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難病の網膜色素変性症など、視力が極端に低下したり失明の危機に頻している人に、文字通り光が差してきた。理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)や京都大学、大阪大学のチームが、さまざまな組織や細胞になるとされる胚性肝細胞(ES細胞)から、立体的な層構造を持つ目の「神経網膜」を作ることに成功したのだ。英科学誌「ネイチャー」に掲載された。 同チームは、いろいろな細胞の表面で働くラミニンというたんぱく質などを培養液に加えて、ES細胞を培養したところ、9日後にはES細胞の塊の一部が、「眼杯(がんぱい)」になった。これは目のもとになる組織で眼杯だけを切り出して2週間さらに培養すると、直径約2ミリの網膜ができた。驚いたことに、視細胞や神経節細胞などが正常な神経網膜と同様に複雑な層構造を形成したという。 理研の笹井芳樹グループディレクターは「ヒトのES細胞から神経網膜を作り、移植して治療する再生治療につなげたい」と話している。光を感じる網膜の主要部分である神経網膜再生に道が開けてきたことで、またひとつ、再生医療は大きな前進を遂げたことになる。 川島和正メルマガ無料登録
2011.12.07
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幼児期に虐待された経験を持つうつ病患者は、症状が長期化したり、複雑化したりする傾向が2倍に増えるとの研究結果を、英ロンドン大キングスカレッジ精神医学研究所が発表した。 約2万3000人の疫学調査と約3000人を対象にした臨床試験で、児童虐待を受けた患者の治療結果などを分析。その結果、虐待経験がある患者は、そうでない患者に比べて治療への反応が鈍く、うつ病の再発や長期化につながる高いリスクがあることが分かった。 虐待を受けた子供の10人に1人がうつ病とされ、同研究所のアンドレア医師は「重いうつ病による健康悪化を防ぐためにも、児童虐待の早期予防や介入がとても大切だ」と話している。http://123direct.info/tracking/af/408363/uw8BsQVI/ 川島和正メルマガ無料登録
2011.11.24
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ポリオ(小児まひ)の予防接種に使われる生ワクチンにはリスクがあるとの不安から、安全性の高い不活化ワクチンへの移行まで接種を控える動きがあることを受け、厚生労働省は先ごろ、免疫のない子供が増えると国内でポリオが流行する恐れがあるとして、生ワクチンを接種するよう注意喚起を始めた。 ポリオワクチンは予防摂取法で定期接種に義務付けられ、標準的には生後3か月から18か月未満を対象に自治体が集団接種をする。日本では病原性の低いポリオウイルスを用いた生ワクチンが使われており、ごくまれにワクチンが原因でまひを起こし、手足に運動障害が残る。多くの国は、ウイルスを不活化処理したワクチンを使っているが、日本では開発中で導入が遅れている。 厚労省は、リーフレットやポリオワクチンに関する情報をホームページに掲載している。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/index.html 川島和正メルマガ無料登録
2011.11.17
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梅はバラ科植物の落葉小高木であり、日本では漢方や民間薬として用いられてきた。 一方、中国では紀元前200年までその歴史はさかのぼり、梅の未熟果実をばい煙中に埋めて燻製にしたものを烏梅(うばい)として、下痢や便秘などの消化器系疾患、咳、ぜんそくなどの呼吸器疾患などの改善に伝統療法として用いてきた。アレルギー疾患の抑制、有害細菌の増殖抑制活性、寄生中駆除、解熱作用などの効果があるとされる。 梅肉エキスにはりんご酸やクエン酸、コハク酸などの有機酸が含まれ疲労回復や血流改善効果が期待される。適切に摂取すれば、安全であるが生の青梅や早くに落果した実の中止部(仁)には青酸配糖体アミグダリンが含まれるため、わずかに生成する青酸の毒性に注意が必要である。 また、梅干として食べると塩分が多いため、血圧上昇につながるナトリウムの摂取量にも注意しなくてはならない。 名古屋文理大学健康生活学部教授・清水俊雄 川島和正メルマガ無料登録
2011.10.28
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コカ・コーラ、ペプシを始め、その他の食品にも使われるカラメル着色料は「2つの発がん物質を含んでいる」として、米国の非営利団体(NPO)が米国食品医薬品局(FDA)に使用禁止を求めている。これまであまり議論されてこなかっただけに、波紋を呼びそうだ。 ウェブMD誌などによると、この物質はカラメル色素製造時に糖、アンモニア、硫酸の化学反応によって作られる2-MEIと4-MEIと呼ばれる合成物。米政府のマウスやラットの実験では、発がん性が確認されているという。このNPOグループ・CSP1の発表では、「カラメル着色という言葉自体が誤解を生むもので、この2つの物質は決して自然界に存在するものではなく、アンモニアによって生まれる化学物質。食べ物に使われるべきものではない。」と主張している。 ちなみに、この色素は主にコーラやソーダを茶色く着色するのに使われている。 http://dondon.in/shop/onlineshop/518h55t4ki.html 川島和正メルマガ無料登録
2011.04.09
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今、頬がリンゴのように赤くなる「リンゴ病」が流行しています。正式には「伝染性紅斑」という幼児の病気として知られていますが、大人が感染するとひどい関節痛などを併発します。妊婦では流産や死産の恐れもあるため、注意が必要です。 伝染性紅斑は4~5歳を中心に、9歳以下の子供が約9割を占めるウイルス感染症です。4~5年ごとに1度の流行があることが知られています。この1月から全国の患者数は2000人を突破し、昨年の同時期にくらべて約6倍になっています。2002年と07年に次ぐ流行になることが考えられます。患者数が最も多くなる夏に向かってますます流行が拡大するとみられます。 この病気に感染すると、1週間ほどで鼻水やせき、発熱など風邪に似た症状が出ます。この頃はウイルスの排出量が最も多くなりますが、その時点では病名を特定することができません。 感染から10日から20日ぐらいたって初めて両頬が赤くなったり、腕や足にレース状の発疹が見られます。そうなって初めて「りんご病」という診断がつきますが、この時には他人には伝染しません。ワクチンもありませんから、予防は難しいとされています。 子供に感染しても大したことはありませんが、大人、特に妊婦の感染には注意してほしいと思います。感染経路は飛沫と接触です。風邪気味の人には妊婦は近づかない方がよいでしょう。 http://dondon.in/affiliate/dondon.html?aid=1554 川島和正メルマガ無料登録
2011.04.05
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福島第一原発の爆発事故で放射能についての関心が高まっていますので、放射能の人体に及ぼす影響についてまとめてみましょう。 放射線に関係する単位には、「シーベルト」「グレイ」「ベクレル」「c p m(カウント・パー・ミニット)」の4種類があります。人が被ばくした度合いを表すのがシーベルトです。物質に吸収された放射線のエネルギーの大きさを吸収線量と呼び、グレイで表します。放射性物質が放射線を出す能力が放射能で、単位はベクレルです。c p m は1分間当たりの放射線数を示します。 人間が1年間で普通に生活していて浴びる放射線量は2・4ミリシーベルトです。胸部CT検査では6・9ミリシーベルトを浴びます。したがって今回の事故で、福島第一原発3号機周辺で最高1時間当たり400ミリシーベルトが検出されたということは放射線量から言っても大変なことです。 しかし、放射線量は1線源からの距離の2乗に反比例して減少していきます。例えば福島第一原発から30キロ離れた地点の線量は1キロ離れた地点の900分の1です。原発から250キロ離れた東京は、900分の1のさらに70分の1で「影響はほぼ皆無」ということになります。 一度に100ミリシーベルトを超えると、がんになる恐れがあります。ヨウ素は甲状腺に集積しやすいため、甲状腺のがんに、ストロンチウムは血液を造る骨髄に集まるために白血病に、セシウムは全身のがんにそれぞれなりやすくなります。 http://dondon.in/shop/onlineshop/518h55t4ki.html 川島和正メルマガ無料登録
2011.04.03
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葉酸はビタミンB群の仲間で、造血に必須の栄養素であり、貧血の予防に役立つ。また、葉酸欠乏が妊娠女性の胎児の神経管閉鎖障害の原因となること、動脈硬化や血栓のリスクを増加することが明らかになって、その重要性が高まっている。 葉酸はたんぱく質や核酸の合成に関与して、細胞の主要構成成分を作るのに欠かせない。発育に不可欠であり、脳神経にも関与し、肌の健康維持にも役立っている。栄養機能食品として、「赤血球の形成を助ける栄養素です。胎児の正常な発育に寄与する栄養素です」と表示されている製品が販売されている。特定保健用食品の候補として、「女性にとって、二分脊椎などの神経管閉鎖障害を持つ子供の生まれるリスクを低減するかもしれません」との表示が認められている。 レバーに多く含まれ、枝豆やホウレンソウにも含まれるが、比較的食事から取りにくい栄養素である。そのため、厚生労働省は特に妊娠の可能性がある女性に対し、栄養補助食品を用いて1日400マイグラクロムの摂取呼びかけている。ちなみに、摂取量が1日1000マイグラクロムであれば、安全とされている。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951 川島和正メルマガ無料登録
2011.04.01
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キャベツを使った定番おかずです。特有の成分であるキャべジン(ビタミンU)は、胃酸の分泌を抑えて胃腸の粘膜の新陳代謝を促します。胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善する成分として知られていますが、実はビタミンCとともに肝機能向上にも効果的です。 ただし、水溶性のビタミン様物質で熱に弱いため、生食やジュースで摂取することをお勧めします。その際にはレモン汁や酢を加えて酸化を抑えると、より効果があります。 また、キャベツには活性酸素産生を防いで動脈硬化をはじめとした生活習慣病やがんを予防するビタミンC、ナトリウムによる高血圧を予防するカリウム、肩こり、いらいら、骨粗しょう症を予防するカルシウム、血液凝固や骨を強化する作用のあるビタミンKなども含まれています。ほかにも、イソ千オシアナート、インドール、ステロール、ペルオキシダーゼなどを含み、一層強力な抗がん作用を発揮します。 とんかつ、ハンバーグ、焼肉、鶏から揚げ、肉のソテー、ビーフステーキなど肉の脂肪が入った料理を取る際に、キャベツのコールスローサラダをともに摂取すると、肉料理が引き起こす酸化しやすい脂肪の害を抑制する効果が期待できます。 川島和正メルマガ無料登録
2011.03.30
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妊婦の血液で胎児がダウン症かどうかを診断する検査手法を開発したと、キプロスやギリシャなどの国際チームが米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表した。 染色体の異常により知的な発育の遅れを伴うダウン症は、子宮の羊水に含まれる胎児の細胞を針で採取して診断するが、流産の危険性もわずかながらある。 チームは、妊婦の血液中に含まれる微量の胎児由来の遺伝子を基に染色体異常を調べる手法を開発。妊娠11~14週の妊婦40人の血液を使い、14例のダウン症と26例の非ダウン症の胎児を正確に見分けたという。チームは「臨床応用するにはもっと大規模な試験が必要だ」としている。 http://123direct.info/tracking/af/333197/We9Yuf3G/ 川島和正メルマガ無料登録
2011.03.27
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ジアスターゼ、アミラーゼなどの消化酵素、そしてでんぷんを豊富に含んだヤマイモを使った定番おかずです。一般に生の食品からでんぷんを取ることは消化に悪いといわれますが、ヤマイモは消化酵素が多いため生食ができます。ダイコンに多いといわれるジアスターゼも、ヤマイモにはその3倍量がふくまれています。 また、独特の粘り成分となっているのがムチンです。胃の粘膜を潤して保護する作用があり、細胞を活性化して老化を防ぐ効果も期待できます。抜群の消化力と胃を保護する作用で、胃もたれやむかつきが起きないため、胃の調子が良くないときや、胃弱の人には最適な食品です。 さらに、ヤマイモには豊富な消化酵素のほかに、ビタミンB1の吸収を高めてその働きを促進するコリンが含まれています。 このおかずとともに摂取するといいのは、たんぱく質の多い肉類やビタミンB1の多い魚介類です。ムチンがたんぱく質の有効活用に働き、精神や肉体の慢性疲労が回復します。また、消化酵素が摂取した栄養素の消化吸収率を高めるので、病気予防に有効です。ビタミンB1が多く含まれる肉類、特に豚肉や大豆、豆腐、うなぎ、さけ、ブリ、かつを、まぐろ、玄米ご飯、麦ご飯などとの相性がピッタリといえます。 http://dondon.in/affiliate/dondon.html?aid=1554
2011.03.16
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これまでの試験結果と違って、コーヒーの抗酸化物は豆を煎る過程で起こる化学反応により生まれるとする研究が発表された。カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)の研究者によるもので、成果は「国際食料研究」誌3月号に掲載の予定だ。 UBCの広報資料によると、同大のデイビド・キッツ教授らのグループは、焙煎する前の緑色の豆に対して、煎った後の茶褐色の豆を対照群にして抗酸化成分の有無などを調べた。熱が食べ物のたんぱく質、炭水化物、糖分に反応する過程は「メイラード反応」と呼ばれているが、試験で分かったのは、これまでの知見のように抗酸化物がカフェインやクロロゲン酸に由来するのではなく、このメイラード反応で主に生み出されるということ。さらに焙煎の過程でクロロゲン酸は90%が失われることも分かった。 あのいい香りが体に良いのかもしれない。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.03.15
