《櫻井ジャーナル》

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2010.05.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 沖縄の宜野湾市にある米海兵隊の普天間基地に替わる基地を用意しろとアメリカ政府に強要され、自民党を中心とする政権は名護市辺野古沿岸部を提示、日米両政府は5年前に合意していた。これに対し、鳩山由紀夫首相は沖縄県民の反発を受け、自民党政権時代の合意を取り消し、「最低でも県外」にすると表明していた。その約束を破る決定を伝えられた沖縄の人々が怒るのは当然のことであり、政府は責任をとらなければならない。アメリカとの交渉がタフだということは、最初からわかっていたことであり、理由にはならない。

 改めて書くまでもなく、沖縄の海兵隊は「抑止力」などになっていない。かつて、沖縄はアジアに正規軍が出撃したり、破壊活動の拠点になったり、秘密工作の訓練を行ったりする重要な基地として機能してきたが、そうした攻撃的な役割も過去のものになっているようだ。例えば、ジョージ・W・ブッシュ政権のイラク侵攻作戦では、ジョージア州のフォート・スチュワート、テキサス州のフォート・フード、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトン、ケンタッキー州のフォート・キャンベルなどから戦闘部隊は派遣されている。イラク近くの基地は航空機の出撃に使われているようだが、それ以上に「保養施設」としての役割が大きいのだとか。

 さて、今回の基地問題は、米軍の再編から派生したと言えそうだ。沖縄からグアムへ約8000名の海兵隊員と家族が移動するらしいが、この移動がアメリカで問題になっている。現在の推計では移設の経費は合計で107億ドル、そのうち日本が60億9000万ドルを負担することになっているそうだが、沖縄以外からグアムへ移る部隊の経費、訓練施設の造成、軍組織の増強等々の経費が含まれていないと指摘されている。要するに、最終的にどの程度の経費が必要になるのかが明確でない。そのグアムの施設も随分、贅沢なようだ。

 ブッシュ・ジュニア政権の時代、アメリカには「中国の脅威」を叫び、「第2次朝鮮戦争」を目論む勢力が存在していた。海兵隊を抑止力と考えることはできないが、殴り込みの先兵にはなる。ネオコン(新保守/親イスラエル派)が主導権を奪い返したとき、沖縄の基地も必要になるのかもしれない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.05.25 02:08:51


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: