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小さい頃の、お雛様の古い記憶は、5歳頃だと思います。 お人形じゃなく、お雛様が描いてある絵が1枚、壁に飾ってあったのを、うっすら覚えています。 (私が子どもの頃、とても貧しかった事や、その理由は、ブログのお付き合いの長いお友達はご存知ですね) 両親の努力で、(戦後のインフレのお陰もあり)一生返しきれないような借財が返せた頃、初めてのお雛様が我が家に来ました。 でも、揃えて買うお金は無くて、初めは、お内裏様だけ。 当時、キンキラキンに見えた立派なお雛様が、一対、戸棚の上に飾られました。 翌々年、やっと三人官女を購入。 あり合わせの木箱で、父が作ったひな壇に、毛氈の代わりに、赤い色紙を、母と私で貼りました。 次には、五人囃子を買ってくれる予定だったのに、なんと・・・・ お内裏様の、男雛が、無残にネズミにかじられてしまっていました。 母は、嘆きながら、もう一度お内裏様を買い直しました。(片方だけは、売ってはくれません) ですから、三人官女が、1番古く、入れものも違います。 戦後の苦しい生活の中で、数年おきに少しずつ買い足したお雛様。 何年もかかったのですが、お人形の大きさは揃っています。 その、雛人形たちは、私に娘が生まれた時、実家からきました。 母は、初めての孫娘のために、右大臣や左大臣など、残りのお人形を買って上げようと言いましたが、私は遠慮。 実は、お人形の収納って、とても時間がかかります。 手間のかかるお人形より、お雛道具を希望しました。 当時、子どもたちを保育所に預け、フルタイムで働いていた私には、毎日が忙しく、ゆとりがありませんでした。 (時間的なゆとりもありませんでしたが、むしろ、気持ち的なゆとりの方が、なかったような気がします)(汗) こうして、今、見ると、お雛様も、お道具も、満身創痍です(笑) 私の家に来た頃は、こんなに傷だらけではなかったような気がします。 なんたって、元気一杯の子どもたちが走りまわる我が家でしたから・・・ 部屋で走りまわって、ひな壇にぶつかり、倒したこともしばしば。 気が付くと、お雛道具で、ままごと遊びをして壊しているし・・・。 烏帽子も、首も飛んでるし~~~(苦笑) おまけに、猫も飼ってましたから、猫たちがひな壇の上に飛び乗ったり、走る事もありまして~~。 いつも、どの人形かが、首が抜けていたり、落ちていたような気がします(笑) 組立ての雛段は、組み合わせがややこしく、年に1度の事で、どう組み合わせたか忘れてしまい、毎年悩みの種でした。 そんな事もあって、 娘が大学に入って、家を離れてからは、飾る張り合いも失せて、納戸にしまいっぱなしでした。 その後、実家の父が倒れ、我が家に両親がきて、介護する日々になってからは、お雛様の事は忘れたまま。 面倒で、場所も取るこういう形のお雛様は、もはや、家庭では一般的じゃないみたい。 私の子どもたちも、自分たちに女の子が出来た時、我が家のような段組みの雛様を飾るだけの場所がないと。 アオちゃんも、マオちゃんも、お揃いのコンパクトで、とても可愛い組み木のお雛様です。 ですが、アオちゃんが幼稚園のお雛様を見て、喜んでいるのを見るようになってから、古いお雛様をアオちゃんに見せたいなと、思っていました。 本当は、昨年、飾ろうと思っていたのですが、急な手術と入院で、かないませんでした。 来年こそ飾ろうと、病院で思っていました。 先日の夜、納戸の奥から、収納箱を探しだしました。 ひな壇の組み立て方をすっかり忘れきっていて、悪戦苦闘。(苦笑) 夜遅くまでかかって、やっと飾る事が出来ました。 翌日、「え~っ!こんな大きなお雛様が、あったの~!?」 いつものように、夕方に、我が家に来たアオちゃんと、K太は、突然のお雛様登場にびっくり。 「凄いよ~!!幼稚園のお雛様みたい~♪」 と、アオちゃんは、とても喜んでくれました(*´∇`*) かなり傷んでいるし、いつかは、処分しなくちゃならないでしょうが、あと、何年飾る事ができるかな? アオちゃんが見て、喜んでくれる間、そして、私が元気でいる間は、飾ろうと思いました。 元々、それほど高価なお雛様じゃない上に、古びて、傷みもひどい。 でも、私のところに来たお陰で、刻んだ歴史は、50年以上あります。 