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小松菜を使った定番おかずです。他の青菜と同様にカロテン、ビタミンC、カリウム、鉄、カルシウムなどが豊富に含まれています。すりゴマを加えることでビタミンEが増え、抗酸化作用を持つビタミンA、ビタミンC、そしてビタミンEがたっぷり取れて、がんや、生活習慣病予防に効果的です。 葉の緑が濃い小松菜は露地ものが多く、ビタミンB12とともに造血や細胞の分裂、発育維持に役立つ葉酸や活性酸素を抑えてがん予防に効果的なクロロフィルが豊富です。また、コレステロール値を下げて血栓を防ぎ、貧血の予防や改善効果もあります。 献立組み合わせの際のポイントは、小松菜に多く含まれるカルシウムです。ビタミンDの多いキノコを植物油で炒めれば、カルシウムの吸収効率が上がります。ビタミンKも作用して骨粗しょう症を予防し、また骨が丈夫になります。魚のゴマみそ煮、サケ、サンマ、アジなどの煮魚や焼き魚、キノコを加えたホイル焼き、付け合せとしてキノコを加えた焼肉と一緒に食べると健康効果が一層期待できます。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.03.13
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βカロテン、ビタミンC,ビタミンEが豊富なかぼちゃを使った定番おかずです。この3つのビタミンには強力な抗酸化作用があり、がんのみならず動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞の予防にも効果があります。 また、ミネラルのセレンやポリフェノールの一種であるフェノールを豊富に含んでおり、身体組織の老化を防ぎ、発がん物質産生を抑制します。 ちなみに、野菜の中でもトップクラスの含有量を誇るビタミンEはやはり、ビタミンEが豊富な植物油で調理すれば、一層効率よく摂取でき、βカロテンも油で調理することによって吸収率が上がります。カボチャのビタミンCはでんぷん質に守られているため、加熱しても壊れにくいという特徴も生かせます。 一緒に食すると良い料理としては、魚や肉のソテー、魚のフライ、カツ、空揚げ、てんぷらなどです。セレンやβカロテンが豊富なかぼちゃは、ビタミンEの多い植物油を使った料理との相性がベストといえます。 http://dondon.in/shop/onlineshop/518h55t4ki.html
2011.03.10
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最も怖い病気といえば、がんや腫瘍といった悪性新生物だろう。しかし、それだけ恐れられているにもかかわらず、がんのことは意外と知られていないようだ。(株)日本能率協会総合研究所が全国の20代から60代の男女1000人に行った「がんのメカニズムと予防に関する意識調査」で、そんな実態が浮き彫りになった。 この調査では、がんと免疫の関係、各種免疫細胞ががんを抑えるメカニズムなどについて質問。最重要ポイントである「健康な人でも、毎日およそ5000個のがん細胞ができている」と詳しく知っていた人ははわずか3・6%。やや知っていた人も25・7%にとどまり、知らなかった人は70・7%にも上がった。 また、「NK細胞などの免疫系が、がん細胞を摘み取っている」ことを詳しく知っていた人は5・3%。やや知っていた人は28・4%で、知らなかった人は66・3%%だった。がんの芽を摘む免疫の働きを知らない人が7割を占めたというわけだ。 そのため、「がん予防に特に心がけていることはない」と回答した人も約40%いたとか。3人に1人が、がんで亡くなる時代。がんについて、もっと知ることが必要だ。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.03.06
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注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供が増えている。日本では2002年に文部科学省が行った調査では、2・5%が行動上の問題を抱えているとされた。不注意・多動性・衝動性を特徴とする発達障害のひとつで、「突発的な行動をとる」「忘れ物やミスが多い」といった行動特性がある。困ったことに、早期発見、早期治療がなかなか行われておらず、「本人の努力不足」「親のしつけが悪い」などと誤解されてしまうケースも少なくない。そこで、日本イーライリリーは、そんなADHDのある子供の適切な支援をサポートする情報提供サイト(http://www.adhd.co.jp/ )を大幅に拡充した。 ADHD理解促進アニメーション「ADHDの正しい理解のために」では、子供の日常生活を通じて、周囲に誤解を受けやすい行動の特性や当事者・保護者が直面する生活上の不安な心境などをリアルに描いている。行動療法に基づいたトレーニングのロールプレービデオ、子供の褒め方やしかり方もビデオでわかりやすく解説。また、新コンテンツとして、学校関係者を対象にしたADHDの子供の指導法も提案している。 ADHDを抱える当事のみならず、周囲の人々も必見のサイトだ。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.02.27
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セレンには抗酸化作用があり、ビタミンEとともに働いて効果を増しビタミンE欠乏の悪影響を防ぐ効果を持つとされている。生体防御に重要なグルタチオンペルオキシダーゼに含まれ、体の抗酸化システムの中で重要な位置を占めている。その抗酸化力により、がんや心臓病の予防効果の可能性に関心が集まり、サプリメントとして利用されている物質だ。 セレン摂取量の少ない人にがんの発症が多いとの研究結果やセレン摂取量の少ない人にセレンのサプリメントを投与するとガンの発症率が低下するという試験結果の報告がある。日本人のセン摂取量は平均で100マイグラクロムといわれており、その倍の200までの摂取なら、健康被害は発生しないといわれている。 セレンは魚介類や野菜、肉類に含まれてるが、野菜肉類における含有量は、土壌や飼料に含まれる量に依存している。中国の風土病で心筋障害を起こす克山病は、発生地域の土壌中のセレンが少ないことが原因であるとされている。(名古屋文理大学健康生活学部教授・清水俊雄)http://dondon.in/affiliate/dondon.html?aid=1554
2011.02.24
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製薬会社MSDは、全国117か所の一時間ごとの花粉飛散量などを表示する情報サービスを始めた。「花粉なう」で検索するとヒットするパソコン向けと、そのサイトにリンクした携帯電話向けがある。 パソコン版では、日本地図上に各地の花粉飛散状況が6段階のアイコンで表示される。一月一日からの最高気温の累積が400度を超えると飛散が始まると考えられていることから、飛散開始が早い東京の累積温度も示している。症状や対処方法をまとめた読み 物も掲載している。 携帯電話版では現在の飛散量に加え、二日後までの予測も閲覧できる。外出前に調べて対策を取るのに役立ちそう http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.02.20
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ノコギリヤシは北米原産で、50センチから1メートルの低木で、群生し、ノコギリ状に広がる葉を持つヤシ科の植物である。その実を米国原住民が消化器系、生殖器系、神経系に効果があるハーブとして利用し、中国でも泌尿器疾患の治療や強壮効果のための漢方薬としても使用してきた。 近年、ノコギリヤシの実の脂質抽出物を用いて、複数のヒト試験を実施した結果、頻尿や排尿困難、尿意切迫などを軽減し、尿量を増やし、残尿感を改善する効果が確認されてきている。また、ノコギリヤシが効果を示すまでには摂取し始めてから、1~2か月かかることが示されている。 ただし、精力増強や鎮静効果といったヒトへの効果は、十分な科 学的実証は得られていない。適切に使用する限り安全であると考えられるが、前立腺肥大の症状と似ている前立腺がんの症状を見逃す可能性があるため、ノコギリヤシを摂取する場合には、医師の診断を受けることが推奨されている。 (名古屋文理大学健康生活学部教授・清水俊雄) http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.02.06
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牛肉、ジャガイモ、タマネギなどを使った定番おかず。主役の牛肉は必須アミノ酸をバランスよく含む良質のたんぱく質源となり血液や筋肉を作る上で欠かせない成分です。ただし、脂質やコレステロールも多く含んでおり、取りすぎには注意しましょう。 もう一つの主役であるジャガイモは、胃腸の粘膜を保護したり胃潰瘍や十二指腸潰瘍で傷ついた粘膜を正常に回復させるビタミンC、余分なナトリウムを体外に排出して血圧を下げるカリウム、デンプンなどの糖質の分解に働いてエネルギーを産出し体や神経の疲労を回復させるビタミンB1が豊富です。ジャガイモのビタミンCが牛肉に含まれる鉄の吸収率をアップさせ、貧血予防にも有効です。 また、牛肉には不足しているトリプトファンの多いホウレンソウ、ニラ、サトイモ、卵、乳製品や凍り豆腐、湯葉、きなこなどの大豆製品を組み合わせた献立にすると、たんぱく質の作用がよりアップします。 ビタミンEの源となるウナギの蒲焼、カレイの煮物やから揚げ、トリプトファンやビタミンEを補える凍り豆腐の卵とじ、揚げだし豆腐、厚揚げのステーキとともに摂取すると、健康効果が高まります。 http://dondon.in/shop/onlineshop/518h55t4ki.html
2011.02.05
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主に喫煙が原因で起こる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の早期発見と治療を目指し、日本医師会と結核予防会、日本呼吸器学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会がこのほど共同で対策推進会議を設置した。 COPDは早期に治療することで進行を遅らせられるものの、推計患者500万人に対し治療を受けている人は約22万人と少ない。 会議はまず、診断・治療方法を簡単な流れ図にまとめたパンフレットを日本医師会の会員医師約17万人に配布し、かかりつけ医による患者発見を促進。集団検診での、問診表活用の勧奨や、一般啓発用ポスター作製などの活動も予定している。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.02.01
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植物油は本当は腐りやすいので冷蔵庫に入れておかなければならないのです。しかし現在「植物油」といわれている大部分は、常温に置いていても大丈夫です。油を腐らないようにするため水素を加えて固形化したためです。このような油を「トランス脂肪酸」と言います。しかし、このような「トランス脂肪酸」は自然にない「人工的な脂肪」なのです。 私たちの血管を構成している成分として脂肪が重要な働きをしています。血管壁にこの「トランス脂肪酸」が入り込むと、正常で自然な脂肪がきても、それが血管壁になかなか入り込めないのです。その結果、悪玉コレステロールが増え、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることになるのです。この「トランス脂肪酸」は菓子などに使われる「ショートニング」やコーヒーに入れるクリーム、そしてマーガリンなどに入っています。 小売大手のセブン&アイ・ホールディングスは、このトランス脂肪酸を含む商品を、原則として売り場に置かない方針を明らかにしました。まずは、コンビニエンスストアなどでの自主企画(プライベートブランド)商品での全廃を目指すということです。 欧米では食品に含まれている量の表示義務や、油脂中の含有量の制限といった規則が始まっているのに、日本ではまだ何の規制もなされていないのです。セブンは政府の規制に先駆けて全廃を目指すということでこの判断はほかの小売りにも影響を与えそうです。 http://dondon2.com/shop/?aid=1554&pid=181
2011.01.29
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インフルエンザにかからないようにしているのは「免疫」ですが、がんを予防したり、花粉症やアレルギーを起こさせないようにしているのも「免疫」です。私はかねがね腸内細菌が免疫力の70%を作っていると話していますが、免疫を抑制する腸内細菌がいることが明らかになりました。 東大の本田賢也准教授らは、消化管に常在するクロストジウム属細菌が免疫を抑制する制御性T細胞(TREG細胞)の産生を強力に誘導することを明らかにしました。炎症性大腸炎はTREG細胞が少ないので、この病気の治療につながると期待されています。関節リウマチなど自己免疫疾患の症状の軽減にも役立つと考えられています。 正常マウスの腸内細菌約500種を調べると「クロストリジウム属細菌」がいた場合、免疫の暴走を抑える免疫細胞「TREG細胞」が多いことがわかったのです。この細菌を腸内細菌がいない無菌マウスに飲ませると、正常マウスと同じになりました。 クロストリジウム属細菌はいつも腸にいて無害な共生菌です。嫌気性菌といって酸素のない状態でのみ増殖できる菌です。私たちが調べると、この菌は下痢の時は正常数、腸にいますが、慢性便秘が続くと数がわかっています。面白いことに乳酸菌は、下痢の時に減っていて、便秘の時は変わりません。腸内細菌のバランスが大切ということです。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.01.28
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比較的低収入の母親とその乳幼児約400人の食行動を調べたところ、母親が野菜・果物を食べないと、その子供もあまり食べない傾向があることが分かった。何となくわかっていたことながら、専門家は大人になってからの食生活を考えるうえで重要と指摘している。「公衆保健看護」誌10月号に発表された研究だ。 インターネット報道によると、米ミシガン洲立大のマイルドレッド・ホロディンスキ教授らのグループは、低収入の黒人女性199人と、白人200人の計399人の母親と子供(1~3歳)について、食生活を調査した。その結果、週に4回以上野菜・果物を食べない母親の子は、全く同様に4回以上は野菜類を食べないという結果に。さらに、母親が子供を偏食と見なしている場合にこの傾向は強くなり、黒人母子は白人以上にその割合が高いこともわかつた。 「母親教育が先決」と研究者は話している。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.01.27
