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今日、4月8日はお釈迦様(仏陀)の誕生日。毎年この日は近くのお寺で「花祭り」なるものを開催していて行事、祭り事の好きな私としては外せないイベント。なんとか仕事のスケジュール調整もでき、午後颯爽と向かうもなんだか怪しい雲行き。「お釈迦様の誕生日なんだからきっと晴れるに違いない」と思うも、大護摩が終わる頃には雨風の儀礼に見舞われることに。「花祭り」はなんだかいつも晴天のイメージがあったのだが、今年はそうも行かないようで。「世界で起こっている理不尽な争いに、お釈迦様も嘆いているのかな」と、雨宿りがてら境内の一角で散り行く桜を眺めながら話す私と連れ。そういえば、ここのところの気候はなんだかおかしい。いくら天候の変わりやすい季節、春の嵐といえどこれだけ頻繁に荒れるのはちょっと尋常ではない気がする。お釈迦様も確かに嘆いていらっしゃるだろう。そしてなんだか、人類のエゴのために破壊され続ける大地や自然に地球も怒り、苦しんでいるのではないか。そしてここのところの天気の不安定さや、各地で起こる異常気象や自然界の異常現象はその痛みに対する地球の叫びのような気がしてならない。TVや新聞では異国での目を覆いたくなるような破壊の模様が毎日当たり前のように繰り返される。それを見ながらふと思う。報道とはいったいなんだろう?毎日何度も繰り返される画像に、人々は何を感じ、思っているのだろうか。こういった垂れ流しの暴力の映像や情報は実際人々にどんな影響を与えているのだろうか。それは絶対に正義や平和、幸福な気分ではない。さしずめ怒り、恐怖、憎悪、無力感、社会や将来に対する閉塞感などか…日々白熱する報道は、真実を伝えるという大義名分のもと、かえって人々の平和への希望を絶ちネガティブな感情を増幅させているようにも見える。まるで何か洗脳でもするかのように…世で起こる大きな反戦運動や抗議などはそれ自体は確かに人道的な行動、行為であると思える。でも、恐いのはある大きな行為、エネルギーに反抗するあまり、そこに参加する人々の中にも対立するエネルギーを生み出してしまうかもしれないということ。もちろん、それが人道的な志から発生したことだとしても対立からは調和や平和のエネルギーは生まれない。ネガティブなエネルギーに対して感情的にあまりに強く反応してしまうと自らが知らず知らずのうちにそのエネルギーに巻き込まれていくこともある。そして知らず知らずのうちに、自らがネガティブなエネルギーを周囲に発してしまうような状態になってしまうかもしれない。そしてその運動が大きければ大きいほど、強く多くのエネルギーを発散させていくことになる。ともに平和を掲げながら反発する2つのイデオロギー…私も少なからず世界の平和を願っているし、反戦の運動自体は否定しない。ただ、その中であまりに感情的になることは避けたいと思う。むきだしの感情に左右されることなく、なるだけ中立的な立場や感情で、静かに平和を祈りたい。自分自身を含めた世界の、地球の、宇宙の平和を…たったひとりの祈りの力は微々たるものかもしれない。でも世界中で同時に多くの人が同じ祈りをあげれば、それはひとつの大きな調和のエネルギーになるのではないか。これは単なる個人的な理想論だろうか。最後にこんな言葉を思い出す。20世紀の初頭に「非暴力主義」を掲げインド独立に立ち向かった指導者、ガンジーが残した言葉のひとつだ。『昔は、格闘するには互いに生身の体力を競ったが、今は丘の上に機関銃をかまえれば、1人で数千の生命を奪いさることができる。これが文明である』『現在は、一部の小数のものが、大衆の搾取によって生活する事を機械は助けている。この少数者の行為は、人道や人間愛ではなくて、貪欲と欲望である。私は全力を挙げてこれと戦いたい』もう100年近くも前にガンジーは警鐘していた。でも、100年経っても何も解決されているように思える。そして今、人々の心が渇いている。 地球が泣いている…
Apr 8, 2003
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桜も満開で春真っ盛りですね。世の中、暗い話題が多いけど、そんなエネルギーに流されてばかりいないで、たまには気分転換。外へ出てたっぷりと深呼吸したいものです。そんな気分転換代わりに水中写真展はいかがですか?実は今、知り合いの写真家、石坂たまきさんの写真展「海の色ものがたり」を新宿でやっていまして、この世界がまた素敵。海は生命の源。そこで暮らす、美しい海の生物たち。地上で何が起ころうとも、変わらず続く彼らの生命の営みと喜び。そこに流れるゆったりとした時間と、キュートで深遠な彼らの表情に触れているといつしか心は永劫の時の流れに包まれているよう。まっ、堅苦しいことは置いておいても、魚たちの愛らしい表情はしばし心を和ませてくれるはず。4/10までなんですが、新宿近辺に出かけたときにはふらりと足を伸ばしてみませんか?もちろん、入場は無料ですので。ちなみに石坂さんは、写真家中村征夫さんの撮影アシスタント兼、(株)スコールのカメラマンとして活躍中の女性カメラマン。今回は、これまで国内外で撮影してきた海中写真から、「海の色ものがたり」と題して、さまざまな海の色や形にスポットを当てた全紙サイズの作品、約50点を展示しているそうです。興味のある方は、下記のペンタックスフォーラムのHPを覗いてみてください。http://www.pentax.co.jp/forum/gallery/exh/20030328.htmlまた、直接見に行けない方は下記のONLINE写真館でも、展示写真の一部が見られます♪http://www.pentax.co.jp/forum/online/index.html
Apr 7, 2003
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