐車場に車は4.5台だけ。雨の音が子守唄で着いた途端に寝てしまった。7時過ぎ雨の激しさに目覚め、朝食をとりながら普段は持ち歩かない登山本に目を通す。本日の目的であるオノエリンドウは旧小屋跡との情報あり、そこまでは行く事にした。丁度、雨はガスレベルに落ち着いた。気圧計はお天気がこのまま推移と示す。 静まり返った駐車場で一人、登る準備を始めたら窺うように山ボーイが傍に来た。 「天候は良くも悪くもならないから行きますよ!」と挨拶。 ならば、と彼も出掛ける事になり準備の為にテントに戻って行く。 更に千葉からやって来たソロ男性も同時に出発。彼とは殆どペースが同じだった。(↑)8:46 ガスの中を進む。展望無く汗が止まらない 急斜面の樹林歩き続く。レインウエアは蒸し暑さに耐えられず早々に脱いでしまう。 山頂の風だけが心配だったのに下山のソロ男性が20メートルはあったと言う。 彼は山小屋に泊まったらしい。やはり旧小屋跡が終点で無難のようだ。(↑)9:54 6合目でたっぷりの休憩 そのせいで此処まで千葉のソロ男性と後先を繰り返したが差が付き、追い付く事は無かった。朝の山ボーイもやって来た。しばし立ち話。私は山頂に行かないのでとお先を譲る。下山の団体さんに遭遇、小屋泊まりで元気がいい。道を譲ってくれながら先に行った彼らの事を教えてくれたり、抜かされたのかと言ったりヤンヤ、ヤンヤと囃され曇天の山も活気付いた瞬間でした。展望が無いから人の出会いだけがメリハリとなった羊蹄山。(↑)11:20 幻想的なお花畑となる7合目を過ぎてハイマツ帯になると風が出て来た。 長い長い樹林歩きから開放されガスの中でも気持ちが弾む。 ナナカマドの実が真っ赤で霧に浮かぶ。 道の両側にはチシマフウロ、ハイオトギリ、ハクサンボウフウ。 (↑)11:25 稜線が一瞬だけ見えた撮影出来なかったら何処に行ったか判らず仕舞いだったろう。 前回は真狩コースだったから登山道の勝手が違うガスの中。 閉鎖された分岐もありで戸惑ったものの間も無く旧小屋跡の標識が現れた。(↑)11:30 旧小屋跡とガンバレの標識左前方に直進すると山頂へのコース。今回は迷わずハイマツ帯に右折する。 コケモモの群落を眺めながら歩くとイワブクロ、オノエリンドウが現れた。 11:40 旧小屋跡に到着 展望は無く風は7.8メートルで思ったより弱い。 一帯は蕾を付けたオノエリンドウだらけでキクバクワガタの葉も多い。 小屋跡地の中にもたくさん増えて薄ピンク色の大きな蕾が目立つ。(↑)12:04 下山で旧小屋跡の基礎とケルンを振り返る 風で手が少し冷たくなった。諦め切れずに探したがとうとう開花は見られず。 周りは花畑でコガネギクやボウフウ、ウメバチソウを敷き詰めた風景がガスの中に広がる。 十分、堪能したのでハイマツ帯に吸い込まれるように下山する。 ハイマツの根元にリンネソウが沢山、咲いていた。(↑)12:15 イワタデのアカバナソウジュソウとも言うらしく今回、見たかった花の一つ。 辺りに人陰は無く相変わらずガスが掛かった天候が続く花の山。(↑)12:22 分岐から元来た道に入るとお花畑クルマユリ、イワギキョウ、エゾニュー?まで現れる。 7合目で若い男女5.6名パーティが登って来た。 今度は7合目で引き返した年配のソロ男性に追い着き明日リトライするとの事。 真狩コースを使いたいらしく相談されたが樹林帯の長さが違う事だけ返答。 どちらをチョイスしたのだろう。 6合目で再び休憩、千葉から来たソロ男性が追い着いて話しながらの下山。 蝉が鳴き出した4合目からは暑くなった。(↑)14:11 2合目の風穴2合目の風穴で覗き込んだら見える筈のヒカリゴケは判らなかった。千葉のソロさんは今日のフェリーで帰ってしまうらしい。諦めていた羊蹄山に登れた事に何故かお礼を言われた。登りが一緒だった事らしく山頂を1周した時は濃いガスに心が折れそうになったとも言った。先に下山した彼の車が駐車場を出発した時、傍で一旦、停まった。なのに私は運悪く着替え中で別れの挨拶を出来なかったのが心残り。また北海道にいらして下さい。(↑)オオヤマサギソウ イワツツジは赤い実を付けていたが数は少ない エゾアジサイが見頃。ハエドクソウもピンク色の花が可愛い。 驚いたのは花後のスズムシソウかクモキリソウの大群落。 比羅夫コースは登り易くて気に入ったから此の花の時期に訪れたい。(↑)オノエリンドウ (↑)白っぽいオノエリンドウ (↑)サマニヨモギも多い14:35頃 下山 今回、下山の撮影忘れにつきアバウトタイム 25600歩もう随分前に真狩コースから登った。山頂を1周して下山したがあの時のメンバーはあの時の自分の年齢に達したから30数年前!そして十勝岳や芦別岳は何度も登っていた。他に愛別岳、ニペソツ山と植物より岩肌の山岳美に魅かれて山をチョイスしていた昔。あの頃、植物を観察する引き出しが無く今更、登り返して植物を探している。一人で登っていない山も登り返しては自分だけの目線で花と語らい癒しのひと時を過ごす。年を重ねるのもいいモンダとしみじみ感じる第二の人生。数少ない8月の山歩き8月の札幌はひと月の内、29日が雨降りだったと本日の朝刊記事にあった。
2013.09.04
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8月6日 雨のち曇り 11:44 スタート 然別湖の登山口駐車場にはバスが2台。レインウエアはポンチョにした軽登山スタイルで湖畔を辿る道と別れすぐ登り出す。早速、苔むした独特の道に真っ白なアリドウシランが点々と灯りのように咲いている。負けじと咲くコイチヨウラン!季節が少し移ろったらこんなにもぉ?感動する。間も無く下山して来た団体さんは意外にも児童達でした。 歩きながら各自クロウスゴの実を摘んでは口に運ぶ。 「オイ!」見かねた先生の発した言葉は「後から来る人の分も残しておけよ~」 ほのぼの・・ タケシマランには赤い実、イチゲの葉は紫色に、クロツリバナの実もぶら下がる。(↑)12:57 分岐に来た霧の中に続く針葉樹林の尾根歩きを過ぎ此処からは植生がガラリと変わる。 ヨツバヒヨドリ、ミソガワソウ、ハイオトギリ、エゾノシロバナシモツケ、コガネギク。 大岩を積み上げた山頂のガレ場が霧の中に浮かんで来た。(↑)13:09 霧の白雲山山頂孫達を連れた年配のご夫婦は4人パーティで下山。 展望の無い山頂にはツリガネニンジンとシャジン、カワラボウフウが咲いていた。 手持ち無沙汰で即、下山。花の写真に熱中する。 エゾシオガマ、ヤマハハコ、ヤナギタンポポ、ツルリンドウ、色とりどりのキノコ。 登りで見つけた蘭はコイチヨウランとアリドウシラン。 帰路はエゾスズラン、キソチドリ、ハクサンチドリ。(↑)14:17 コイチヨウランの群落雰囲気の良い登山道は倒木が多くジャンボな和風庭園巡りのようです。 蘭を何枚も撮影しては小さな花を指で持ち上げて眺めた。 コイチヨウランの花の作りはミヤマフタバランに似ている。(↑)14:23 晴れたから然別湖が見える 左は南ペトウトル山かな?急に雲が消えて明るくなった頃、足元にハクサンチドリの株があった。 コモチミミコウモリ、イワツツジの群落する苔の切り株。 (↑)エゾスズラン (↑)コイチヨウランエゾスズランは蕾の株では最初、不明だったが咲いた株でラッキーと心中で叫ぶ。 コイチヨウランは根元に赤い葉がもれなく1枚づつ付いている。 余りにも沢山、咲いていたから嬉しくて悪天候もなんのその。 どちらも蘭科なので発見は21種類目と成る。(↑)カワラボウフウ 蜂が作業中。 (↑)ツリガネニンジン (↑)イワツツジ花の時期には姿はあれどとうとう見つけられなかったイワツツジの花。 群落を片っ端から葉裏を探すとやっと一株に実を見つけた。 花は少ないようです。(↑)ミソガワソウ 丈もあり綺麗だから目立つ花14:46 下山 湖にブラシを持って行き靴とスパッツを洗った。 孫さんのパーティも下山して記念撮影している。 蘭が4.5種類ありましたよ。 そんな話をしてお別れ。前日の愛別岳も曇り。此の後トライした山々は東ヌプカも曇り、羊蹄山はどしゃ降り、戸蔦別岳も雨上がりの思いっきり曇天。8月はその内、晴れるだろうと期待してもズルズルとグズついたり大荒れしたまま9月。キッチンガーデンのジャガイモや無臭ニンニクは掘り上げるタイミングすら掴めない有り様。8月末、山への欲求不満に耐えられず札幌近郊の山に行った。最初からゴロゴロ・・と雷。 下山して山の反対側の市街に向かうとどしゃ降りで道路冠水2箇所をクリア。 倒れた街路樹、渋滞の中をパトカーや救急車が走っていた。 連日、竜巻のニュース。
2013.09.03
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8月5日 晴れのち曇り 7:30 スタート 黒岳7合目からいつもより静かな歩き出し。今回は久し振りの愛別岳に行き安足間分岐から永山岳を越え愛山渓温泉16時に下山の予定。随分前、愛山渓温泉から愛別岳に行ったので逆コースと成ります。下のロープウェイ駅駐車場はお花のシーズンが終わって閑散。駐車場のスタッフさんは「今年は秋が早そうだヨ、寒いから」そんな短い挨拶を交わして数分後のゴンドラはラッキー。20分間隔の発車だから乗り遅れたら時間の読みが辛くなる。リフトを降りた登山者は一人。道端のダイセツトリカブトやカラマツソウ、アザミなど少ない花を眺める。 汗を拭きながらの登りでは時々、石狩連山やニセイカウシュッペを振り返り 帰路は無い景観を楽しむ内に・・・ 8:27 黒岳の山頂 出迎えてくれた花はイワブクロ、コマクサ、チングルマ。(↑)8:34 ミニミニ山ボーイの背景は黒岳の山頂登山者が10名ほど賑わう黒岳で一息入れながら眺める展望に雲は無い。白鳥の雪渓が残る北鎮岳を見据えながら下ると縦走帰りの小さな山ボーイとすれ違った。思い切って「写真を撮らせて下さい」と声を掛けたらポーズをとってくれた小さな紳士。大人顔負けの本格的な装備に思わず感心、お父上の優しい眼差しにも愛情一杯の環境を想像したのでした。黒岳の石室から右にコースを取り北鎮岳に向かう頃から芸術的な雲が空を描く。(↑)9:18 お鉢平を展望台から見下ろすイワギキョウ、ハクサンボウフウ、エゾウサギギク、エゾコザクラソウが咲いていた。 今回はお花の端境期に愛別岳を目指す目標なので立ち止まる回数も少ない。 それでもメアカンキンバイ、水色のイワギキョウ、エゾイワツメクサが現れる。 10:08 北鎮岳に到着 順調で愛別岳もきっちり見えた。 北鎮の山頂にはソロ男性が居ただけ。 近年の愛別岳は一層、吊り尾根が細くなり滑る様になったから気を 付ける様にと有難い情報にお礼を言ってお別れ。 (↑)10:11 北鎮岳からコルに下る 段々、愛別岳に雲が湧いて来る。一番、右端のピラミダルな山が愛別岳。真ん中がその前に経由する比布岳。 左の稜線は愛別岳の下山後に辿る安足間分岐に至るコース。此の区間でお花のスポットはチシマクモマグサとエゾイワツメクサのブーケ、クモマユキノシタの群落、ウスユキトウヒレン。雪解けの遅い比布平で一面の花畑は終わったなぁと思いながら歩くとご夫婦ペアが来た。足元が怖くて永山岳にも行けず引き返して来たとの事。本日の出会いは此のパーティが最後。(↑)11:04 予定通り比布岳に到着したが愛別岳は雲の中に消えた見えているのは安足間分岐にトラバースする帰路のコース。 下山して行く人影が遠くゴマ粒に見える中、これから愛別岳に向かう。12時に到着予定。 比布岳を20分も下ったら愛別岳への分岐になりコースは直角に右へ変わる。 辿る筈のコースには益々、雲が湧き此処はいつもこんな感じでもったいぶる。(↑)11:20 愛別岳分岐から吊り尾根に下りる 正面は永山岳分岐から見える筈の愛別岳が無いまま急斜面にゆっくり足を踏み降ろす。 風が無い分、気が楽で急な砂礫斜面を尾根に下る途中の景観を撮影。 足元は滑りやすいのでいつも片方のストックだけカバーを外し地面に差し込む。 ちょっとした近郊の冬山ではピッケル代用したマイブーム。(↑)11:27 吊り尾根に到着 雲の切れ間に先端が愛別岳此処からは肩幅ほどの登山道で高低差の無い楽しい尾根歩きが1時間。 地面の色が白、赤、黄色、黒と変化して行くのがとても面白い。(↑)11:40 進行方向にウラシマツツジが赤いもうすぐ山頂だからやっと植物が現れた。 途中は雪解け水の轟音が下のほうから聞こるだけでひたすら雲の中に向かって来た。(↑)11:57 山頂付近から振り返る吊り尾根あと1分で山頂。雲が切れた瞬間に辿ったコースを写す。 左の雲の中に比布岳、右は安足間分岐方向。(↑)11:58 愛別岳の山頂 岩のベッドに横たわるが熱くて無理予定より2分早い到着だったが展望は全く無し。 直下の登りがあんなに急だったかな?と少し若かった頃の曖昧な記憶にあきれる。 山頂の先まで行っても視界はゼロ。(↑)12:15 大覗谷を挟んだ永山岳方向は下山で辿る時折り気まぐれな景観が現れる度にデジカメを取り出す。 懐かしい愛別岳の山頂で一人寛ぐ贅沢な時間。 雲に包まれてぼんやり癒されたら下山にする。 直下で咲くハイオトギリ、コガネギク、チシマギキョウ、イワベンケイを撮影。 13:09 愛別岳分岐に戻った。 次の安足間分岐から右折して永山岳に向かう。 辺りの雪渓は手が届きそうな位、残っていた。 分岐を直進して安足間岳でヨコヤマリンドウを見る予定は次回の楽しみ。(↑)13:35 永山岳の下りは花畑がどこまでも永山岳の山頂標識を振り返ると一面がチシマノツガザクラ。 下っても下っても咲いていた。リンネソウの群落を眺めて下ると銀明水の水場。 この辺りはエゾゼンティカ、コバイケイソウ、コガネギクと雰囲気が変わる。 とにかく永山岳は花の山でチングルマやツガザクラのシーズンはもっと凄い。 次はハイマツ帯に沿ってウラシマツツジが続き紅くなると美しい。 (↑)14:08 沼の平が眼下に広がる 雲より下になったから展望が良い秋は紅葉が素晴らしい沼巡り、カメラも多いが今時は静かに見える。 一面がハイマツの海になると下山に専念するだけの単調な時間が長い。 やがて登山道は大きな岩だらけになり枯れ沢下りのようになる。 そこにミヤマホツツジが咲いて、季節は移ろっていた。例年、笹薮漕ぎが続いた箇所は綺麗に刈り取られ明るい気分でポンアンタロマ沢に降りた。村雨の滝もクリアした沢沿いにはエゾノレイジンソウ、カラマツソウ、イチヤクソウ、ミソガワソウが咲くのを眺めながら淡々と深い樹林帯を歩く。三十三曲がりコースとの分岐に着いたら温泉も近い。(↑)ミヤマホツツジ 花びらが反り返った咲き方が可愛い15:33 下山 愛山渓温泉には予定より30分早く到着。 33700歩 画像177枚 車が数台あったから他にも入山者が居たらしい。 久し振りに登山したような感じで、すがすがしい。 翌日、然別湖周辺の白雲山に登り蘭を探すテーマに戻る
2013.08.31
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8月2日 晴れ 12:41 スタートしたのは午後の然別湖。ネイチャーセンターに立ち寄り登山道の確認をしてからの出発です。数年前、頭も隠れる位の笹薮と足元に隠れた倒木に降参した事がある。「笹刈りしたよ~去年かおととし・・」ランチの途中でスタッフさんが答えてくれた。笹刈りのお礼を述べてからいそいそ向かった温泉街の西端。立派な看板が目立つ登山口。 歩き始めは前回同様に草丈が低い。(↑)13:18 笹が蔽うやはり30分も登ると段々、道が消え出したが前回より遥かに笹の丈が低い。 しかも確かに刈られた笹の残骸があるので苦労がしのばれた。 然別湖周辺の山々は常に何処かが笹に侵されているようです。 イチチゴッコの状態の中、若いスタッフさんには感謝しながら薮を漕ぐ。 気持ちの良い尾根歩きの先に見上げるような山容が現れる。 見るからに急な樹林斜面の中に道は続き山頂は左手となった。(↑)13:58 南ペトウトル山頂 奥はウペペサンケ山もう登る事は無いと諦めていたので感激もひとしおで辿り着いた。 入山記帳簿はまっさらで自分の名前しかなかったから誰も居ないのは想定内。 時間が止まったよう。下の温泉街とはまさしく天と地の違い。 山頂付近はシャクナゲやツツジが多く初夏の花が美しい様子を想像してみた。(↑)然別湖を見下ろす東ヌプカウシヌプリが右の端。白雲山、天望山。その横にうっすらと東雲湖が見える。 周辺の山と違って山頂にも途中にも全く岩が無い樹林の山。 狭く草を刈った平らな場所に山頂標識だけがあった。(↑)ウペペサンケ山台形に見えるるウペペサンケのお隣には丸山とニペソツ山の一部が下山で見える。 反対側には日高の山々が雲に浮いた状態で見えた。 いい空気を沢山、吸い込んで下山。(↑)14:22 ダイナミックなジャングルバージョンの登山道が続き登りでは気にならなかった箇所で首を傾げる事もあった。針葉樹林帯を何度も越えて笹薮、苔むした倒木箇所がとても多い。常に然別湖が見えているのがとてもいい。(↑)14:46 湖面が近くなり終了すぐ下には樹の枝越しに建物の赤い屋根が見えて来た。あっと言う間。車が通り過ぎる湖畔のカーブ。すぐ横はバス停で大きな駐車場に観光バスが何台も停まり観光客が歩く。14:48 下山 温泉街です (↑)エゾノレンリソウ (↑)アサツキ温泉街を東に抜けてすぐの白樺峠には入山前に立ち寄った。咲いていたのはラン科ではオオヤマサギソウと蕾のエゾスズラン。他にホタルサイコ、クルマユリ、コガネギク、ナガボノワレモコウetc。東ヌプカの山頂が見えていた。南ペトウトル山には一切、花が無くエゾイチゴが一箇所あっただけ。その分、白樺峠で癒される8月最初の山歩き。
2013.08.29
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7月28日 雨 11:30 スタート 白雲山の登山口と同じ処から小雨の中を歩き出す。こんな日は然別湖畔を蘭でも探して歩くだけに限る。登山口には数台の車があり山頂を目指したパーティが居るらしいが展望は無いと思う。 イチヤクソウの真っ白な花が雨に濡れて鮮やか。ツルリンドウがもう咲いている。 ツバメオモトはまだ実の膨らまない株が随分と多く花の時期はさぞ良かろうと想像する。 イワツツジの葉が密生した岩が次々。葉の裏を覗くが花も実も無いなんて侘しい。 蘭の発見で嬉しい楽しい湖畔歩き。(↑)12:17 分岐分岐を直進したら湖畔巡りが続き東雲湖を経由してから天望山の山頂に行く。 今回は右折。天望山により近いコースをチョイスして登ったが途中でどしゃ降りになった。 さっき苦労した倒木をくぐって憂いも無く下山。帰路は更にゆっくり蘭を探して戻る。(↑)12:53 然別湖周辺は風情があるこれがミヤマフタバランの植生。雨降りでなくてもしっとりした風情。 此処にはかなりの数が咲いていた。オレンジ色の花びらが透けているし人目につきにくい。(↑)13:10 雨の遊覧船に人影見えずアナウンスが聞こえて来ても侘しい。 歩く傍の湖畔に波が打ち寄せ鳥が飛び立って行った。 (↑)ミヤマフタバラン (↑)アリドウシラン此の2種で今年の蘭発見は18・19種類目となった。アリドウシランの目も覚める白が小さいながら存在感あり。 ミヤマフタバランの花はコケイランのミニサイズ。 他の蘭ではミヤマチドリが咲いていた。 ギンリョウソウも見掛けたが風船がしぼんだ形になって終わりかけ。 (↑)タツナミソウの小群落があった登山口の近くで鼻歌混じりに帰っていたら後ろに下山のご夫婦パーティが居てドッキリ。 「ごきげんですね」と言われてしまう。 蘭があったから間違い無く機嫌は良かった。 駐車場では湖畔に行って靴を洗う。さっきのパーティは泥んこ。 13:48 下山
2013.08.27
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7月27日 晴れ 12:00 トムラウシ温泉からの帰路、白樺峠で車を止める。此処はお花の植生が豊かでいつも楽しませてくれる。東ヌプカウシヌプリの登山口から草原を散策して駒止湖まで行く事にした。距離はとても短くて然別湖がすぐそこ。(↑)12:19 花畑白樺峠の広い駐車帯に沿って素晴らしいお花畑が続く。フランスギク、チシマフウロ、ヤナギタンポポ、ワレモコウやツマトリソウらしき小さな花。アソートが見事でつい道路を何処までも歩いた。バスも車も次々、停まっては去って行く。(↑)12:38 駒止湖を見下ろすガレ場は静か此処は秋になるとナキウサギが居る。カメラマンも居る。いかにもいい雰囲気だが前回発見したイチヨウランは枯れてしまったのか探せなかった。 (↑)エゾチドリ (↑)エゾオトギリはトムラウシ温泉で撮影花が大きくて目立つ、やや終わりかけのエゾチドリは真っ白。 欄の発見で17種類目と成りました。 傍にはキソチドリとホソバノキソチドリ。 (↑)エゾシオガマ (↑)シオガマギクどちらもヨツバシオガマとは仲間でゴマノハグサ科。花の形はそっくりです。咲いている場所が同じなのは此処くらいかもしれない。 (↑)ホタルサイコ (↑)ヤナギタンポポ黄色い花が目立つ草原は東ヌプカの登山道が真ん中を通り笹が目立って来ている。よ~く目を凝らすと色んな植物が笹の中で頑張っている。他のガンバリヤさんはチシマフウロ、ナガボノシロワレモコウ、クルマユリetc.。 (↑)白花リンネソウ (↑)宝石かと思ったら虫駒止湖に向かう鬱蒼とした針葉樹林帯は苔むして和風の趣。その道で珍しく白いリンネソウを見つけた。イソツツジしか咲いていないガレ場からピストン。東ヌプカの山頂がスッキリ見えていた。時間があったら行きたい山。
2013.08.26
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7月22日 晴れ 12:01 スタート 南暑寒岳の登山口で午後になった。暑い7月は天候に恵まれ例年より山歩きのチャンスが多い。前回、硬い蕾だったエゾノチャルメルソウとそろそろ見頃のクロバナハンショウヅルを愛でる為に暑さもナンのその。時間的に閑散として小屋番のお兄さんしか見当たらない。歩き始めた登山道に花は殆ど見当たらないから僅かな季節の移ろいを感じる。 (↑)12:20 第一吊り橋手前の沢早速、沢を覗き込むと咲いてる、咲いてるエゾノチャルメルソウ!樹の枝が覆い被さる美しい流れの中、フキユキノシタに囲まれて和の装い。 小さい沢が2本登山道に向かって注いでいる。 そのいずれにも良く観察したらチャルメルソウが。(↑)12:23 エゾノチャルメルソウ糸巻き車のような花の造りは繊細で素晴らしい。 咲き初めしか見ていないマルバチャルメルソウはもっと見事だっただろうと改めて思う。(↑)アップ (↑)12:30 後ろの葉は関係無い背丈は4.50センチメートル。色合いが地味なので気を付けて探さないと見付からない。やっとの出会いでしばし花と語らい次は湿原のクロバナハンショウヅルを目指す。下山のパーティが多い。咲いていたとの情報も頂き嬉しくなる。(↑)13:17 雨竜沼湿原に到着前回、思わぬ展開で縦走した南暑寒岳と暑寒別岳の稜線を感慨深げに眺める。やっと辿る事が出来たから気持ちにも余裕が出て眩しく仰ぎ見る。(↑)13:54 花の雰囲気が変わったエゾゼンティカが満開であちこちオレンジ色が浮かんでる。ハクサンチドリも多くなった。前回と同じ時計回りのコースをポコポコと木道歩き。(↑)14:21 Tさんが座り込んでいた分岐前回、此処でTさんを見掛け山頂で合流した後、縦走したあの事実が蘇った。 現実に戻ると下山のパーティが2組。 本当にクロバナハンショウヅルは満開です。(↑)クロバナハンショウヅル花とは思えない程の毛深さ。植物の本に載っている感じとは随分、違う。先ずゴツイ、茶色い、堅そう、冬用の帽子みたいで暑苦しいが上手く出来てる花だと感心。(↑)雰囲気はオシャレ木道に沿って何株も咲いていた。 ハクサンボウフウ、ツマトリソウも。(↑)14:50 コバイケイソウ満開のコバイケイソウ、時々チシマノキンバイ。 雪がすっかり消えて青々とした初夏の湿原は何度、訪れてもいい。(↑)ホソバノキソチドリ?ちと雰囲気が違うけど湿原だからオオヤマサギソウではなかろう。(↑)ホソバノキソチドリ蘭科の発見で15種類目になった。(↑)マシケレイジンソウこれは多分、増毛のレイジンソウであろう。(↑)14:28 湿原の端で下山にするワタスゲ、ゼンティカが綺麗。分岐ではもう最後のパーティの後ろ姿が遠ざかる。木道を周回したら笹原を辿るので同じコースを戻って来た。ナント、あんなに広範囲の大群落を行きで見落とし何処までも続くハンショウヅル畑が広がる。多分、情報を手掛かりに足元ばかりを見ていたからだろう。戻って良かった。16:00 下山 満足、大満足。7月は此の後、散策しか出来なかったが蘭を探す。