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海外ではヨウ素のサプリメントが、活力アップ、メンタルヘルスや子供の成長に効果があるとして広く販売されている。 ヨウ素は甲状腺ホルモンの主要な成分で、たんぱく質、脂肪、脂質の代謝を調節し、子供の成育発達に必須だ。 交感神経を刺激するなど、体内で重要な役割を果たしていて、不足すると疲れやすくなり、皮膚や髪の毛につやがなくなって、子供の成長が遅れる原因となるのだ。 世界的には、鉄やビタミンAなどとともに、ヨウ素は欠乏症が起きやすい栄養素である。しかしながら、海水に含まれているために、海藻や魚介類を食べる習慣のある日本人では、ヨウ素不足はまれで、むしろ海産物を多く取る人では過剰症が問題となることがある。ヨウ素は不足しても過剰でも、甲状腺機能障害が起きるのだ。 ちなみに、ヨウ素が多く含まれるのは、昆布やわかめなどの海藻類で、焼き海苔1枚で、1日のヨウ素所要量を摂取することができる。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.01.22
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ジェネリック医薬品(後発医薬品)の活用に積極的な薬剤師が、前年より大幅に増えたとの調査結果を同医薬品大手の沢井製薬がまとめた。 昨年11月、薬剤師300人(保険薬局勤務200人、病院・診察所勤務100人)に、インターネットを通じて聞いた。 「勤務先が後発品の積極活用を進めているか」との質問に全体の37%が「進めている」と回答、前年の25%を大きく上回った。増加の原動力は保険薬局勤務者で、前年の16%から34%へと倍増。病院・診療所勤務者は43%で、前年(44%)から横ばいだった。 全体の45%が、国の医療費増大に「とても危機感を感じる。」と答え、積極活用派ほど危機意識が高い傾向が見られた。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2011.01.21
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ホウレンソウとゴマを使った定番おかずです。ホウレンソウは冬が旬で、夏採りに比べて栄養価が圧倒的に高くなっています。例えば、ビタミンCもβカロテンも旬のものは特に豊富です。 昔から貧血の特効薬で知られ、鉄の含有量が野菜の中ではトップクラス。しかも、ビタミンC も多く含んでおり、鉄吸収率が高いのが特徴です。また、葉酸も多く、ビタミンB12 と協力して造血作用があることから、ビタミンB 12が多い魚介類やレバーと組み合わせるのがベストです。 一方、ゴマはビタミン、ミネラルに富むものの、ビタミンC はほとんど含まれません。C の多いホウレンソウと組み合わせれば、コラーゲンが形成されて皮膚、骨、目などを健康にし、免疫力を高めます。ビタミンE、ゴマリグナン、セレンも多く含み、強い抗酸化力を発揮し、免疫力強化、がん抑制などの作用が認められています。 この定番おかずは魚介類や肉類と一緒に取れば、動物性のたんぱく質やビタミンC の効果で鉄の吸収率が高くなります。また、ゴマに欠けている必須アミノ酸はりジンで、これを補えば他のアミノ酸の働きが高まるため、大豆と食べ合わせましょう。焼き魚、煮魚、焼き肉、刺身、冷奴、湯豆腐入りハンバーグ、肉豆腐などと相性がいいと言えます。 http://dondon.in/affiliate/dondon.html?aid=1554
2011.01.05
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コレステロール降下剤のスタチンは、想定外の効果が発揮されて注目を集めているが、今度は胆石リスクの減少に寄与するらしいことが分かってきた、「米国疫学ジャーナル」誌11月号で発表された研究だ。 ロイター電によると、症例対照の試験を行ったのは、デンマーク・アーサス大学病院のルネ・エリクソン博士らのグループ。博士らはデンマークに住む約170万人の健康データを1996年から2008年にわたって調べたところ、3万2494人の人が胆石と診断されていることが判明した。さらに、これらの人の5%がスタチンを服用していることが分かった。スタチン使用と胆石リスクの関連を調べたところ、少数回の処方では少しリスクが上昇したものの、5回以上の処方になると11%、20回以上処方を受けた人は24%もリスクが減少した。 「特効薬とは言えないが、リスク軽減は間違いない」と研究者はコメントしている。
2011.01.04
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本来の用途ではないが、使ってみたら意外にも効果が高かった。日常生活でこんな経験はないだろうか。実は、医学の世界でもこういったケースはたくさんあるようだ。既存の医薬品を全く別の疾病の治療に使うと、大きな効果があるという例は枚挙にいとまがない。 最近ではむし歯や歯周病の治療に使用されている口腔機能水「パーフェクトぺリオ」が、新型インフルエンザウイルスを99・9%不活化することが確認された。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科ウイルス制御学の山岡昇司教授らの研究でわかった。 パーフェクトぺリオとは、次亜塩素水重炭酸ソーダを電気分解して得られる中性から弱アルカリ性のPHを有する次亜塩素酸電解水。強力な抗菌活性を持ち、腐食性も少ない。そのため、医療器具や治療台の消毒だけでなく、口腔内治療への応用が進められている。 そして、今回は新型インフルエンザウイルス不活化だ。低濃度、短時間処理で有膜、非有膜ウイルスに対して、強い不活化を示したという。ウイルス感染の予防や拡大を未然に防ぐ開発が行われることが期待される。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.29
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ナスを使った定番おかずです。この食材にはさまざまな健康効果があり、努めて食べたい野菜です。 まず、皮に含まれる紫色の色素ナスニンは、発がん抑制作用が強いという報告があります。高いがん抑制効果を得るには皮をむく焼きナスより、皮付きのまま植物油で炒めたり揚げたりして食べるといいでしょう。植物油はビタミンEを多く含むため、老化防止効果も期待できます。 また、ナスにはコリンという結合体があり、血圧を下げる、動脈硬化を防ぐ、胃液の分泌を促す、肝臓の働きをよくする、コレステロールの害から守るなどの作用が認められています。さらに、食物繊維も豊富。便をやわらかくしてかさを増やし、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にして便秘を改善します。大腸がんの予防、腸内の発がん物質の排出も促進してくれます。 このおかずはピーマンやトマトなどと食すと、ビタミンCやβカロテンも摂取できてがん抑制作用がさらに強力になります。ピーマンの肉詰め、トマト入りスクランブルエッグ、ツナのトマト煮のほか、カニ玉、うなぎの卵とじ、クリームシチューなどがマッチします。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.22
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ビタミンEは、ビタミンCと同様に抗酸化ビタミンだが、ビタミンCが水溶性であるのに対して、脂溶性である。そのため、生体内において主要な脂溶性の膜に局在し、その抗酸化能により、不飽和脂肪酸の過酸化で生じる活性酸素の生成を抑制する。そして、細胞中の膜、タンパク質成分、核酸の損傷を防ぐ。ちなみに、活性酸素はがんの原因としても知られている。 ところで、ビタミンEはトコフェロールとも呼ばれ、一部構造の異なる化合物の総称である。欠乏すると脂質の過酸化や悪玉コレステロールの酸化変性を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞が発症する原因となる。ビタミンEは、広く生体に存在するが、アーモンド、大豆、植物油などに多く含まれる。 脂溶性であるため、過剰に摂取すると、尿から排泄されずに、体内の脂質部分に蓄積する。よって長期間の過剰摂取は、吐き気や下痢、疲労、頭痛などが生じることがある。ただし、成人では1000ミリグラムまでの摂取では安全であり、他の脂溶性ビタミンに比較すると副作用は少ないとされている。(名古屋文理大学、健康生活学部教授・清水俊雄) http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.20
