CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN @ Re:滋賀県彦根市(03/21) >滋賀県彦根市さんへ デマはやめましょ…
滋賀県彦根市@ 滋賀県彦根市 2025年8月1日【午前8時00分滋賀県北西地…
CAPTAIN @ Re:松本さん(03/17) >松本さんさんへ ???
松本さん@ 松本さん 2025年8月5日【大地震発表決定】
CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2011.08.08
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かれこれ1年以上前の話ですが、 小野町の小野バスストップについての日記
でもって、日記中では「猪苗代にも高速バスのバス停ができればいいのに」みたいなことを書いたのですが、実は今年の4月、猪苗代よりも先に、東北自動車道二本松ICに隣接して二本松バスストップという高速バスのバス停が開業したのであります。東日本大震災のドサクサに紛れての開業だったので、全然気づきませんでした(苦笑)二本松ICはJR二本松駅から西に1キロ余り。周辺にはロードサイドショップが建ち並ぶ交通至便な場所に位置しているから、利用客も少なくないものと推察されます。
このバス停の凄い所は、停車する路線の種類が非常に多いこと。列挙すると、

・福島-郡山線(平日13往復、土休日8往復)
・福島-会津若松線(8往復)
・福島-いわき線(8往復)
・仙台-郡山・須賀川線(28往復)
・福島-東京線(あぶくま号。6往復)

・福島・郡山-京都・大阪線(ギャラクシー号。1往復)
・郡山・福島-盛岡線(2往復)

となります。
特に凄いのは、福島-郡山、福島-会津若松、福島-いわきの各路線において、「相互乗降が可能」であること。高速バスは「起終点とこれに近接する停留所との短区間のみの乗降ができない」のが原則。これに従えば少なくとも福島-会津若松、福島-いわきの各路線においてたかだか20キロ程度に過ぎない福島-二本松間の短区間乗降はできないはずなのですが、これらの路線に限りそれができるのです。
従って、福島-二本松間においては、なんと平日29往復、土休日24往復という密度でバスが運行されていることになります。福島市と郡山市との中間に位置する二本松市。両市とを結ぶ東北本線の列車はいずれも25.5往復(下り25本、上り26本)なのに、高速バスでは倍以上の差がついてしまってる訳でして。二本松市では郡山市よりも福島市との交流を欲しているのかな? と勘ぐってしまいます。
この二本松バスストップの件といい、福島第一原発事故の影響で福島市と相馬市とを結ぶ東北中央自動車道の早期建設方針が国交相から示されていることといい、福島市が県内各都市とを結ぶハブとしての地位を高めつつあるようにも感じます。二本松市や相馬地方との交流を意識した街づくりを進められれば、もしかしたら福島市は衰退に歯止めをかけることが可能かもしれません。
もし郡山市が二本松市の「福島シフト」を嫌うのであれば、須賀川・郡山-仙台線においても須賀川・郡山-二本松の短区間乗降を可能にするよう働きかけるべきだと思います。そうすれば、郡山-二本松間を結ぶ高速バスの本数は平日41往復、土休日36往復に跳ね上がります。
とは言うものの、仙台への便が28往復確保されているのは、正直脅威です。もっともこれは郡山市-仙台市間の交流が意外に密であることの証左でもあるのですが、高速バスで直結したことによって二本松市が仙台都市圏の草刈り場となってしまう可能性が十分あることを、意識しておかねばならないでしょう。
でも、逆に二本松市サイドでは、東北新幹線の開業以来特急が停まらなくなり高速交通体系から取り残された感があったところを、二本松バスストップの開業によりテコ入れを図り、起死回生を狙っているのかもしれません。二本松市は買回り品の購入に難点がある半面、観光地としてはそれなりの魅力を有するスポットです。二本松市の三保市長は原発事故以降精力的な活動を続けているだけに、どんな二の矢を継いでくるのか、興味を持って動向を見守っていきたいと思います。


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Last updated  2011.08.10 21:47:11
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