2013.08.25
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7月20日 晴れ 11:35 スタート 暑い最中に歩き出すから休憩しながら水分補給。今年も入山出来ないと思った林道崩壊の平山が開通。高速道路の白滝ICを降りる。登山口の駐車場は満杯で数百メートル手前の広い広い駐車場もかなり奥までビッシリ。最初の撮影ポイントは連らなる車の数という人気の山でした。歩き始めは時間が遅いのでどなたにも出会わず登山道の大修理に感謝しながら汗を拭く。「一の雪渓」近くから次々と下山のパーティにご挨拶。支湧別の流れに沿って崖一面に咲き誇るエゾノリュウキンカにはいつも感動する。残雪に映える此の景観を眺めたくてやって来るようなアンバイ。久々のシーンは期待を裏切らずしばし呆然としていた。「冷涼の滝」にも登山道脇の花々にも勝る・・・私だけの見解ですから悪しからず。 あれだけの車だから稜線に乗っかる寸前までコンニチワの連発。到着したら比麻良山分岐。その道標の周りで沢山の人が腰掛けて食事中。休まずに左折して平山に向かう。振り返る比麻良山への稜線には人の流れが連なっていた。(↑)13:50 平山の山頂から表大雪を眺めてランチタイム やっと涼しい 名前の通り平らな山容のハイマツ帯を歩いていたら下山のパーティが続々。 晴れていたら、雪がもう少し多かったならスイスのような展開だったけど残念。(↑)14:12 イワブクロの向こうにはニセイカウシュッペ山アンギラスと繋がるニセイカウシュッペ山も毎年、定番の山です。 ちらほらと見えていた人影も消えて深閑の趣。 チシマノツガザクラ、コケモモ、ヒメイソツツジ、ウスユキトウヒレン、リンネソウ。 ハイマツの稜線に咲く花は昔より減った? こんなにケチな咲き方だったかなと10年以上も前の記憶と相談。 (↑)14:13 タカネシオガマが満開真上から見ると同じ形のマカロニパスタを思い出す。 分岐から比麻良山の方に稜線を下って堪能するが植生の変化が無いので引き返す。 遠望が利き何処を見渡しても残っているのは間違い無く私だけ。 さっきまでの喧騒とは大違いの平山をゆっくり下山にする。 雪渓手前に少しだけエゾノツガザクラ、チングルマ、イワブクロ、ゴゼンタチバナ。 更に降りたらチシマノキンバイ、キバナノコマノツメ。 (↑)14:49 足元にエゾノリュウキンカ誰も居まいと思ったが雪渓で山ガールの大パーティに追い着いた。 他にワンコもメンバーの若いパーティが合流、雪渓遊びに夢中で下山しそうも無い。 下りきって大きな雪渓を見上げると若者達のはしゃぐ姿が点々と雪に浮いていた。 此処はハイオトギリ、フキユキノシタ、アラシグサ、オニシモツケが咲く。 更に更に下るとエゾノレイジンソウ、タニギキョウ、背の高いズダヤクシュと変化。 葉が光り輝くツルツゲも白い花を付けていた。 (↑)ミヤマチドリ 蘭科本日の収穫は蘭発見のカウントが進み14種類目となりました。メデタシ、メデタシ。暑くてやる気の無い登り方にどうなる事かと案じたものの結果オーライ。15:33 下山 残った車がたった4.5台で雪渓遊びの彼等です。本当は時間も無いし途中の北大雪スキー場から未踏の「天狗岳」に行くつもりでしたがマイナーなのか登山者の車も見当たらずやっぱりスルーした。あの日、全員が平山に行ったのに危うく自分だけ天狗に登っている処でした。平山の登山口には明日の出発と言う中年の男性2人パーティが下見に来て居た。タカネシオガマが目的との事。天狗岳の予定を変更して登った事を話したら「あの山って登る価値あるんですかね?」返事に窮するやりとり。そんな感じの山だから秋にでも訪れよう。 翌々22日 南暑寒の雨竜沼湿原。エゾノチャルメルソウをリトライ。
2013.08.24
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7月19日 晴れ 10:44 所要がてら4時間程フリータイムの新日高町で散策。新日高町にあるピセナイ山から日高の山々を眺めようと現地で決めた。静内ダムへの行き方を地元の男性に尋ねたら山に詳しい方らしく通行止めを宣告された。では!と代わりに近頃、耳にするペラリ山への道を教えて頂く。親切そうな彼は見えていたペラリの山頂を指差しながら「まっすぐ行ったら右に曲がり牧場の人に行き方を訊いて下さい」とザックリした案内。 10:44 ペラリ山に近い林道ですが登山口では無かった。牧場に居た人も工事関係者で更に案内がアバウト。それでもクルマユリが咲きエビガライチゴの不思議な蕾に見入った。荒れ放題の林道手前にに広い駐車場。此処でクルマを停めてしばしの散策タイム。林道の一部は沢の状態で斜面には獣道に足跡が一杯。登山口を求めて場所を移動するが時間が少ないから見つけても行けるかどうか怪しくなる。 (↑)エビガライチゴとハエドクソウネットの検索記憶を頼りに何と無く入った道の奥。11:30 大きな「ペラリ山入り口」の標識を見つけた処は広くて駐車場にも思える。右折の狭い道の入り口には会社の看板が建っていたから遠慮して直進をチョイス。が、登山口では無く、正面で大きな沢にぶつかる。手前は狭いなりに車の出入り跡が残り登山口もどき。道は左に大きくカーブするが水が流れ荒れているし案内も無い。そんな処に車を置いて荒れた林道を登って行った。 (↑)クリンソウとエゾムラサキどんどん荒れて背丈ほどの草が生えた林道だが薮の空間にクリンソウの群落を見つけた。11:45 林道が更に二股になっても何ら標識が現れないので明らかに間違い。今更、登り直しが利かないから二股の林道を両方とも散策して蘭探しをする。1本目の道は倒木有りの苔むした下りになる。2本目の道は歩き出しと変わらぬ薮漕ぎ状態。獣道が荒れ放題の林道に向かって網の目の様に付いていた。(↑)12:39 最初の標識に戻る此処を道なりに直進したが正解は直角に右折する荒れた上り坂でした。結局、山はガスが掛かり展望無し。何よりも蘭が見当たらずで引き返したが頭以上に薮が高くなったせいもある。日高山系はなかなか足が届かないので昨年も登っていない。此の日が起爆剤となり後日、戸蔦別岳にナンとしても行けた貴重な経験だったのです。 (↑)ノハラショウブとオカトラノオ 植物には恵まれた日高はヨツバヒヨドリでも背が高くて驚いた。 羆も大雪山系とは比較に成らないほど大きいヨとビジターセンターでのお話が納得。 何でも大きい鬱蒼とした日高山系の麓。 ネットで調べたらピセナイ山に入山出来ないからペラリ山に登山道を開いたとあった。 チャンスがあったらリトライしよう。 薮漕ぎで時間も程よく潰した。 翌日は久し振りに開通した北大雪の山 平山に行きました。
2013.08.23
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7月15日 晴れ 9:07 スタート 天女が原コースをロープウェイを見上げながら歩き出す。 最初から暑くて気温は30度以上の日。 湿原に着く頃にはダラけた感じで旭岳に行く予定を諦めモード。 双眼鏡で野鳥観察のソロ女性が居た。 ザック降ろして双眼鏡を出し一緒に梢の鳥を眺めた。(↑)11:01 4合目の雪渓いつもこんな感じで雪がある。遠くは化雲岳。 間も無くロープウェイから降りた観光客の多い登山道に合流する。 その前に一休みして喉を潤す。暑い・・・(↑)11:16 旭岳とツガザクラ雪が深く残った青い色の夫婦池から姿見の池を巡ることにした。 とにかくお花が満開で撮影する人も観光だけの人、下山するパーティも多い。 姿見の池も雪で殆ど埋もれていた。(↑)13:50 下山の天女が原コース遅いスタートは暑くて山頂に行く勇気が失せ下山にした。 花はお腹いっぱい眺めたので十分に満足。 (↑)アオノツガザクラ (↑)エゾノツガザクラ (↑)形がちと違う (↑)これも違う (↑)キバナシャクナゲ (↑)ジムカデ蘭は見当たらずオオバタケシマラン、チングルマ、ナガバツガザクラ、イワブクロ、メアカンキンバイ、ヒメイソツツジ、ショウジョウバカマetc・・・満開のシーズンだったのでめでたし、めでたし。蘭を探してマイナーな山歩きが続く7月なのでした。本日8月22日現在で22種類の発見に達しています。
2013.08.22
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7月13日 晴れ 10:10 スタート 銀泉台は車が多く山が賑わっていそう。前回、高原温泉から登った緑岳は悪天候でチョウノスケソウに辿り着けなかった。一旦は諦めた赤岳のチョウノスケソウ。先日、旭岳の麓、東川町のコンビニで登山ガイドさんと会話した時の情報でギリギリ間に合いそうだと知り再びトライ。記帳所にはニューフェーサーで元プロ野球選手のKさんにそっくりな彼が今日も居た。見に行きますね~と挨拶して遅い出発。雪渓越えてコマクサ見ながら色んな方達と挨拶交わしていつしか12:00赤岳スルー。(↑)12:11 チョウノスケソウが2輪だけ満開久し振りに見たくなったから嬉しい出会い。花の雰囲気はチングルマに良く似ている。同じばら科のせいだろう。近くにもちょっとしたブーケがあったけど花は終わっていた。デジカメのバッテリーは充電する時間が無くて切れたまま移動していた事に気付いた。何とかこれだけ写す事が出来た。山歩きは携帯電話のカメラにしたので画像がイマイチ。(↑)12:18 キバナシオガマ背景はホソバノウルップソウ。一番、花の種類が多い時期で見頃。(↑)12:19 ホソバノウルップソウ花穂が立ち上がりその背景が北大雪の山々。エゾツツジ、チシマキンレイカ、ホソバツメクサ、エゾオヤマエンドウ、イワブクロ等が満開。(↑)12:26 山頂は人が多い帰路でスルーしながら赤岳を写した。赤岳の手前にもチョウノスケソウの小規模な群落があり少し咲いていた。イワヒゲ、エゾノツガザクラ、ウメバチソウ、メアカンキンバイ、チングルマ、キバナシャクナゲ、コマクサ、エゾコザクラソウ・・・満開。13:45 下山記帳所であの彼に「チョウノスケソウ、まだ咲いてましたよ~キヨハラさん!」勝手な呼び掛けに違和感無く受け答えしてくれた。それにしても凄い人の山でした。
2013.08.21