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医療関連サービス業「ティーペック」は、年末年始の全国の当番医が調べられる情報サイトを12月30日夕に開設する。大みそかから1月3日に開いている医療機関を、日付けや市区町村、診療科を指定して検索できる。 同社の医療機関検索サイト(http://t-pec.jp/ )にアクセスし「年末年始当番医検索へ」のリンクから入る。携帯電話からも無料で利用できる。 当番医は市区町村ごとに発表され、発表時期もばらばら。帰省や旅行先での急病の際に利用できそうだ。このサービスを開始した昨年は5日間で1万6000件以上の利用があり、内科や小児科の検索が多かったという。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.19
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コンニャク、ホウレンソウ、ニンジン、豆腐などを使った定番おかずです。βカロテンやビタミンCが豊富な冬野菜、たんぱく質の多い豆腐、食物繊維がギッシリのコンニャクなどを多く取ることができます。 コンニャクに含まれるグルコマンナンという食物繊維は、ヒトの消化酵素では消化できないため、腸で水分を吸収して膨張します。その結果、便を軟らかくして便通を整えます。しかも、便として排出される際、腸内の有害物質や糖質、コレステロールを吸着してくれるので、がん、糖尿病、動脈硬化などの予防に役立ちます。腸管を刺激して胆汁酸の分泌を促し、コレステロール値も下げます。 豆腐に含まれる良質のたんぱく質は、血中のコレステロールを減小させ、血圧上昇を抑制する効果があります。また、丈夫な骨を作るカルシウムも豊富。動脈硬化や脂肪肝、認知症の予防に役立ちます。 このおかずはコレステロールや糖質の吸収を防ぐことから、脂肪の多い肉類や魚介類、卵など高脂肪、高コレステロールの食品を摂取する際に打ってつけ。サケやカレイのムニエル、フライ、豚肉のステーキ、トンカツ、牛肉のステーキ、鶏のから揚げなどと摂取しましょう。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.17
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米国の健康調査に参加した女性のデータに基づき調べたところ、果糖が豊富に入ったオレンジジュースや砂糖入りソーダを飲む人は痛風のリスクがかなり大きくなることが分かった。「米国医師会雑誌(JAMA)」に、先ごろ掲載された研究成果の発表だ。 CNNニュースによると、研究は米ボストン大医学部のヒョン・チョイ教授らが実施。同教授らは、米国の大規模健康調査に参加した約7万9000人の女性データを調べたところ、1日に2杯以上のオレンジジュースや砂糖入りソーダ飲料を飲む女性は、そうでない人に比べてほぼ2倍の痛風リスクがあった。1杯でもソーダで74%、オレンジジュースで41%のリスク増加が認められたとのこと。ダイエットソーダにはこの相関リスクはみられなかったという。 痛風は白人女性より男性や黒人に多く、女性は閉経後がほとんどだったという。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.15
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今年もインフルエンザの流行シーズンがやってきた。早くも小学校の学級閉鎖が相次いで報告されており、猛威を振るう兆しがある。昨季の新型(H1N1)に代わって、今季は季節性インフルエンザ、とりわけA香港型(H3N2)が流行しそうだといわれている。となると、今のうちからしっかり予防策を立てておきたいもの。こまめに手洗いとうがいをして、ウイルスの体内侵入ルートを絶つことが第一歩だ。また、ウイルスは乾燥を好むため、部屋の湿度を50%~70%に保って、適度な湿気にしておくことも有効とされる。もちちろん、ワクチン摂取をうけておくことも重要だ。そういった予防策と同時に、インフルエンザウイルスと闘える体をつくることも忘れてはならない。ヒトの体内にはナチュラルキラー細胞(NK細胞)が存在し、体内に侵入したウイルスと闘って撃退するとの研究報告がある。つまり、N K細胞を活性すれば、免疫力が向上するというわけだ。 そのNK細胞活性化には、1073R-1乳酸菌摂取が効果的だそうだ。この乳酸菌はヨーグルトなどに含まれているもので、ブルガリア菌の一種。明治乳業株式会社から発売中の「明治ヨーグルトR-1」(ドリンクタイプとソフトタイプ)で摂取できる。体の中からンフルンザ予防ー。今年のトレンドになりそうだ。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.14
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スライスしたタマネギを使った定番サラダです。常備野菜としておなじみのタマネギですが、特有の辛みや切ったときに目にしみる刺激成分の硫化アリルに薬効のあることがわかり再注目されています。 特にタマネギの硫化アリルは、血液の凝固を抑制するため、血栓や動脈硬化の予防に効果的です。ビタミンB1の吸収も高めて新陳代謝を盛んにし、発汗、解熱、疲労回復効果も期待できます。善玉のHDLコレステロールを、増やし、心臓の機能を強化するとの報告もあります。また、神経沈静作用がある硫黄化合物が含まれ、イライラを鎮めます。 ただし、調理法には注意が必要です。生食で、しかも切ってから1時間ほど経過したほうが効果が高まります。逆に水にさらすと硫化アリルは流れ出てしまうため、辛みは酢を上手に使ってやわらげることをお勧めします。 タマネギは豚肉、鶏レバー、サケ、大豆などビタミンB1の多い食品との相性がベスト。カツ丼、豚肉のソテーやしょうが焼き、レバーの焼き鳥、ハムエッグ、うな重、肉豆腐、麻婆豆腐、マグロ納豆、サケのムニエルなどと摂取しましょう。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.11
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鉄は必須のミネラル成分であり、日本では有経女性の半分は鉄不足だと言われている。月経血は1か月当たり約30ミリリットルで、血液中の含有量から1日当たり0・5ミリグラム近く、鉄が失われる。鉄の吸収率は1割程度しかなく、1日10ミリグラム摂取しても、吸収量の半分は月経血で失われることになる。 動物や魚介類に含まれるヘム鉄は吸収率が良いが、野菜や果物に含まれる鉄は吸収が悪い。栄養機能食品として「赤血球を造るのに必要な栄養素」であること、特定保険用食品としては、吸収の良いヘム鉄は「鉄の補給を必要とする貧血気味のヒトに適する」ことの表示が認められている。 ヨーロッパ食品安全庁は、赤血球とヘモグロビンの形成以外に、「免疫系の正常な機能に役立つ」「正常な認識能に役立つ」ことに科学的根拠があるとしている。また、貧血の人は、鉄分摂取により身体および精神能力が向上することも実証されている。 おおよそ20ミリグラム以下であれば安全であるが、過剰摂取による副作用としては、嘔吐、胃・腹痛、下痢、便秘、胸やけ、頭痛などを生じることがある http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.07