このお雛様を見てくれるアオちゃんは、私・娘に続いて、三代目の女の子になります。 若い頃に、苦労してこれを買った、「大きいおばあちゃん」も、アオちゃんが見てくれるのを、喜んでいると思います。 実は、母が生きているうちに、古いこのお雛様を飾れば良かったと、とても悔やんでいます。 介護していた父が亡くなった後、隣町に残していた実家を処分すべく、不要な家財や書籍を処分しました。 納戸に残された立派なひな飾り(亡き弟の娘に贈った)も、処分しなければならなかった母は、施設に寄付しました。 その後、生まれたアオちゃんですが・・・・ 「あのお雛様、処分しなければ良かった。でも、もう大きなお雛様の時代じゃないよね」と言って、アオちゃんの可愛い組み木のお雛様を、母はとても気に入っていました。 ですから、その後、福島の(私の)娘に、2月に女の子が生まれた時、初節句が近いという事で、 ←同じ組み木のお雛様を、母は、出産祝いを兼ねて、福島のマオちゃんにプレゼントしたくらいです。 その頃、いつも母のところに遊びに来るアオちゃんが、もう少し大きくなったら、我が家の古いお雛様を飾って見せてあげようと思っていました。 きっと、4~5歳頃になったら、大きなひな壇やお人形にびっくりして、喜ぶだろうって。 その時には、母もきっととても喜ぶだろうと、私は、ひそかに思っていました。 ところが、思いもかけなく・・・ 2007年11月、福島から、初めて会いに来た8か月のマオちゃんを抱っこして喜んだ翌日、母は倒れて、そのまま帰らぬ人になりました。 最後に我が家で暮らしていたのに、母は古いお雛様に、とうとう会わずじまい。 お雛様は、納戸の中で、眠り続けたままでした。 お雛様を見ていると、これを買ってもらった頃を、次々に思い出します。 これを買った頃は、私が小学校低学年、貧しさからようやく抜け出せそうな頃でした。 でも、参観日にくる母の洋服が、(新しい)古着だったのを覚えています。 (洋服は、人のお下がりを貰ったり、古着屋さんから、買ってました) (その古着屋さんには、古雑誌なども、売っていて、私は母にねだって、月遅れの少女クラブを、安く買って貰いました。手塚治虫の「リボンの騎士」は、その頃連載されていて・・・。 ノートに、リボンの騎士の「サファイア姫」のマンガを一生懸命描いたものです) 新しい洋服は、まだ買えない時代でしたが、お雛様は新品でした。 そういえば・・・ 新品といえば、その頃、町に1軒しかない本屋さんに、世界少年少女文学全集の新品が、1か月に1度届き、それを購入していました。 創元社 世界少年少女文学全集(全50巻) この本でした。 で、その立派な全集は、その数年後、古い家を改築する時、沢山の荷物と一緒に、家の裏にあった物置、兼、ヤギ小屋の天井にある物置に一時、置かれたのですが。 台風並みの嵐が来た、凄い大雨の翌朝、エサをやりに行ったら、ヤギがびしょぬれで、雨漏りに気づきました。 天井裏の荷物を運び出しましたが、文学全集の木箱もぐっしょり濡れていて・・・ 丈夫なカバーを通して、分厚い本のいくつもが、濡れてしまっていました。 その時、母は、泣きながら、必死で本を乾かしました。 ゴザの上に濡れた本を並べ、濡れたページがくっつかないよう、ページを開き、乾かすのを一生懸命、私も手伝いました。 でも、結局、乾いた本は、どれもブカブカに膨らんで、ケースに入らないほど、歪んでしまいました。 子ども心に、高い全集らしい事は知っていましたが、今回、当時の金銭価値を調べて、母の悲嘆が今になって、ようやく実感できました。 全巻(50巻)揃うまで、4年位かかっていたと思います。 今、ネットで調べてみたら、当時で、1巻380円でしたから、全巻揃えると、2万円近くなってた事に、驚きました。 4年近くかけて購入したとはいえ、当時の父の給料の、数カ月分になるみたい。 私のために背負った莫大な借金を返し終え、やっと、ご飯を普通に食べられるようになったばかりでした。 どんなにつつましい生活だったか、小学生の私は良く覚えています。 そんな節約生活の中で、こんな高い本を買ってくれてたのですね。 お雛様を見ていると、あの頃の想い出が一時に押し寄せてきました。 つい、長くなってしまいました。
2011.02.24
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我が家は、ケーブルテレビ局の配線をテレビとインターネットに使っています。 近隣の高層建築のせいで、電波障害が起きた時、ケーブルテレビ工事への補助がありました。 ケーブルテレビに加入してから、もうかなりの年数が経ち、その後、インターネットも一緒に使うようになりました。 小さなテレビ局ですが、自主製作番組も活発で、地域の情報を流しています。 地場産の紹介や、催しなど、見ていますが、嬉しいのは、視聴者プレゼントが、沢山ある事。 映画チケットや、グルメ紹介に出たお店のランチチケット、地域の特産品など、協賛品が色々出てきます。 応募者は、ほとんどが、ケーブルテレビ視聴者だけなので、当選確率が高いです。 以前に、応募して、高価なお酒が当たった事がありました。 普段使いには買えない、高級日本酒が嬉しくて、大喜びしました。 で、それからは、時々応募しています。男山 雪しばれ 720ml価格:1,286円(税込、送料別) ←今回、又、当たりました~♪ 「男山酒造」蔵元、今月発売の、このお酒です。 「また、お酒なの??」って、おっしゃいます? はい、私が応募するのは、景品に美味しそうなお酒が出ている時が多いのです(笑) 昨年の11月に応募して、すっかり忘れていましたが、数日前に、当選の連絡が来ました。 ずっと、連絡が無いから、抽選に外れたとばかり思っていましたが、そういえば・・・・ 「2月に出す新酒」って、言ってたのでした!! (= ̄▽ ̄=)V やったね~♪ もう、主人が大喜びです~~!! うきうきして、「このお酒に合う、美味しいアテを考えなくちゃならない」って。(*^-^)ニコ 先週のプレゼントは、またお酒がでていました。今度は、「高砂酒造」のお酒です。高砂酒造 雪氷室一夜雫 大吟醸 720ml価格:4,494円(税込、送料別) ←これ もちろん、応募しましたよ!! お酒ばっかり応募しているみたいですが~~ 実は、その通りなのです(笑) 今までは、私が懸賞に応募しようとしても・・・ 「どうせ、当たらない」とか、 コーヒーやお菓子などの、マークを集めて、懸賞に応募しようとすると、 「マークが集まる分の買い物するお金で、その賞品が買えるだろ」 って、憎まれ口を叩いていた主人が、そう言わなくなりました。 そのきっかけは、 昨年、11月に当たったこのお酒「純米大吟醸」でした。 私も嬉しかったけど、なんたって、日本酒大好きな主人が、大喜びしましたよ~~♪ やっぱり、私たちには、なかなか、自家用には買えないお酒です。 素晴らしい香りでした。 主人は、もう大感激・・・ こんな美味しいお酒を味わっていたら、普通に我が家で購入するお酒が、おいしくなくなっちゃったら困るなぁ。 と、要らぬ心配をする私でしたが、そんな事はありませんでした。 美味しいお菓子を食べたら、その後すべてのお菓子が不味くなるって事はないものね(笑)北海道産地酒[男山 純米大吟醸]720ml価格:5,100円(税込、送料別)
2011.02.19
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寒い冬は、冷たい北の海のお魚が美味しい季節です。 先日、生きのいいタラを見かけて、買いました。 魚屋さんに、大量に並んでいる鱈(タラ)は、とても大きいのに、1匹で、350円。 もしかして、突然の豊漁だった?? パックで売られるタラの切り身が、一切れで100円位です。 350円の、この大きなタラ1匹で、いったい何切れの切り身が出来るかしら?? 計算の得意でない私でも、つい、頭の電卓が動いてしまう瞬間です(笑) タラを買った場合は、寄り道せず、イキのいいうちに、急いで帰らなくちゃなりません。 鮮度の落ちやすい魚として、ベスト5に入る魚です。 帰宅して、すぐに、タラが冷た~く冷えているうちに、解体を始めます。 切っていると、タラの生きのいい香りが漂ってきました。 これは、なかなか出あう事が少ない素晴らしい鮮度だ~♪ と、嬉しくなりました。 ちょっとでも、タラの鮮度が落ちてくると、タラの香りに、微妙に甘さが混じります。 それが、タラの香りと、普通に認識されていると思います。 お店で食べる魚貝鍋にタラが入っている時、普通にそれがあって、私には、スグ分かります。 それでも、タラは、独特のダシが効いて、お鍋の美味しさがグンと増すから、文句は言いませんよ(笑) 旭川は、北海道のまん中ですから、日本海、オホーツク海、太平洋それぞれの海産物が、まんべんなく四方の海から届きます。 海産物の流通は良く、漁港で、明け方までに獲れた魚が、昼には旭川のお店に並びます。 新鮮ではありますが、とはいえ、浜で、獲れ立てのお魚を買っているわけじゃないので、それなりに。 ですから、タラなどに、ぜいたくは言わないのですが、今回のタラの鮮度は、久しぶりに抜群でした。 まず2枚におろし、骨のついていない方の1枚は、ムニエル用に急いでフリージング。 それから、背骨が付いた方も卸します。 こちらは、急がずゆっくりと、腹部分の小骨や、背骨につながる小骨を、毛抜きを使い、丁寧に、取り去ります。 そして、一切れずつに切り分けて、半分の5切れは、薄く一塩で、冷凍。 鍋にも使えるけど、小骨も抜いたので、すぐ、ミンチに出来る状態です。 解凍すれば、叩いてすり身ハンバーグやつみれにできます。 残り半分、4切れは、焼き魚用に、みりんとお味噌少々で漬けて、チルドルームへ。 残った、背骨ですが、3枚におろした時に身が少しついているので、ぶつ切りにして、熱湯をかけて(湯引き)、冷ましてフリーザーパックに入れて冷凍。 湯豆腐の時のダシに、昆布と一緒に使うと、コクが出て最高です。 と、言う事で、下ごしらえが済んだ1匹のタラは、後日の楽しみに、ほとんどフリーザーや、チルドルームに入りました。 が、急いで食べた方がいいのは、このデカイ頭です。 食べられないエラや、食べにくい部分を取り除きます。 (大きな頭は、エラまで巨大で、驚きのあまり、つい写真を取ってしまいました)(笑) 小分けして、始末が済んだ頭は、生臭みが出ないよう、湯引きをしておきます。 で、夕食の準備を始める夕方まで、しばらく、冷蔵庫のチルドルームへ入ります。 コラーゲンたっぷりの頭は、いいダシもでますが、煮崩れた頭の骨は、小さな骨が多くて・・・・ お野菜の中に刺さり込むようにはいって、とても食べずらいの。 お魚大好きの主人ですが、小骨が取りきれない事が面倒で、おつゆだけすすって、具をお椀の底に残してしまう事もあります(笑) その日の、夕食時の一品、出来上がったタラ(の頭)の、うしお汁です。 ゴボウや人参、大根など、野菜たっぷりですが、ホクホクのじゃがいもがとても美味しかったです。
2011.02.17
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先日載せた、冬まつり始まりの光景は平日とあって、人も少なく寂しいものでした。 日曜の今日、祭は終わり、フィナーレの夜になって、冬の空に、賑やかな花火が上がってました。 冬は、夜空の空気が冷たく澄んでいて、花火はとても綺麗に見えます。 公園まで行かず、家の玄関から眺めただけですが・・・(笑) 頼んでおいた本が、次ぎ次ぎに来たので、図書館の往復がてら、また祭の会場に寄ってみました。 露店が沢山出ていて、賑やか~。 北海道各地からの特産品が売られています。 帯広方面のお菓子、ソーセージやチーズなど乳製品 北海道は、日本一のお蕎麦の生産地ですが、お蕎麦の売店や食堂。 特に、海産物はこの時期、美味しいです。 北海道の最北端、稚内から、カニやエビ、タコ オホーツク海沿岸や、太平洋沿岸、日本海沿岸からも、生牡蠣や、貝付きホタテ、タコやイカやエビなど~~。 北海道のまん中の旭川は、海産物は全方向からきます。 海鮮汁、カニの鉄砲汁、焼きホタテ、焼き牡蠣、など、いい匂いをまきちらしながら、一杯売っています。 丼やお皿を持って、美味しそうに食べている観光客で、お店の前は結構な混雑でした。 ラーメン屋さんも有名なお店が出店していて、発泡スチロールの丼ですが、味は本物。 そんな中、私が引き寄せられたのは、韓国村というお店でした。 私は、昔から、辛いものが実は大好き。 昔は、唇が腫れあがるほど辛いものも食べたのですが・・・ 最近は、食べてしばらく後に、胃が痛くなる事があるので、すっかり控え気味です。 トッポギや豆腐チゲなど、ついつい、赤いトウガラシの色に惹かれ、見ていると、目についたのが ←これ、 プルダック(火鶏)でした。 美味しそう~~♪ 横の看板に、 「辛くて口から火を噴きます。ご注意下さい」って~! 思わず、ワクワクして・・・ 見物の積りだったのに、つい買ってしまいました。 