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「検査してください」「久しぶりですね」「何となく大丈夫そうなんで」「このガサガサは大豆か小麦ですね」「大豆は気をつけてませんでした」 生後2ヵ月からアトピー(顔とお腹と下肢ガサガサ)の11ヵ月の女の子。 生後6ヵ月の初診の時に、血液検査のうえ(IgE:400、ミルク4、卵白4、小麦2、米1)、除去食+インタール開始しましたが、なかなか症状が良くなりません。 3ヵ月ぶりに受診したので、よくよく聞いたら、陽性のもの以外はあまり気を付けていないようでした。 5ヵ月ぶりの血液検査は(2~3ヵ月後ってお願いしたのに(>
2009年07月31日
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「納豆ご飯を食べたら赤くなりました」「醤油はかけてないですよね」「醤油は使ってません」「耳切れは豆のことが多いですよ」「納豆ご飯はよく食べてくれるんです」「次回は大豆を再検査しましょうね」 生後1ヵ月から頭ガサガサと耳切れと首の発赤があった8ヵ月の女の子。 生後4ヵ月に毒多ぁを受診した時に「耳は豆・頬は卵かな?」という、いい加減な指導をして、殺菌消毒+インタールで、かなり良くなっておりました。 生後6ヵ月に血液検査(ゼロの確認)をしたら、IgE:13、卵白3、ミルク2、卵黄2、大豆0、小麦0、だったので(アトピー体質は強い可能性があります)今後上昇しないようにしましょう(ゼロはまだ間に合うだからね無いんじゃないよ)と説明したにもかかわらず、納豆ご飯を開始してしまいました(大豆ゼロだったからダメって言いにくいよね)。 納豆は喜んで食べるので、毎日食べさせていたら、今朝は「食べた後に顔が真っ赤になりました」と受診しました。 アレルギーの血液検査は感度が3~4割程度です。食べて症状が出る児の3~4割しか陽性には出ません。残り6~7割は検査で陰性の隠れ型です。 もともと検査で引っ掛かりにくい児と、あとからだんだん陽性になってくる児と、いろいろです。 また、検査で陽性でも、腸の粘膜が丈夫になる1~2才を過ぎると検査が陽性のまま食べられるようになる児も居ります。 いったん陰性になったので喜んで食べさせたらまた陽性になる(症状の出る)児、ずっと大丈夫だったのにある日突然食べられなくなる児。みんな違いますので、症状と数値と家族歴を組み合わせて、こまめに観察してゆくしかありません。 男の子なら少々汚くてもいいけど、女の子だからね、気合が入るね。「小学校入学時にみんなと一緒に給食を食べられる」「嫁に行くまでにきれいにする」「良い子宮を用意して良い子を産む」。目標はたくさん、先は長いね。
2009年07月30日
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「イクラを食べたら吐きました」「タラコは検査しなくていいですか?」「タラコは全然平気です」「イクラもタラコも(+2)です」「魚卵は注意します・・・」 2才から喘息のある6才の男の子(3年前IgE:700、ダニ5、猫3、杉2、ミルク2、卵白2、小麦2、大豆2、エビ2、卵黄2、ヤブカ1、バナナ1、ジャガイモ1、サバ1)。 イクラを食べたら吐き気がしたと受診しました。 検査がご希望でしたので、「タラコは?」と聞いたら「タラコは大丈夫なので検査しなくていいです」とのご返事でしたが、検査、してしまいました・・・ 3年ぶりの血液検査は、IgE:500、ダニ4、HD4、杉3、ヒノキ3、猫3、イクラ2、ピティロスポリウム2、タラコ2、ミルク2、胡麻1、犬1、小麦1、イネ科1、卵白1、大豆1、カビ1、でした。 母に聞いたら「たらこスパゲッティいつも食べてます」。児に聞いたら「たらこ嫌い」。 20種類以上ある卵白の蛋白質の中でも強いアレルゲンとなる4つは、オボムコイド、オボアルブミン、オボトランスフェリン、卵白リゾチームですが、卵黄に含まれる卵蛋白(リポビテリン、ホスビチン)は魚卵にも含まれますので、卵アレルギーの児は(鶏つながりで鶏肉も若干注意が必要ですが)卵つながりで「魚卵」も要注意です。 イクラ(鮭)、スジコ(鮭)、タラコ(スケソウ鱈)、カズノコ(鰊)、カラスミ(鯔)、子持ちカレイ、子持ちキャペリン・・・ えっ?、キャペリンってなんだって?、安物シシャモは同じキュウリウオ科のキャペリンです(ノルウェー産?)。毒多ぁと家の猫(モモちゃん)は本物(鵡川産)よりも安物シシャモが大好きです。
2009年07月29日
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「きちんと座りなさい!!」「お母さん学校の先生ですか?」「そうです」「命令形で会話する母は珍しいです・・・」「私はそんな恐くありません」「妻は恐いです」 生後3ヵ月からアトピー性皮膚炎、2才から喘息で近医通院中の4才の男の子(検査未)。 最近毒多ぁの外来に来始めましたが、2ヵ月前から父に扁桃炎と紅斑があり、一家全員(マイコ?)感染症を起こしていそうですが、まだ、意思の疎通がありませんので、何の検査もしておりません(診療内容は母の仰るままです)。 前回から、ご希望により黄耆建中湯が開始されましたが、今回は、漫然と処方されている(痰が詰まるので喘息には不適切な)ペリアクチンを中止するつもりでおりましたが・・・ 児が診察椅子の上でくねくねしていたら、いきなり「きちんと座りなさい!!」と母親の一喝!。 背筋がゾクッときて、思わず「お母さん学校の先生ですか?」と聞いてしまいました。 中学校の頃、おぞましい教師から受けた嫌がらせがフラッシュバックして、その後の診療内容は、全く覚えておりません。 子供が不良になる原因は、家庭+学校+社会の複合汚染です。心の冷えと汚染。恐い恐い。
2009年07月28日
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「YOSAで悪化しました」「草かぶれですね」「SPM液でもっと悪化しました」「化粧品かぶれですね」「6年前から顔と首と胸がガサガサです」「カビっぽいですね」「どうしたらいいでしょう?」「お腹が固いので中からきれいにしましょう」 6年前から顔と首と胸がガサガサの40才の女性。 1年前から症状がどんどん悪化して、いろいろな化粧品や健康食品を試しても良くならず、1ヵ月前に美容エステで風呂(YOSA)に入ったら一気に悪化して、ネットで探したSPM液をつけたらさらに悪化して、どうしようもなくなって、毒多ぁを受診しました。 どう診ても上半身ガサガサ、カビだらけでしたが、お腹が固く、冷え症、気うつ、於血、胸脇苦満を認めましたので「中からきれいにしましょう」と説明して「桂枝茯苓丸+ビオフェルミン」、外側は余計なことはせずに、「強酸性水+ラベンダー」のみで、一応検査をしていただきました。 10日後再診しましたが、一気に、皮膚がきれいになっておりました。 血液検査では、IgE:25、杉3、イネ科1、カビ0、ブドウ球菌0、でした。アトピー体質(1型アレルギー)はそれほどでもなく、かぶれ(接触皮膚炎:4型アレルギー)に少しカビが生えた程度でしたので、あっという間に良くなってしまったのです。 もともと、あれこれ変なものに手を出さなければ、皮膚炎は、出なかった可能性が高かったようです(女性は欲張りだからね)。 アレルギーは複合汚染です。「これをやれば(足せば)治る」ということはありません。汚染が蓄積してバケツがあふれた状態に何を足しても汚染は変わりません。「悪いものを減らす(除去する)」という発想(引き算)が大切です。 アレルギーの治療は、だるま崩しのようなものです。「これをやれば治るよ」「これさえしてれば他はしなくていいよ」という健康食品屋の詐欺商法(足し算)は危険です。 全部ほどほど、出来ることからする、100%努力して1ヵ月で挫折するよりは、60%でも長続きすることが、長い目で見れば得策です。やっぱり、アトピーは、皮膚のメタボ、皮膚のダイエット、うまい話はないね。今回は足し算どころか掛け算だね。恐い恐い。
2009年07月27日
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「ブツブツ出て痛がります」「帯状疱疹ですね」「子供でも出るんですか・・・」「何か環境の変化はありましたか?」「ピアノ習い始めました」「嫌がってませんか?」「とても楽しそうです」 半年前にマイコプラズマ感染で(一家で)点滴した4才の女の子(IgE:90、ダニ4、HD4)。 2日前から右の腹部と背部にブツブツが出て痛いと受診しましたが、どう診ても右肋間神経の帯状疱疹です。 帯状疱疹は、乳児期に罹った水痘帯状ヘルペスウィルスが神経根に潜んで、免疫力が低下すると出てきます。 よほど弱った時にしか出ませんが、医学的には(昔は)9才以下では見られないということになっておりましたが、最近は良く見かけます。 小児の場合にも強い感染や、強いストレス下に置かれると発病しますので、ストレス状態にないか聞いてみたら「5月から楽しそうにピアノに通い始めた」とのことです。 子供にとっては、嫌なこともストレスですが、楽しいこともストレスです。運動家や遠足や旅行など、予定を立てると子供が発病して中止、というのはよくあることです。 これまでに体験したことのない「非日常」はストレスになりますので、事前に、あまり話題を盛り上げすぎないことが必要です。 えっ?、どんな児がストレスに弱いのかって?、冷え症とアレルギー体質の児です。 今週もう1人帯状疱疹の4才児が来ましたが、やっぱりアレルギー体質でした(IgE:1060、ダニ420.0、HD290.0)。恐い恐い。
2009年07月25日
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「いびきと目の下のクマが・・・」「両方とも冷え症のアレルギーです」「貧血じゃないんですか?」「デニーズサインはアレルギーです」「検査してください」 いびきと目の下のクマで受診した9ヵ月の男の子。 鼻粘膜が腫脹してほぼ閉塞状態でしたので、アレルギーの説明をしたら「家族にはアレルギーはおりません」とのことでしたが、しつこく説明したら、「検査してください」・・・ 検査結果は、IgE:2、RASTすべて0、Hb11.1、MCV74、Fe31、UIBC402、フェリチン
2009年07月24日
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「ポカリは毒ですよ!」「味の素が入ってるんですか?!」「目の下のクマもアレルギーですよ!」「何食べてもいいって言われてます?!」「もうステロイド吸入中止!!」「止めます・・・」「血液検査します!!」「してください・・・」 2才から喘息があって、ステロイド吸入をしている5才の女の子(2才時のIgE:200、卵白3、小麦2、マグロ1、ミルク1、チーズ1、サケ1)。 1年半前から全く喘鳴がないのに毎日パルミコート(ステロイド)吸入をしておりましたが、今春G市から転居してきたのを機会に、当科を受診しました。 2ヵ月前の初診時には(穏やかに)、ステロイドは不要なことと、生活指導(冷えと汚染対策が必要なこと)を説明させていただきましたが、いきなりステロイド中止までは致しませんでした。 2ヵ月ぶりに受診いたしましたが、喘鳴は全くなく、背中がガサガサで目の下にクマがあって、いかにもアトピーなのに、毒多ぁの目の前で「ポカリ」を取り出したので、思わずブチ切れてしまいました。 ポカリは「味の素が50mg/L」「砂糖が60g(角砂糖20個分)/L」含む毒物ですので、頭に血が上った毒多ぁは「ステロイド吸入即刻中止!」「すぐに血液検査!」と命令してしまいました。 3年ぶりの血液検査は、IgE:440、杉4、卵白3、バナナ3、イネ科3、ヒノキ3、小麦3、胡麻3、トマト3、キウィ2、ソバ2、ジャガイモ2、、ミルク2、大豆2、サバ2、ピーナッツ2、雑草2、エビ1、でした。母はビックリ。 えっ?、ステロイド吸入中止しても大丈夫なのかって?、もちろん咳も喘鳴も全くありません。アトピーと喘息は裏表です。今まではアトピーを出す力がなかったのです。 やっと体力がついて(冷えが取れて)アトピーを噴き出す力が出てきたのです。これからアトピー人生スタートです。恐い恐い。 そうそう、最近血圧が高いので、毒多ぁの前では毒物を見せないでください、毒ポカリ、毒チョコ、毒バナナ・・・
2009年07月23日
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「兎当番があるので検査してください」「陽性になるのは飼ってからでしょうね」「1ヵ月前から目が痒くて・・・」「花粉と果物も検査しますね」「果物大好きです」 生後6ヵ月に粉ミルクで蕁麻疹が出たことのある(以前卵・牛乳陽性)6才の男の子。 今月から小学校で「兎当番」が当たるので検査してほしいと受診しました。よくよく聞いたら、最近眼が痒いということなので、検査したら・・・ IgE:100、ダニ4、HD4、杉3、猫3、トマト2、ジャガイモ2、イネ科2、クルミ2、胡麻2、ソバ2、小麦2、バナナ2、ピーナッツ2、メロン2、大豆2、キウィ2、雑草2、モモ2、ラテックス2、カビ2、犬2、チーズ2、ミルク1、兎0、でした。 症状がほとんどないのにたくさん陽性で母はビックリ。やっぱり生後6ヵ月で蕁麻疹てのは半端じゃないね。恐い恐い。 えっ?、兎は大丈夫なのかって?、とりあえずは大丈夫ですが、猫と犬両方陽性の児は、たいていの毛のあるものは苦手です。しばらく飼ってたら数値が上昇するでしょう。 えっ?、なんで「果物」のことを聞いたのかって?、果物と花粉は共通抗原のことがありますので、花粉症の家系で果物が好きな児は要注意です。 そうそう、ついでに、母に検査をお願いしたら、IgE:100、杉3、HD3、ヒノキ2、雑草2、兎0、でした。何でも似るからね。恐い恐い。
2009年07月22日
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「ラベンダー軟膏はどうしますか?」「暑くてベタベタするからいいです!」「ラベンダー水にしますね」「ヒルドイドは?」「クラドイドローションにします」「ダラシンTゲルは?」「ダラシンローションにしますね」「日焼け止めは?」「当科オリジナル亜鉛華チタン軟膏です」「処方箋も夏ですね~」 暑くなってきましたので日焼けと汗疹がたくさん来ますが、みんなベタベタするのは嫌がります。 エステ亀クリでは、夏向きサラサラ系が飛ぶように売れておりますヽ(^o^)丿 プールで日焼けのヒリヒリには毒多ぁ謹製「ラベンダー水」。保湿にはヒルドイドのジェネリックの「クラドイドローション」。ニキビにはダラシンTゲルのオリジナル「ダラシンローション」。日焼け止めは毒多ぁ謹製「亜鉛華チタン軟膏」。 もちろん「虫よけアロマ」と「強酸性水」も大好評です。 エステ亀クリは、処方箋にも、四季があります。皮膚科じゃないからねヽ(^o^)丿エステ亀クリ夏バージョンヽ(^o^)丿
2009年07月21日
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「旦那に相談したら知らん!って」「自分では剥けないんですか?」「無理やりやったら痛がって・・・」「来れませんか?」「絶対に見せたくない!って」「リンデロン出すから自分で剥いてね」 3才からの喘息をピークフローメーター練習で克服した12才の男の子(IgE:180、杉5、HD4、ヒノキ2)。 しばらく来ないと思ったら、母から「男の子のおチンチンってどうすればいいんですか?」との問い合わせ電話があったので、よくよく聞いたら、まだ剥けていないそうです。 未だに一緒に入浴する母親以外には絶対に見せないとのことで、母に剥いてもらったら、痛がって泣いて無理、受診も嫌、とのことでしたので、リンデロンVG(強力なステロイド)を塗りながら自分でゆっくり剥がす作戦にしました。 えっ?、強力なステロイドを使ってもいいのかって?、包皮の粘膜の癒着はかなり強力で、剥がすのは想像を絶する激痛ですので、なるべくならば、物心の付く2才以前に何とかすべきでしょう。 包皮が癒着していても、中身が育つに従って包皮は徐々にはがれてくるのが普通ですが(自分で遊んでね)、強く癒着していると、引きつれて、突然激痛が襲ってくる場合があります。 毒多ぁの外来での「小児仮性包茎包皮亀頭癒着ニ対スル用手法等ニヨル剥離術」最高齢は、10才の男の子が夜間急患で受診して、暴れるのを3人がかりで抑えつけて無理やり引っぺがしたことがあります。あの児はトラウマになってないかしら?、あれと比べたらステロイドの副作用なんて、ゴミみたいなもんです。恐い恐い。 えっ?、12才のリンデロン児はその後どうなったのかって?、2ヵ月ぶりに電話したら「ほとんど剥けましたも!う少しです!」とのお返事でした。めでたしめでたし。
2009年07月20日
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「昨日タバコを食べたので牛乳を・・・」「牛乳を飲ませるなんて嘘本だね」「陰部が真っ赤になりました」「体の発疹も増えたね」「その後下痢したんです」「牛乳負荷試験×ですね」 生後4ヵ月から全身ガサガサで皮膚科でケナコルトAG(中程度のステロイド)塗布中の11ヵ月の男の子(IgE:130、RASTすべて0)。 昨日タバコを食べてバラバラにしてしまったので(飲み込んだかどうかは不明)、「手持ちの本を調べて」牛乳を飲ませたら、陰嚢部が真っ赤に腫れて、下痢したとのことでした。 タバコは誤飲の可能性があって乳幼児には大変危険な毒物ですが、飲み込むことは大変困難です。頻脈や瞳孔散大などの症状があって入院した児は30年間で1例しか診たことがありません(胃洗浄してもたいていタバコの残骸は見当たらない)。 えっ?、タバコ誤飲の場合はどうするのかって?、毒多ぁの虎の巻「おかあさんのための中毒110番」を見ると、少量なら「心配ない」、2cm未満ならば「様子をみる」、2cm以上ならば「吐かせて医師の所へ」、でした。 タバコを誤飲した時に「牛乳を飲ませる」なんて書いてある「真っ赤な嘘本」はすぐに捨てましょう。危険危険! えっ?、タバコを吸うオヤジは危険じゃないのかって?、大変危険ですが、除去は困難です。我慢我慢。
2009年07月18日
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「左腕にブツブツがたくさんできて痛いです」「帯状疱疹ですね」「マイコじゃないんですか?」「橈骨神経に出たのは初めて診ました」「引っ越しで腕をすごく使いました・・・」 先月家族でマイコプラズマ感染を起こして点滴をした30才の女性(IgE:20、ダニ1、HD1)。 新居に引っ越し疲れの、マイコがやっと治ったと思ったら、今度は左の肩から肘から親指まで、橈骨神経の走行に沿って、きれいに水疱がブツブツ出てしまいました。 帯状疱疹は小児期に罹った水痘ウィルスが神経根に潜んで、免疫力が非常に弱ると吹き出します。 毒多ぁも23才の時に何日も徹夜をしたら左の坐骨神経に帯状疱疹が出て(お尻だよ)東北大学の皮膚科で「きれいなので撮らせて」記念撮影をされたことがあります。 肋間神経が最も多く、坐骨神経と三叉神経も時に見かけますが、橈骨神経は初めて見ました。よほど腕を酷使したのでしょう。 治療は抗ウィルス剤の軟膏・内服・点滴・ですが、ウィルスを抑える薬ばかりでなく、免疫力を高める漢方(補中益気湯や黄耆建中湯)を併用すると治りが早いです。 基礎疾患が重篤でなければ、あまり後遺症の問題はありませんが、三叉神経に出た場合は、治療が遅いと、三叉神経痛(頭痛)で一生苦しむ場合がありますので、注意が必要です。 そうそう、旦那様とお嬢様が重症アトピー(ダニ6HD6)なので、新居に引っ越しは、嬉しそうでした「きっと良くなるわ」。笑顔の帯状疱疹は初めてです。
2009年07月17日
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「治療がないのは分かっているんですが・・・」「このガーゼどうしたの?」「保育園で貼られました」「これは水イボじゃないよ」「え~っ?!」「トビヒとヘルペス混じってますね」「・・・」 1ヵ月前に水イボで受診した、時々鼻炎と扁桃炎で来る6才の女の子。 先月は小さな軟属腫3個ほどでしたので、説明だけして「治療の必要なし」帰りましたが、1ヵ月ぶりに来たら、体にガーゼがたくさん貼ってありました。 保育園で貼られたそうで、母は「治療の必要はないのはわかるんですが・・・」水イボと思い込んでおります。 右側腹部のガーゼを剥がしたら、ジクジクびらんはトビヒ(ブドウ球菌感染)でした。 その中に密集したブツブツは、どう診ても単純ヘルペス!。これは痛そうです。 トビヒを放置して免疫力が弱ったところに単純ヘルペスウィルスまで感染を起こしてしまったのでした。 えっ?、単純ヘルペスとトビヒ(伝染性膿痂疹)は登園してもいいのかって?、もちろん、学校保健法の第1種~第3種には含まれておりませんので、登園はOKですが、水イボと違って、治療は必要です。 もちろん、抗生剤(フシジンレオ)と抗ウィルス剤(アラセナ)塗布ですぐに良くなりました。お子様は変化が速いから要注意だね。恐い恐い。
2009年07月16日
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「水イボ取ってください」「学校保健法では登園禁止の必要はないですよ」「水筒にお手紙貼られてしまいました」「無言の圧力だね」 半年前から顔が少しガサガサする2才の女の子(IgE:70、卵白2、ダニ2、HD2、バナナ1)。 保育園の連絡ノートに「水イボがあるので注意してください!」と書かれているのを無視していたら、児の水筒に「プールが始まります!水イボがあるので注意してください!!」というような貼り紙をされてしまったので、保育園の嫌がらせに耐え切れずに、とうとう受診しました。 母に「取りましょうか?」と聞いたら「取ってください」とのことでしたので、泣いて暴れる児を抑えつけて、血まみれになりながら、15個、ピンセットでちぎりました。 学校保健法では水イボ(伝染性軟属腫)は第1種~第3腫に含まれておりませんので「登校禁止の必要のない病気」です。 医学的にも、軟属腫ウィルスの感染(皮膚のカゼのようなもの)で、全く治療の必要はありません。そのうち消えます。 たいていは、母親に「医者に行ったけど小さくて取れないと言われた」とか適当にごまかすように言って、時間稼ぎをしているうちに、消えてしまいます。 しかし、飛騨のような山奥では、法律も医学常識も通用しませんので、「私が法律よ」というオバサンの言うことを聞かなければ村八分にされてしまいます。いつまでも無視はできません。 保育園のオバサンに女の子の泣き叫ぶ声は届いたのでしょうか。無理だね。聞こえない聞こえない。子供にもね、心はあるんだよ。大人にはないかもね。
2009年07月15日
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「蕎麦屋に入っただけで喘息が出ました」「蕎麦屋で食事?」「食べなければ店内は大丈夫だったんです」「本物の手打ちだったんですね」「これまでのお店は全部作り置きだったんですね」 生後からアトピー喘息でステロイド(パルミコート)吸入中の11才の男の子(IgE:680、杉5、ダニ5、HD5、ヒノキ3、ソバ3、ピティロスポリウム3、カビ2、トリコフィトン2、イネ科2、胡麻2、バナナ2、トマト2、トウモロコシ1、ピーナッツ1、ジャガイモ1、リンゴ1、卵白1、雑草1)。 蕎麦を食べると喘息発作と蕁麻疹が出るので、ふだんは一切食べず、蕎麦屋に入っても本人はご飯ものを食べるようにしておりました。 うどんは、蕎麦と一緒に茹でたら食べられませんが、別に茹でてあればOKでした。もちろん、店内に入っても喘息発作が出たことは一度もありませんでした。 先日、S川町の蕎麦屋に入ったら、店内に入っただけで喘息発作を起こしてしまいましたが、どうやら、店内が蕎麦の粉で充満していたようです。 S川町は高山市内でも蕎麦で「村おこし」をしたほどの気合の入りようで、学校の授業にも蕎麦打ち体験学習があるほどです。当然町内のお店も全部店内で手打ちです。 えっ?、なんで高山市内なのに「村おこし」なんだって?、S川村の時に蕎麦で村おこししてたら、平成の大合併で高山市S川町になってしまったからです。 えっ?、何で文章が「ソバ」じゃなくて「蕎麦」なのかって?、飛騨で「ソバ」と言えば「中華そば」です(お店でラーメンと言ってはいけません)。飛騨にラーメン屋は1軒だけです(T店主曰く「飛騨にラーメン文化は存在しません」)。 外来でも、血液検査の「ソバ」の項目を選ぶ時には、「日本蕎麦」とか「黒いほうの蕎麦」とか言わないと「中華そば」と勘違いされてしまいます。天領天領。
2009年07月14日
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「ききき効きました!」「皮膚もきれいですね」「内服してから全然吸入してないんです!」「まさかこんなに即効性があるなんて?!」 生後から全身アトピー+喘息発作でステロイド(パルミコート)吸入が欠かせない(入院2回)1才5ヵ月の男の子(IgE:70、卵白3、ミルク3、小麦3、ジャガイモ2、牛肉2、ブドウ球菌2、ピーナッツ1)。 予防薬(シングレア+ザジテン+インタール)があまり効果なく、なかなかステロイド吸入を減らせずにおりましたが・・・ 1年ぶりに、少しだけ考えたら、毒多ぁが小児には一度も使ったことのない「アイピーディドライシロップ」が、ふと、思い浮かびましたので、ひだ薬局に聞いたら「置いてません!」「どうして?」「総合病院で一度も処方箋が出たことがありません」「入れてください」。 試しに処方したら、劇的に効きました。あれだけひどかった喘鳴がすっかり消え、アトピーもすっかりきれいになり、顔も一回り小さくなりましたヽ(^o^)丿 アイピーディはIgE産生を直接抑える薬です。一般的な小児科医の常識では「ゆっくり徐々にアレルギーを抑える薬」「即効性はない」という認識ですので、普通の抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤と違い外来では使いにくい薬です。毒多ぁも成人には処方したことがありますが、小児用ドライシロップは使用経験がありませんでした。 あれをやってもこれをやってもダメな難治性のアトピー+喘息の児に武器が一つ増えました。でも抑えてるだけだからね。努力は必要です。対症療法対症療法。
2009年07月13日
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「花火でヤケドした痕がジクジクして治りません」「トビヒになって拡がってますね」「抗生剤軟膏塗っても良くなりません」「先月マイコやってるからクラリス内服もね」「ここのブツブツは痛がるんです」「この辺はヘルペスっぽいですね」 生後5ヵ月から全身アトピーの6才の女の子。IgE:880、ダニ6(153.0)、HD6(153.0)、杉5、イネ科5、カモガヤ5、ヒノキ4、ヨモギ3、雑草3、ブタクサ2、カビ2、トマト2、ジャガイモ2、胡麻2、バナナ2、犬2、小麦2、ブドウ球菌2、鶏肉2、ソバ1、キウィ1、米1、大豆1。 2週間前に花火をしていて左足背に火傷をしましたが、救急を受診したらステロイド(リンデロンVG)を出されたので、塗ったら、ジクジクがひどくなったと受診しました。 火傷の周囲にもブツブツトビヒ状態の発疹が拡大しつつあり、花火の4日前にマイコプラズマ感染症で点滴をした既往がありましたので、抗生剤内服と軟膏を処方しましたが、一気に全身に拡がって再受診しました。 全身ヘルペスだらけでカポジ水痘様発疹症の状態でしたので、抗ウィルス剤内服と軟膏を併用しました。 アトピー+マイコプラズマ感染症のところに+花火(火傷)+ブドウ球菌~最後はヘルペスで全身熱傷状態でした。夏休みはいろいろな行事でアトピーも悪化します。やっぱりアトピーは複合汚染だね。恐い恐い。
2009年07月11日
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「今年も何か健康講座をしてください」「テーマの希望は何かありますか?」「新型インフルエンザでお願いします」「・・・」 50人以上従業員のいる職場は産業医を置かなければいけませんが、毒多ぁは産業医の資格を持っているので、2つの事業所の嘱託産業医を引き受けております。 一昨日は、近くのハイテク事業所から「何か話をしろ」というので、行ってきました。 前回は「ストレス」についてご希望でしたので「PCM:Process Communication Model」の話をしましたが、今回は「新型インフルエンザ」について、というご希望でしたので、事業者・職場における新型インフルエンザ対策の話をしてきました。 新型インフルエンザ(H1N1亜型)は1918(~1956)に米国から流行したスペインかぜ(日本での死者45万人以上)の再現であること。 企業にとってはウィルスによる「無差別テロ攻撃」であるというくらい重大な認識が必要であること。 今後2~3年はウィルスによる断続的な攻撃に企業が曝されるので「企業防衛」が必要であること。などをお話してきました。 えっ?、具体的にはなんなんだって?、まじめな医師ならば、厚生労働省「事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」でしょう。 えっ?、何で米国で流行したのに「スペインかぜ」なのかって?、第1次世界大戦中の情報管制でインフルエンザ大流行の情報が「厳重な米国から」ではなく「口の軽いスペイン」から漏れたからです。 スペインかぜが第1次世界大戦を終わらせたと言われるほど新型インフルエンザウィルスのテロ攻撃は強力です。恐い恐い。
2009年07月10日
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「年末からしもやけが・・・」「カビとバイ菌も混じってますね」「夏でも足の先まで冷えるんやさ」「まだコタツ出してる家もありますからね」 昨年末から両足が重症凍瘡の65歳の女性。 かかりつけ医では治療してもらえずに自分で処置しておりましたが、だんだんひどくなって受診しました。 凍瘡に感染(爪囲炎:バイ菌、角質増殖型足白癬:カビ)を合併しておりましたので、凍瘡にユベラ(ビタミンE)軟膏+当帰四逆加呉茱萸生姜湯、爪囲炎にフシジンレオ(抗生剤)軟膏、足白癬にゼフナート(抗真菌剤)クリーム+補中益気湯を処方したら、すっかり良くなってしまいましたが・・・「良うなったんやが漢方飲んだら多量に汗をかくんやさ」とのことでしたので、温まり過ぎたようです。 当帰四逆加呉茱萸生姜湯を(極寒の子宮を温めるが夏はのぼせることもあるので)減らすようにしていただきました。 えっ?、補中益気湯は減らさなくてもいいのかって?、補中益気湯は多汗症・夏バテの漢方です。 寒がりも冷え症ですが、暑がりも冷え症です。下と芯が冷えて上と表面がほてっている逆転現象(冷えのぼせ)の人は、温度変化に弱く「暑い暑い」と言って冷たいもので芯を冷やすと暑がりはもっとひどくなります。 芯がほてって表面が冷えている(頭寒足熱の)人は、暑さ寒さ(温度変化)には強いです。 暑がりも冷え症ですので、多汗症や寝汗に使う漢方は補中益気湯や黄耆建中湯のような冷え症の漢方です。
2009年07月09日
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「役場からお手紙をもらいました」「家庭訪問に来たんですか?」「粉ミルクを増やすように言われました」「ゼーゼーしてますね」「血液検査もう1回してください」「ミルク陽性になってます」 生後3週間目からアトピー性皮膚炎+キンダベートを塗っているのが不安で生後3ヵ月に受診した男の子(IgE:160、卵白4、猫4、小麦2)。 その後、除去食+インタールできれいになってきましたが、役場の健康推進課から保健師様が家庭訪問に来て、6ヵ月児にしては身長体重が少ないので(62.5cm,6435g)、夜1回だけの粉ミルクを増量するように迫られたそうです。 3ヵ月ぶりの血液検査では、IgE:190、猫4、卵白4、小麦3、ミルク2、大豆2、胡麻1、と若干上昇しておりましたので、「低アレルギーミルクの試用」「インタールの増量」のどちらかかな?と説明しておきました。 えっ?、保健師様からのお手紙にお返事は書いたのかって?、当然書きました、「ミルクアレルギーなので粉ミルク中止」。 保健師様を気にしている母には「仕事で来てるだけだから丁重にお話をうかがって無視していいよ」と言っておきました。マニュアルマニュアル。
2009年07月08日
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「ハイハイしないんです!」「うつぶせ下手ですね」「泣くとずっとおんぶしてるんです!」「うつ伏せで泣かせるのが練習です」「食べないんです!」「4ヵ月割り引いて考えてね」 離乳食を食べずに泣いてばかりいてハイハイしない1才の女の子(68cm, 6.5kg)。神経学的反射や筋緊張には異常を認めませんが、うつ伏せがとても下手くそです。 母に聞いたら、泣いてばかりいる子なので、泣きだすと、ずーっとおんぶしているそうです。 神経学的発達の基本体位は(成人でも)「うつ伏せ」です。うつ伏せでジタバタするのが、リハビリになりますので、今日は1分、明日は2分、明後日は3分、というように、泣いても助けずに、自分でジタバタして覚えるまで、辛抱しなければなりません。 泣くと抱っこ、泣くと負んぶ、忙しくて包んだまま寝かしておく、というようなことをすると発達が遅くなります。 母子手帳を見ると、38w 2500g のSFD児でした。32週頃から子宮底長が変わっていないので子宮内胎児発育不全(IUGR:intrauterine growth retardation)があったものと思われます。 68cmは8ヵ月時の平均身長に当たりますので、月齢は12ヵ月でも、発達や発育や離乳食は、4ヵ月割り引いて考える必要があります。1才時の4ヵ月は大変ハンデのように思われますが、成人の4ヵ月は大した差ではありません。先は長いのでゆっくりやる必要があります。 えっ?、IUGRの原因は何だったのかって?、両親とも低身長なので、親に似ただけだと思います。焦らない焦らない。
2009年07月07日
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「血液検査してください」「汗疹っぽいですね」「5ヵ月なので離乳食を始めるのが不安です」「まだ急がなくてもいいと思うけど・・・」「検査してください」「もう1回刺してもいいですか?」「可愛そうなのでいいです」 2・3日前から汗疹あるいはウィルス様の発疹が少しだけ出ている5ヵ月の男の子。離乳食を開始するのに食物アレルギーが不安なので血液検査してほしいと受診しました。 生後5ヵ月で、症状がない場合には、検査する意味があまりない(ゼロの確認である)ことを説明しましたが、どうしてもやってほしいとのことでしたので、採血しようとしましたが、体格が良すぎて血管が見えず2回刺しても採れませんでした。 鼠径部からの採血を提案しましたが、さすがに「可愛そうなので止めてください」採血は中止にしました。 離乳食の開始にアレルギーの検査は不要です。血液検査の数値にかかわらず、アトピーが心配ならば、早期離乳はしないほうが安全です。 離乳食開始の時期は「最も早い意見が5ヵ月(7kg)」で、「最も遅い意見が2才半開始」です。 現在の一般常識の「生後5ヵ月に離乳食開始」は最も早い意見ですので、腸が未熟な時期に食物アレルゲンを負荷すると、食物アレルギーがあった場合には危険です(なければOK)。 食物アレルギーが不安な場合には・・・離乳の準備で果汁をたくさん与えない(野菜スープや海草スープが安全)、パン粥は危険なので与えない(白米塩味お粥が安全)、動物性のものや大豆調味料は血液検査(IgERAST)で確認するか腸の粘膜が丈夫になる10ヵ月以降から試す・・・ということになります。 たいていの動物は生まれてすぐに歩ける(成熟した)状態で生まれますが、人間は未熟な状態で生まれます。 動物は本来「自分で獲得できるものを食べる」というのが原則ですので、児が立って、歩いて、手をのばして「○○が食べたい」と言うまで与える必要はありません。 えっ、それまではって?、母乳(または粉ミルク)で十分です。2才半から離乳食を開始すればすべての病気がなくなると豪語している変な医師も居ります(毒多ぁじゃないよ)。 えっ?、そんなに母乳が出るのかって?、当科最長授乳年齢は4才1名、3才2名です。母乳力母乳力。
2009年07月06日