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7月11日 曇りのち晴れ 8:36 スタート 南暑寒荘であくまでもピストン予定の入山記帳。すでに下山した泥んこのソロ男性が傍に来て何も咲いていなかったとしきりにぼやいた。日差しは無いが遅い出発なので暑い暑い。歩き初めから汗だくでタチカメバソウやノビネチドリを眺める。タニウツギ、エゾワサビ、ハクサンチドリも現れて第一吊橋を渡る。エゾノチャルメルソウは見つからず草刈り直後の道を登って汗を流し続ける。(↑)8:54 手前にエゾノチャルメルソウの株雰囲気で映した小沢。下山後に調べたら画像にチャルメルソウを発見。22日に改めて訪れたら満開だった。(↑)10:00 行く予定の無かった稜線を眺める。左が南暑寒岳、右が暑寒別岳。湿原で風が急に涼しくなった。イワイチョウやショウジョウバカマ、コバイケイソウまだ枯れ野原状態。咲いていたハクサンチドリは札幌近郊の手稲山の方が遥かに多くて豪勢。(↑)10:12 水芭蕉の川 雪が残って涼しい。ヒメシャクナゲが多くホロムイイチゴ、チングルマも咲いていていた。時計回りに木道を歩くとソロ女性に追い着く。彼女とこれだけ咲いていたら十分ですねと眺める。イワナシを見たくて山頂目指すと言ったら彼女はまだ行き先未定との事で此処から先行した。山頂への案内分岐で木道に座り込みメモを取るソロ男性が居た。彼はTさん。分岐の標識を撮影したらもれなく人物入りになったが致し方無い。ところが此処で見掛けた此のお二人が午後の山行きのキーポイントになるのでした。(↑)10:53 山頂に向かう登山道のオブジェ湿原を離れたら植生が一気に変わりハクサンボウフウ、ツバメオモト。雪解け水の流れる沢にはエゾノリュウキンカが群落して見事。湿原を見下ろす展望台は帰路で良いかとスルーしたが寄る事は無かった。(↑)11:32 湿原を振り返る両脇の笹に飽きながら帰りは此処を歩きたくないダラケた歩き。エゾサンショウウオの卵。オクエゾサイシンもノウゴウイチゴも花盛りで下山のパーティが次々現れる。スタートは2時間遅い。だから暑いのも当然。(↑)12:07 山頂 南暑寒岳から縦走路を何気に見下ろし行ってみたいと念じる3.4パーティがランチで賑わう。物足りない小さなおにぎりを食べ終えると湿原で出会ったお二人が到着し山頂には自分を含めて此の3人だけになった。食事する彼女のおにぎりを見て「それくらい大きくないと山は歩けませんよネ」と感じたままに言う。(↑)12:38 ザックを背負って彼女が下山遅い到着のTさんはこれから暑寒別岳に縦走すると言うので自分も連れに連絡を取り同行となる。いきさつを察した彼女は多めに持って来たと言い大きいおにぎりを私に持たせてくれた。山歩きで他人様からオニギリを頂くとは・・有難く受け取る。 此の場では届かないけど 「ありがとう御座いました!」とても美味しかった梅のおにぎり。(↑)12:39 おにぎりをザックに詰めて桃太郎が縦走開始。 右から群別岳、奥徳富、黄金山。出発前に山頂標識の前で証拠写真を撮って欲しいとTさんに頼まれた。彼はゆっくり歩くらしいので先行となる。ロープ付きの急斜面を下り南暑寒を後にする。すぐ若いソロ男性に出会い暑寒別岳をピストンしたと言うが帰路の登りは酷で汗だく。(↑)13:05 行く手に雪渓 暑寒別岳の尾根に取り付き出した。縦走路の中間にキソチドリが咲いていた!カウントしたら「蘭の発見」13種類目。笹の刈り分け道は整備が行き届いて歩き易い。お花が始まり見下ろすと眼下には隠れ湿原で感動。ハクサンボウフウの沿道、ハイオトギリが花盛りでマッ黄色。ヨツバシオガマ、ギョウジャニンニク、フギレオオバキスミレ、ハナヒリノキ、リンネソウ、ゴザンタチバナ、オガラバナ、コガネギク、エゾシオガマ、チシマフウロ、ハクサンチドリ。これらの花々が順次、群落となって出迎えてくれる。なんて贅沢な山歩きだろう。(↑)14:45 山頂近くの崖斜面から冬に訪れた群別岳尾根歩きしながら後から来ているTさんを見下ろし同時に休憩。Tさんは雪渓で何やら作業している。段々、近づく崖斜面は迫力も増す。まさか、あのギリギリ崖っぷちを辿る事になろうとは(笑)崖の辺りではキクバクワガタの葉が多。エゾオグルマ、カノコソウ、ミヤマオダマキ、アラシグサ。 そして太陽が今更ギンギンに照り付け出した。(↑)14:57 山頂直下のお花畑ハイマツを過ぎたら突如、広くて平らな景観。遠くの標識に人影が見えた。山頂まであんなにあるのかと思ったがあれは箸別コースとの分岐。山頂は目と鼻の先で此処からはイワイチョウ、チシマノキンバイ、チシマギキョウ、ハクサンボウフウ、エゾツツジお花畑が展開。 (↑)15:05 暑寒別岳の山頂 バンザ~イ 遂に縦走してしまった!先に下山の予定だったからTさんに迎えの方への言付けまで貰っていたが待つ事にした。彼の山頂での証拠写真を撮らなければならない義務がある。30分遅れでやって来た彼におにぎりを半分渡す。「山で頂いたから山分けしましょう」おにぎりを食べながら雪で冷やした水をくれるTさん。冷たくて美味しかった。雪渓での作業はこれだったようです。再び彼から伝言を貰い飛脚となって一足先に下山。(↑)15:43 暑寒別岳を振り返るミヤマアズマギク、ムカゴトラノオ、エゾオグルマが一面で天国。山頂と思った分岐から久々の箸別コースに下る。此のコースは蚊が多くて立ち止まれない。半袖のTさんにも進言して来た。(↑)15:44 お花畑が展開の下山箸別コースは第2弾のお花が咲き揃いマシケゲンゲが見頃。エゾツツジ、ハクサンイチゲ、アズマギク、ハイオトギリ、トウゲブキとヨツバシオガマ、チシマノキンバイソウの競演。登山道に誰も居ない。デジカメのバッテリーが切れた。携帯電話のカメラに変えて再び撮影するが日差しが強烈で写り加減が不明のまま連写。 (↑)オオバタチツボスミレは花も葉もとても大きい (↑)イワイチョウが花盛り (↑)ヒメシャクナゲ (↑)フギレオオバキスミレ (↑)カノコソウ (↑)イワナシは多分これ。雪解け間も無く咲くから葉の下を覗き込んでも花は無かった。 (↑)エゾノハクサンイチゲ (↑)マシケゲンゲ4時半過ぎに標高1000メートルで大雪渓にぶつかる。気温が高くて雪渓の一面に湯気が立ち全くルートが判らない。来る予定で無かったから地図も無くTさんを待つ事にする。それでも高い処に登り返し双眼鏡で下の樹林に赤テープを見つけた。近くに行くと冬用だったらしくテープに通じる道は無いものの倒木越しに広い登山道を見つけヤレヤレ。一応、長い笹にピンクテープを付けて雪に刺して来たが20分のロスタイム。石がごろつく歩きづらい道から散策路まがいの道になるとブヨや蚊に襲われ出した。想定内だが厚手の手袋の上から刺され防虫ネットも虫除けスプレーも歯が立たない。つい急ぎ足になり喉が渇く。ザックを降ろすと虫のバリアが体を取り巻き水も我慢。18:07 下山 箸別コース小屋の前にはそれぞれ迎えの車と明日、入山する車の計3台。遅いスタートだったが暗くなる前に終了して良かった、良かった。着替え後、用意してくれた冷たいビールを一気飲みしたが体はスポドの方を喜んだ。今回の学習・・・虫に一旦、刺されて血が出たら同じ所を何度も刺すらしい。 手首の1箇所に20回以上刺され腫上がった。 翌日、病院に行くとかゆみ止めを飲むように言われ処方される。 それを差し引いても楽しかった縦走。楽園のような景観が今でも夢のように広がる。Tさんとおにぎりを下さった方に心から感謝致します。
2013.08.18
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7月10日 雨 9:32 スタート 生憎の天気で高原温泉も雨。最初からレインウエアで歩き出すが帽子に当たる雨音が大きく聞こえる。黙々と何か咲いているかと思い登山道脇を見ながら汗を拭く。傾斜が緩んで霧の中に「第一花園」。木道の端っこだけがかろうじて現れ大雪渓が広がった。銀泉台の管理小屋で赤岳のチョウノスケソウは終わり掛けと言われ高原温泉にやって来た。白雲小屋の分岐に咲く群落は時期が少し遅いから丁度、良い筈。(↑)10:29 パーティが下山して来た視界が悪い。霧の中にトレースも赤ペンキも見付けるのが容易でない。どうせなら普段、歩けない登山道を離れ散策にして下山のつもりだった。明るくなって人の声が聞こえパーティの背景に緑岳が見えてきた。 何も見えない山頂を越えて来たと彼らは言う。 雲の晴れ間に気を取り直して山頂を目指した。(↑)11:52 高根が原眼下の雲が消え少し視界が広くなった。風がその分、強くなり最後の山頂直下は標高が上がるに連れて帽子が飛ばされそう。疲れた顔のソロ男性が重装備で下山して来た。此の辺りはチシマキンレイカ、マルバシモルケ、イソツツジ、ヒメイワタデ、エゾツツジ、キンバイ・・・花が多い。(↑)11:59 緑岳の山頂は強風白雲岳を眺め半分しか見えない旭岳や白雲の非難小屋を眺める。一面にイワヒゲが咲きそれは見事。この先、チョウノスケソウが咲いている分岐まで行きたかったが諦めて引き返す。いつも此の稜線は風が強い。(↑)13:01 雲行きは悪い突然、変な雲ですね・・・と登って来た重装備のソロ男性に話しかけられる。彼は白雲小屋に今年から居るので遊びに来てねとしばしの歓談も重い荷物を背負ったまま。クモイリンドウが咲く頃には遊びに行こうと思う。(↑)13:18 跨げないほど広い仕方が無いので一旦、中に落ちる。咲いていたのはエゾコザクラ、キバナノコマノツメ、エゾノイワハタザオ、エゾイチゲ。(↑)13:35 見晴らし台から展望が高根が原もまだ見える。急斜面を下りながら初夏の花をさがす。 (↑)ウサギギク (↑)タニマスミレ (↑)チシマキンレイカ (↑)ダイセツヒナオトギリめっきり少なくなったような気がするダイセツヒナオトギリ。蘭科のネジバナも見当たらない。13:54 下山翌日は南暑寒から暑寒別岳に縦走
2013.08.17
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7月8日 晴れ 11:52 スタート 糠平温泉の鉄道資料館に駐車。層雲峡の双漠台で散策してからやおら思い立った天宝山のマルバチャルメルソウ!咲く時期は過ぎたけど運が良ければ1本くらいは見つかるかも。雪解けが遅かったし、そんな淡い期待でチョイスした山です。苦手な不二川トンネルを連れに同行して貰い何とか通過。あのトンネルは何故か思い出しただけでも鳥肌が立つ。そのトンネルを抜けて右折。不二川に沿った林道を15分も歩くと左の登山口標識から古い鉄の橋を渡る。気持ちの良い樹林の中に歩き易い登山道が続く。12:05 此処からはもう一人で歩けます。緩い山道を歩き出して間も無くギンリョウソウが一面、頭を出して光っていた。 (↑)12:31 岩の祠樹林の中に大岩が突如、立ちはだかり前に廻ると中央の窪みに祠がありました。信仰の山なので気分は神聖に。マルバチャルメルソウらしき植物は見当たらず諦めモード。(↑)13:06 尾根の景観全く変わらない顕著な尾根歩きの登山道にはゴゼンタチバナやナンブソウの植生が山頂まで。途中、ユキノシタ科のエゾクロクモソウに似た丸い葉を見付け画像に残した。山頂近くの尾根で咲き始めの白い小花を見付けお初なのでそれも撮影し自宅で調べたらマルバチャルメルソウその物!。半日ずれた感動でしたが嬉し楽しの天宝山だったのです。(↑)13:14 天宝山の山頂奥の院に小道が続く。ゆっくり腰を掛けて寛いでいる時はマルバチャルメルソウに出会えずがっかりしていた。(↑)13:16 東大雪山系の山と糠平湖針葉樹林の頭越しに見える。丸山、ニペソツ眺める。一息ついたら下山にしながら再び目はマルバ探しだが珍しい花も無くギンリョウソウの群落が2箇所あっただけ。 (↑)マルバチャルメルソウ (↑)ギンリョウソウ調べて居る内に葉に生えたトゲが決め手となり咲き始めのチャルメルソウと判明。独特の糸巻き車のような花ですが僅かに糸が出ている。13:54 下山しました。これで長年思い続けたマルバチャルメルソウと面会出来た。一時はあのトンネルがネックとなり絶対、来る事は無いと思っていたので連れに感謝。帰路、トンネルの壁面が剥がれて居たからゲ~ッツ・・・後日、今度はエゾノチャルメルソウが見たくなって南暑寒別岳を目指したのでした。10日、大雪山系の緑岳
2013.08.16
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7月6日 曇り 10:10 スタート 層雲峡温泉街の奥にある登山口歩き出したらすぐに赤石川の激しい轟音が聞こえ時には残雪越えてゆっくりと登って行く。(↑)10:18 エゾノレイジンソウが群落クマゲラ広場を過ぎたら一面がレイジンソウ。 こんなに咲いているのは珍しいので花の頭を手でなでながら歩いた。(↑)10:55 紅葉滝に到着辺りはしぶきで見通しが利かない。雪解け水が流れ込んで水量は多い様だ。 ヒロハツリバナ、ミヤマハンショウズル、オガラバナ、ヨツバムグラ、ウスノキ、 タニギキョウ・・沢山の花を眺めて戻る。 蘭が1株だけ見つかったけどまだ蕾。旭岳のビジターセンターに立ち寄って情報を頂いたらオオヤマサギソウとの事。 咲いていないから「蘭の発見」にカウントせず。 (↑)ミヤマハンショウヅル (↑)ハクセンナズナ半分だけ白いハンショウヅル。此処は想いの外、ハクセンナズナが多い。 黒岳の登山道には1.2本しか見当たらないのに桁が違う。 季節を変えて訪れなければ判らずに居た。(↑)マタタビ梅のような花で綺麗。ビジタセンターのスタッフさんはこれから紅葉谷の散策に出るからもう1度行こう・・と誘われたが残念ながら時間が押して行けなかった。ビジターセンターでダボラしていたら外人女性が入って来た。一瞬、スタッフさん居ない。早口英語で「英語が話せる?」と訊かれたので即、ノー!と答えて事務所に座っている多分、偉そうなおじ様を呼んであげた。早速、質問してる英語の彼女におじ様はしっかりした日本語で「ウンウン・・そうだね」と相づち打っていた。あれでいいならイエスだったのに。いつでも登るチャンスがあると思っていた表大雪の黒岳も8月がやっと初登頂になるとは思いもしない頃。午後は旭岳温泉に行き大雪山山荘の女将さんに植物を少し分けて貰う。
2013.08.09
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6月30日 晴れ 16:22 スタート 石垣山を下山して所要の後やって来た愛山渓温泉。もう夕方だけど陽が長い此の時期だから雲井が原湿原で愛別岳を眺めるには良い天気。早速、軽登山靴をチョイスしてステッキだけを持参した。大木が横たわり此の冬の仕業だと思いながら迂回したり、もぐったり。 エゾイチゲが僅かに咲きマイヅルソウは終わり。 水芭蕉の大きな葉が茂って来たら湿原。 いきなり深い樹林から開放的に展開する此の瞬間はいつもいい。 (↑)16:36 誰の気配も感じない木道を一人、ポクポク歩いて行く。 足元にはハクサンチドリやショウジョウバカマが満開。 ミツバオウレンが白い花を咲かせていた。(↑)16:40 愛別岳の展望台とも言える 左が愛別岳で右が永山岳。中央は比布岳から安足間岳への稜線。 これほどスッキリ見える事はあまり無いので吸い込まれるように眺める。(↑)16:48 夕方の雰囲気が池塘の水面に漂う。 神秘的な雰囲気を堪能して下山にする。勿論、どなたにも出会わず。 (↑)ピンク (↑)赤ショウジョウバカマは湿原で赤系となる。他にオレンジ色も咲いていた。高山では青、水色、紫色になる。17:04 黄昏ながら下山。 後日、8月2日にあの愛別岳に行けました。黒岳から入山して愛山渓温泉に下山。 これにて山歩き三昧の6月も大ラス。 大したコースは無かったものの「蘭発見」のテーマがあるので7月も妙な山歩き。 それでも南暑寒岳から暑寒別岳縦走は印象的で他は行きたい時に行きたい山へ。
2013.08.07
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6月30日 晴れ 10:17 スタート 愛別町のオートキャンプ場近くから地味な登山口は変電所の中から歩き出す。本当は表大雪山系の山々がすぐ近くなのにわざわざ此処をチョイスしたのは蘭科のクモキリソウを見る為です。(↑)10:33 こんな山です足元は大岩だったり草が被ったり登山道は毎回、草刈次第で歩き易さに変化あり。 (↑)11:07 柱状節理を見上げる層雲峡温泉辺りでお馴染みの景観が此処にも広がりロッククライミングの人達に出会う事もある。(↑)11:12 こんな感じで時々・・・ (↑)スズムシソウ今回、目的のクモキリソウは多分フガクスズムシソウだと思う。蘭科の発見カウントは11種類目。 (↑)タツナミソウ (↑)エゾアジサイスズムシソウを見た処で今回の山歩きは終了にした。12:00 下山 此の後、近くの愛山系温泉から雲井が原湿原に行く
2013.08.05
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6月28日 曇り 7:51 スタート 車が溢れる十勝岳温泉の駐車場にはまだ雪の山がうず高い。入山記帳して即、広い林道は雪で埋もれ踏み固まったトレースだけが泥色で始まる。日差しが無いので涼しいかと思ったが汗がとめどなく流れた。(↑)8:16 安政火口の谷を抜けて振り返る登山道には点々と人影が見え隠れする休日で山は賑やかな日になりそう。足元の雪が消えた斜面にはショウジョウバカマの群落が現れた。高山系なのでブルーや紫色の花が空向いて咲く姿に春を感じる。 (↑)9:01 雪渓歩きが続く途切れてもすぐ現れる雪渓。そんな雪渓で休憩中のご夫婦に追い着いたら山頂までの時間を訊かれた。山頂で改めてお話したら道外の方らしい事と雪渓に慣れず引き返す準備中だったと言う。私が多分、間も無く階段が現れ山頂に近いと伝えたのが良かったらしい。 10:19 富良野岳山頂は視界がゼロ 三峰山の分岐からはお花が咲き乱れ疲れも飛んだ。エゾコザクラ、メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、エゾノツガザクラ。コケモモは濃い赤。アオノツガザクラは殆ど見掛けなかった。山頂への草地斜面は見事なお花畑だがほぼエゾノハクサンイチゲとチシマフウロ。(↑)10:44 雲海が広がる霧が立ち込めて視界の利かない山頂で色んなパーティとおしゃべりしていたら晴れて来た。皆が立ち上がって歓声・・・どうやら山頂の先、原始が原へのコースは違うお花畑が展開して居そうなので下って行く。(↑)10:50 山頂を振り返る原始が原コースはツガザクラが今こそ満開でまるで絨毯。一人で頬を緩ませ満足、満喫。(↑)10:53 チングルマも咲き誇る天国バージョン。独り占めしていたらゾロゾロとこっちに下りて来る人達が。(↑)10:57 原始が原コースの標識も味がある数年前に辿った原始が原への縦走を思い出した。誰にも出会わずに下山したが野生的な湿原に熊や鹿の足跡が多かった記憶がある。(↑)11:19 山頂に登り返したら下山にする原始が原コースとは大違いでエゾノハクサンイチゲが一面に咲く山頂から反対側の植生。此の中にハクサンチドリやコイワカガミ、エゾコザクラが咲いている。三峰山分岐で休憩しているパーティも居た。(↑)11:20 此処でランチのパーティこの方達はビールを飲みながら完全にお花見の宴会になっていた。(↑)11:40 三峰山へのコルそこから寄り道をしようと縦走路を下ったら再び植生が変わる。チングルマがやや終盤。今度はイワヒゲ、コマクサが咲き静かな空間でランチとなった。(↑)イワウメの群落 (↑)ウズラバハクサンチドリ (↑)エゾイチゲ此の山でしか見た事が無いウズラバ。 (↑)キバナノコマノツメ (↑)コイワカガミはやり此の山での楽しみはコイワカガミ。他にオガラバナ、ヒメイソツツジ、エゾノヒメクワガタ、ミツバオウレン、ウコンウツギ。(↑)12:55 ミヤマエゾクロウスゴこの花が咲いているのは安政火口を見下ろす谷の上。やっと晴れ渡り山容が現れたのは此の直前。全体に曇りで始まり雲海、のち曇り。13:17 下山 雪渓歩きは楽しかった。ウズラバハクサンチドリをカウントして蘭の発見はイチヨウランに続いて10種類目。
2013.08.04
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6月26日 曇り 12:27 スタート 東ヌプカを下山してすぐにその標識の前から左にトラバース、今度は駒止湖に向かう。膝までの笹薮に顕著な踏み跡があり樹林帯に入ると間も無く日本庭園が始まる。東ヌプカでは見当たらず今度こそはとゆっくり眺めながら歩いた。目を凝らせど苔の中に目的の蘭は見つからず諦めモードで立ち止まった足元に偶然、発見。 (↑)イチヨウラン (↑)ヒメマイヅルソウナンと嬉しき出来事!イチヨウランがたった1株。しゃがみ込んでしばし語らう。来た甲斐があった。マイヅルソウとはちと感じが違うなので調べたらヒメの方らしい。 (↑)キジムシロ (↑)ツルシキミ(↑)12:58西ヌプカウシヌプリの裾野に駒止湖が青い。すでに雷がうるさく鳴り響いていたが反対側にトラバースしても距離が僅かな散策路なのでのんびり。(↑)12:59 ナキウサギの楽園此処で前回はナキウサギに出会ったがあれは秋だった。意外と訪れる人も居ないので静か。岩石の斜面にはイソツツジが生え調和の取れた庭を歩く気分だが此処から駒止湖は針葉樹林の奥になり見えない。(↑)13:06 ゴザンタチバナを見ながら下山にするそれにしても見事なゴゼンタチバナ。絨毯となって樹に登っている。スタート地点は笹薮だったのにこちらは和風の道が続いて今にも雨が振り出しそう。車に戻るとどしゃ雨。 イチヨウランの余韻に浸りながら帰宅する。前回のスズムシソウに続いて今年の発見は9種類目になった。次はナニか楽しみになる。
2013.08.02
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6月26日 曇り 9:52 スタート 然別湖温泉街を抜けて十勝に向かう白樺峠から。広い駐車帯に車は1台も無く独り占めの山が待っている。然別湖周辺の山々には岩と苔が多く白雲山の登山道も登り始めは此の東ヌプカに似ている。雰囲気はユニ石狩への登山道にある「鳴兎園」を思い出させる。あのコースは残念ながらゲートが閉じられてから数年経ち開通の見通しは未だに無い。さて今年のテーマが蘭探しなので果たして出会えるかどうか。(↑)一瞬、空が明るくなった。山頂は右の山。いつもは雲の中なので眺めるチャンスは少ない。看板標識の前を左に踏み跡があり駒止湖に続く。周りはお花が次々と咲く草地で今回はハクサンチドリが見られた。多分、エゾチドリらしき蕾の蘭が数株。笹原を過ぎたらやがて鬱蒼としたトドマツの針葉樹林帯を登って行く。(↑)10:05 風穴を覗き込むと雪があった涼しい風が吹き出すので気持ちがいい。苔むした和風の登山道には赤いクロツリバナがぶら下がり何度も足を止めて下から眺める。此の季節ならではの花に出会えたので蘭にこだわる必要は無さそう。(↑)10:12 目を引く顔面樹大きなこぶが幹にいくつも付いて異様。気温が高いから汗が流れ休憩しながら自然のなかに不思議発見して時間潰し。足元にはゴゼンタチバナが咲きミヤマカタバミと競演。(↑)11:14 山頂付近は霧で視界ゼロ背の高いシダ類が登山道を覆う。ハナヒリノキや蕾を付けたエゾシャクナゲ、マルバシモツケがとても多い。山頂は標識が笹刈りした平坦な円の中に建つだけなのでスルーして蕨が多い草地の踏み跡を辿って南に向かう。(↑)11:17 ガレ場にはミヤマオダマキが咲く山頂奥に展開する素敵な場所。此処は展望も良いらしいが今回も霧の中。クルマユリやコケモモ、イソツツジが岩場に点々と咲き華美で無い分、とても落ち着く。到着して間も無く霧が一層、深くなったので山頂に緩く登り返す。 (↑)ミヤマハンショウヅル (↑)ツマトリソウは少ない (↑)チシマヒョウタンボク (↑)タカネバラ (↑)クロツリバナ (↑)クロウスゴ何度も出会っているハクサンチドリは色とりどりだったが札幌近郊の手稲山にはかなわない。新たな蘭の発見はエゾチドリがまだ蕾だったから無しでカウント。12:26 下山 白樺峠でヒオウギアヤメを眺めてから登山道に戻り左折して駒止湖に向かった。