プルダック1カップ500円、 ついでに、海鮮チジミも1枚 500円なり。 お店の人が、「こちらは辛いですよ~大丈夫ですか?」と、心配そうにプルダックを渡してくれました。(笑) それから、急ぎ足で家に帰りました。 主人は、ここ数日ずっと、昼間は、作品の仕上げに、貸しビルのアトリエに行っていて留守。 帰宅も、夜遅いので、私は遅い昼食代わりに食べる事に。 海鮮チジミはタコやエビが入っていて、まぁまぁ普通のお好み焼き風ですが、ニラが入っているのが美味しかった。 で、このプルダック、美味しかったです。 かなりの辛さはあるけど、「口から火を噴く」というのは、ちょっと大げさかな~? と、思いました。 でも、最近、辛い物を控えていたせいか、十分美味しい辛さでした。 主人は、この辛さは、きっと食べたがらないでしょう。 にんまりしながら、私がこれを食べていた、夕方、いつものように、K太が勉強にやって来ました。 勉強の済んだ彼に、 「辛いけど、食べてみる?」 「口から火を噴くって書いてあったけど、それほどじゃない」 と、言ってみると、ちょっと躊躇しつつ、食べてみたいって~。 心配で、小さな一切れを上げました。 パクリと一口、食べたK太の表情を、心配で見守る私。 (○`~´○)モグモグ ごっくん! 平静な顔です。 「大丈夫??」と、私。 「う~~ん、一口なら大丈夫だ。美味しいけど、もっと食べ続けたら、かなり辛いかも」 と、もう食べませんでした。 やっぱり、かなり辛くて、我慢したのかな??(苦笑) カップ一杯のプルダックは、お皿に載せたら、結構な量でした。 辛さも量も、この程度で胃は痛くならないと思ったのですが、念のため、一気に食べず、半分残しました。 ちなみに、夜に帰宅した主人がビールを飲む時に、つまみに出してみたのですが・・・・ 見ただけで、「俺はイイ」と、遠慮されました(苦笑) やっぱり~~ね! 残り半分のプルダックは、翌朝、私がいただきました。 朝は、いつも、食欲が無い私ですが、これは、美味しいご飯のお供になりました。(笑)
2011.02.13
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この時期は、北海道の各地で雪のお祭が催されます。 札幌の雪まつりが有名ですが、旭川の冬まつりも始まりました。 メインの催しは、11日からの金土日になりますが、どうやら、会場設営もされ、開幕されていたらしい。 冬まつりの会場のすぐ近くに住んでいながら、「どうやら」というのは、 愛犬のダイスケがいた頃は、毎日公園や河川敷を歩いていたので、設営の一部始終を知っていたのですが・・・・ 今は、図書館に行くくらいで、公園を通る事が少なくなりました。 今日、予約しておいた本を受け取りに、日が暮れる前にと、慌てて図書館へ行きました。 その帰り道、もう午後4時半を過ぎていました。 公園の夕暮れです。 静かな公園を歩いているうち、どこからか音楽が聴こえてきます。 公園の向こう、堤防の方から微かにですが、何か賑やかな音が?? 「そうっか~冬まつりの会場、もう出来たの?」 それで、堤防の方に向かってみました。 堤防の上に上がってみると、雪像が幾つもできていて、人がちらほらきていました。 雪のステージの上では、1人の若者が、ギターをかきならしながら、歌っていました。 観客ちらほら、約20名ほど??気の毒(笑) 大音量のアンプがつないであるので、公園の中まで聴こえたのですね。 雪だるまが、ひな壇のように2段で、ずらりと並んでいましたが、今日は気温が高かったせいか、かなり融けかけ。 修理中という看板のだるまがあって、笑っちゃいました。 日が暮れてしまったので、写真が暗くてごめんなさい。 堤防の上を歩いて行くと、子どもたちの歓声が。 堤防の坂を、タイヤのチューブ滑りをして遊んでいました。 2列の雪の滑り台があり、チューブに乗った子どもが下へ滑り下りて行きます。 結構なスピードが出るし、体重のかけ具合でチューブが横滑りもします。 平日の夕方ですし、公園の近所の子どもたちでしょう。 ただ滑るだけでなく、腹ばいになっている子、後ろ向きでスタートして行く子など、とっても楽しそうでした。 氷の長い滑り台は、毎年大雪像のそばに設置されます。 子どもたちは、スキーウェアなどのまま、お尻で滑って行くのですが、安全のために大人が付いて、間隔を空けて出します。 今日は、まだ使われていませんでした。 自由に遊べるチューブ滑りは、子どもたちに大人気です。 今日9日は、まだ混んでいないので、子どもたちは息を切らして遊んでいました。 金曜日から日曜日にかけては、きっと大混雑でしょうね。 冬の旭山動物園のペンギン散歩が有名になって、冬の旭川観光客も増えました
