《櫻井ジャーナル》

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2010.05.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 デニス・ブレア国家情報長官が辞表を提出した。昨年12月、オランダのアムステルダムからアメリカのデトロイトへ向かっていた旅客機で爆弾騒動があり、その責任をとった形だ。

 この事件は、ナイジェリア人のウマール・ファルーク・アブドゥルムタッラーブが80グラムのPETN(四硝酸ペンタエリトリトール)を使った簡単な爆弾を下着の中に隠して機内へ持ち込み、爆破させようとしたというもの。結局は未遂に終わり、デトロイト空港へ旅客機は無事、着陸している。

 事件前、イギリスの情報機関は「ウマール・ファルーク」という人物がアンワール・アルアウラキ、つまり破壊活動に関係し、イエメンにいると言われているイスラムの聖職者に接触しているとアメリカに通告、ウマールの父親、この人物はアフリカ屈指の富豪でナイジェリア第一銀行の元会長だが、この父親はCIAのオフィサーふたりに対し、息子の「過激な信仰」について報告している。

 つまり、アメリカの当局はこの段階でウマールを要注意人物として認識していたはず。議会での証言によると、国務省はウマールのビザを無効にするよう主張したが、情報機関はアルカイダの調査に支障が生じるという理由で反対したという。アメリカの情報機関はアルカイダとの関係も疑っていたのだろう。そういう人物が旅客機に爆発物を持ち込めたことに不自然さを感じる人は少なくない。そこで、ブレア長官を排除したいと考える勢力の思惑が事件の背後で働いていたという疑いが生じる。

 ジョージ・W・ブッシュが大統領に就任した当時、ブレアは太平洋軍の総司令官を務めていたのだが、ブッシュ政権のネオコン(新保守/親イスラエル派)と中国をめぐって対立していた。

 ドナルド・ラムズフェルド国防長官の命令で作成された報告書は、中国の長距離ミサイルの開発などで太平洋地域における米軍基地や空母は脅威にさらされていると強調していたのだが、ブレア提督はこうした見方を否定、中国は脅威でないと批判していた。その結果、政府はブレア提督を排除することになる。そのブレア提督をバラク・オバマ大統領が呼び戻していたのだ。

 DCIとして、ブレア提督はイラン攻撃に慎重な姿勢を見せていた。この態度にもネオコンなどの好戦派は不快感を感じ、どうしても排除したいと考えていた可能性が高い。つまり、ブレア提督をDCIの座から引きずり下ろすことに成功したネオコンの影響力がホワイトハウスで強まっているとも考えられる。

 東アジアの情勢も予断を許さない。そうした流れの中、韓国軍の哨戒艇が沈没したというのも奇妙な偶然だ。前にも書いたように、韓国の情報機関は今年の初め、海軍に対して朝鮮軍の報復攻撃に警戒するように伝えていたわけで、本来なら厳重な警戒態勢にあったはず。そこへ技術水準の低い朝鮮軍の潜水艦が近づき、攻撃したというシナリオにも不自然さがある。

 ブレア長官の辞任は沖縄の問題にも影響してくるかもしれない。





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最終更新日  2010.05.23 02:25:17


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