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月曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) さらに味見したら、まだ堅いので、 もう少し、寝かせておきます・・・。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.30
火曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.30
では、月曜日の赤ワインのリストです。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎ジゴンダス 2009(サンタ デュック家) ¥2000(¥1000) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 さて、今回はローヌワインで偉大な当たり年と言われる2009年ものです。ボルドーの 2009年、ブルゴーニュの2009年に似ている部分があって、重厚なのに葡萄の自然 なジューシーさを感じて、若いのに飲みやすいのがこのヴィンテージの特徴ではないで しょうか。このサンタ・デュック家も例外ではありません。2009年のシャトーヌフ デュ パプ近郊のワインが、現時点で驚くほど美味しいのには、本当にびっくりさせられます。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)★シャンドン ド ブリアーユ●ペルナン ヴェルジュレス イル ド ヴェルジュレス 2010年 ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。2010年ヴィンテージがあまりにも素晴らしいので、これから、片っ端から開けて、味見していこうという魂胆です。これは、先週の金曜日に開けて、味見しました!。本当に「綺麗な」ワインで、2004年のルーミエのワインを彷彿とさせます。どこかに「ウリ科」の清涼感が存在していて、酸味と甘みが、綺麗に寄り添っている。こんなに素晴らしいのなら、もう2010年は、片っ端から開けていく予定です!。ぜひ、楽しみにして下さい~。(これが売り切れたら、これらのワインを、次々に開けていく予定です)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ルイ ジャド(ネゴシアン)●ボーヌ プルミエクリュ 2004年 ”オスピス ド ボーヌ キュヴェ ルソー ドランド”★シャンドン ド ブリアーユ●ヴォルネイ カイユレ 2002年★ドメーヌ ベルターニャ●クロ ヴージョ 2004年★ロベール アルヌー●ヴォーヌ ロマネ レゾート マジエール 2004年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ キュヴェ カルノ アンシエンヌ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ブシャール社のワインは、ネゴシアンもので、ただ凡庸なワインを出しているとされていますが、実は、所有している畑(ドメーヌ)には、本当に優れているものがあります。まさに、この畑は、彼らのフラッグシップ的な存在で、溢れんばかりに豊かで、そして、カカオのようなほのかなコクが寄りそい、ここまで完成度が高いのかといつも驚かされます。実際に、2010年のブルゴーニュは、タンニンとミネラルがとても綺麗で、甘みと綺麗に寄り添って、まだまだ熟成初期なのに、信じられないほど美味しいのです。(あまりにも素晴らしいので、ハウスワインに決定!です)◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★ポール ジャブレ社●シャトーヌフ デュ パプ レ セドル 1990 ¥5800(¥2900) 仏・ローヌ地方です。1990年ものは、本当に偉大な出来で、葡萄の隅々まで熟していて、溢れんばかりの豊かさを感じます。今飲むと、深く、奥行きが見えないほど複雑で、いろんな土の要素が入り混じった「南の味」がします。ローヌワインは、熟成の若い段階では、とても荒々しいのですが、これは、十分に熟成しているため、柔らかく、甘さが酸味やタンニンを包み込んでいるようで、本当に素晴らしいのです。★ルイ ラトゥール社の自社畑(ドメーヌもの)●シャンベルタン キュヴェ ゼリティエ ラトゥール 1964年 50ミリ¥2900 (値下げしました)仏・ブルゴーニュ地方です。先週の金曜日の朝4時に開けました!(金曜日の夜に備えて、15時間前に抜栓です)。味見した瞬間から、あまりにも素晴らしいので、驚き、ファイスブックにも、ツイッターにも何度も何度も載せて、押し売りしましたが、結局7杯も、売れ残ってしまいました~あぁ。正直言って、今年飲んだワインの中で、ベスト3に入るほどの凄まじい出来で、もうこの味わいは忘れられません!。(月曜日の段階で、7杯ほど残っています!。実際に味見してみて、なんてこんなに甘くて、フレッシュなのでしょう!。値下げをしたくはないのですが、少し鮮やかさがなくなっているような気がして、値段を¥2900に下げました!。この甘さはもう忘れられなくて、これは、なんとしても飲んだほうがいいです)◎コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー" 1994 (ラヤス家) 50ミリ・・・¥3800 仏・ローヌ地方の、伝説の生産者です。ラヤスと言えば、誰もが「オー!」と唸るほど、妖しい魅力を備えた、ローヌ地方ではカリスマ的な存在です。その味わいは、まさにこんなに深くて、艶やかなローヌは、他にあるでしょうか。しかも、これほど熟成したラヤスのワインを飲む機会は、ほとんどありません。 正直言いまして、私は初めて飲みます。その辺の、ヴォーヌロマネ村の特級を軽々としのぐほど色気があり、口に含むと、そのたっぷりした充実感と、余韻にかけての広がりは、もうこの世のものとは思えません。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.30
では、月曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎プリュム家の「ゴールドカプセル」、 売り切れました~(また来年?)。◎シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.30
では、月曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎グレン グラント1972年(ケイデンヘッズ社の黒ラベル、ぼってりした瓶で、ダンピーボトルと言われます)1988年に瓶詰め 46%VOL 30ミリ¥5800(18ミリ¥2900) スコットランド、スペイサイド地方です。この時代のケイデンヘッド社のウイスキーは、豊かなシェリー樽のものがふんだんにあって、とても「密度が濃い」味わいです。そして、こういう個性のある味わいが、今ではほとんど見かけることができなくなったのはとても寂しいのですが、これも、しかたないですね。グレン・グラントの個性は、熟成の初期はゴツン!という角ばった、麦芽の荒々しさ、尖った要素があって、とても飲みづらいのです。しかし、シェリー樽に入れて、長い年月熟成させれば、この尖った堅さの内部から豊かさがジワジワ出てきて、とてつもなく大きい構造の味わいになっていくのです。この迫力は、スペイサイド地方の中でも一・ニを争うのではないでしょうか。だからこそ、グレングラントの長期間熟成したものが、多くの愛好家に好まれる原因だと思います。そして、その大きい構造の中から出てくるカカオや、コーヒー、カラメルなどが溶け合ったいいようのない自然な甘さ。そして、カベルネ・ソーヴィニオンが50年以上熟成しないと出てこない複雑さに、なんとなく似ている部分があります。このグレン・グラントは、まだ熟成が若いのですが、それでも樽がとても良かったせいで、その柔らかいカカオの要素がふんだんに出ている逸品だと思います。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.30
では、金曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎プリュム家の「ゴールドカプセル」、 売り切れました~(また来年?)。◎シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.27
では、金曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎グレン グラント1972年(ケイデンヘッズ社の黒ラベル、ぼってりした瓶で、ダンピーボトルと言われます)1988年に瓶詰め 46%VOL 30ミリ¥5800(18ミリ¥2900) スコットランド、スペイサイド地方です。この時代のケイデンヘッド社のウイスキーは、豊かなシェリー樽のものがふんだんにあって、とても「密度が濃い」味わいです。そして、こういう個性のある味わいが、今ではほとんど見かけることができなくなったのはとても寂しいのですが、これも、しかたないですね。グレン・グラントの個性は、熟成の初期はゴツン!という角ばった、麦芽の荒々しさ、尖った要素があって、とても飲みづらいのです。しかし、シェリー樽に入れて、長い年月熟成させれば、この尖った堅さの内部から豊かさがジワジワ出てきて、とてつもなく大きい構造の味わいになっていくのです。この迫力は、スペイサイド地方の中でも一・ニを争うのではないでしょうか。だからこそ、グレングラントの長期間熟成したものが、多くの愛好家に好まれる原因だと思います。そして、その大きい構造の中から出てくるカカオや、コーヒー、カラメルなどが溶け合ったいいようのない自然な甘さ。そして、カベルネ・ソーヴィニオンが50年以上熟成しないと出てこない複雑さに、なんとなく似ている部分があります。このグレン・グラントは、まだ熟成が若いのですが、それでも樽がとても良かったせいで、その柔らかいカカオの要素がふんだんに出ている逸品だと思います。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.27
では、木曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎プリュム家の「ゴールドカプセル」、 売り切れました~(また来年?)。◎シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.26
では、木曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎グレン グラント1972年(ケイデンヘッズ社の黒ラベル、ぼってりした瓶で、ダンピーボトルと言われます)1988年に瓶詰め 46%VOL 30ミリ¥5800(18ミリ¥2900) スコットランド、スペイサイド地方です。この時代のケイデンヘッド社のウイスキーは、豊かなシェリー樽のものがふんだんにあって、とても「密度が濃い」味わいです。そして、こういう個性のある味わいが、今ではほとんど見かけることができなくなったのはとても寂しいのですが、これも、しかたないですね。グレン・グラントの個性は、熟成の初期はゴツン!という角ばった、麦芽の荒々しさ、尖った要素があって、とても飲みづらいのです。しかし、シェリー樽に入れて、長い年月熟成させれば、この尖った堅さの内部から豊かさがジワジワ出てきて、とてつもなく大きい構造の味わいになっていくのです。この迫力は、スペイサイド地方の中でも一・ニを争うのではないでしょうか。だからこそ、グレングラントの長期間熟成したものが、多くの愛好家に好まれる原因だと思います。そして、その大きい構造の中から出てくるカカオや、コーヒー、カラメルなどが溶け合ったいいようのない自然な甘さ。そして、カベルネ・ソーヴィニオンが50年以上熟成しないと出てこない複雑さに、なんとなく似ている部分があります。このグレン・グラントは、まだ熟成が若いのですが、それでも樽がとても良かったせいで、その柔らかいカカオの要素がふんだんに出ている逸品だと思います。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.26
道端に、とても小さいススキが、ゆったりと風に揺れていました・・・。そんな9月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、いよいよ、アンリ・ジャイエをグラスで飲める日が、今週末の土曜日、日曜日に迫ってきました!。明日から温度を設定し、18時間前に開けたり、いろいろやります。これが最後になるかもしれない、アンリ・ジャイエの味わい、楽しみにしています。では、今週以降の目玉のワインのお知らせです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9月17日(火曜)から、●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥2500(木曜日の段階で、あと1杯だけ残っています~)19日(木曜)から、●シャトー パプ クレマン 1975年 70ミリ¥2800 仏・ボルドー地方です。グラーヴ地区は、タンニンが少なく、質の高い酸味があるため、美味しい状態のまま綺麗に熟成していく場合が多いのです。そして、このパプ・クレマンも例外ではありません。柔らかいタンニンの下から、活き活きした果実味の甘さと酸味が浮き上がってきて、本当に「若々しい」のです。これは、ブルゴーニュ好きの方に、無理やりでも勧めたい・・・。ボルドーの熟成したものが、いかに上品で、甘みと酸味がフレッシュで、本当に飲みやすいのに、きっと驚かれるのではないでしょうか。20日(金曜)から、●シャトー モンローズ 1975年 70ミリ¥3400 ~な、なんと秋を先取りの、「ボルドー1975年祭り!」です。 1975年ものは、10年前までは、タンニンが堅いわりには、内部(コア) の果実味が、「弱く」感じられて、渋みがあるのに、中身はスカっ!と、残 念な状態の味わいが多かったのです。 しかし、最近になって、タンニンが解れて、内部の果実味の「柔らかさ」と のバランスが取れてきて、とても好ましい状態になっています!。キメの 細かいタンニンの背後から、コクのある果実味の豊かさが湧いてくる・・・。 10年前からは想像できないかもしれませんが、とても良いバランスで、 綺麗な酸味も出てきて、これなら、「ボルドーは渋くて苦手」という人も、 「ボルドーって、こんなに柔らかくて、上品で、優しい味わいなんだ」と、 驚かれるに違いありません。 まあ、一言で言えば、「鼻をつまんで、苦しくなって口が開いた瞬間に、 無理矢理流し込みたい」ほど、無理矢理レベルが高く(意味不明)、 これは、何としてでも、飲むべきではないでしょうか(嫌、無理やり飲ませ ます)21日(土曜)、22日(日曜)~営業します。 ★アンリ・ジャイエ(ジョルジュのラベル) ●エシェゾー 2000年 ★エマニエル ルジェ(この時代は、中身はアンリジャイエとほぼ一緒) ●ヴォーヌ ロマネ クロ パラントゥー 1992年 2杯セット(40ミリずつ)で、¥29800で売ります~。 (予約が必要なので、あらかじめ連絡を下さい。残り2セットです!)23日(月曜)は、休ませていただきます。24日(火曜)から、また営業します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日、どういうアイテムが開いているかは、コロコロ(コミック)変わるので、ツイッター、またはブログでご確認下さい~。http://twitter.com/#!/ElevageAzabuhttp://plaza.rakuten.co.jp/elevage1/また、2日に1回、フェイスブックにて、重要な情報を載せています。エレヴァージュのページに、「いいね!」を押すと、次回から情報を更新するたびに、みなさんのもとへ、自動的にその内容が届きます。http://www.facebook.com/ElevageAzabu(ただし「いいね」を押さなくても、チラ見できます)◎ブルゴーニュの在庫リストを更新しました!。 ★ジャン グロ家 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1985年 ¥58000 ★ルイ ラトゥール(ドメーヌ) ●シャンベルタン キュヴェ ゼリティエ ラトゥール 1964年 ¥66000 ★ソゼ家 〇ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 2001年 など、いろいろ載せています~。 ◎ローヌワインの古いものを、 またいろいろ入荷しています!。 ★ボールナール家 ●シャトーヌフ デュ パプ 1978年 ¥34800 ★オジェ ●シャトーヌフ デュ パプ 1966年 ¥34800 ★ポール ジャブレ ●シャトーヌフ デュ パプ 1990年 ¥18800 など、多量に入荷しています~。 いずれ、全リストを載せます。◎夏恒例のラタトゥイユ、 そして、ムール貝の白ワイン蒸し(モン・サン・ミッシェル産) を、リストに載せています~。◎「最近、メールマガジンがずっと来ていません・・・」 という声を、多くのお客さんから聞きます。 実は、2100人ほどの読者にメルマガを送っているのですが、 300通ほどは、サーバーにブロックされているようなのです。 (迷惑メールと判断されてしまい、お客さんのメールアドレスに届く 前で、サーバーの段階でブロックされてしまう) それで、気になる方は、サーバーに問い合わせてみて下さい~。 (ヤフー、GーMAILなどでも、ブロックしてしまっている場合が多いです)◎お店の予約は、21時まででしたら、 承ります。といいますか、料理の仕込みもあるので、 できたら、予約して下さると嬉しいです。 (特に食事をなさる方は・・・) 21時以降は、直前の予約のみ承ります。 30分~40分前に電話して下さい。その時に席が空いていれば、 席を確保しておきます。せっかくいらっしゃったのに、満席だと、 とても申し訳ないので・・・。◎飲むワインをあらかじめ決めて、 何時に飲むか決まっている場合は、何時でも予約されても構いません。 その時間に合わせて、抜栓のタイミングを決め、温度や状態を整え、 最高の状態になるようにします。◎ワインを持ち込んで飲みたい!、 という方は、持ち込んでも構いません。 ただし、せめて1か月前には、お店に持ってきて下さい。 ワインを休ませ、状態を整える必要があります。 (持ち込み料は、1本につき¥3000) 「高級ワインだから、自分で開けると失敗するかもしれないし・・・」 と不安な方は、全力を尽くして、最高の味わいを引き出します ので、遠慮なくご相談下さい~。以上です・・・。 (今日は合計10ページに更新です。まだまだ続きます)ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.19
では、木曜日の料理のメニューです。◎モン サン ミッシェル産のムール貝の、 白ワイン蒸し、出しています!。 だいたい、金曜日に入荷して、 週末にかけて売り切ってしまう・・・。 そういう感じなので、どうしても食べたい方は、 「週末」を目当てにして、予約して下さい~。 (月曜日でも、フレッシュなものは食べられる場合が ありますので、聞いて下さい) また週の半ばは、ムール貝を一度火にかけて、 旨みを凝縮して、保存しておきます。 まるで「からすみ」のように旨みがあるので、 日本酒のぬる燗と、最高に合います。◎夏恒例のラタトゥイユ、 6時間かけて作ったトマトピューレを使って、 ツルンとした綺麗な酸味が出ているので、 鮮烈な、ブルゴーニュの赤ワインにめちゃくちゃ合います!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎オリーヴ ¥700 (ハーフサイズ・お1人様用)¥400 ~シチリア産の添加物を全く使わない自然な味わい。ソルビン酸など保存料 が入っていないため、「豆を食している」とても素朴な触感です。こういうものこそ、 素材の良さが出ます。◎グリーンサラダ ¥700 (ハーフサイズ・お一人様用)¥400 ~「普通の」グリーンサラダですが、ドレッシングに、オリーヴオイルと、ホワイト バルサミコヴィネガー、コルトン・シャルルマーニュを使っていて、ふんわりした 柔らかい味わいとなっています。◎ラタトゥイユ ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用)¥600 ~6時間かけて仕込んだトマトピューレの酸味を自然に活かしています。 ブルゴーニュの鮮やかな赤ワインと、その綺麗な酸味が、めちゃくちゃ相性 が良いのです。夏野菜の、跳ねるような生命力を感じて。★珍しい生ハム、いろいろあります。◎サルシッチャ カラブリア(カラブリア地方の辛いサラミです) ¥900◎ハモン イベリコ ベジョータのチョリソー ¥900 ~なんと、ベジョータからのチョリソーです!。旨みの広がり方が尋常ではありま せん。チョリソーというと、辛いものを想像されるかもしれませんが、これは全く 辛くありません。肉の複雑な旨みがしっかり凝縮して、おつまみとして最高です。◎ハモン セラーノ トレヴェレズ ¥1500 (ハーフサイズ)¥1300 ~スペイン・グラナダ近郊のトレヴェレス地区産です。標高1500メートルで、 かなり乾燥している村のようです。そのため、ハムの名産地として有名で、 綺麗に筋が入った脂身は、まるで松坂牛のように滑らかで、上品・・・。 23ヵ月熟成。★パテ・サラミなど・・・。◎豚肉のリエット(パンがついています) ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥600 ~自家製です、5時間かけて野菜と共に煮込んだ後に、コリアンダーシード、 フェンネル等で味付けした、豊かで、丸い旨みがあります。◎パテ ド カンパーニュ(豚のパテ)パンがついています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500 ◎パテ ド フォア(レバー ペースト) ~これも、パンがついています。塩加減と、レバーの柔らかさが 絶妙に絡み合っています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500◎生ハム・サラミ等盛り合わせ ¥2400 (お一人様用) ¥1200 ~その日の熟成状態のいいものを、優先的に揃えて、組み合わせています。 量が多く、いろいろ楽しめるので、かなりお得です。◎シャルキュトリ盛り合わせ ¥2200 パテ・レバーペースト、サラミ、生ハムにパンが付きます。以前よりもグレードが あがって、かなり食べごたえのある内容となっています。★温かいお料理◎ムール貝(モンサンミッシェル産)の白ワイン蒸し ¥1600 (一人前)¥1000◎グラタン ドフィノワ(芋、玉ねぎのグラタン) ¥1200◎リヨン(豚肉のグリエ、白トリュフ塩を一緒に) ¥2000 (お一人様用) ¥1600 ~豚肉に、コリアンダー、フェンネルシードなどを挽いたものをまぶして、 オーブンでゆっくり焼いています。最後に白トリュフ塩と、チコリのサラダを添えて。◎仔羊のブレゼ(蒸し煮)、温野菜と一緒に・・・。 ¥2200 (お一人様用・少な目) ¥1600★チーズなど・・・。◎チーズ盛り合わせ ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、次のページに続きます・・・。(デザート的なメニューを載せています)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.19
木曜日のデザート的なメニューです!。◎そろそろ、2013年の、 ダージリンの「セカンドフラッシュ」が入荷しました!。 やはり、夏摘みのものは、 柔らかいコクが出ていて、落ち着きがあります・・・。◎岩茶の「水金亀」をメニューに載せました!。 タンニンが柔らかくて、トロっとした素直な甘さがあって、 こんなに優しい「岩茶」があるのか!と驚かれるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎ガトー ショコラ ¥800 チョコレートの強烈なコクと、イチジクやオレンジの皮のコンフィが入って いて、ズドーンという強烈な立体感と、膨らみのある甘さ、コクが融合 した、素晴らしい逸品です!。◎フィナンシェ 1個¥400 発酵バターの柔らかく、ふくらみのある豊かさがまさに「フィナンシェ」 に求める理想的な味わいではないでしょうか。ダージリンの鮮やかな 香りと、コクが(上記の2つは、自由ヶ丘のパリ・セヴェイユさんから取り寄せています)◎ミッシェル ブランのチョコレート 1個¥500 ~チョコレートの中で、ファブリスジロット、ピエールマルコリーニ(の限定版)、 そして、もう一つ、どうしても手に入れたかったのがこのミッシェル・ブラン さんの作品です。暗闇の中から、「そのもの」の存在が、レンブラントの絵画 のように、じんわりと浮かび上がってくる・・・。その存在感とオーラは、経験 しなければ、感じることができません。余韻まで圧倒的に残る「そのもの」の 残像と匂いは、一度経験してしまうと、もう止められません。◎ファブリス・ジロットの"クルール ド ブルゴーニュ" 1個¥600◎ファブリス・ジロットのパート ド フリュイ ¥600 ~フルーツのエキスを凝縮したパテです。ドライフルーツを上品に強烈にした よう。そして、なんて瑞々しいのでしょう!。果汁がこぼれそうなほど、新鮮 さを感じます。はっきり言って、感動しました。◎ファブリス・ジロットのガナッシュいろいろ 1個¥400 ~ブルゴーニュ(ディジョン)のショコラティエの彼は、まるでブルゴーニュワイン のように鮮烈で、カカオの強烈なパワーを発散する味わいのものを作ります。 極めて印象的で、フルーツや、素材の最も上品な要素を、凝縮したような 味わいを。◎ピエール マルコリーニのチョコレート ★ALTA Piura, Perou;Plantacion Las Pampas, ¥900 (ペルーのピウラ高地から、パンパス農園のもの。ペルーらしい赤砂のような、 土の香りをふんだんに感じ、霧のようなきめ細かい余韻が。クリオロブランコ というとても貴重な品種より) ★Oriente Cuba,Grand Cru Propriete;Terruno de Baracoa, ¥900 (キューバ東部の偉大な畑より。バラコア地区。小気味良い軽さの中の、 上品なバランスが最高です。トリニタリオ種) ★Puerto Cabello Venezeula Grand Cru Propriete "Village de Occumare"(クリオロ種) ¥900 ~ヴェネズエラの有名な"オクマーレ村"です。チュアオ村の隣で、まるでリッシュ ブールのように強烈で、豊かな味わいは本当に特別です。 ☆食後の飲み物★エスプレッソ ¥500★カプチーノ ¥800 ~コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。普通のコーヒー屋 さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、苦味の奥に、立体感のある構造と、 奥行きの深さが桁外れです。砂糖を入れてみて下さい。隠されていたその奥行きが、 一気に広がります。砂糖を控えめに入れられる方も多いのですが、「ガッツリ!」入れ た方がいいです。砂糖を足すことによって、甘さだけ出てくるわけではありません。 むしろ、隠されていたコーヒーの複雑さが、一気に顔を出し、立体感が出てくるのです。 味わいのヴォリュームが、何倍も膨らむのを、 きっと体感されると思います。◎紅茶★ダージリン オータムナル 2011年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン ファーストフラッシュ 2012年 セリムヒル農園 "シルヴァー サンダー" ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 ギッダパール農園 ”チャイナ ムスク” ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 タルボ農園 ”ムーンドロップ” DJ-178★ダージリン オータムナル 2012年 ギッダパール農園 ”クローナル ティッピー” DJ-225★ダージリン オータムナル 2012年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン オータムナル 2012年 マーガレッツホープ農園 ”ムスカテル” ★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 ピュッタボン農園 ”ハンドメイド” EX-1★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 マーガレッツホープ農園★ダージリン セカンドフラッシュ 2013年 マーガレッツ ホープ農園 “Roses Delight” DJ-202★アッサム セカンドフラッシュ 2011年 アムグーリー農園 "スペシャル ティッピー リーフ"★ニルギリ ”サットン農園” 2012年 ”ワンダーハンドメイド” ◎中国茶★水金亀 ¥1200★大紅袍(ダイコウホウ) ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.19
では、木曜日の白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★ロゼワイン○ラ クロワ デュ プリュール コート ド プロヴァンス 2012年 (ファミーユ スメール家) ¥1200(¥600) 仏・プロヴァンス地方です。真夏の暑い時期に、水みたいにガブガブ飲めるロゼワインをずっと探していました。「真夏の暑さを、癒してくれる冷たく、気持ち良いロゼワインがないかな?」と、何年間か考えていたのですが、今回ようやくそんなロゼワインに出会いました!。これは、思い切り冷やして、火照った体を鎮めてくれる清らかさに溢れています。ゴクゴク飲むことができるほど、体に素直に染み込む、まさに「南仏のロゼ」を、思う存分堪能して下さい~。実際に、エレヴァージュで保管してから味見してみると、やはりいいじゃないですか!。もう水のように滑らかで、ゴクゴク飲めます!。喉の渇きを素直に癒してくれる、真夏に最適のお酒です!。★シャンパン◎マルゲ ブラン ド ノワール NV 仏・シャンパーニュ地方です。とても小さい生産者のようで、今回初めて飲みました。ピノノワール70%、ピノムニエ30%なのに、こんなに酸味が綺麗で、鮮やかさがあります。黒っぽい、カカオのニュアンスがありながら、葡萄の生命力に溢れている・・・。こういうシャンパンがどんどん出てきて、やはりシャンパンの生産者は、いくらでも優れた人がいるのだな・・・と。 ◎ポール ロジェ ブラン ド ブラン 2000年 70ミリ¥2400 仏・シャンパーニュ地方です。ポール・ロジェは、有名なシャンパンの蔵の中でも独特の個性と、独自の品格を保っています。きめ細かい白いミネラルや、しっとりした柔らかいふくよかさ。その余韻は本当に美しく、懐が深いのです。2000年らしい穏やかさ、酸味の丸さが良く出ていて、素晴らしい相性ではないでしょうか。 ★白ワイン◎サンセール アン グランシャン V.V.2011年 ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。エレヴァージュでは、この生産者のワインを、2003年ヴィンテージからずっとハウスワインとして置いてきました。清らかで、ロワールの冷涼な気候が、目に浮かぶようなほどの清涼感があって、酸味とミネラルの透明感は、もうこれ以上美しいワインは、なかなかありません。(はい、ヴィンテージが変って、2011年が入荷です!。さて、どのような味わいになっているでしょうか・・・) ◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2009 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。◎サヴィニエール "クロ ド ラ クーレ ド セラン"2011 (ニコラ ジョリーさん) ¥3500(¥1800) 仏・ロワール地方のカリスマ的な生産者です。超有機的農法(ビオディナミ) の先駆者で、ルロワさんも、そのやりかたを習うために、彼のもとを訪れまし た。葡萄の一粒一粒の生命力を、鮮やかに感じるようにキラキラしていて、 口の中で、葡萄の粒が弾けるような感覚に陥ります。偉大な、ロワールのワイン の頂点の一つではないでしょうか。 (このワイン、開けて1週間以上経っても美味しいと、よく輸入業者の方々が、 アピールしています。しかし、ただ保存するだけでは美味しくなりません。むしろ、 きちんと温度管理をしていないために、味わいが歪んでしまうのです。もし1週間以 上保存するなら、10度以下の状態で、きちんと保管する必要があります。そうす れば、より一層その個性を、パノラマのように広がる多彩な味わいを、堪能できる のではないでしょうか)◎ムルソー V.V.2010年 (ヴァンサン ジラルダン家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。一昔前までは、ヴァンサン・ジラルダン家のワインは、抽出が深く、えげつなく濃い物を作っていました。しかし、ここ数年、驚くほど上品な味わいに変わって来て、「フランスらしい輝き」を見せるようになりました。透明感のある果実味の中に、酸味とミネラルがキレイに寄り添って、これはもう、喜ばしい方向転換と言えるでしょう。こんなに上品に変わったなんて、本当に驚きです。そして、2010年らしいミネラルの柔らかい「ふくよかさ」が、このムルソーらしい深みに、よりいっそうの完成度の高さを与えています。◎ムルソー シャルム 2010年(ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュの「ハウスワイン」も、2011年の後、 やはり2010年があまりにも素晴らしいので、2010年に変わっています。実際に、 ミネラルの光沢がツヤツヤしていて、ふくよかな滑らかさがあって、今飲んで、驚く ほど美味しいのです。もっと早く気付いて、片っ端から飲んでおけばよかったなと、 思います。あまりにも完成度が高いので、ただただ満足するだけ・・・。 ◎シャサーニュ モンラッシェ レ カイユレ 2004年 ¥6000(¥3000) (ギー アミョ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年の白ワインは、実は素晴らしい出来で、伸びやかな酸味の凝縮度が高く、タンニンが低く、自然な甘さと酸味が、綺麗に寄り添っています。シャサーニュ村らしいしっとりした触感が、いかんなく発揮されているのではないでしょうか。実際に味見してみると、シャサーニュらしい柔らかさが良く出ていて、2004年らしい酸味がとても綺麗で、バランスがとても良いのです。こういうワインは、まさにシャサーニュのきめ細かい触感が良く出ていると思います。素晴らしいです。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2013.09.19
木曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) さらに味見したら、まだ堅いので、 もう少し、寝かせておきます・・・。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.19
木曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.19
では、木曜日の赤ワインのリストです。今日は、1975年シャトー バタイイを、1975年 パプ・クレマンを開けています~。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン クロ プリュール 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。(さて、ヴィンテージが変って2011年になりました!。いつもの年よりも、タンニン自体が熟していて、カカオのように丸みのある甘さが出ています。柔らかくて、パワーのあるコクが前面に出ていて、今から、十分に美味しさを感じます。少し2003年に似ているようなニュアンスも感じますが、あれほど「干しブドウ」のようなニュアンスがなく、果実味がとても自然です)(これが売り切れたら、これらのワインを、次々に開けていく予定です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ルイ ジャド(ネゴシアン)●ボーヌ プルミエクリュ 2004年 ”オスピス ド ボーヌ キュヴェ ルソー ドランド”★シャンドン ド ブリアーユ●ヴォルネイ カイユレ 2002年●ペルナン ヴェルジュレス イル ド ヴェルジュレス 2010年★ドメーヌ ベルターニャ●クロ ヴージョ 2004年★ロベール アルヌー●ヴォーヌ ロマネ レゾート マジエール 2004年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ キュヴェ カルノ アンシエンヌ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ブシャール社のワインは、ネゴシアンもので、ただ凡庸なワインを出しているとされていますが、実は、所有している畑(ドメーヌ)には、本当に優れているものがあります。まさに、この畑は、彼らのフラッグシップ的な存在で、溢れんばかりに豊かで、そして、カカオのようなほのかなコクが寄りそい、ここまで完成度が高いのかといつも驚かされます。実際に、2010年のブルゴーニュは、タンニンとミネラルがとても綺麗で、甘みと綺麗に寄り添って、まだまだ熟成初期なのに、信じられないほど美味しいのです。(あまりにも素晴らしいので、ハウスワインに決定!です)◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★クラヴリエ エ フィス●コルトン クロ ロニエ 1981年 ¥6400(¥3200) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、この会社の1983年ものをグラスワインでずっと出していましたが、今回は1981年ものを仕入れました。1983年よりもタンニンが少なく、開けたてから柔らかい丸さ、滑らかな甘さが出ていて、とてもバランスが良いのです。こういう熟成したブルゴーニュを飲むと、きっとその良さに、柔らかさに好きになってしまうと思います。(4本目を開けました!。素晴らしい状態・・・)●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥2500 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、10年前までは、あんまり美味しくありませんでした。タンニンが堅く、その割には内部(コア)の果実味が薄く感じられ、「しっかりした渋みがあるのに、中身はスカっ!」という物足りなさがありました。 しかし最近では、タンニンがほぐれ、内部の果実味の凝縮度が相対的に高まってきたので、とてもバランスが良くなっているのです。(日曜日に開けました、火曜日の段階でボトルの4分の3以上残っています。カカオのようなニュアンスと、コーヒーを焙煎したような香ばしさの奥に、柔らかいコクが、奥底から湧いてきて)(木曜日の段階で、あと1杯だけ残っています~)●シャトー パプ クレマン 1975年 70ミリ¥2800 仏・ボルドー地方です。グラーヴ地区は、タンニンが少なく、質の高い酸味があるため、美味しい状態のまま綺麗に熟成していく場合が多いのです。そして、このパプ・クレマンも例外ではありません。柔らかいタンニンの下から、活き活きした果実味の甘さと酸味が浮き上がってきて、本当に「若々しい」のです。これは、ブルゴーニュ好きの方に、無理やりでも勧めたい・・・。ボルドーの熟成したものが、いかに上品で、甘みと酸味がフレッシュで、本当に飲みやすいのに、きっと驚かれるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.19
では、木曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎プリュム家の「ゴールドカプセル」あと2,5杯で、 売り切れます~。◎シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.19
では、木曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎グレン グラント1972年(ケイデンヘッズ社の黒ラベル、ぼってりした瓶で、ダンピーボトルと言われます)1988年に瓶詰め 46%VOL 30ミリ¥5800(18ミリ¥2900) スコットランド、スペイサイド地方です。この時代のケイデンヘッド社のウイスキーは、豊かなシェリー樽のものがふんだんにあって、とても「密度が濃い」味わいです。そして、こういう個性のある味わいが、今ではほとんど見かけることができなくなったのはとても寂しいのですが、これも、しかたないですね。グレン・グラントの個性は、熟成の初期はゴツン!という角ばった、麦芽の荒々しさ、尖った要素があって、とても飲みづらいのです。しかし、シェリー樽に入れて、長い年月熟成させれば、この尖った堅さの内部から豊かさがジワジワ出てきて、とてつもなく大きい構造の味わいになっていくのです。この迫力は、スペイサイド地方の中でも一・ニを争うのではないでしょうか。だからこそ、グレングラントの長期間熟成したものが、多くの愛好家に好まれる原因だと思います。そして、その大きい構造の中から出てくるカカオや、コーヒー、カラメルなどが溶け合ったいいようのない自然な甘さ。そして、カベルネ・ソーヴィニオンが50年以上熟成しないと出てこない複雑さに、なんとなく似ている部分があります。このグレン・グラントは、まだ熟成が若いのですが、それでも樽がとても良かったせいで、その柔らかいカカオの要素がふんだんに出ている逸品だと思います。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.19
長袖の隙間から、乾いた、心地よい風が入ってきます・・・。そんな秋の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、いよいよ今週末は、アンリ・ジャイエをグラスワインで飲めます!。詳細は以下に記しています~。(残席は、あと3セットです)では、今週以降の目玉のワインのお知らせです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17日(火曜)から、●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥250019日(木曜)から、●シャトー パプ クレマン 1975年 70ミリ¥280020日(金曜)から、●シャトー モンローズ 1975年 70ミリ¥3400 ~な、なんと秋を先取りの、「ボルドー1975年祭り!」です。 1975年ものは、10年前までは、タンニンが堅いわりには、内部(コア) の果実味が、「弱く」感じられて、渋みがあるのに、中身はスカっ!と、残 念な状態の味わいが多かったのです。 しかし、最近になって、タンニンが解れて、内部の果実味の「柔らかさ」と のバランスが取れてきて、とても好ましい状態になっています!。キメの 細かいタンニンの背後から、コクのある果実味の豊かさが湧いてくる・・・。 10年前からは想像できないかもしれませんが、とても良いバランスで、 綺麗な酸味も出てきて、これなら、「ボルドーは渋くて苦手」という人も、 「ボルドーって、こんなに柔らかくて、上品で、優しい味わいなんだ」と、 驚かれるに違いありません。 まあ、一言で言えば、「鼻をつまんで、苦しくなって口が開いた瞬間に、 無理矢理流し込みたい」ほど、無理矢理レベルが高く(意味不明)、 これは、何としてでも、飲むべきではないでしょうか(嫌、無理やり飲ませ ます)21日(土曜)、22日(日曜)~営業します。 ★アンリ・ジャイエ(ジョルジュのラベル) ●エシェゾー 2000年 ★エマニエル ルジェ(この時代は、中身はアンリジャイエとほぼ一緒) ●ヴォーヌ ロマネ クロ パラントゥー 1992年 2杯セット(40ミリずつ)で、¥29800で売ります~。 (予約が必要なので、あらかじめ連絡を下さい。残り3セットです!)23日(月曜)は、休ませていただきます。24日(火曜)から、また営業します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日、どういうアイテムが開いているかは、コロコロ(コミック)変わるので、ツイッター、またはブログでご確認下さい~。http://twitter.com/#!/ElevageAzabuhttp://plaza.rakuten.co.jp/elevage1/また、2日に1回、フェイスブックにて、重要な情報を載せています。エレヴァージュのページに、「いいね!」を押すと、次回から情報を更新するたびに、みなさんのもとへ、自動的にその内容が届きます。http://www.facebook.com/ElevageAzabu(ただし「いいね」を押さなくても、チラ見できます)◎ローヌワインの古いものを、 またいろいろ入荷しています!。 ★ボールナール家 ●シャトーヌフ デュ パプ 1978年 ¥34800 ★オジェ ●シャトーヌフ デュ パプ 1966年 ¥34800 ★ポール ジャブレ ●シャトーヌフ デュ パプ 1990年 ¥18800 など、多量に入荷しています~。 いずれ、全リストを載せます。◎夏恒例のラタトゥイユ、 そして、ムール貝の白ワイン蒸し(モン・サン・ミッシェル産) を、リストに載せています~。◎「最近、メールマガジンがずっと来ていません・・・」 という声を、多くのお客さんから聞きます。 実は、2100人ほどの読者にメルマガを送っているのですが、 300通ほどは、サーバーにブロックされているようなのです。 (迷惑メールと判断されてしまい、お客さんのメールアドレスに届く 前で、サーバーの段階でブロックされてしまう) それで、気になる方は、サーバーに問い合わせてみて下さい~。 (ヤフー、GーMAILなどでも、ブロックしてしまっている場合が多いです)◎お店の予約は、21時まででしたら、 承ります。といいますか、料理の仕込みもあるので、 できたら、予約して下さると嬉しいです。 (特に食事をなさる方は・・・) 21時以降は、直前の予約のみ承ります。 30分~40分前に電話して下さい。その時に席が空いていれば、 席を確保しておきます。せっかくいらっしゃったのに、満席だと、 とても申し訳ないので・・・。◎飲むワインをあらかじめ決めて、 何時に飲むか決まっている場合は、何時でも予約されても構いません。 その時間に合わせて、抜栓のタイミングを決め、温度や状態を整え、 最高の状態になるようにします。◎ワインを持ち込んで飲みたい!、 という方は、持ち込んでも構いません。 ただし、せめて1か月前には、お店に持ってきて下さい。 ワインを休ませ、状態を整える必要があります。 (持ち込み料は、1本につき¥3000) 「高級ワインだから、自分で開けると失敗するかもしれないし・・・」 と不安な方は、全力を尽くして、最高の味わいを引き出します ので、遠慮なくご相談下さい~。以上です・・・。 (今日は合計10ページに更新です。まだまだ続きます)ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.18
では、水曜日の料理のメニューです。◎モン サン ミッシェル産のムール貝の、 白ワイン蒸し、出しています!。 だいたい、金曜日に入荷して、 週末にかけて売り切ってしまう・・・。 そういう感じなので、どうしても食べたい方は、 「週末」を目当てにして、予約して下さい~。 (月曜日でも、フレッシュなものは食べられる場合が ありますので、聞いて下さい) また週の半ばは、ムール貝を一度火にかけて、 旨みを凝縮して、保存しておきます。 まるで「からすみ」のように旨みがあるので、 日本酒のぬる燗と、最高に合います。◎夏恒例のラタトゥイユ、 6時間かけて作ったトマトピューレを使って、 ツルンとした綺麗な酸味が出ているので、 鮮烈な、ブルゴーニュの赤ワインにめちゃくちゃ合います!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎オリーヴ ¥700 (ハーフサイズ・お1人様用)¥400 ~シチリア産の添加物を全く使わない自然な味わい。ソルビン酸など保存料 が入っていないため、「豆を食している」とても素朴な触感です。こういうものこそ、 素材の良さが出ます。◎グリーンサラダ ¥700 (ハーフサイズ・お一人様用)¥400 ~「普通の」グリーンサラダですが、ドレッシングに、オリーヴオイルと、ホワイト バルサミコヴィネガー、コルトン・シャルルマーニュを使っていて、ふんわりした 柔らかい味わいとなっています。◎ラタトゥイユ ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用)¥600 ~6時間かけて仕込んだトマトピューレの酸味を自然に活かしています。 ブルゴーニュの鮮やかな赤ワインと、その綺麗な酸味が、めちゃくちゃ相性 が良いのです。夏野菜の、跳ねるような生命力を感じて。★珍しい生ハム、いろいろあります。◎サルシッチャ カラブリア(カラブリア地方の辛いサラミです) ¥900◎ハモン イベリコ ベジョータのチョリソー ¥900 ~なんと、ベジョータからのチョリソーです!。旨みの広がり方が尋常ではありま せん。チョリソーというと、辛いものを想像されるかもしれませんが、これは全く 辛くありません。肉の複雑な旨みがしっかり凝縮して、おつまみとして最高です。◎ハモン セラーノ トレヴェレズ ¥1500 (ハーフサイズ)¥1300 ~スペイン・グラナダ近郊のトレヴェレス地区産です。標高1500メートルで、 かなり乾燥している村のようです。そのため、ハムの名産地として有名で、 綺麗に筋が入った脂身は、まるで松坂牛のように滑らかで、上品・・・。 23ヵ月熟成。★パテ・サラミなど・・・。◎豚肉のリエット(パンがついています) ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥600 ~自家製です、5時間かけて野菜と共に煮込んだ後に、コリアンダーシード、 フェンネル等で味付けした、豊かで、丸い旨みがあります。◎パテ ド カンパーニュ(豚のパテ)パンがついています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500 ◎パテ ド フォア(レバー ペースト) ~これも、パンがついています。塩加減と、レバーの柔らかさが 絶妙に絡み合っています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500◎生ハム・サラミ等盛り合わせ ¥2400 (お一人様用) ¥1200 ~その日の熟成状態のいいものを、優先的に揃えて、組み合わせています。 量が多く、いろいろ楽しめるので、かなりお得です。◎シャルキュトリ盛り合わせ ¥2200 パテ・レバーペースト、サラミ、生ハムにパンが付きます。以前よりもグレードが あがって、かなり食べごたえのある内容となっています。★温かいお料理◎ムール貝(モンサンミッシェル産)の白ワイン蒸し ¥1600 (一人前)¥1000◎グラタン ドフィノワ(芋、玉ねぎのグラタン) ¥1200◎リヨン(豚肉のグリエ、白トリュフ塩を一緒に) ¥2000 (お一人様用) ¥1600 ~豚肉に、コリアンダー、フェンネルシードなどを挽いたものをまぶして、 オーブンでゆっくり焼いています。最後に白トリュフ塩と、チコリのサラダを添えて。◎仔羊のブレゼ(蒸し煮)、温野菜と一緒に・・・。 ¥2200 (お一人様用・少な目) ¥1600★チーズなど・・・。◎チーズ盛り合わせ ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、次のページに続きます・・・。(デザート的なメニューを載せています)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.18