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昨年は新型インフルエンザで大騒ぎしましたが、「大部分の患者の症状は季節性インフルエンザとあまり変わらないとか、多少軽かった」と総括し、政府の新型インフルエンザ対策本部も解散しました。 では、今年のインフルエンザの流行はどうなるのでしょうか。H3N2(A香港型)が中国で発生しているほか、日本国内でも10月以降、このタイプの集団発生や、小流行が全国で多発しているので、今年のインフルエンザの主流はA香港型になるかも知れないという見方があります。確かにA香港型は過去2年間で流行していませんから、免疫を持っている人が少ないため流行しやすい可能性があります。 A香港型は比較的重症になることが多いインフルエンザだといわれています。高齢者が肺炎を合併する率も高いので、早めの対策が必要です。 今年のワクチンは昨年パンデミック(爆発的感染)を起こしたH1N1と、このH3N2とB型という3種類のインフルエンザ株が入っています。 今年のインフルエンザの流行は昨年のように新型インフルエンザ一色だけという具合にはならないようです。流行期を迎えた南半球では、新型H1N1に加えて今話したA香港型とB型の流行が認められています。おそらく日本もこれらの3種のインフルエンザの混合感染が起こるでしょう。積極的にワクチンを受けたほうがいいと思います。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.06
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<19カロリー、塩分0・4グラム> オクラを使った定番おかずです。緑黄色野菜のオクラには、鉄やカルシウム、カリウムといったミネラルのほか、βカロテンやビタミンCなど不足がちな栄養素が多く含まれています。 また、独特のぬめり成分には、ペクチン、ガラクタン、ムチンなどの多糖類が豊富です。これらの多糖類は水溶性の食物繊維で、整腸作用のほか、コレステロールを減らす効果や血圧を下げる効果があります。 ペクチンは血糖値の上昇を抑えて糖尿病の予防に役立つだけでなく、毒素を体外に排泄する働きがあり、便秘・下痢といった、おなかのトラブルにも有効です。ガラクタンは脳への刺激を活性化させます。たんぱく質の吸収を助けるムチンは、胃壁の保護作用、肝臓や腎臓の機能を強化する作用があり、細胞を活性化するため、疲労回復、老化防止効果が期待できます。 体調の悪いときに豆腐、納豆、魚など良質なたんぱく質源と併せて摂取すると消化もよく、一層効果的です。かす汁や豚汁、肉、魚料理のどちらでも、消化を促進し体力強化に役立ちます。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.12.04
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最近、大きな問題になっている歯周病は、普段の歯の手入れだけでなく魚を食べることでも予防できそうなことが分かってきた。DHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3不飽和脂肪酸には、歯周病を減らす力があると米国の研究者が「米国栄養学会」誌11月号で発表した。 ヘルス・デイ誌によると、米ハーバード大医学部などの研究グループは、米国の大規模な健康栄養調査であるNHANEWSのデータを用い、この調査に1999年から2004年にかけて参加した約9200人の成人男女について、歯科治療や食生活を聞き取り調査した。 対象を3つのグループに分け、DHAやEPA(エイコサぺンタエン 酸)などの摂取具合を調べたところ、最も摂取量の多かった郡と中間群は、最も少なかった群に比べ23%~30%も歯周病リスクが少なかつたとか。ただ、一定量以上食べても効果増進はないらしい http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.29
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亜鉛は味を感じる味蕾(みらい)が正常に働くために必要で、不足すると味覚障害になることが知られている。味覚を正常に保つためには必要な物質である。また、皮膚や粘膜の健康維持にも重要なミネラルで、肌荒れや脱毛にも関係している。 EU(欧州連合)では「正常な生殖に役立つ」「免疫系の正常な機能に役立つ」「正常なDNA合成と細胞分裂に役立つ」ことが科学的に実証されていると評価している。亜鉛が不足すると精子の合成が減少する。性能力が衰える。風邪を引きやすくなる、傷が治り難くなるといったことも知られている。 開発途上国の子供の亜鉛サプリメント摂取は、主な死亡原因である下痢と肺炎の発症頻度の低減に有効であることが実証されており、子供の成長にも欠かせないミネラルである。 亜鉛は肉、レバーや魚介類に多く含まれているため、ダイエット志向により、不足気味となる傾向がある。そのため、健康への悪影響が心配されている。亜鉛の毒性は低いので、通常のサプリメントの摂取では、過剰症の心配は少ない。 (名古屋文理大学健康生活学部教授・清水俊雄) http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.26
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ニンジンやアブラナ科の野菜(きゃべつ、ブロッコリーなど)をよく食べる黒人女性は、全般に乳がんになりにくいようだ。こんな米国での調査が明らかになった。黒人女性の大規模疫学調査によるもので、「アメリカ疫学ジャーナル」誌電子版10月11日号で発表された。 ロイター電によると、米ボストン大学のデボラ・ボッグズ博士らのグループは、黒人女性の健康調査データを用いて、約5万2000人(21~69歳)を12年間にわたって追跡調査。その結果分かったのは、特にエストロゲン受容体陰性乳がんと呼ばれる疾病については、1日に2回以上前述の野菜を食べていた女性らは、週4回以下の群に比べ43%もこのタイプの乳がんが少ないことが判明。乳がん全般も同様の傾向で、例えば週3回以上ニンジンを食べていると、月1回以下の人に比べて17%乳がんリスクが減ったとか。
2010.11.24
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細菌がよい事をしている例に「発酵」があります。いろいろな食材に細菌がついて発酵させると食材の栄養価が増強します。牛乳を発酵させて、ヨーグルトやチーズになります。大豆を発酵させた納豆は栄養価が大豆よりもさらに増します。 腸内細菌は免疫力をつけたりビタミン合成したり、人に良いことをするものが多いのです。しかし、悪いことをする菌もあります。食中毒や下痢を起こす菌もたくさんあるのです。その一つが「カンピロバクター・ジェジュニー」です。実はこの細菌が、「ギラン・バレー症候群」という病気の原因だということが定説になってきました。 「ギラン・バレー症候群」は数多い神経疾患のなかでも発症頻度の高い病気の一つです。患者数は人口10万人に1人程度です。マヒは手足から呼吸筋、顔面筋へと移り、歩行困難やしゃべれなくなったりします。 「カンピロバクター・ジェジュニー」の膜を分析すると、手足を動かす神経の接合部に多い「GMIガングリオシド」という物質と構造が似たものが存在することがわかりました。 そして、この細菌に感染した人のほとんどは、GMIガングリオシドに対して抗体ができていたのです。細菌のGMIガングリオシド様物質に対してできた抗体が神経接合部に多いGMIガングリオシドに反応し、神経の働きを阻害していたのです。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.23
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血液疾患の患者団体「血液情報広場つばさ」は、慢性骨髄性白血病の患者への医療費助成を始めた。 経済的に苦しい患者でも服薬治療を続けられるようにするためで、年齢や所得などの条件を満たした人に月2万円を支給する。患者団体による助成は珍しいという。 この病気で継続的に薬を飲んでいる人は推定8000人。助成希望者は月ごとに申請する。申請受付は10月に始まり、来年3月まで継続する 毎月100人を上限に支給する。 財源は製薬会社などからの寄付。今後も寄付の募集を続け「基金そのものの体力をつけていきたい」(つばさ関係者)という。問い合わせは平日10~17時 フリーダイヤル0120・711656まで。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.20
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主治医の説明に納得できない。 国立がん研究センターが7月に開設した「がん相談対話外来」にセカンドオピニオンを求めてきた利用者の8割が、こんな理由で受診したことが分かった。同外来は、医師だけでなく看護師、必要なら専門相談員や精神科医も立ち会って患者や家族と対話し、疑問や悩みの解決を図るのが特徴。 同センターが8月2~13日の相談64件を分析した結果、主治医の診断や治療方針に問題はないものの、患者が説明に納得していないケースが83%に上った。次いで主治医が適切な治療法を提示していない(8%)、適切な診断ができていない(5%)など。 同外来の対応として42%に新たな治療法、6%に新たな診断を示した。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.12
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降圧薬は朝ではなく、夜に服用した方が血圧コントロール、心血管疾患予防にいいとする試験結果が発表された。従来の方法には反しているが、「国際時間生物学」誌9月号に掲載された研究だ。 ヘルス・デー誌によると、一般的に血圧は夜間に10%~20%下がるのが普通。ところが、下がらない”ノン・ディッパー”と呼ばれる患者がいて、心臓発作や脳卒中などの危険度が高いとされてきた。スペイン・ビーゴ大学のラモン・ヘルミダ教授らは2156人の高血圧の男女(平均年齢56歳)を対象に、一群は寝る前の時間に少なくとも1錠は降圧薬は飲む、もう一群は朝食後に全錠剤を飲む比較試験を行った。 その結果、夜飲んだ方がより血圧コントロールができただけでなく、心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中など)リスクが67%も低いという結果になった。薬が夜間血圧を下げるためのようだ。 http://blog.goo.ne.jp/chatarou1951
2010.11.08
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<14キロカロリー 塩分0・5グラム>キュウリ、ワカメと酢の相性がピッタリの定番おかずです。キュウリはビタミンA、B群、Cをはじめ、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラル、食物繊維をバランスよく含んでいます。 なかでも、ビタミンAは活性酸素の働きを抑えてがん予防効果があり、皮膚、粘膜、網膜を健康に保つ効果、免疫力も強化します。また、ビタミンCも豊富で、皮膚の老化を防いでくれます。さらに、青臭さの成分であるピラジンが血栓を予防して、脳梗塞や心筋梗塞といった病気にも効果的といわれています。 一方、ワカメには体内の代謝を活発にするヨウ素が多く含まれており、精神を安定させて心身ともに元気にする効果があります。ワカメ特有のぬめりは食物繊維のアルギン酸で高血圧、高脂血症、動脈硬化を予防する点も見逃せません。酢の物にすることで、血圧やコレステロールを抑制する作用が強まるため、ワカメと酢を組み合わせたおかずはぜひ取りたいところです。 主菜にピッタリなのはカツ丼、牛丼、天丼といったどんぶり物です。ワカメに含まれるヨウ素は油と一緒に摂取すると、吸収率が上がるためです。
2010.10.25
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最近、「うつ病」になる人が増えてきましたが、私は「腸内細菌が少なくなったこと」が原因だと考えています。「うつ病」の人の脳にはセロトニンという物質が不足しています。この物質の前駆物質が腸内細菌によって作られていることを示す研究データが、最近になって増えています。 実はセロトニンは腸内細菌同士の情報伝達物質だったのです。脳のないヒトデなどの腔腸動物では、それが腸のなかで脳と同じ働きをするようになったのです。そして、現在では人間の脳のなかで「幸せを感じさせる物質」にまでなったというわけです。腸のなかでは、人間と同じように喜びを感じたり、悲しんだりする時に出てくるいろいろなカテコールアミンに対する受容体を腸内細菌同士が持っており、お互いに喜んだり、悲しんだりしています。 腸内細菌は私たち人類とともに進化してきたので、人にとって、いろいろ有益な働きをしています。 最近注目されているのは、ビフィズス菌の働きです。その一つに人工透析を受けているひとたちに応用した例があります。 慢性腎不全の患者は、血中のリンの値が増えてきます。リンが増えるとカルシウムが血管壁につきやすくなり、血管壁が石灰化していろいろな臓器が機能不全になってしまいます。ところが、慢性腎不全の人に生きたビフィズス菌を飲ませると、血中のリン値が低下することがわかりました。ビフィズス菌がリンを栄養源として利用していたからです。
2010.10.24
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厚生労働省は、今季のインフルエンザワクチンの予防接種に関する情報をホームページで始めた。昨年から今年にかけて流行した新型インフルエンザの特徴、今季のワクチンの効果や供給予定などについてのQ&Aと、接種事業の詳細が掲載されている。 接種は10月から来年3月末まで。厚労省は「新型インフルエンザの患者は昨年の流行時に比べて全国的に少なくなっているが、再流行の可能性はあり、安心はできない」とワクチンによる予防の重要性を訴えている。 情報提供のページには、同省ホームページにある「トピックス」の欄から「新型インフルエンザに関する情報」の項目を選ぶと入れる。
2010.10.22
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ブルーベリーは目に良いといわれる。ほかにもさまざまな健康効果が知られているが、このほど米国の研究者が糖尿病改善効果が期待できることを明らかにした。「栄養学」誌10月号で発表された研究論文だ。 フードプロダクトデザイン誌によると、米国・ルイジアナ州立大学のウイリアム・セファル博士らは、肥満で糖尿病(2型)ではないが、インスリン抵抗性(インスリンが効かない)を持つ男女32人に比較対照試験を実施。プラセボ薬とブルーベリーを2グループに分けて飲んでもらったところブルーベリーには明らかなインスリン抵抗性改善効果が見られたという。この結果から、日常的なブルーベリー摂取によって、2型糖尿病ほかの肥満関連疾患を防げるかもしれないとしている。 ブルーベリーは野生種でもサプリでも簡単に摂取できるのが特徴。試してみては。
2010.10.20
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