
昔のそば粉の製法は、そばの実を殻そのまま石臼で挽き潰し、目の粗い篩いで手篩いにしたのであるから、外皮や甘皮の壊れたのが交じっていて、粉の色が黒くなりしたがって粘着力がない。こんな粉を打って作った蕎麦はボキボキと折れ易いところから、自然つなぎという物をいれなければならなくなる。田舎ではやまごぼう(商陸)の葉や海草の一種をつなぎにもちいているが、時間が経つと打った蕎麦が堅くなる~小麦粉をつなぎに・・二八、三七などの称呼がおこったのも、その調合の歩合をいったもので、実際蕎麦には他のつなぎよりも小麦粉のつなぎが最も適当である。