2013.08.01
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6月25日 午後。やって来たのはトケンランやサイハイランの咲く近郊の山。ウメガサソウもまだ盛りで心が癒された。しばし近郊の山々を歩く機会が無さそうな夏山シーズン。ライフワークはほぼ大雪山系となり此の日が見納めとなりそう。(↓)トケンラン翌日 26日 東ヌプカウシヌプリと駒止湖 28日 富良野岳 30日 大雪山系 雲井ヶ原湿原と石垣山 6月は充実した山歩き。
2013.07.31
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6月24日 晴れ 10:40 スタート 昨日に続いての手稲山だが滝ノ沢からの花旅。4箇所ある登山口で久し振りにやって来た此のコースは東区の我が家から一番遠い。意外と花が多いので蘭の咲く季節は嬉しくて毎日がお花見。「乙女の滝」を眺めてから山歩きにするが駐車場には1台も車が無く貸し切り気分。(↑)サイハイラン春蝉の声を聞きながら目に付いた樹の根元、おしゃれな咲き方。小道を歩くと広い作業道に合流して間も無く「乙女の滝」の標識に導かれ脇道に入る。(↑)11:00 乙女の滝滝つぼが深緑色で飲み込まれそう。神秘的で静か。廃墟の苔むしたコンクリートが往時を偲ばせる。滝を眺めて涼んだら背の高い草むらの樹林から開放され再び広い林道を辿る。作業の車が1台来ただけで淡々と歩き続ける暑い日。滝ノ沢川橋を渡ると林道は左に大きくそれて間も無く終点となる。(↑)11:40 此処からは滝ノ沢に沿って登山道に入る。広い林道ゲート前には何台もの車が停まっていたがどうやって入っているんだろう。途中で出会ったソロ女性も此処からスタートしたらしい。(↑)12:18 静かな登山道歩き出すとすぐに小さな橋を渡り何度か繰り返す。鬱蒼としていかにも熊の棲家。時には蕗が道を覆い隠していたものの蘭が次々と咲いたコースは静かで落ち着いた。ハクサンチドリ、ノビネチドリ、サイハイラン、フタリシズカ、ヤマブキショウマ、タニウツギ、ヘビイチゴ、ユキザサ、ズダヤクシュ、ネコノメソウ、ヤマカラシ、コガネイチゴ、背の高いスギナ・・・。(↑)13:05 パラダイスヒュッテで軽食誰も居なくて静かなコースも終点間際。遅いランチを此処で済ませる。今回は山頂を目指さない「蘭の日」。(↑)13:13 手稲山を仰ぎ見る昨日の手稲山山頂を見ながら少し広くなった林道はゲートが目前。北の沢からのコースも堪能したし、これで手稲山を網羅している散策路は大体歩いた事になる。 (↑)キショウブ (↑)ベニバナイチヤクソウ林道歩きでキショウブの群落は鮮やかに目に飛び込んだ。退屈しのぎで傍に行ったらズボっと埋まり、まるで田んぼ。再び林道を歩いて植生の変化を感じる。目を凝らすと斜面にはイチヤクソウの大群落が木立ち越しに現れたので薮を分け入り傍で鑑賞。山菜取り帰りのソロ女性と出会ったので教えてあげると大喜びしていた。 (↑)コケイラン (↑)ミヤマオダマキ林道から別れてすぐの登山道でコケイラン。途中、大群落に目を見張る。 (↑)ノビネチドリ (↑)ピンク色のノビネチドリハクサンチドリが多いコースだったがノビネチドリにも出会う。オタマジャクシの水溜りは輪切りにしたおしゃれな切り株の道でハクサンチドリが一面に咲いていた。手稲山は山頂に向かうのも良いけれど静かに裾を辿るのもいい。 楽しい花の山旅でした13:19 パラダイスヒュッテのゲートで終了
2013.07.25
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6月23日 晴れ 11:15 スタート 陽気に誘われる。札幌近郊の山で代表的な手稲山。昨日の豊平山は雨だったが本日はハイランドスキー場の駐車場は満杯です。此のコースはシラネアオイの大群落、ハクサンチドリの多さ、アマドコロも大群落。ゲレンデと言う条件なので景観がいい。今回はサンカヨウも斜面に咲き誇り見事だった。とにかく知る人ぞ知る・・・花の手稲山ハイランドコース。 (↑)色とりどりのハクサンチドリ此のゲレンデは至る所にハクサンチドリが咲いていて濃いも薄いもバリエーション豊か。全体的に太っているので見ごたえがある。急斜面のゲレンデはハクサンチドリに彩られ疲れも半減。竹の子やウドも食べ頃なのが嬉しい。(↑)13:05 山頂は人の山花に見とれて前に進まぬ状態だったがようやく手稲山の山頂から展望を楽しむ。ランチは山頂で取らずにリフト降り場や景観の良い場所で済ます人があちこちで見られる。下山はゲレンデを変えて少し遠回り。その前に竹の子をタップリ収穫した。これも此の山のいいところ。 (↑)サンカヨウの群落は丁度、見ごろ (↑)ノビネチドリも咲いていた (↑)ハクサンチドリのブーケ (↑)ヤシオツツジは濃淡2色の樹が並んで満開だった。(↑)14:18 シラネアオイの群落にマダム達が歓声を上げていた。いつものゲレンデは終わりかけていたがこっちのコースは今が真っ盛り。マイズルソウの敷き詰めた登山道を降りるとオオバタケシマラン、タニウツギ、ヒョウタンボク・・・そしてハクサンチドリが何処までも咲く。 (↑)ヒメイズイ (↑)ホウチャクソウアマドコロが非常に多い山だけど良く観察したらホウチャクソウやヒメイズイが咲いている。花の山歩きとなった手稲山を満喫した1日でした。豪勢なハクサンチドリをカウント忘れでした。今更8月に編集して16番に挿入。14:50 下山 10500歩 6月は此処に来るのが楽しみ。翌日も手稲山にやって来るが滝ノ沢コースを行く。更に桜山、東ヌプカウシヌプリ、一日空けて富良野岳、6月は毎日が山。
2013.07.23
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6月22日 雨 9:33 スタート 簾舞川コース朝からシトシト降る生憎の日、ヤマシャクヤクを見にやって来たのですが残念ながら種になっていました。霧に覆われた登山道は急だし雨のせいで陰気な臭いが鼻につく。途中で引き返す事も選択肢だったけど折角だからと雨の山頂を目指したお陰で蘭たちに色々と出会えたので結果はオーライ!(↑)9:58 白樺のベンチがコジャレ。シダが美しい休憩所でしたが下山では古びたバッグが落ちていて獣に噛まれて破れていた。ナンブソウが多い山。(↑)10:53 豊平山の山頂 いつもは素晴らしい展望山頂周辺はハナヒリノキが一面。名前の解らないピンク色の花が真ん丸くなって咲いていた。(↑)11:17 下山の分岐可愛い標識に誘われ時間もあるので野の沢コースに途中まで降りて行く。雰囲気が変わり崖斜面を巻いて行くとアオチドリの出迎えが。 (↑)コケイラン (↑)アオチドリがポツポツ咲いて。コケイランも多くないが咲いていたので蘭に向く山なのだろう。サイハイランも登山道から離れた斜面に咲いていたのでトラバースして眺めてきた。 (↑)オオバスノキ (↑)ハナヒリノキ山頂に広がって咲いていたのは此の2種類が圧巻で痩せたワラビが目立った。晴れていたら目前に札幌岳から空沼岳への縦走稜線や支笏湖周辺の展望が素晴らしいのに。 (↑)スズムシソウは蘭科 (↑)花を横から眺める本日の大収穫はコレ! まさかまさか・・・こんなところで出会えるなんて!コケイラン、サイハイランと3種類の蘭が咲いていたこの豊平山は雨の中やって来て正解。(↑)ミヤマムグラ?11:53 下山 モチロン、どなた様にも出会わず。 これで蘭の発見は今年8種類目となる。
2013.07.23
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八剣山を午前中に下山する予定で今回、S山に立ち寄る。相変わらずシ~ンとして誰にも出会いそうも無い。再びサルメンエビネの花を拝みたかったが見つからず残念無念の心境で歩いていたら今度はトケンラン!再び心臓が前回同様に高鳴る。 (↑)トケンランです自分的にはお初の出会い。地際に寝そべる葉はホトトギスのように斑点があり花もしかり。来年も会えますようにと念じて去る。(↑)イチヤクソウコントラストが美しい雪のように白いイチヤクソウにも見とれる。 (↑)ウメガサソウ (↑)盗掘の穴だらけ咲き始めたばかりなのにこんなに掘られているのは悲しい。次回、訪れたら無残にも殆ど無くなっていた。こうして感動と腹立たしさを同時に味わい帰路に着く。これで蘭の発見はトケンランが加わり今年7種類目となりました。
2013.07.18
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6月17日晴れ 9:40 スタート 八剣山の南口には車が多く最近の山ガール、ボーイにも此の山は人気があるようです。前回、眺めたルイヨウボタンはもう終わってコンロンソウが少し咲いていた。(↑)10:13 ヤマツツジを見上げる崖の歩きに入ると頭上には真っ赤なヤマツツジが丁度、満開。素晴らしいタイミングでした。ヤシオツツジが多い札幌近郊ですが八剣山は一味違う花が咲く。アオチドリとサイハイランのコラボやイワベンケイの張り付いた岩場。(↑)10:36 山ガールがはしゃぐ山頂は明るい定山渓天狗岳を眺めふと西口コースに目を落とすとホオノキの花が樹のてっぺんに咲いていた。真っ白で見事な咲きっぷりを双眼鏡で堪能した。ホオノキに誘われ寄り道して静かな西口コースを辿って行く。山頂の裏側の崖斜面に小さな花が見えたのでよじ登って確認したらヤマハナソウ!嬉しい。更にコケイランが多く目を楽しませてくれた。 (↑)エゾスカシユリ (↑)エゾノキリンソウ崖尾根の斜面はオレンジ色がポンポンと元気に咲きあんな処にと感心する。 (↑)オオバスノキ (↑)ハナヒリノキの花 崖尾根の稜線には此の両者が咲いていた。 (↑)ヤマハナソウ (↑)オドリコソウは登山口の近くヤマハナソウは葉の裏が赤紫なので間違いない。5日前、定山渓天狗岳で枯死寸前だったのはやはりヤマハナソウでした。11:56 下山する若者で賑わう八剣山は場違いに感じるほど活気が溢れて行き交う挨拶も声に張りが出た。此の後、帰路で蘭を眺めにx山に立ち寄る。八剣山での蘭はサイハイラン、アオチドリ、コケイランの3種類。
2013.07.18
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6月14日 雨 レインウエアのいでたちで本日辺り、咲いて居そうな蘭を見に札幌近郊の山に。運の良さを此処で使い果たしたかと思うほど嬉しい日となった。 それはサルメンエビネが咲いていたから。(↑)11:30 静かで人影も無い登山道を歩くと雨に濡れた葉が光り輝いていた。 (↑)サルメンエビネ (↑)全体像 嬉しくて心臓が高鳴った。たった一株だったので来年も見る事が出来るかは考えたくも無い。 (↑)多分サイハイラン (↑)コケイラン開いたばかりのサイハイラン。葉が無ければモイワランのようだが。コケイランは数株ずつ咲いていたが非常に少ない。 (↑)ギンラン (↑)フウセンウメモドキ?思いがけずギンランも咲いていた。 モチノキ科の植物なのかよく解らない。以前、違う山で見たギンランは大きかったのでササバギンランだったらしい。(↑)春蝉後日、もう一度サルメンエビネを見に行ったがすでに花後らしく草に覆われ探せなかった。今回、サイハイラン、サルメンエビネ、ギンラン、コケイランの4種類。前回までの山歩きでアオチドリ、ノビネチドリなので今年は計6種類発見した。
2013.07.18
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6月13日晴れ 10:54 スタート 札幌近郊の砥石山へ北の沢から入山する中ノ沢コース。前回、小林峠から入山してアオチドリを眺めたが今回はどんな蘭が咲いているだろうか。小林峠を通過して更に南に車で向かった中ノ沢には小林峠より多い車の先客5.6台。春蝉の声を聞きながら歩き出すと久し振りのコースが懐かしい。(↑)11:02 エゾノレイジンソウが咲く八垂別の滝を過ぎ沢に沿って気持ちの良い森林浴歩き。下山の2名に早速出会った。初夏の定番お花が時には群落となり飽きない。目を皿のようにとまでは成らないが蘭を探しながらなので歩調はゆるい。 (↑)12:50 砥石山の山頂 標識の奥は手稲山男性が3名、談笑していたので「お邪魔します」と挨拶。1パーティか思ったがソロさんのご一行でした。展望は利いて定山渓天狗岳、神威岳、烏帽子etc.山頂から反対側に通じる砥石沢コースは噂通りロープが張られて通行止め。(↑)13:21 無為根山を眺めて下山にするソロ男性は一人二人と下山して山は独り占め。出発前におにぎりを1個食べたので喉を潤しくつろいだら下り出す。すぐ追い着いたのは仲良しになったらしいお二人さんだがお一人は足のリハビリ中との事。花の写真を撮りながらいつの間にか私もパーティの中に溶け込んでいた。リハビリソロさんに合わせて3人一緒に旅は道連れ。コレが蘭ですヨ!とアオチドリやコケイラン、ノビネチドリを教えると感動のシャッターを押すのは花に縁無し登山のソロさん。ルイヨウボタン、ルイヨウショウマ、レイジンソウ、ズダヤクシュ、クルマバソウ、コガネイチゴ、ナンブソウ、ミドリニリンソウ、蕾だったがサイハイラン。(↑)15:40 八垂別の滝リハビリソロさんが探していた滝はコレのことですよ!余りにも普通の流れで驚いていた。いつもよりのんびりと下山。ランチは持参していない事をさり気無く言ってしまったので駐車場では彼らからパン、チョコレート、グミなどを頂いてしまい恐縮。 ・・・とても楽しかった。 (↑)オオバタケシマラン (↑)コケイラン オオバタケシマランはユリ科。 (↑)水色のノビネチドリ (↑)白いノビネチドリノビネチドリで3種類目の蘭発見コケイランは黄色に濃淡があり楽しめた。「蘭を探す山歩き」をテーマにした此の夏山シーズンですが何種類に出会えるのか。意外と時期の的中確立が高かったのですが中には6度も足しげく通った蘭もありです。
2013.07.18
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6月12日晴れ 9:00スタートいつになく車が多い駐車場。男性2名女性1名のパーティが準備中。白井川の雪解けの濁った激流を眺めての林道歩き。タニウツギが咲いていたが暑くて萎れている。初夏に訪れるのは何年振りだろう。9:24 登山口に到着して樹林帯に吸い込まれると春蝉の効果音で一層、暑さを感じる。(↑)9:50 へつりをクリア懸念の箇所。最近は山頂部のルンゼより苦手になった。寄る年波に逆らう気持ちは到底無いが此処にはホトホト勝てない。一山越した気分になり振り返って流れの飛沫を見下ろす。(↑)9:56 今度は雪のトンネル見た目は涼しげだが蝉の声で夏を思い知らされ流れる汗をぬぐう。(↑)10:19 シラネアオイ真っ白な群落。まさしく雪のように白かった。花が咲き出して癒されながら急登に耐える。ミドリニリンソウ、タカネグンバイ、カタクリ、エンゴサク・・・(↑)11:08 石灰質の崖に着いたら山頂の基部いきなり花達が増えて足が完全に止まる。ミヤマアズマギク、イワベンケイ、イワキンバイかミヤマキンバイだが遠くて不明、オダマキも見える。此の岩場を下山で出会ったパーティにつるんつるんの岩場と表現してしまった。(↑)11:10 タチカメバソウ下の方でも見掛けたが此の群落は美しかった。虫除けネットを被ったソロ男性が下山して来たが足を痛めたので歩くのが大変そう。耳が少々、遠い私にはネットのせいで挫いたように聞こえたが・・・不正解かも。ルンゼをクリアしたら男女2名パーティが下山して来ていた。景観に見とれる私を待っていたらしくゴメンナサイ。(↑)11:35 羊蹄山と無為根山稜線に乗ると素晴らしい景観が広がり花もシラネアオイ、サクラソウモドキ、サンカヨウ・・ミヤマハンショウヅルが時折り花をぶら下げ可愛い。(↑)11:45 天狗岳の山頂は独り占め遊びながらユックリ辿り着いたらエゾノハクサンチドリや此処にもミヤマハンショウヅル。しかも空気が澄んで素晴らしい展開。夕張岳、芦別岳、日高・・・北海道中の山々が見えた気分。足元にも花、札幌湖を見ながらしばし癒しタイム。名残惜しく下山にする。 帰路のルンゼ下で出発が同じだった男女3名パーティと会う。 (↑)サクラソウモドキ (↑)ミヤマハンショウヅルユキノシタ科の植物かと思ったが近くで観察したらサクラソウだった。意外と多いミヤマハンショウヅルも満開。 (↑)キクバクワガタ (↑)イワハタザオ?まさか満開の時期にキクバクワガタに遭遇するとは思わなかったので感激。葉は今にも枯れそうでカリカリに干上がっていた。 (↑)イワベンケイ (↑)ミヤマアズマギク石灰質の岩場には花が多かった。此の時期、雨が降らなかったので岩場の植物は受難。蕾のまま、葉が萎れた植物を見つけたが完全に乾燥していた。葉の裏側が紫色だったのでヤマハナソウだと思う。道中、他に咲いていたのはルイヨウボタン、エゾノリュウキンカ、マルバシモツケ、ミネザクラ・・・下山中、男ボーイの4.5名パーティが来た。ルンゼで出会った2人パーティにはあの苦手なへつりで追い着いた。ロープを使っていたので多分、雰囲気がガイドさん。14:12 下山 足を痛めたソロさんは10分前に下山したようだから辛かっただろう。アツモリソウはとうの昔に無くなったがキクバクワガタが満開で良かった。7月12日現在 ブログのアップより山行きの方が多分、多い。昨日は南暑寒から暑寒に縦走して夢見心地が継続中。ただしスタートは8:30で超遅いけど。その内、追い着くので宜しく・・・
2013.07.12
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6月10日 晴れ 10:05 スタート 西区手稲本町の旧道を歩いて登山口へ。自然歩道となっているらしく綺麗な看板があり健脚者コースと書かれていた。いつも手稲山に来ているが此処だけはまだ未踏の地。看板から先の小さな起伏は深い樹林の入り口でポッカリとトンネルのように開きトトロが居そうな気分になる。(↑)10:15 春蝉の声・・マムシグサが多い綺麗なコースとても整理された道が山腹をトラバースしている。平行した緑の向こうには木々の間からかろうじて高校が見えるがとても静か。ルイヨウボタンの小群落があった。ズダヤクシュの背が高くて驚く。(↑)10:34 トラバースが終了して登りになる手前の橋には熊の糞。この先でも糞。地主さんだから仕方があるまい。何度も沢に渡された風情のある橋が現れる。(↑)10:38 稲積川は和風で美しい。丸太橋には苔が生え沢に沿ってシダ類が多い。エゾノレイジンソウがちょうど満開。沢から分かれる頃、ツワモノコースを選んだ事を称える看板があった。やがて急登に耐えると今度はクルマバソウが咲く小道に変わるとコケイランが咲いて嬉しい出会い。撮影三昧。やがて男女3人パーティに追い着いた。女性が言うには熊の用心棒にと男性が1人居るとの事。一人?よく来たね~と言われた。彼らは怖い筈の熊の糞があった事には全く気付いておらず返す言葉に詰まる。(↑)11:40 分岐を超えると彼女たちの声が遠くなり滝ノ沢コースに入ったらしい。あの分岐で未踏の地は繋がった。研修所に向かって歩いていたら展望が開けリフト降り場の間から手稲山が見えた。車道に一旦出てハイランドスキー場まで歩く内に暑さでバテた。(↑)12:41 シラネアオイは殆ど終わったがまだこれからのチームも 暑い・・・遮る樹が無い。休憩した小さな雪渓で蚊の大群に襲われる。 ハクサンチドリがいつ頃咲くのか見に来ただけなので下山にする。 (↑)コケイラン (↑)クルマバソウコケイランは4.5本だけの群落で他の蘭は見かけなかった。 これがクルマバソウ?って程に大きくて突然変異?? (↑)ツツジ (↑)色合い美しいエンレイソウヤシオツツジにしては美しかった。 何故か同じ色合いのエンレイソウが咲いていた。
2013.07.10
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6月8日晴れ 11:07 スタート オロフレ峠から今度は来馬岳へ縦走。午前中にオロフレ山を下山したので峠の駐車場を横切りそのまま来馬岳に向かう。(↑)11:07 何も標識の無い来馬岳の登山口あらかじめオロフレ山に登る前に確認したから良いもののコレではサッパリ解らない。此の斜面には散策路らしき道があり斜面の右側にはミツバオウレンが咲き誇っていた。見た目、何事も無さそうな山容です。(↑)11:14 振り返る駐車場には車が朝より増えている気持ちの良い散策路歩きのスタートでしたが一気に様相が一変するとは思いもしない頃の画像。雲が掛かったオロフレ山がまだ近い。ネットでは定かですが此処から来馬岳に登山道が出来た事を知る人はまだ少ないようです。(↑)11:20 いきなりの雪渓目指す来馬岳が端っこ・・・あんなに遠い?!初めて驚く脳天気な自分を持て余した瞬間です。(↑)11:29 コレですもの・・・いくら雪渓歩きが好きでも地図無しの今回。解らなくなったら戻る事にして行けるトコまで。いつのだろうか、腐れ雪に消えそうなトレースが現れる時もあった。(↑)12:09 来馬岳がなかなか近くならない雪渓が現れる度、もはやコレまでと戻る算段中に何とか道を見つける危うい旅路。他には誰もいやしない。道中は背の高い笹薮で時折、エンレイソウやツバメオモトなど定番の花が咲く群落が数回。最初は広く刈り払われ後半、荒れそうで自然体な幹を跨ぐ行程あり。(↑)12:54 オロフレ山を振り返るあんなに遠い。一体、いくつのポコを超えたのだろう。5.6個?多分。常に高度は1000前後で登り返しをしている。途中、カルルス山の標識あり。地図が無いのでまさかバケモノ山とは知らず立ち寄らなかったのは失敗。いつのまに名前が変わったのだろう寄り道しても5分だったのに。最後は登り飽きてしまい最初からお供だった笹の子をようやくポキポキ採り出す。ポケットに挿しては登りを繰り返す内、やがてシラネアオイの色が鮮やかに近づき植生が今までと変わった。今度こそ来馬岳の山頂らしい。(↑)13:07 来馬岳の山頂手前も見事な咲きっぷりのシラネアオイ。山頂から来た道を少し戻った景観。待ちくたびれた筈の来馬岳山頂が見えたら少し余裕が出てゆっくりシラネアオイを眺めたのでした。ソロ男性が来馬岳の山頂から散歩して来た。此のコースでお初の出会いです。縦走して来たと言ったらビックリしてそのままオロフレ山方面に冷やかし歩きして行った。(↑)13:07 来馬岳山頂下りの登山道にはサンカヨウが混じってそれは素晴らしい。オロフレ山のようにロープも張られず自然体なのが良かった。加車山眺め橘湖を見ながらムラサキヤシオの咲く帰路。(↑)13:45 サンライバスキー場を下る雪渓を超え5合目から砂礫になりやがて登山道はスキー場の真ん中に。歩きにくいったらありゃしない。急斜面で石ころ一つ転がしたらず~っと下方の蕗の草原まで行った。足が真っ直ぐ歩けない程、つま先が痛くなるのでトラバース。下の方では山菜取りの方が居たのでつい・・我れもウドを収穫して夕食の天ぷらに。(↑)14:21 下山しました。怪しい雪渓の連続でしたが楽しく午後のひと時を過ごせた事を感謝致します。 27000歩 画像282枚
