CAPTAINの航海日記

CAPTAINの航海日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

東京タワー 七詩さん

ワイルドキャットの… f4ffmさん
私の故郷は 「ふく… おばかんのさん
SALT OF THE EARTH slash555さん
目玉おやじ(株) 目玉おやじさん
「きのうの常識はき… santaro-さん
☆Pure mind☆ ☆pure mind☆さん
新時事爺 楽天_幽さん

Calendar

Profile

CAPTAIN

CAPTAIN

Comments

CAPTAIN @ Re:滋賀県彦根市(03/21) >滋賀県彦根市さんへ デマはやめましょ…
滋賀県彦根市@ 滋賀県彦根市 2025年8月1日【午前8時00分滋賀県北西地…
CAPTAIN @ Re:松本さん(03/17) >松本さんさんへ ???
松本さん@ 松本さん 2025年8月5日【大地震発表決定】
CAPTAIN @ Re:昨晩の地震(03/17) >松本さんへ すみません。コメント頂戴…
2016.01.13
XML
今年の正月早々 東北地方の進学校 というネタを書きました。福島県の進学校は東北地方の中では惨憺たる結果に沈んでしまいましたが、逆に南に目を向けて、北関東磐越5県の枠組みで見た場合も、一応試算してみました。
まずは、各県において「中学校卒業時に学力上位10%(10%er)が普通選ぶと考えられる高校」を、紹介しましょう。

【茨城県(中学校卒業者28,354人+中等教育学校後期課程1年次在籍者295人)】
◎選出校
水戸一(普通科320人)、土浦一(普通科320人)、竜ヶ崎一(普通科280人)、竹園(普通科+国際科320人)、下妻一(普通科280人)、並木中等教育学校(160人)、茨城(普通科240人、うち中入160人)、水城(SZコース 推定120人)、茗渓学園(普通科270人、うち中入225人)、江戸川学園取手(医科+普通科375人、うち中入240人)、清真学園(普通科180人、うち中入140人)
合計 11校12学科 定員推定2,865人
◎コメント
首都圏に近いロケーションもあり、私立がかなり優勢になります。県立校の割合は定員ベースで6割弱に留まっています。しかも、筑波研究学園都市のお膝元・つくば都市圏から土浦一、竹園、並木中等と3校が文句なしの選出だったのに対し、県庁が所在する水戸都市圏は水戸一以外全滅という対照的な結果になってしまいました。水戸都市圏以北の場合、地元の茨城大学を目指す動きが強く、水戸二、緑丘といった市内の有力校は福島県で言えば橘や安積黎明と似たような「地元の大学だけに強い」高校。また、2012年に中高一貫化した日立一も、日立市に茨城大学工学部が所在するせいか、現時点では水戸二、緑丘と同等の評価です。

私立は水戸市の茨城、つくば市の茗渓学園、あと江戸川学園取手が御三家格。いずれも中学受験の時点で生徒の過半数を抱え込む点で共通しています。なお、江戸川学園取手の生徒は茨城県よりも千葉県からの通学割合が高いです( 参考 )。
また、水戸市のマンモス校・水城からSZコースのみ選出した他、地域性を考慮し、鹿嶋市の清真学園を学校全体で選出。次点格は、土浦日大、常総学院の各特進系コース。

【栃木県(中学校卒業者18,512人+中等教育学校後期課程1年次在籍者72人)】
◎選出校
宇都宮(普通科280人)、宇都宮女子(普通科280人)、宇都宮東(普通科160人、うち中入105人)、「栃木」(普通科240人)、石橋(普通科240人)、「真岡」(普通科200人)、「大田原」(普通科240人)、作新学院(トップ英進80人)、國學院栃木(特別選抜S30人)、幸福の科学学園(普通科100人、うち中入60人)
合計 10校10学科 定員1,850人
◎コメント
学校名のうち栃木、真岡、大田原の3校には「」をつけましたが、こうしたのは、栃木県や群馬県には男女別学の進学校が数多く残るため、例えば栃木ならば「栃木(男子校)+栃木女子の上位層の生徒で1校分の進学校」として選出したという苦肉の策。なお、偶然にも男女各校の定員はいずれも同じでした。
県庁所在地の宇都宮に関してはさすがに10%erの層が厚く、男女両校アベック選出。中高一貫校の宇都宮東が続きます。なお、県立の中高一貫校は他にも佐野と矢板東がありますが、こちらは選出漏れとなりました。佐野市も矢板市も地元の私立高校が特進系コースを設けている関係で10%erが各校に分散する傾向があるものと思われます。足利市も同様の現象が見られたため、選出高なしという結果に。県内第二の都市である小山市の学校も選出されませんでしたが、「栃木」や石橋に近く、また市内に小山高専があるため、こちらも10%erの分散が起こっているものと推察されます。
逆に、「真岡」と「大田原」は、茨城県の龍ケ崎や下妻以上に交通が不便であり(重ね重ね失礼!)、地元の10%erをかき集めやすいロケーションにあるのでしょう。両校とも、東北大学クラスの大学に毎年10人前後の合格者を輩出しています。


