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悩みを抱えてしまったら。解決するために努力してそれでも解決しない時には。手放すという選択が残っています。精一杯努力して、それでもどうにもならないことがあったら人間を越えた、大きな力に委ねる。それが手放すということ。考えないようにするのでもなく。投げ出してしまうのでもなく。自然の力に委ねる。なるがままに。人の気持ちは、変わります。子ども達も1日過ぎれば、気持ちが変わります。現状を必死になって改善しようとしなくても時の流れに委ねて少し待ってみるのも一つです。あたかも湖に落としてしまった眼鏡を必死に探せば探すほど水が濁り見えなくなっていく時少し岸に上がって、空を見上げて休憩していたら濁った水が透き通ってきて、探していた眼鏡が岸辺からハッキリと見えてくるような感じです。手放す。これは、私の問題解決の方法の中でもっともお気に入りの方法です。
2008.11.25
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セカンドステップの研修に行ってきました!修了証を頂き、インターンになりました。実践を7ヶ月終えたら6月には指導員になります。ところで「セカンドステップ」って何なんですかー??という声が聞こえて来そうですね。もちろん説明いたします。森の保育園は、選択理論心理学を教育方針の土台に取り入れています。選択理論心理学により、子ども達と温かな人間関係を築き、大人も子どもも安心して、持ってる力を出し切って成長するというのが目的です。そこにセカンドステップという教育ツールを取り入れていくことになりました。セカンドステップは選択理論心理学を子ども達に教えていくために大変効果的なツールだと判断しました。以下長いですけど、読んでくださいね!「セカンドステップ」ってすごいんですよ!「セカンドステップ」プログラムは、米国ワシントン州にあるNPO法人Committee for Children (1979年設立)によって、「子どもが加害者にならないためのプログラム」として開発されました。「キレない子どもを育てよう」を合言葉に、子どもが幼児期に集団の中で社会的スキルを身につけ、さまざま場面で自分の感情を言葉で表現し、対人関係や問題を解決する能力と怒りや衝動をコントロールできるようレッスンが計画されています。アメリカでは数年間にわたり幾度もプログラム調査が行われ、以下の結果が理解されました。 「セカンドステップ」を学んだ子どもは、言動に攻撃性が減少し、より良い人間関係を持つようになった。 「セカンドステップ」を学んでいない子どもは、時がたつにつれて言動の攻撃性がさらに増加し、社会的行動にも進歩がみられなかった。 また、全米百数十の防止教育プログラムの中から、「もっとも効果的なプログラム」として米国教育省(日本では文部科学省にあたる)より表彰を受けています。 レッスンは、4歳から8歳を対象に1週間に1回約20分、計28回行います。ぬいぐるみやカードを使い、ある状況におかれた登場人物の気持ちをそれぞれ想像し、子ども達に自由に発言してもらい、みんなで話し合いながら、問題を解決していきます。米国の「セカンドステップ」は、未就学児向け・小学生低学年向け・高学年向け・中学生向け、及びその保護者向けのプログラムがあります。日本の「セカンドステップ」は、学年別ではなく、年齢別のコースに分類する方向で改訂を進めています。現在は、4歳から8歳を対象とした「セカンドステップコース1」のプログラムを提供しております。 第1章 相互の理解自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに共感して、お互いに理解し合い、思いやりのある関係をつくること。第2章 問題の解決困難な状況に前向きに取り組み、問題を解決する力を養って、円滑な関係をつくること。第3章 怒りの扱い 怒りの感情を自覚し、自分でコントロールする力を養い、建設的に解決する関係をつくること。 「セカンドステップ」が開発された1980年代当時の米国は、子どもの問題が大きな社会問題になっていました。10~21歳の36%が犯罪歴をもち、15~24歳の自殺者が急増し、10年間で青少年による殺人罪の増加は150%に及びました(犯罪にからむ男女は、男4:女1)。教育現場においては、1学級の15%がいじめを体験し、中でも日常的・慢性的ないじめを受けたこどもが10人中1人という調査も出ていました。アルコールや薬物問題、家庭内の暴力、親子のすれ違いや共依存、過労、メディアによる暴力場面の氾濫、家族形態の変化など、何をきっかけにどんなことが起こるかわからない「家庭」の問題も、様々な議論を生んでいきました。家庭内の大きなストレスや葛藤の中で育った子どもは、次のような傾向がみられました。 攻撃的で、周囲を困惑させる言動をとる。 思いついたことにパッと飛びつく傾向がある。 ・否定的言動をとる。 ・過敏である。 ・罪悪感が低い。 ・自己中心的言動をとる。 そして、以下のような背景がみられました。 ・適切な言動が何であるか知らない。 ・葛藤や衝動が起きたときの言動で、良い見本を見たことがない。 ・適切な言動については知っているが、やってみたことがない。 ・適切な言動をする必要はないと、確信を持つ経験をしている。 ・暴力場面をより多くみるこどもが、より多い攻撃的傾向をみせる。 ・成長の過程で、鍵となる発達段階をふんでいない。このようなこどもは、集団の中でも「やっかいな子ども」という扱いをされ、友人関係の摩擦を起こしやすかったのです。 感情や他者への共感能力が乏しい。 葛藤や衝動が起きたとき、自己をコントロールする力が乏しい。 自分に降りかかった問題をどのように解決したらよいか、解決の選択肢が乏しい。 怒りをストレートに行動に移し、怒りの感情にうまく対処できない。 以上のような子どもの傾向を鑑み、子どもの中の暴力性・攻撃性を「減少」するのではなく、対人関係能力・問題解決能力を「増加」することを目的に、セカンドステップが開発されました。生きていく上でいかに自尊心が大切であるか、そしてその自尊心は「スキル」ではなく「周囲の養育者の深い受け入れや愛情による結果」、「成長の段階で子どもが肯定的に発達をしていく結果」育まれていくという認識にたって、指示的・禁止的接し方ではなく「いっしょに考えていく」接し方によって、このプログラムは成り立っています。
2008.11.20
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