水曜日のデザート的なメニューです!。◎そろそろ、2013年の、 ダージリンの「セカンドフラッシュ」が入荷しました!。 やはり、夏摘みのものは、 柔らかいコクが出ていて、落ち着きがあります・・・。◎岩茶の「水金亀」をメニューに載せました!。 タンニンが柔らかくて、トロっとした素直な甘さがあって、 こんなに優しい「岩茶」があるのか!と驚かれるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎ガトー ショコラ ¥800 チョコレートの強烈なコクと、イチジクやオレンジの皮のコンフィが入って いて、ズドーンという強烈な立体感と、膨らみのある甘さ、コクが融合 した、素晴らしい逸品です!。◎フィナンシェ 1個¥400 発酵バターの柔らかく、ふくらみのある豊かさがまさに「フィナンシェ」 に求める理想的な味わいではないでしょうか。ダージリンの鮮やかな 香りと、コクが(上記の2つは、自由ヶ丘のパリ・セヴェイユさんから取り寄せています)◎ミッシェル ブランのチョコレート 1個¥500 ~チョコレートの中で、ファブリスジロット、ピエールマルコリーニ(の限定版)、 そして、もう一つ、どうしても手に入れたかったのがこのミッシェル・ブラン さんの作品です。暗闇の中から、「そのもの」の存在が、レンブラントの絵画 のように、じんわりと浮かび上がってくる・・・。その存在感とオーラは、経験 しなければ、感じることができません。余韻まで圧倒的に残る「そのもの」の 残像と匂いは、一度経験してしまうと、もう止められません。◎ファブリス・ジロットの"クルール ド ブルゴーニュ" 1個¥600◎ファブリス・ジロットのパート ド フリュイ ¥600 ~フルーツのエキスを凝縮したパテです。ドライフルーツを上品に強烈にした よう。そして、なんて瑞々しいのでしょう!。果汁がこぼれそうなほど、新鮮 さを感じます。はっきり言って、感動しました。◎ファブリス・ジロットのガナッシュいろいろ 1個¥400 ~ブルゴーニュ(ディジョン)のショコラティエの彼は、まるでブルゴーニュワイン のように鮮烈で、カカオの強烈なパワーを発散する味わいのものを作ります。 極めて印象的で、フルーツや、素材の最も上品な要素を、凝縮したような 味わいを。◎ピエール マルコリーニのチョコレート ★ALTA Piura, Perou;Plantacion Las Pampas, ¥900 (ペルーのピウラ高地から、パンパス農園のもの。ペルーらしい赤砂のような、 土の香りをふんだんに感じ、霧のようなきめ細かい余韻が。クリオロブランコ というとても貴重な品種より) ★Oriente Cuba,Grand Cru Propriete;Terruno de Baracoa, ¥900 (キューバ東部の偉大な畑より。バラコア地区。小気味良い軽さの中の、 上品なバランスが最高です。トリニタリオ種) ★Puerto Cabello Venezeula Grand Cru Propriete "Village de Occumare"(クリオロ種) ¥900 ~ヴェネズエラの有名な"オクマーレ村"です。チュアオ村の隣で、まるでリッシュ ブールのように強烈で、豊かな味わいは本当に特別です。 ☆食後の飲み物★エスプレッソ ¥500★カプチーノ ¥800 ~コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。普通のコーヒー屋 さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、苦味の奥に、立体感のある構造と、 奥行きの深さが桁外れです。砂糖を入れてみて下さい。隠されていたその奥行きが、 一気に広がります。砂糖を控えめに入れられる方も多いのですが、「ガッツリ!」入れ た方がいいです。砂糖を足すことによって、甘さだけ出てくるわけではありません。 むしろ、隠されていたコーヒーの複雑さが、一気に顔を出し、立体感が出てくるのです。 味わいのヴォリュームが、何倍も膨らむのを、 きっと体感されると思います。◎紅茶★ダージリン オータムナル 2011年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン ファーストフラッシュ 2012年 セリムヒル農園 "シルヴァー サンダー" ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 ギッダパール農園 ”チャイナ ムスク” ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 タルボ農園 ”ムーンドロップ” DJ-178★ダージリン オータムナル 2012年 ギッダパール農園 ”クローナル ティッピー” DJ-225★ダージリン オータムナル 2012年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン オータムナル 2012年 マーガレッツホープ農園 ”ムスカテル” ★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 ピュッタボン農園 ”ハンドメイド” EX-1★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 マーガレッツホープ農園★ダージリン セカンドフラッシュ 2013年 マーガレッツ ホープ農園 “Roses Delight” DJ-202★アッサム セカンドフラッシュ 2011年 アムグーリー農園 "スペシャル ティッピー リーフ"★ニルギリ ”サットン農園” 2012年 ”ワンダーハンドメイド” ◎中国茶★水金亀 ¥1200★大紅袍(ダイコウホウ) ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.18
では、水曜日の白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★ロゼワイン○ラ クロワ デュ プリュール コート ド プロヴァンス 2012年 (ファミーユ スメール家) ¥1200(¥600) 仏・プロヴァンス地方です。真夏の暑い時期に、水みたいにガブガブ飲めるロゼワインをずっと探していました。「真夏の暑さを、癒してくれる冷たく、気持ち良いロゼワインがないかな?」と、何年間か考えていたのですが、今回ようやくそんなロゼワインに出会いました!。これは、思い切り冷やして、火照った体を鎮めてくれる清らかさに溢れています。ゴクゴク飲むことができるほど、体に素直に染み込む、まさに「南仏のロゼ」を、思う存分堪能して下さい~。実際に、エレヴァージュで保管してから味見してみると、やはりいいじゃないですか!。もう水のように滑らかで、ゴクゴク飲めます!。喉の渇きを素直に癒してくれる、真夏に最適のお酒です!。★シャンパン◎マルゲ ブラン ド ノワール NV 仏・シャンパーニュ地方です。とても小さい生産者のようで、今回初めて飲みました。ピノノワール70%、ピノムニエ30%なのに、こんなに酸味が綺麗で、鮮やかさがあります。黒っぽい、カカオのニュアンスがありながら、葡萄の生命力に溢れている・・・。こういうシャンパンがどんどん出てきて、やはりシャンパンの生産者は、いくらでも優れた人がいるのだな・・・と。 ◎ポール ロジェ ブラン ド ブラン 2000年 70ミリ¥2400 仏・シャンパーニュ地方です。ポール・ロジェは、有名なシャンパンの蔵の中でも独特の個性と、独自の品格を保っています。きめ細かい白いミネラルや、しっとりした柔らかいふくよかさ。その余韻は本当に美しく、懐が深いのです。2000年らしい穏やかさ、酸味の丸さが良く出ていて、素晴らしい相性ではないでしょうか。 ◎ランソン ゴールド 1996年 ブリュット 70ミリ¥2900 仏・シャンパーニュ地方です。ランソンのシャンパンは、熟成の若い段階では、キーン!とミネラルが堅すぎて、飲みづらい場合が多いのです。しかし、この「キーン!」というミネラルの骨格こそ、熟成に必要な要素で、熟成を重ねると、その鋼鉄のような堅さの中から、ふんわりとした優しさが滲み出てくるのです。特に、1996年というヴィンテージは、キューンというミネラルの輝きが途方もなく美しく、そして、ランソンらしい(多くの人にとっては意外な)重層的な豊かさ、もっちりした旨みが湧き出しているのです!。(あまりにも状態が良いので、エレヴァージュでは10本目ぐらい開けています。ランソンというシャンパンの「ただ辛いだけ」というイメージを払しょくするような、重厚感のある豊かさに溢れていて、何が何でも飲ませたい・・・)★白ワイン◎サンセール アン グランシャン V.V.2011年 ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。エレヴァージュでは、この生産者のワインを、2003年ヴィンテージからずっとハウスワインとして置いてきました。清らかで、ロワールの冷涼な気候が、目に浮かぶようなほどの清涼感があって、酸味とミネラルの透明感は、もうこれ以上美しいワインは、なかなかありません。(はい、ヴィンテージが変って、2011年が入荷です!。さて、どのような味わいになっているでしょうか・・・)◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2009 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。◎サヴィニエール "クロ ド ラ クーレ ド セラン"2011 (ニコラ ジョリーさん) ¥3500(¥1800) 仏・ロワール地方のカリスマ的な生産者です。超有機的農法(ビオディナミ) の先駆者で、ルロワさんも、そのやりかたを習うために、彼のもとを訪れまし た。葡萄の一粒一粒の生命力を、鮮やかに感じるようにキラキラしていて、 口の中で、葡萄の粒が弾けるような感覚に陥ります。偉大な、ロワールのワイン の頂点の一つではないでしょうか。 (このワイン、開けて1週間以上経っても美味しいと、よく輸入業者の方々が、 アピールしています。しかし、ただ保存するだけでは美味しくなりません。むしろ、 きちんと温度管理をしていないために、味わいが歪んでしまうのです。もし1週間以 上保存するなら、10度以下の状態で、きちんと保管する必要があります。そうす れば、より一層その個性を、パノラマのように広がる多彩な味わいを、堪能できる のではないでしょうか)◎ムルソー V.V.2010年 (ヴァンサン ジラルダン家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。一昔前までは、ヴァンサン・ジラルダン家のワインは、抽出が深く、えげつなく濃い物を作っていました。しかし、ここ数年、驚くほど上品な味わいに変わって来て、「フランスらしい輝き」を見せるようになりました。透明感のある果実味の中に、酸味とミネラルがキレイに寄り添って、これはもう、喜ばしい方向転換と言えるでしょう。こんなに上品に変わったなんて、本当に驚きです。そして、2010年らしいミネラルの柔らかい「ふくよかさ」が、このムルソーらしい深みに、よりいっそうの完成度の高さを与えています。◎ムルソー シャルム 2010年(ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュの「ハウスワイン」も、2011年の後、 やはり2010年があまりにも素晴らしいので、2010年に変わっています。実際に、 ミネラルの光沢がツヤツヤしていて、ふくよかな滑らかさがあって、今飲んで、驚く ほど美味しいのです。もっと早く気付いて、片っ端から飲んでおけばよかったなと、 思います。あまりにも完成度が高いので、ただただ満足するだけ・・・。◎シャサーニュ モンラッシェ れ マシュレル 2004年 ¥6000(¥3000) (ギー アミョ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年の白ワインは、実は素晴らしい出来で、伸びやかな酸味の凝縮度が高く、タンニンが低く、自然な甘さと酸味が、綺麗に寄り添っています。シャサーニュ村らしいしっとりした触感が、いかんなく発揮されているのではないでしょうか。実際に味見してみると、シャサーニュらしい柔らかさが良く出ていて、2004年らしい酸味がとても綺麗で、バランスがとても良いのです。こういうワインは、まさにシャサーニュのきめ細かい触感が良く出ていると思います。素晴らしいです。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2013.09.18
水曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) さらに味見したら、まだ堅いので、 もう少し、寝かせておきます・・・。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.18
水曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.18
では、火曜日の赤ワインのリストです。今日は、1975年シャトー バタイイを、1981年、1996年コルトンを、同時に開けています~。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン クロ プリュール 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。(さて、ヴィンテージが変って2011年になりました!。いつもの年よりも、タンニン自体が熟していて、カカオのように丸みのある甘さが出ています。柔らかくて、パワーのあるコクが前面に出ていて、今から、十分に美味しさを感じます。少し2003年に似ているようなニュアンスも感じますが、あれほど「干しブドウ」のようなニュアンスがなく、果実味がとても自然です)◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★クラヴリエ エ フィス●コルトン クロ ロニエ 1981年 ¥6400(¥3200) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、この会社の1983年ものをグラスワインでずっと出していましたが、今回は1981年ものを仕入れました。1983年よりもタンニンが少なく、開けたてから柔らかい丸さ、滑らかな甘さが出ていて、とてもバランスが良いのです。こういう熟成したブルゴーニュを飲むと、きっとその良さに、柔らかさに好きになってしまうと思います。(4本目を開けました!。素晴らしい状態・・・)★プランス エ フロレン メロード●コルトン ブレサンド 1996年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。あのDRC(ロマネコンティ社)が、買収して、自分の畑の名前として出したアレです。実際に、ロマネコンティ社が目をつける前は、「古典的」なコルトンで、本当に凝縮した豊かな複雑さを備えた柔らかい味わいで、コルトンらしい「ふっくら」した触感を味わえます。そして、1996年らしい、キューン!というミネラルの鮮やかさ、芯の強さが存在していて、これからもどんどん熟成しそうなポテンシャルを備えています。(金曜日に、2本目を開けました!、素晴らし状態で、もっちりした柔らかい触感がたまりません)●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥2500 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、10年前までは、あんまり美味しくありませんでした。タンニンが堅く、その割には内部(コア)の果実味が薄く感じられ、「しっかりした渋みがあるのに、中身はスカっ!」という物足りなさがありました。 しかし最近では、タンニンがほぐれ、内部の果実味の凝縮度が相対的に高まってきたので、とてもバランスが良くなっているのです。(日曜日に開けました、火曜日の段階でボトルの4分の3以上残っています。カカオのようなニュアンスと、コーヒーを焙煎したような香ばしさの奥に、柔らかいコクが、奥底から湧いてきて)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.18
では、水曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シャトー ディケムの1985年が売り切れ、 代わりに、シャトー クリマン1982年を開けています~。◎プリュム家のワイン、 2007年ものから、2009年もののシュペトレーゼに 代わりました~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー TBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ) 2005年 (シュロス・リーザー家) 50ミリ¥6400(25ミリ¥3200) 独・モーゼル地方です。シュロス・リーザー家のワインは、一本筋の入ったような、綺麗な酸味が余韻にまっすぐ抜けていくのが特徴で、柔らかい甘さの中に、自然な清らかさ、ボディの細い上品さが隠れています。実際に味見をしてみると、トロっとした濃密な甘さの中に、モーゼルらしい綺麗な酸味が隠れていて、やはり、これぞモーゼルの美しさだなと感じます・・・。(5月26日に開けて、味見しました!。トロっとした滑らかさの内部(コア)に、やはりシュロス・リーザーらしい細い酸味の綺麗さが隠れていて、これは、長い年月熟成していくでしょう。開けたても、トロっと甘くておいしいのですが、1か月~3か月の間でゆっくり味見していくと、背後の酸味の綺麗さがドンドンでてきて、どんどん上品になっていくでしょう)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.18
では、水曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー●グレンファークラス 1979 スコットランドの偉人シリーズ No.9「アーサー ベル」 蒸留所元詰め 樽出し 30ミリ¥3500(18ミリ¥1800) スコットランド地方、ハイランド地区です。豊かなシェリー樽をふんだんに持っていて、なんでこんなに豊かなのだろう、と思えるほど重厚なウイスキーを生み出しています。20年~30年前は、マッカランが最も豊かな味わいのウイスキーを発売していましたが、今では、マッカランの良質なシェリー樽は枯渇し、昔ほど豊かな味わいを生み出すことができません。しかし、グレンファークラスは、本当にいい樽を持っていて、コンパクトながらも、カカオや、(上質の)カラメルのような拡がりのある味わいがふんだんにあり、本当に品質の高い味わいとなっています。このウイスキーは、およそ10年以上前に瓶詰されていて、開けてからもだいぶ時間が経っています(3年前)。ただし、開けてすぐの段階では、ギューン!という尖ったアルコールの鋭さだけが支配的だったのですが、今では、口の中に拡がる豊かさ、濃厚な甘さを、思う存分味わうことができます。これぞ、グレンファークラスという柔らかさが素晴らしいなと・・・。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.18
白い絵の具を、刷毛で掃いたように、空に雲が、綺麗に張りついていました・・・。そんな秋の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、今日はアンリ・ジャイエのグラスワイン、目玉のワインの予定など、多量に情報を載せています。(10ページ更新しています)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9月17日(火曜)から、●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥250019日(木曜)から、●シャトー パプ クレマン 1975年 70ミリ¥280020日(金曜)から、●シャトー モンローズ 1975年 70ミリ¥3400 ~な、なんと秋を先取りの、「ボルドー1975年祭り!」です。 1975年ものは、10年前までは、タンニンが堅いわりには、内部(コア) の果実味が、「弱く」感じられて、渋みがあるのに、中身はスカっ!と、残 念な状態の味わいが多かったのです。 しかし、最近になって、タンニンが解れて、内部の果実味の「柔らかさ」と のバランスが取れてきて、とても好ましい状態になっています!。キメの 細かいタンニンの背後から、コクのある果実味の豊かさが湧いてくる・・・。 10年前からは想像できないかもしれませんが、とても良いバランスで、 綺麗な酸味も出てきて、これなら、「ボルドーは渋くて苦手」という人も、 「ボルドーって、こんなに柔らかくて、上品で、優しい味わいなんだ」と、 驚かれるに違いありません。 まあ、一言で言えば、「鼻をつまんで、苦しくなって口が開いた瞬間に、 無理矢理流し込みたい」ほど、無理矢理レベルが高く(意味不明)、 これは、何としてでも、飲むべきではないでしょうか(嫌、無理やり飲ませ ます)21日(土曜)、22日(日曜)~営業します。 ★アンリ・ジャイエ(ジョルジュのラベル) ●エシェゾー 2000年 ★エマニエル ルジェ(この時代は、中身はアンリジャイエとほぼ一緒) ●ヴォーヌ ロマネ クロ パラントゥー 1992年 2杯セット(40ミリずつ)で、¥29800で売ります~。 (予約が必要なので、あらかじめ連絡を下さい。残り3セットです!)23日(月曜)は、休ませていただきます。24日(火曜)から、また営業します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日、どういうアイテムが開いているかは、コロコロ(コミック)変わるので、ツイッター、またはブログでご確認下さい~。http://twitter.com/#!/ElevageAzabuhttp://plaza.rakuten.co.jp/elevage1/また、2日に1回、フェイスブックにて、重要な情報を載せています。エレヴァージュのページに、「いいね!」を押すと、次回から情報を更新するたびに、みなさんのもとへ、自動的にその内容が届きます。http://www.facebook.com/ElevageAzabu(ただし「いいね」を押さなくても、チラ見できます)◎ローヌワインの古いものを、 またいろいろ入荷しています!。 ★ボールナール家 ●シャトーヌフ デュ パプ 1978年 ¥34800 ★オジェ ●シャトーヌフ デュ パプ 1966年 ¥34800 ★ポール ジャブレ ●シャトーヌフ デュ パプ 1990年 ¥18800 など、多量に入荷しています~。 いずれ、全リストを載せます。◎夏恒例のラタトゥイユ、 そして、ムール貝の白ワイン蒸し(モン・サン・ミッシェル産) を、リストに載せています~。◎「最近、メールマガジンがずっと来ていません・・・」 という声を、多くのお客さんから聞きます。 実は、2100人ほどの読者にメルマガを送っているのですが、 300通ほどは、サーバーにブロックされているようなのです。 (迷惑メールと判断されてしまい、お客さんのメールアドレスに届く 前で、サーバーの段階でブロックされてしまう) それで、気になる方は、サーバーに問い合わせてみて下さい~。 (ヤフー、GーMAILなどでも、ブロックしてしまっている場合が多いです)◎お店の予約は、21時まででしたら、 承ります。といいますか、料理の仕込みもあるので、 できたら、予約して下さると嬉しいです。 (特に食事をなさる方は・・・) 21時以降は、直前の予約のみ承ります。 30分~40分前に電話して下さい。その時に席が空いていれば、 席を確保しておきます。せっかくいらっしゃったのに、満席だと、 とても申し訳ないので・・・。◎飲むワインをあらかじめ決めて、 何時に飲むか決まっている場合は、何時でも予約されても構いません。 その時間に合わせて、抜栓のタイミングを決め、温度や状態を整え、 最高の状態になるようにします。◎ワインを持ち込んで飲みたい!、 という方は、持ち込んでも構いません。 ただし、せめて1か月前には、お店に持ってきて下さい。 ワインを休ませ、状態を整える必要があります。 (持ち込み料は、1本につき¥3000) 「高級ワインだから、自分で開けると失敗するかもしれないし・・・」 と不安な方は、全力を尽くして、最高の味わいを引き出します ので、遠慮なくご相談下さい~。以上です・・・。 (今日は合計10ページに更新です。まだまだ続きます)ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.17