2011.02.09
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昨日は節分、気温が上がり温かい日でした。 少しずつ春に近付いているものの、今日は一転して吹雪になりました。 息子が東京出張から帰る日だったので、飛行機が降りられるか心配だったけど、無事に着陸したようです。 雪の多い旭川空港の方が、千歳空港より欠航が少ないんですよね。 昨日の節分、夜になって、アオちゃんやK太、M子ちゃんたちが、豆をまきに我が家に来ました。 北海道では、殆どの家が殻付き落花生を撒きます。 どこに撒いても、拾って食べるには衛生的ですから、炒り大豆より、落花生が普及したのですね。 今年の鬼は、アオちゃんでした。 私が子どもの頃、豆を撒くのは父と決まっていました。 炒った大豆を、1升枡(1升のお米を測る四角い入れ物です)に入れて、家じゅうに撒きました。 「鬼は~外、福は~内」と、大声で言いながら、豆を撒く父の後ろを付いて歩きました。 家の中は良かったのですが、玄関の戸を開け、真っ暗な外に向かって豆を投げる時は怖かったです。 野球選手みたいに、腕を振りかぶって、思い切り遠くへ豆を投げる父の後ろに隠れていました。 田舎ですから、人家も少なく、街灯もなく、外は真っ暗闇です。 投げられた豆のその先、暗闇に鬼が本当にきているみたいで・・・・ 「早く、戸を閉めてお家に入ろう~」と、言ったものでした。 その後、茶の間に撒いた豆は拾って食べましたが、玄関や物置、トイレに投げた豆は、母が翌日ほうきで掃き集め、外に捨てていました。 きっと、カラスや山の鳥がきて食べたのでしょうね。 結婚してからは、豆まきはしませんでしたが、子どもが出来て、又、始めました。 子どもたちが巣立って行って、また豆まきをしなくなりましたが、隣に息子夫婦が家を建ててからは、孫たちとまた再開。 これって、子どもがいないと張り合いのない行事なのです(笑) アオちゃんやK太が近くにいるお陰で、豆まきも楽しみました。 老夫婦2人では、なかなかその気になれない無精者です(笑) そうそう、節分の習慣とされる恵方巻きも、イワシにヒイラギを飾る魔除けの習慣も、北海道では見かけた事がありません。 最近、恵方巻きの方はすっかり有名になって、スーパーやコンビニでは、恵方巻き合戦を繰り広げていますが~~。 お寿司は大好きなので、私も喜んで食べます。 イワシとヒイラギは、メジャーではないです。 それでも、飾るのではなくて、スーパーのメザシの横に、節分特売~!なんて見かけました。 どうやら、飾るより食べる方が、主流になりそうですね。
2011.02.05
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ゴルフを終えたシーズンオフの冬には、読書が楽しみの1つです。 読みたい本を選ぶのに、私は、新聞書評や新刊案内などみては、ネットで図書館に予約しています。 そんな昨年 12月、19冊目を読んだ後、「火山島」という本を読もうと思いました。 ですが・・・・ どこで、この本の題名を知って、読もうと思ったのか、今となっては全然覚えていないのです(苦笑) 図書館がお正月休みに入る事もあって、貸出期間がいつもよりかなり長かったのです。 ですから、この本が7巻ある大作なのは分かっていたけど、7冊くらいなら、3週間もあれば簡単に読めてしまうと思った私は、ネットで全部申し込んでしまいました。 図書館に本を受け取りに行って、渡された瞬間、7冊の重さと分厚さに驚き、これは相当読みごたえがあるな。 お正月は、かなり真剣に読まなくちゃならないと、そう思いました。 家に帰って1巻目を開けてびっくりしました。 これは大変な本を借りてしまった。 ハードカバーなのに、文字が文庫本並みに小さい、1ページに2段組みでぎっしり詰まってる。 句読点はあるけど、文章の段落って、極端に少なく・・・・ 「~~でした。」とあれば、通常は、次の段落に行くはずが、そのまま次の文章が始まっています。 