【群馬県(中学校卒業者19,255人+中等教育学校後期課程1年次在籍者255人)】
◎選出校
前橋(普通科320人)、前橋女子(普通科320人)、高崎(普通科320人)、高崎女子(普通科320人)、「太田」(普通科280人)、中央中等教育学校(120人)、群馬高専(5学科で200人)
合計 7校11学科 定員1,880人
◎コメント

両市以外では、県立太田(男子校)は文句なしの選出。太田女子も私立大学の合格実績には目を見張るものがあるものの、同校も選出してしまうと10%erの枠を大幅にオーバーしてしまうため、県レベルとしてはやむなく「太田」としての選出としました。なお、太田市には私立(とは言うものの太田市政がかなり絡んでいる)の小中高一貫校(!)ぐんま国際アカデミーが所在する他、市立の太田商業が中高一貫校に改組した(中学校は2012年開校、高校の名称も2015年に「太田高校」に改称)ため、市政主導で市内の進学校地図が大きく変化する可能性をはらんでいます。
県立学校では、「桐生」と「渋川」が次点格か。また私立は東農大二、前橋育英の特進系コースがある程度の実績を残しているものの、いずれも選出レベルまでは至らず。

【新潟県(中学校卒業者21,062人+中等教育学校後期課程1年次在籍者610人)】
◎選出校
新潟(普通科280人、理数科80人)、新潟南(普通科320人、理数科40人)、長岡(普通科240人、理数科80人)、国際情報(国際文化科80人、情報科学科80人)、高田(本校普通科240人、同理数科40人)、村上中等教育学校(80人)、直江津中等教育学校(120人)、高志中等教育学校(120人)、新潟明訓(普通科360人、うち中入80人)
合計 9校14学科 定員2,160人
◎コメント
以前 こちらの日記 で新潟県の中等教育学校について書きましたが、実は本稿執筆のための下調べの過程で見つけたネタでした(笑)
で、進学実績面でこれらの学校を見ると、村上中等は新発田、燕中等は三条、柏崎翔洋中等は柏崎と各校とも以前から地元にあった進学校のテリトリーを浸食している印象があります。新発田と三条の進学実績は新潟市内の準進学校である新潟江南、巻、新津と同程度で「地元の大学だけに強い」感があるし、柏崎もまた長岡大手、六日町といった中越地域の準進学校と同程度の進学実績のようです。それでいて、中等教育学校の側も飛び抜けた進学実績を残し得ていない現実があり、双方共倒れの感がなくもありません。ただし、村上中等に関しては、村上市や胎内市の10%erを上手く取り込めているようなので、選出としました。
また、直江津中等も、県内の中等教育学校の中では良い進学実績を残しています。上越地域では高田も文句なしの実績を残していて両校選出すると上越地域の10%erを大きく上回ることになってしまいますが、新潟県全体の中でも上越地域は学力の高い地域なのでしょう。
高田以外の県立高校に目を移すと、新潟、長岡、国際情報の3校はスンナリ選出。高田も含めてこれらの学校に共通するのは県内に3ヶ所ある国立大学の附属中学校(新潟大学附属新潟、長岡と上越教育大学附属)からの進学が多い点で、進学校の形成という点では中等教育学校よりも附属中学校の方が一日の長があることを示した格好です。私立の新潟明訓もまた附属中学校からの進学が多く、学校全体として選出となりました。また、新潟市内二番手校の新潟南は附属中学校からの進学は多くないものの新潟大学に100人超、旧帝一工にも二桁の合格者を輩出するため、こちらも文句なしの選出。
中等教育学校に話を戻すと、新潟市立の高志中等は、進学実績こそ燕、柏崎翔洋の両中等と同程度ですが、入試の倍率が両校よりも高いことが決め手となり、最後に滑りこみの選出。これで定員合計2,160人。県内の10%erを満たす形となります。

各県の状況はこんな具合です。福島県を含めて5県とも、旧帝一工クラスの大学への進学実績は意外にパッとしません。東北地方に比べると「大学に進学可能な高校」が多い半面、難関大学を目指す姿勢はあまり強くないような気がします。
それでも、やはり福島県の進学校は5県の中で見劣りするのが現実かなぁ… 東北6県のパターンと同様に、

【福島県(中学校卒業者18,929人)】
◎選出校
福島(普通科320人)、安積(普通科320人)、白河(理数科40人)、会津(普通科280人)、磐城(普通科320人)
合計 5校5学科 定員1,280人

までしか選出できそうにありません。なお、福島県での10%er差異分(定員約600人)は、以下の学校で埋まりそうです。

【茨城県】
土浦日大(グローバル・スタディクラス30人、特進コーススーパーハイクラス推定30人)
常総学院(医学部理系選抜推定30人、スーパー文系クラス推定30人)
【栃木県】
宇都宮短大附属(特別選抜クラス30人)
佐野日大(特別進学コースαクラス30人)
【群馬県】
太田女子(普通科280人)
桐生(理数科(共学)80人)
【新潟県】
燕中等教育学校(80人)
柏崎翔洋中等教育学校(80人)
合計 8校10学科 定員推定700人





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.01.14 17:26:58
コメント(0) | コメントを書く
[その他の都道府県の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: