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この回は 肩の 安定性 について話をしていきます。
1回目の記事で登場の肩が痛い友人が言うには 「私は仕事でも体をたくさん動かしているから運動が不足ということはないはずだからおかしい」
と。
彼女は介護士さんなので運動不足ではないのは本当だと思います。が
では肩に十分な安定性があるでしょうか?
肩の安定性は主に サポートしている筋肉の力 から成り立っています。
その筋肉群については下の2つの要素があります
a)ロテーターカフ
・・・肩の一番中において、うでの骨を肩関節に安定
させる筋肉。
肩のいい機能のためにとても大切です。
b)肩甲骨の安定
・・・ これにかかわる筋肉は下に述べました。 *
これら筋肉はお互いに働きあ い肩甲骨を安定した位置に置きます。
そして力に対して押したり引いたりする時動かす腕の強力なプラットフォ
ーム(基盤)になります。
a
長時間または仕事などで頻回にしたりすることでストレスを受けます。
けがで瞬時に痛めることもあります。
うでを外へ回旋させる動き、このほか
内へ回旋させる方向へうごかしたり、ひじは90度のみならずいろいろな角度にすると全体を網羅します。
このようなことをすると「なんかリハビリしているみたいですね」と言う人が多いですが
肩のけがなどで思いのほかロテーターカフが弱くなったりすると、このエクササイズが効きます。
この筋肉群の強化は軽い負荷で回数多く(12~20回)して長く動き続けられるようにするといいです。
筋持久力を高めたいので負荷を重くする必要はありません。
b 肩甲骨が安定すると上半身を動かす時とてもパワフルにちからを出すことができます。
* 主な筋肉群は; 僧帽筋 前鋸筋 小胸筋 菱形筋
これらが十分働くようにするエクササイズの例
プランク
Salute (敬礼)リフォーマーでのエクササイズ
すべての肩の安定性のための筋肉を強化するにはもっとたくさんの種類のエクササイズが必要になります。ピラティスの肩まわりのエクササイズだけでもかなりたくさんの種類と数がありますがそれも目的や必要性があるからです。
肩甲骨は1回目に書いたようないろいろな方向に動きますが
中でも特に下に下げる方向を特に強化していく必要があります。姿勢が悪かったり、緊張している時は肩は上に上がりやすいことからも
下げる筋肉群を鍛える必要については理解しやすいことでしょう。
そして総合的には、今まで2回通して話してきた
モビリティーと安定性のバランスがとれるようにしていきたいです。
友人は介護士の仕事で筋肉を使っていますが、
肩関節の十分な動きがあるか?そして肩の安定のための筋力はどうなのかを調べていくといいでしょう。
そのどちらかがよくないかもしれないし、両方改善した方がいいこともあります。
プライベートのピラティスでは以上をアセスメントをして方向性を決め
エクササイズのプログラムを作ります。
日常動いていないと肩にはよくないということはよく理解できますが、
友人のように仕事で酷使したり、アスリートも種目によっては肩に負担が大きいと
痛みや障害が起きることは良く知られています。
Upper Coreと言われる肩について知るとそれは複雑な機能だとわかります。それを整理しながら理解していくとエクササイズは大事な部分を果たしています。
プログラムに沿って動いていってしばらくすると、肩が軽く感じたり、痛みの緩和につながったり姿勢もよくなり気持ちよくすごせることに役立つことに気が付くでしょう。
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