段落が少ないために、ページ全体に白い部分がなく、活字がびっしり並んでいます。 そのため、読んでいると息継ぎもできない感じ? 息を詰めて読んでいるみたいで、時々読むを止めては「ふぅ~~っ」と、大きく息を付いていました。(笑) 時代背景も、情景や心理描写も鮮明で、とても面白く「止められない止まらない」状態でしたが・・・・ なんせ、1ページの質量が凄くあるので、読んでも読んでもあまり進んでいない感じ。 1巻目を読み終わる頃、拙い事に私は風邪を引いてしまいました。 面白くて明け方まで読んでしまう寝不足の日が続いたせいかな~~? ネットで調べたら、この本は読み終わるまで、かなり速読の人でも、数カ月かかる長編らしい。 世界の長編で有名な「戦争と平和」(トルストイ)や「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)に匹敵する長編だとありました。 どちらの本も、過去に読んだ事がありますが、1巻を読み終わった段階で、「火山島」は、それ以上だと感じました。 で、風邪をこじらせてしまったようで、度々高熱も出るし、図書館がお正月休館に入る前に、全巻一端返却。(1巻目だけは読み終わってました) で、新たに2巻目と3巻目だけを借り直しました。 読み終わってその後、4巻目と5巻目。 それを読み終わってから、6巻目と7巻目を借りました。 ようやく、全巻を読み終わるまで、ちょうど1か月ちょっとかかりました。 「戦争と平和」は、有名な長編ではありますが、1805年から約10年間の長い年数の大河小説です。 でも、それより長い「火山島」に書かれている内容は、1948年3月から、たった1年3カ月の物語。 たった1年3カ月の物語を、原稿用紙12000枚で、20年近い歳月で書かれたものです。 内容がどんなに濃密なのか分かっていただけるでしょうか。 魔法にかかったように、次々と読み進み、最後の巻には、終わってしまうのが、本当に勿体ない思いがしました。 今まで、沢山の本を読んできましたが、このような本は初めてです。 読み終わってから、完結編の唐突さに戸惑っていた私は、その続編といえる「地底の太陽」を見つけ、それも借りて読みました。 もし、その後の続編が出たら読みたい私ですが、著者は、もう80歳を越える高齢で、どうなるか・・・。 思いがけなく素晴らしい本に出会えて、感動がまだ醒めやらない私です。 たった9カ月の短い期間の物語ですが、目まぐるしく変化し、混とんとした時代背景でした。 今の、北朝鮮と韓国は、元々1つの国(朝鮮)で、日本が侵略支配した時代がありました。 東南アジア・中国の一部、モンゴル・ロシアの一部まで、一時日本は、侵略支配していました。 第2次世界大戦で日本が負けた後、こんどは、朝鮮の国は、北部はソ連、南部はアメリカが支配の手を伸ばし、国は分断されはじめました。 1948年5月、アメリカ軍政下で南朝鮮だけの単独政府樹立のための単独選挙が行なわれる事になり・・・ 祖国を南北に永遠に分断することで、それに対する南朝鮮全土での反対闘争の一環として、同年4月3日に起こった人民蜂起。 特に済州島(火山島)では、加担した人しない人にかかわらず、多数の島民が軍に虐殺されました。 「火山島」は、その当時の済州島ゲリラ闘争を背景にして描かれた小説ですが、韓国政府は、つい最近までその実情を、公けにせず隠していました。 貧しくとも、つつましく穏やかに暮らしていた島民を巻き込んで、テロ、ゲリラ、秘密地下組織のやりとりが書かれています。 舞台背景も、済州島の山奥・城内、ソウル、釜山、日本の大阪・神戸・東京と、密航により、行ったり来たりします。 スリルとサスペンス、ロマン、島に伝わる巫女信仰や呪術の描写も克明。 闇に紛れて、忍び歩くゲリラにドキドキし、密航船のマストにつりさげられる裏切り者の凄惨な死に、胸が震えます。 昔ながらの家族制度や因習、それに囚われる若者の恋なども、それぞれに克明な描写です。 テレビで、韓国のドラマを見ていて、今まで不思議に思っていた事で、いくつか分かった事もあります。 不思議に思っていたその1つが「法事」でした。 なんで、あんなにこだわるのかと。 亡くなった人を悼む「法事」は、数年に1回、○回忌として行われる日本より、ずっと家族制度意味いが強いみたい。 「祭祀」(チェサ)といい、亡くなった祖先(少なくとも3代目まで)の命日には、毎年、何をおいても、本家に親戚一同集まる儀式で、大変重要な事である事。 ですから、両親は勿論、祖父・祖母・曾祖父・曾祖母、それぞれに、年に何度も行われる大事な行事。 「祭祀」(チェサ)を行ってもらえなければ、死者は天国行けないと。 現代になって、お供え物や御馳走は、簡素化されてきているようですが、今でも根強くその習慣が残っているようです。 読み終わった今も、本の中の情景がありありと浮かんできて、頭の中で物語を繰り返す状態。 いつまでも、余韻が消えずに、ぼ~っとしています。 とても素晴らしい本なのですが、なんせ量が膨大すぎて簡単に読める本でない事が、お勧めするといいきれない事が残念です。 在日朝鮮人の中では、当時の悲劇を前後して日本へ、密航で渡った人も多くいます。 しかし、済州島であった事は語られないまま、閉ざされた記憶とされました。 著者は、重く口を閉ざした語り部たちを探し、取材を重ね、この小説が出来上がるまで20年かかりました。 やっと、近代になって韓国政府も、当時の事を明らかにし始めました。 今は、一大リゾート地として、観光客でにぎわう済州島です。 韓国ドラマで有名になった美しい島、済州島に、これほどの壮絶な悲劇の過去があった事を知らずに回る人も多いのでしょうね。 公園の中を通って図書館へ向かう道です。 下にちょっとした資料を書いて置きます。 作者について 金石範のマジックリアリズム 1945年9月2日に日本が連合国に降伏すると、朝鮮半島はアメリカ軍とソビエト連邦軍(赤軍)によって北緯38度線で南北分割占領され、軍政が敷かれた。 この占領統治の間に、南部には親米の李承晩政権、北部には抗日パルチザン(を称する)金日成の北朝鮮労働党政権が、それぞれ米ソの力を背景に基盤を固めつつあった。 1945年9月10日、朝鮮建国準備委員会支部が済州島にも創設され、まもなく、済州島人民委員会と改められた。 1947年3月1日、済州市内で南北統一された自主独立国家の樹立を訴えるデモを行っていた島民に対して警察が発砲し、島民6名が殺害される事件が起きた。 この事件を機に3月10日、抗議の全島ゼネストが決行された。 これを契機として、在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁は警察官や右翼青年団を済州島に送り込み、白色テロが行われるようになった。 特に島外から送り込まれた反共を掲げる右翼青年団体、西北青年会は島民に対して、みさかいなしに弾圧を重ね、警察組織を背景に島民の反乱組織の壊滅を図った。 しかし、島民の不満を背景に力を増していた南朝鮮労働党は、1948年4月3日、島民を中心とした武装蜂起を起こした。 事件当初は交渉による平和的解決が試みられたが、アメリカ軍の介入と北部・平安道から逃げてきた若者を組織した右翼青年団体(「西北青年団」)の妨害などで交渉は決裂し、流血事態に至った。 蜂起は朝鮮国防警備隊(後の韓国軍)や警察、および西北青年団などの治安部隊によって短期間で鎮圧された。 人民遊撃隊の残存勢力はゲリラ戦で対抗するようになったため、治安部隊は潜伏している遊撃隊員と彼らに同調する島民の処刑・粛清を行った。 (治安部隊の名で村に入り、ゲリラに食糧供給されないよう、村人の家畜を殺したり食料を奪うなど弾圧を行った) (村人の男が、不在の場合は、山に入ったものとされ、残る家族は殺された) これは、8月15日の大韓民国成立後も韓国軍(この時正式発足)によって継続して行われた。 韓国軍は、島民の住む村を襲うと、若者達を連れ出して殺害。女性は凌辱され殺された。 済州島の南朝鮮労働党(共産党)を徹底的に壊滅させるためには、全島民の犠牲も止むなしとされ、各地で起きていたテロを粛清する考えがあったとされる。 当時、国が発表した済州島被害者人数は、実際より少ない人数で、虐殺の事実も殆ど伏されていました。 図書館からの帰り道です。 公園を出て市道をまっすぐ少し歩き、国道を渡ります。渡り終えた次の道路が、ポテちゃんのお家がある通りです。 マイナス2℃くらいまでなら、日差しがあると、交通量の多い国道は、雪がすぐ融けてアスファルトがでます。
2011.02.03
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