2013.07.08
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6月8日 晴れ 8:17 スタート オロフレ峠には4台程、先客のお車。シラネアオイで有名な山だから狙いを付けた。登別東インターから向かったら来馬岳が綺麗に見え下山は此処!と決定。ゲートも開いていたしお天気もまずまずで楽しみながら最初はオロフレ山を目指す。 (↑)8:42 羅漢岩の辺りから振り返る駐車場登山口にはスミレが咲いていた。ご夫婦パーティと同時に出発。低い樹林のトンネルが気持ち良く先行くご夫婦のとおりゃんせが粋に見えた。(↑)8:43 シラネアオイが最初から出迎えてくれる要するに山頂までこんな具合でシラネアオイが満遍なく咲いている素敵なオロフレ山。ご夫婦パーティに先行したら少しの間、誰も居ない。(↑)8:56 あのピークは通れない途中、かなり手前でロープが張られていたのはかつての登山道なのかと想像する。コースは右に巻いている。ソロ男性の下山とすれ違うが何故か登りの私より汗だくになっていた。その後も下山のパーティと数回出会う。(↑)9:19 唯一の雪渓越えたら山頂付近意外とニセピークに騙され続けた。左右が切れた稜線だから冬は結構、危ないだろうナ・・と勝手に算段。(↑)9:32 山頂近くから振り返る中央、一番高いのが下山後に向かう来馬岳。まだお天気は持っているが雲がやって来た。ハクサンチドリが一株だけ満開。ヨツバシオガマの株が多いので時期が来たら見事だろう。(↑)9:49 オロフレ山の山頂は独り占め徳舜別岳、、ホロホロ山はギリギリで見えたが羊蹄山は霞んでしまう。眺めながら来たので良しとする。あっと言う間に山頂標識以外は見えなくなったので下山にする。(↑)10:26 下山でも堪能ダケカンバ林が両サイドに広がる登山道にもロープが張られてシラネアオイは万全体制。見上げても見下ろしてもシラネアオイ・シラネアオイ・・・次々、パーティが上がって来るのでオウムのようにコンニチハと言い続けていた。・・・時にはソロ女性と長話。 (↑)イワカガミ (↑)ケヨノミ?まだ咲かないと言いながら覗き込むパーティがいなかったら気づかなかったイワカガミ。その先に咲いていたイワカガミの画像!数は少なかった。 (↑)コミヤマカタバミはピンク色と白色 (↑)コヨウラクツツジミツバオウレン、ミネザクラ、コガネイチゴ、ツバメオモトも多かった。 (↑)シロバナノエンレイソウ (↑)水色のショウジョウバカマこのエンレイソウはひだの打ち方が大きい。種類の多いエンレイソウに惹かれてしまう。11:06 オロフレ山を下山した頃、お天気は回復。 駐車場は車が溢れシラネアオイは大人気らしい。 いい時期に訪れる事が出来た。 続いて来馬岳に向かうので駐車場を横切り反対側の標識すら無い斜面を登る。
2013.07.07
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見落としていた登山日和。順不同のアップとなりました。4月23日 晴れ 9:40 スタート盤渓市民の森から歩き出す。 誰も居ない静かな日。沢も水が多くなったが春を感じるには物足りない頃。 盤渓山の手前からトラバース気味に西に巻き奥盤渓山に。 更に砥石山の三角山をピストンして奥盤渓山に戻り帰路で盤渓山に立ち寄りました。 (↑)11:18 奥盤渓山に到着 腐れ雪で歩きにくい。 途中の小さなポコで野鳥の囀りに耳を傾けしばし佇んでいた時は幸せ気分を味わう。 此の冬、初めて盤渓山の一つ向こうになる此処まで足を伸ばした。 一旦コルまで下がってからの登りがとてもきつい山である。(↑)12:16 砥石三角山から砥石山山頂を眺める 此処から往復1時間の距離。 奥盤渓山からの下りで2名の男性パーティに追い着いた。 市民の森を管理している方達でしたが決して山が好きでは無い。 ・・・と言いつつ砥石山の山頂を目指して熊鈴響かせて行った。(↑)12:19 藤野の山を見下ろす 少し此処でランチタイム。 奥盤渓山から此の山に来るのも、盤渓山に向かうのも冬限定の楽しみ。 時折、彼らの音色が微かに聞こえる。 今シーズンは市民の森に何度も足を運ぶ度、彼らの見回りのお陰で 安心な散策が出来た事を感謝したのでした。(↑)12:25 雪の割れた細尾根 登りでギョッと思ったほど歩くスペースが少なくなった辺りに差し掛かった。 例年、見事な雪庇の続くのですが今回は雪庇が剥がれてずり落ち薮に阻まれ四苦八苦。 何とかクリアして奥盤渓山に再び到着。今度は登りでスルーした盤渓山に向かいます。(↑)12:57 盤渓山山頂 やはり誰にも会わない静かなひと時を過ごし下山にする。 妙福寺に下る尾根は笹が出て複雑になり登り返した。 (↑)鮮やかなキノコで茶碗・・・?(↑)福寿草13:45 下山 楽しかった
2013.07.06
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6月5日 11:05 スタート 昨日と同じ小林峠です。砥石三角山で蘭を見たので今回は藻岩山に期待。時間は同じ頃なのに車は昨日より多い。支度が整ったら車道を歩く。砥石山の登山口をスルーして小林峠を盤渓に向かい数百メートル下ると藻岩山の登山口看板から入る。すぐに急坂で花を探しながら樹林に吸い込まれる。まだ下を走る車の音を聞きながら早速、咲いているアオチドリとご対面。クルマバソウ、ルイヨウボタン、スミレ・・etc定番の花が彩る登山道。帰路の女性2人パーティ、ミドリニリンソウがありましたよと教えてくれる。レンプクソウも見つけた。 (↑)12:45 横にアオチドリ最後のポコから見た藻岩山はまだまだ遠くて高く見えた。慈啓会コース、旭山公園コースと合流した途端、馬の背からは人が多い参道歩きとなる。見るべき植物もコルのアマドコロを最後に楽しみは激減。(↑)12:57 久し振りに藻岩山の山頂記念写真をお勧めするお姉さんの呼び声だけが無機質なオブジェの傍で響く。展望は良かった。いつまでも眺めた暑寒の山、夕張山地・・一汗かいた気分にはなれたが疲れは無い。(↑)13:07 百松三山を眺めるいつもの山並みだが此処に居たら場違いのような気後れがして居心地悪い。まるで逃げるように下山開始。 (↑)アマドコロにカタツムリがおしゃれ(↑)クロツリバナのようにきれいな楓? (↑)アオチドリが何株かあった (↑)小さいタチツボスミレ(↑)センボンヤリホウチャクソウ、ハナヒリノキ、サイハイランの蕾。分岐に居た男性パーティが私の入るコースを見てそっちから来たんだぁ~とつぶやいた。静かな自然に包まれた小林峠への道は羆に出会えそうな程。深い樹林も終わりが近くなると下から車の音。14:45 ぶらついて下山
2013.07.05
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6月4日 晴れ 11:24 スタート 好天なのでやって来たのは小林峠。藻岩山も良いのだが時間も遅いので三角山辺りまで蘭を探しに行く。他に車も無いし誰も居ないであろう静かな山歩き。早速、ヒメタケシマランが咲いていたがコレはユリ科。おや!ソロ男性が下山して来たが何も咲いてないと言う。そっかぁ~残念と思いながらもこれにて山は独り占めです。(↑)13:09 三角山から恵庭岳眺める途中はアオチドリが多かった。あのソロ男性は重ね重ね見落としていたらしい。ヒメタケシマランも見落としていた事が会話で判明していたし。花の種類も想像以上に多くルイヨウボタン、ズダヤクシュ、キクザキイチゲ、ヒメイチゲ、ムラサキヤシオ、特にニリンソウ畑が広がる静かな登山道はとても楽しかった。雪が一箇所だけ残っていたのは三角山の近く。 (↑)アオチドリに癒される (↑)コケイランも! 特に多いアオチドリを帰路も撮影三昧。 アオチドリが今年の蘭発見で第1号、続いてコケイラン2種類目。 (↑)ツクバネソウ満開 (↑)ナンブソウの小群落 ナンブソウは小さい。最初に見たのが日高山系の沢登りで此の数倍は大きかった。 日高の羆は大雪山系よりはるかに大きいがナンブソウも大きい事を知る。(↑)ルイヨウショウマモイワランはまだ蕾だがアチコチで準備中。何度も撮影して時間を忘れるが結局、2種類の蘭が満開でバンザーイ。下山途中でデジカメだけ持ったソロ女性とすれ違う。 私だけじゃない花好きが居るもんだと安心。 15:00 下山 キテヨカッタ。
2013.07.05
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6月2日晴れ 9:34 スタート花を探しにやって来た道民の森。駐車場には車が溢れスペースはゼロ。居合わせた登山客は山の会が三組に分かれて入山している事を教えてくれた。Cコースから歩き出したらすぐに山の会が居た。いい汗をかきながら目は花を探す。オクエゾサイシンが次々と現れハート型の葉っぱを掻き分けたら目玉みたいな花が根元にチョコンと咲いていた。エゾワサビの白い爽やかな花、ムラサキヤシオ、コキンバイ、フイリミヤマスミレ、サンカヨウ、複雑な葉数のツクバネソウを見下ろしどんな咲き方する気だろうと首を傾げた。多くは無いがカタクリ、シラネアオイ・・退屈しない。(↑)10:18 山頂方向を見るやっと展望が開けコースがあらわに。何年か前、Bコースから登ったが時期は同じだが汗も同じ。でも今回は人が多い。(↑)11:07 分岐過ぎての稜線から絶景だが足元は崖斜面の細尾根コースとなる。Bコースと合流の分岐には案内板付きのお休み処があるので沢山の方が一息入れて居た。足場が狭いので行き交う人が途切れてから写真を写していたらなかなか山頂に着かない。ミヤマオダマキ、イワキンバイ、タカネグンバイ、僅かにエゾノハクサンイチゲも咲きハクサンチドリは咲きかけ。(↑)12:15 神居尻山山頂からピンネシリを眺めるミネザクラの咲く向こうに見えた山頂も到着してみたら人の山。反対側には暑寒の山々の白さが際立つ。疲れは無かったので腰も下ろさず2.3分で下山にする。(↑)12:45 暑寒の山並みで一際目立つのは群別岳帰路はBコースにしたので正面は此の景観が続く。前回、センボンヤリが咲いていたけどまだ蕾も無かった。その分、ミネザクラが満開でなぐさめとなる。 (↑)階段からオクエゾサイシンが覗く キクザキイチゲが楚々と咲き花の種類の多さがいい。 (↑)キバナイカリソウはBコースの方が新鮮 山頂付近はショウジョウバカマが多かったが高山なのでブルーだった。 (↑)シラネアオイ Cコースで咲いていたが小さな群落全てが双子花。色が濃い。 ヒメゴヨウイチゴは咲き方が面白い。 (↑)ヒメナツトウダイ なかなか見掛けない花だから真剣に撮影していたら近付いて来た人影に驚いて笑われた。 「コレが花?」「どれが花?」教えたら彼らのパーティ全員で撮影し始めた。 赤い花はミヤマハンノキに似た葉だったが??13:48 下山 車が全然、減ってない。
2013.07.03
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