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「サクランボとメロンとニシンとイクラとバナナで口が痒くなります」「花粉症の人は居ませんか?」「私も娘も花粉症です」「果物は良くありませんよ」「離乳食で果汁たくさんあげました」「昔の母子手帳には果汁ってなかったのにね」「突然出現したよね」 3才から喘息と鼻炎で耳鼻科通院中の7才の女の子(ダニ3、杉2、HD2、ハルガヤ2、ヒノキ2、カモガヤ2)。 最近サクランボとメロンとニシンとイクラとバナナで口が痒くなるので検査してほしいと受診しました。 ご希望通り検査をしたら、IgE:140、ソバ3、ダニ3、杉3、HD3、トマト2、桃2、サケ2、イクラ2、カキ2、リンゴ2、バナナ2、小麦2、オレンジ2、大豆1、雑草1、メロン0、でした。 食べ物で口が痒くなるのを口腔アレルギー症候群(OAS:Oral allergy syndrome)と呼びますが、果物>魚で起きることが多いようです。 特に果物は花粉と共通抗原のことが多く、花粉症の家系で果物が好きな児は、ある日突然果物で口が痒くなることがありますので、注意が必要です。 杉ヒノキ花粉の共通抗原はトマトです。バラ科花粉の共通抗原は桃・林檎・梨・サクランボ・枇杷・スモモ・杏・アーモンドです。ブタクサ花粉の共通抗原はバナナ・メロン・スイカです。稲科花粉の共通抗原は麦・米・タケノコ・トウモロコシ・ソバ・ジャガイモ・オレンジ・です。 種類・科に関係なく、次々と果物がダメになって、最後はラテックスゴムにまで反応が出るラテックス・フルーツ症候群というものまでありますので、注意が必要です。 昔の母子手帳には「離乳食に果汁」というのはありませんでしたが、ある日突然出現しました。 花粉症の家系で離乳食にせっせと果汁を与えるのは「将来花粉症になぁれ」「将来OASになぁれ」と言っているようなものです。恐い恐い。
2009年07月04日
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「お尻のジクジクは皮膚感染症です」「ステロイド塗り過ぎたんですね」「殺菌消毒+抗生剤塗ってください」「抗生剤軟膏効きません」「ん~っニキビの軟膏出します」「効きました!」 生後5ヵ月から耳切れと頬と腕と体がガサガサしてステロイドを塗っていた1才半の女の子(IgE:50、ダニ4、HD3、卵白2)。 除去食+インタール+殺菌消毒で、どんどん良くなりましたが、お尻のジクジク熱傷状態だけは、抗生剤軟膏を変えても(フシジンレオ→ゲンタシン→アクロマイシン→アクアチム)、全く良くなりません。 困ってしまって、ニキビ専用の抗生剤軟膏(ダラシンTゲル)を処方したら、どんどん良くなってきました。 カルテには「座瘡様発疹」という怪しげな病名がついてます。保険通るかなぁ~?。軟膏は塗ってみないと分からないからね、大丈夫大丈夫。
2009年07月03日
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「マイコプラズマ抗体(+)です」「いつからでしょうか?」「前回のあのブツブツがそうだったんですね」「虫刺されじゃなかったんですね」「あんなにたくさん虫が居るわけないしね」 今春から鼻炎喘息デビューした12才の男の子。1ヵ月前に腕を虫に刺されたと受診しましたが、虫刺様の発赤は数10個もありました。 今回は症状はかなり引いておりましたが、母親がメニエルもどきマイコプラズマ感染症でしたので、ついでに検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。どうやらあの虫刺様湿疹はマイコプラズマ感染によるものだったようです。 えっ?、アレルギー検査はしなかったのかって?、もちろんしましたとも、IgE:1800、杉6、ヒノキ5、HD4、ダニ4、イネ科3、胡麻2、トマト2、バナナ2、ソバ2、小麦1、犬1、雑草1、猫1、メロン1、大豆1、でした。 どうやら今春の鼻炎喘息デビューは杉花粉+マイコプラズマのダブルパンチだったようです。母のメニエルもどきは、そのついで、でした。 毎日のように発赤ブツブツがたくさん来ますが、汗疹、日焼け、かぶれ、虫刺、膿痂疹に混じって、ヘルペスやマイコプラズマ感染が来ますので、見分けるのが困難です。大変大変。
2009年07月02日
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「耳が痛くてめまいがします」「中耳炎ですね」「メニエルの薬が効きません」「マイコプラズマ(+)です」 4日前から右耳がボワーッとしてめまいがある45歳の女性。耳鼻科でメニエル病と言われてイソメニールとグランダキシンを処方されましたが、どんどんひどくなるとして受診しました、36.6℃。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭扁桃と舌に強い発赤を認めましたので、血液検査をしましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でしたので、抗生剤(MINO+CLDM)の点滴をしたら、すぐに症状が良くなりました。 症状が強かったので、アレルギーの検査もしたら、IgE:149、杉4、ヒノキ3、蛾2、イネ科2、穀物1、抗核抗体80倍、でした。マイコプラズマのスーパー抗原で激しいめまいが起きるほどアレルギー体質が隠れていたのでした。 これまでに、メニエルと診断されて、治らずに、受診した患者さんのほとんどすべてが、アレルギー性鼻炎+中耳炎があり、冷えと汚染対策と少しの抗生剤で良くなっております。 本当に純粋なメニエル病は、ここ何年か診たことがありません。もちろん小児科には来ないけどね。 えっ?、なんでメニエルなのに小児科を受診したのかって?、子供のアレルギー検査結果を聞きに来たついでに診てしまいました。子供のアトピー体質は母親似だったのね。恐い恐い。
2009年07月01日
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