では、火曜日の料理のメニューです。◎モン サン ミッシェル産のムール貝の、 白ワイン蒸し、出しています!。 だいたい、金曜日に入荷して、 週末にかけて売り切ってしまう・・・。 そういう感じなので、どうしても食べたい方は、 「週末」を目当てにして、予約して下さい~。 (月曜日でも、フレッシュなものは食べられる場合が ありますので、聞いて下さい) また週の半ばは、ムール貝を一度火にかけて、 旨みを凝縮して、保存しておきます。 まるで「からすみ」のように旨みがあるので、 日本酒のぬる燗と、最高に合います。◎夏恒例のラタトゥイユ、 6時間かけて作ったトマトピューレを使って、 ツルンとした綺麗な酸味が出ているので、 鮮烈な、ブルゴーニュの赤ワインにめちゃくちゃ合います!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎オリーヴ ¥700 (ハーフサイズ・お1人様用)¥400 ~シチリア産の添加物を全く使わない自然な味わい。ソルビン酸など保存料 が入っていないため、「豆を食している」とても素朴な触感です。こういうものこそ、 素材の良さが出ます。◎グリーンサラダ ¥700 (ハーフサイズ・お一人様用)¥400 ~「普通の」グリーンサラダですが、ドレッシングに、オリーヴオイルと、ホワイト バルサミコヴィネガー、コルトン・シャルルマーニュを使っていて、ふんわりした 柔らかい味わいとなっています。◎ラタトゥイユ ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用)¥600 ~6時間かけて仕込んだトマトピューレの酸味を自然に活かしています。 ブルゴーニュの鮮やかな赤ワインと、その綺麗な酸味が、めちゃくちゃ相性 が良いのです。夏野菜の、跳ねるような生命力を感じて。★珍しい生ハム、いろいろあります。◎サルシッチャ カラブリア(カラブリア地方の辛いサラミです) ¥900◎ハモン イベリコ ベジョータのチョリソー ¥900 ~なんと、ベジョータからのチョリソーです!。旨みの広がり方が尋常ではありま せん。チョリソーというと、辛いものを想像されるかもしれませんが、これは全く 辛くありません。肉の複雑な旨みがしっかり凝縮して、おつまみとして最高です。◎ハモン セラーノ トレヴェレズ ¥1500 (ハーフサイズ)¥1300 ~スペイン・グラナダ近郊のトレヴェレス地区産です。標高1500メートルで、 かなり乾燥している村のようです。そのため、ハムの名産地として有名で、 綺麗に筋が入った脂身は、まるで松坂牛のように滑らかで、上品・・・。 23ヵ月熟成。★パテ・サラミなど・・・。◎豚肉のリエット(パンがついています) ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥600 ~自家製です、5時間かけて野菜と共に煮込んだ後に、コリアンダーシード、 フェンネル等で味付けした、豊かで、丸い旨みがあります。◎パテ ド カンパーニュ(豚のパテ)パンがついています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500 ◎パテ ド フォア(レバー ペースト) ~これも、パンがついています。塩加減と、レバーの柔らかさが 絶妙に絡み合っています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500◎生ハム・サラミ等盛り合わせ ¥2400 (お一人様用) ¥1200 ~その日の熟成状態のいいものを、優先的に揃えて、組み合わせています。 量が多く、いろいろ楽しめるので、かなりお得です。◎シャルキュトリ盛り合わせ ¥2200 パテ・レバーペースト、サラミ、生ハムにパンが付きます。以前よりもグレードが あがって、かなり食べごたえのある内容となっています。★温かいお料理◎ムール貝(モンサンミッシェル産)の白ワイン蒸し ¥1600 (一人前)¥1000◎グラタン ドフィノワ(芋、玉ねぎのグラタン) ¥1200◎リヨン(豚肉のグリエ、白トリュフ塩を一緒に) ¥2000 (お一人様用) ¥1600 ~豚肉に、コリアンダー、フェンネルシードなどを挽いたものをまぶして、 オーブンでゆっくり焼いています。最後に白トリュフ塩と、チコリのサラダを添えて。◎仔羊のブレゼ(蒸し煮)、温野菜と一緒に・・・。 ¥2200 (お一人様用・少な目) ¥1600★チーズなど・・・。◎チーズ盛り合わせ ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、次のページに続きます・・・。(デザート的なメニューを載せています)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.17
火曜日のデザート的なメニューです!。◎そろそろ、2013年の、 ダージリンの「セカンドフラッシュ」が入荷しました!。 やはり、夏摘みのものは、 柔らかいコクが出ていて、落ち着きがあります・・・。◎岩茶の「水金亀」をメニューに載せました!。 タンニンが柔らかくて、トロっとした素直な甘さがあって、 こんなに優しい「岩茶」があるのか!と驚かれるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎ガトー ショコラ ¥800 チョコレートの強烈なコクと、イチジクやオレンジの皮のコンフィが入って いて、ズドーンという強烈な立体感と、膨らみのある甘さ、コクが融合 した、素晴らしい逸品です!。◎フィナンシェ 1個¥400 発酵バターの柔らかく、ふくらみのある豊かさがまさに「フィナンシェ」 に求める理想的な味わいではないでしょうか。ダージリンの鮮やかな 香りと、コクが(上記の2つは、自由ヶ丘のパリ・セヴェイユさんから取り寄せています)◎ミッシェル ブランのチョコレート 1個¥500 ~チョコレートの中で、ファブリスジロット、ピエールマルコリーニ(の限定版)、 そして、もう一つ、どうしても手に入れたかったのがこのミッシェル・ブラン さんの作品です。暗闇の中から、「そのもの」の存在が、レンブラントの絵画 のように、じんわりと浮かび上がってくる・・・。その存在感とオーラは、経験 しなければ、感じることができません。余韻まで圧倒的に残る「そのもの」の 残像と匂いは、一度経験してしまうと、もう止められません。◎ファブリス・ジロットの"クルール ド ブルゴーニュ" 1個¥600◎ファブリス・ジロットのパート ド フリュイ ¥600 ~フルーツのエキスを凝縮したパテです。ドライフルーツを上品に強烈にした よう。そして、なんて瑞々しいのでしょう!。果汁がこぼれそうなほど、新鮮 さを感じます。はっきり言って、感動しました。◎ファブリス・ジロットのガナッシュいろいろ 1個¥400 ~ブルゴーニュ(ディジョン)のショコラティエの彼は、まるでブルゴーニュワイン のように鮮烈で、カカオの強烈なパワーを発散する味わいのものを作ります。 極めて印象的で、フルーツや、素材の最も上品な要素を、凝縮したような 味わいを。◎ピエール マルコリーニのチョコレート ★ALTA Piura, Perou;Plantacion Las Pampas, ¥900 (ペルーのピウラ高地から、パンパス農園のもの。ペルーらしい赤砂のような、 土の香りをふんだんに感じ、霧のようなきめ細かい余韻が。クリオロブランコ というとても貴重な品種より) ★Oriente Cuba,Grand Cru Propriete;Terruno de Baracoa, ¥900 (キューバ東部の偉大な畑より。バラコア地区。小気味良い軽さの中の、 上品なバランスが最高です。トリニタリオ種) ★Puerto Cabello Venezeula Grand Cru Propriete "Village de Occumare"(クリオロ種) ¥900 ~ヴェネズエラの有名な"オクマーレ村"です。チュアオ村の隣で、まるでリッシュ ブールのように強烈で、豊かな味わいは本当に特別です。 ☆食後の飲み物★エスプレッソ ¥500★カプチーノ ¥800 ~コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。普通のコーヒー屋 さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、苦味の奥に、立体感のある構造と、 奥行きの深さが桁外れです。砂糖を入れてみて下さい。隠されていたその奥行きが、 一気に広がります。砂糖を控えめに入れられる方も多いのですが、「ガッツリ!」入れ た方がいいです。砂糖を足すことによって、甘さだけ出てくるわけではありません。 むしろ、隠されていたコーヒーの複雑さが、一気に顔を出し、立体感が出てくるのです。 味わいのヴォリュームが、何倍も膨らむのを、 きっと体感されると思います。◎紅茶★ダージリン オータムナル 2011年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン ファーストフラッシュ 2012年 セリムヒル農園 "シルヴァー サンダー" ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 ギッダパール農園 ”チャイナ ムスク” ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 タルボ農園 ”ムーンドロップ” DJ-178★ダージリン オータムナル 2012年 ギッダパール農園 ”クローナル ティッピー” DJ-225★ダージリン オータムナル 2012年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン オータムナル 2012年 マーガレッツホープ農園 ”ムスカテル” ★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 ピュッタボン農園 ”ハンドメイド” EX-1★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 マーガレッツホープ農園★ダージリン セカンドフラッシュ 2013年 マーガレッツ ホープ農園 “Roses Delight” DJ-202★アッサム セカンドフラッシュ 2011年 アムグーリー農園 "スペシャル ティッピー リーフ"★ニルギリ ”サットン農園” 2012年 ”ワンダーハンドメイド” ◎中国茶★水金亀 ¥1200★大紅袍(ダイコウホウ) ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.17
では、火曜日の白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★ロゼワイン○ラ クロワ デュ プリュール コート ド プロヴァンス 2012年 (ファミーユ スメール家) ¥1200(¥600) 仏・プロヴァンス地方です。真夏の暑い時期に、水みたいにガブガブ飲めるロゼワインをずっと探していました。「真夏の暑さを、癒してくれる冷たく、気持ち良いロゼワインがないかな?」と、何年間か考えていたのですが、今回ようやくそんなロゼワインに出会いました!。これは、思い切り冷やして、火照った体を鎮めてくれる清らかさに溢れています。ゴクゴク飲むことができるほど、体に素直に染み込む、まさに「南仏のロゼ」を、思う存分堪能して下さい~。実際に、エレヴァージュで保管してから味見してみると、やはりいいじゃないですか!。もう水のように滑らかで、ゴクゴク飲めます!。喉の渇きを素直に癒してくれる、真夏に最適のお酒です!。★シャンパン◎マルゲ ブラン ド ノワール NV 仏・シャンパーニュ地方です。とても小さい生産者のようで、今回初めて飲みました。ピノノワール70%、ピノムニエ30%なのに、こんなに酸味が綺麗で、鮮やかさがあります。黒っぽい、カカオのニュアンスがありながら、葡萄の生命力に溢れている・・・。こういうシャンパンがどんどん出てきて、やはりシャンパンの生産者は、いくらでも優れた人がいるのだな・・・と。 ◎ポール ロジェ ブラン ド ブラン 2000年 70ミリ¥2400 仏・シャンパーニュ地方です。ポール・ロジェは、有名なシャンパンの蔵の中でも独特の個性と、独自の品格を保っています。きめ細かい白いミネラルや、しっとりした柔らかいふくよかさ。その余韻は本当に美しく、懐が深いのです。2000年らしい穏やかさ、酸味の丸さが良く出ていて、素晴らしい相性ではないでしょうか。 ◎ランソン ゴールド 1996年 ブリュット 70ミリ¥2900 仏・シャンパーニュ地方です。ランソンのシャンパンは、熟成の若い段階では、キーン!とミネラルが堅すぎて、飲みづらい場合が多いのです。しかし、この「キーン!」というミネラルの骨格こそ、熟成に必要な要素で、熟成を重ねると、その鋼鉄のような堅さの中から、ふんわりとした優しさが滲み出てくるのです。特に、1996年というヴィンテージは、キューンというミネラルの輝きが途方もなく美しく、そして、ランソンらしい(多くの人にとっては意外な)重層的な豊かさ、もっちりした旨みが湧き出しているのです!。(あまりにも状態が良いので、エレヴァージュでは10本目ぐらい開けています。ランソンというシャンパンの「ただ辛いだけ」というイメージを払しょくするような、重厚感のある豊かさに溢れていて、何が何でも飲ませたい・・・)★白ワイン◎サンセール アン グランシャン V.V.2011年 ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。エレヴァージュでは、この生産者のワインを、2003年ヴィンテージからずっとハウスワインとして置いてきました。清らかで、ロワールの冷涼な気候が、目に浮かぶようなほどの清涼感があって、酸味とミネラルの透明感は、もうこれ以上美しいワインは、なかなかありません。(はい、ヴィンテージが変って、2011年が入荷です!。