小川で‣…
( episode
83
)
入口は、食べ物、こども、ゴミ問題、エネルギー、仕事・・・・…‣…とそれぞれですが、一歩ふみだすこと?
…むかしの農業水路は素堀りで、水草が繁り流れも緩やかな水路が多くありました。また、水路と田んぼの高低差は少なく、
魚が水路と田んぼを自由に行き来する などし、多くの魚たちがみられました。
近年になって、ほ場整備や水路整備によって水路の整備が進み、農作業がしやすく、 維持管理が簡単なコンクリート製の水路が増え、しかも、水路と田んぼに高低差がある 水路となりました。
むかしに比べれば、田んぼも乾き、大型の機械で農作業 が楽になったし、草刈りなど水路の維持管理も楽になりました。
また、水のいらない冬 期(非かんがい期)には水がまったく流れない水路もあります。
コンクリート製の水路は、単調で流れが速くて水草が繁らない水路が多く、水路から 田んぼに魚が入れないなど、決して生きものが生活する場所としては適していません。 最近では、一部の水路で、石を積み上げて造ったり、わざと土水路を造ったり、生きも のにも配慮するようになってきましたが、まだそのような水路は少ない状況です。
昔は水路で野菜を洗ったり、子供達が遊ぶなど生活と関連していましたが、近年 は生活と水路の関係が薄れ、水路から子供達のすがたが消えるなど、味気ない水路になっている・‣…安曇野も~
田園を縦横に、自在に屈曲して走る、細い流れ‣…小川。
緩やかに曲がりながら、いずこへともなく流れてゆく小川。
不規則な故に美しさのある田園地帯が“構造改善”という名のもとに総合整備されている?
昔ながらの田畑の形を整備すれば、当然それに付随している用水路も変わる!
用水路である小川が、一直線のコンクリート製になれば、植物や水棲生物の生活形態も一変する。
どじょう・めだか・カワニナ・タニシ‥などがいなくなる?
水棲昆虫や小魚たちは、屈曲した小川の中の淀みが生活の場だから、コンクリートの水流の速さでは棲むことが出来ない。
‣…ゆるやかに流れる小川、そこにはクレソンの繁茂する浅瀬もできたし、その繁みを棲み家として、小魚もカワニナもいたから、夜になるとホタルも当たり前のように、光の乱舞をみせてくれた安曇野もあった。
用水路をただひとつだけの用途としか考えず、机上図形と計算だけで処理してしまうのは‣…
環境に関しては、現状維持できたら上出来。この 10 年が・…‣…
本当の安曇野の声というのは??
Episode 84。へ・…「くるニャンくーる」
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