さて、どのような味わいになっているでしょうか・・・)◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2009 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。◎サヴィニエール "クロ ド ラ クーレ ド セラン"2011 (ニコラ ジョリーさん) ¥3500(¥1800) 仏・ロワール地方のカリスマ的な生産者です。超有機的農法(ビオディナミ) の先駆者で、ルロワさんも、そのやりかたを習うために、彼のもとを訪れまし た。葡萄の一粒一粒の生命力を、鮮やかに感じるようにキラキラしていて、 口の中で、葡萄の粒が弾けるような感覚に陥ります。偉大な、ロワールのワイン の頂点の一つではないでしょうか。 (このワイン、開けて1週間以上経っても美味しいと、よく輸入業者の方々が、 アピールしています。しかし、ただ保存するだけでは美味しくなりません。むしろ、 きちんと温度管理をしていないために、味わいが歪んでしまうのです。もし1週間以 上保存するなら、10度以下の状態で、きちんと保管する必要があります。そうす れば、より一層その個性を、パノラマのように広がる多彩な味わいを、堪能できる のではないでしょうか)◎ムルソー V.V.2010年 (ヴァンサン ジラルダン家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。一昔前までは、ヴァンサン・ジラルダン家のワインは、抽出が深く、えげつなく濃い物を作っていました。しかし、ここ数年、驚くほど上品な味わいに変わって来て、「フランスらしい輝き」を見せるようになりました。透明感のある果実味の中に、酸味とミネラルがキレイに寄り添って、これはもう、喜ばしい方向転換と言えるでしょう。こんなに上品に変わったなんて、本当に驚きです。そして、2010年らしいミネラルの柔らかい「ふくよかさ」が、このムルソーらしい深みに、よりいっそうの完成度の高さを与えています。◎ムルソー シャルム 2010年(ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュの「ハウスワイン」も、2011年の後、 やはり2010年があまりにも素晴らしいので、2010年に変わっています。実際に、 ミネラルの光沢がツヤツヤしていて、ふくよかな滑らかさがあって、今飲んで、驚く ほど美味しいのです。もっと早く気付いて、片っ端から飲んでおけばよかったなと、 思います。あまりにも完成度が高いので、ただただ満足するだけ・・・。◎シャサーニュ モンラッシェ れ マシュレル 2004年 ¥6000(¥3000) (ギー アミョ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年の白ワインは、実は素晴らしい出来で、伸びやかな酸味の凝縮度が高く、タンニンが低く、自然な甘さと酸味が、綺麗に寄り添っています。シャサーニュ村らしいしっとりした触感が、いかんなく発揮されているのではないでしょうか。実際に味見してみると、シャサーニュらしい柔らかさが良く出ていて、2004年らしい酸味がとても綺麗で、バランスがとても良いのです。こういうワインは、まさにシャサーニュのきめ細かい触感が良く出ていると思います。素晴らしいです。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2013.09.17
火曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) さらに味見したら、まだ堅いので、 もう少し、寝かせておきます・・・。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.17
火曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.17
では、火曜日の赤ワインのリストです。今日は、1975年シャトー バタイイを、1981年、1996年コルトンを、同時に開けています~。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン クロ プリュール 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。(さて、ヴィンテージが変って2011年になりました!。いつもの年よりも、タンニン自体が熟していて、カカオのように丸みのある甘さが出ています。柔らかくて、パワーのあるコクが前面に出ていて、今から、十分に美味しさを感じます。少し2003年に似ているようなニュアンスも感じますが、あれほど「干しブドウ」のようなニュアンスがなく、果実味がとても自然です)◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★クラヴリエ エ フィス●コルトン クロ ロニエ 1981年 ¥6400(¥3200) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、この会社の1983年ものをグラスワインでずっと出していましたが、今回は1981年ものを仕入れました。1983年よりもタンニンが少なく、開けたてから柔らかい丸さ、滑らかな甘さが出ていて、とてもバランスが良いのです。こういう熟成したブルゴーニュを飲むと、きっとその良さに、柔らかさに好きになってしまうと思います。(4本目を開けました!。素晴らしい状態・・・)★プランス エ フロレン メロード●コルトン ブレサンド 1996年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。あのDRC(ロマネコンティ社)が、買収して、自分の畑の名前として出したアレです。実際に、ロマネコンティ社が目をつける前は、「古典的」なコルトンで、本当に凝縮した豊かな複雑さを備えた柔らかい味わいで、コルトンらしい「ふっくら」した触感を味わえます。そして、1996年らしい、キューン!というミネラルの鮮やかさ、芯の強さが存在していて、これからもどんどん熟成しそうなポテンシャルを備えています。(金曜日に、2本目を開けました!、素晴らし状態で、もっちりした柔らかい触感がたまりません)●シャトー バタイイ 1975年 70ミリ¥2500 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、10年前までは、あんまり美味しくありませんでした。タンニンが堅く、その割には内部(コア)の果実味が薄く感じられ、「しっかりした渋みがあるのに、中身はスカっ!」という物足りなさがありました。 しかし最近では、タンニンがほぐれ、内部の果実味の凝縮度が相対的に高まってきたので、とてもバランスが良くなっているのです。(日曜日に開けました、火曜日の段階でボトルの4分の3以上残っています。カカオのようなニュアンスと、コーヒーを焙煎したような香ばしさの奥に、柔らかいコクが、奥底から湧いてきて)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.17
では、火曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シュロス・リーザー家の、 TBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ)が売り切れました!。◎シャトー ディケムの1985年が売り切れ、 代わりに、シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.17
では、火曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー●グレンファークラス 1979 スコットランドの偉人シリーズ No.9「アーサー ベル」 蒸留所元詰め 樽出し 30ミリ¥3500(18ミリ¥1800) スコットランド地方、ハイランド地区です。豊かなシェリー樽をふんだんに持っていて、なんでこんなに豊かなのだろう、と思えるほど重厚なウイスキーを生み出しています。20年~30年前は、マッカランが最も豊かな味わいのウイスキーを発売していましたが、今では、マッカランの良質なシェリー樽は枯渇し、昔ほど豊かな味わいを生み出すことができません。しかし、グレンファークラスは、本当にいい樽を持っていて、コンパクトながらも、カカオや、(上質の)カラメルのような拡がりのある味わいがふんだんにあり、本当に品質の高い味わいとなっています。このウイスキーは、およそ10年以上前に瓶詰されていて、開けてからもだいぶ時間が経っています(3年前)。ただし、開けてすぐの段階では、ギューン!という尖ったアルコールの鋭さだけが支配的だったのですが、今では、口の中に拡がる豊かさ、濃厚な甘さを、思う存分味わうことができます。これぞ、グレンファークラスという柔らかさが素晴らしいなと・・・。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.17
では、日曜日の白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★ロゼワイン○ラ クロワ デュ プリュール コート ド プロヴァンス 2012年 (ファミーユ スメール家) ¥1200(¥600) 仏・プロヴァンス地方です。真夏の暑い時期に、水みたいにガブガブ飲めるロゼワインをずっと探していました。「真夏の暑さを、癒してくれる冷たく、気持ち良いロゼワインがないかな?」と、何年間か考えていたのですが、今回ようやくそんなロゼワインに出会いました!。これは、思い切り冷やして、火照った体を鎮めてくれる清らかさに溢れています。ゴクゴク飲むことができるほど、体に素直に染み込む、まさに「南仏のロゼ」を、思う存分堪能して下さい~。実際に、エレヴァージュで保管してから味見してみると、やはりいいじゃないですか!。もう水のように滑らかで、ゴクゴク飲めます!。喉の渇きを素直に癒してくれる、真夏に最適のお酒です!。★シャンパン◎マルゲ ブラン ド ノワール NV 仏・シャンパーニュ地方です。とても小さい生産者のようで、今回初めて飲みました。ピノノワール70%、ピノムニエ30%なのに、こんなに酸味が綺麗で、鮮やかさがあります。黒っぽい、カカオのニュアンスがありながら、葡萄の生命力に溢れている・・・。こういうシャンパンがどんどん出てきて、やはりシャンパンの生産者は、いくらでも優れた人がいるのだな・・・と。 ◎ポール ロジェ ブラン ド ブラン 2000年 70ミリ¥2400 仏・シャンパーニュ地方です。ポール・ロジェは、有名なシャンパンの蔵の中でも独特の個性と、独自の品格を保っています。きめ細かい白いミネラルや、しっとりした柔らかいふくよかさ。その余韻は本当に美しく、懐が深いのです。2000年らしい穏やかさ、酸味の丸さが良く出ていて、素晴らしい相性ではないでしょうか。 ★白ワイン◎サンセール アン グランシャン V.V.2011年 ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。エレヴァージュでは、この生産者のワインを、2003年ヴィンテージからずっとハウスワインとして置いてきました。清らかで、ロワールの冷涼な気候が、目に浮かぶようなほどの清涼感があって、酸味とミネラルの透明感は、もうこれ以上美しいワインは、なかなかありません。(はい、ヴィンテージが変って、2011年が入荷です!。さて、どのような味わいになっているでしょうか・・・)◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2009 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。◎サヴィニエール "クロ ド ラ クーレ ド セラン"2011 (ニコラ ジョリーさん) ¥3500(¥1800) 仏・ロワール地方のカリスマ的な生産者です。超有機的農法(ビオディナミ) の先駆者で、ルロワさんも、そのやりかたを習うために、彼のもとを訪れまし た。葡萄の一粒一粒の生命力を、鮮やかに感じるようにキラキラしていて、 口の中で、葡萄の粒が弾けるような感覚に陥ります。偉大な、ロワールのワイン の頂点の一つではないでしょうか。 (このワイン、開けて1週間以上経っても美味しいと、よく輸入業者の方々が、 アピールしています。しかし、ただ保存するだけでは美味しくなりません。むしろ、 きちんと温度管理をしていないために、味わいが歪んでしまうのです。もし1週間以 上保存するなら、10度以下の状態で、きちんと保管する必要があります。そうす れば、より一層その個性を、パノラマのように広がる多彩な味わいを、堪能できる のではないでしょうか)◎ムルソー V.V.2010年 (ヴァンサン ジラルダン家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。一昔前までは、ヴァンサン・ジラルダン家のワインは、抽出が深く、えげつなく濃い物を作っていました。しかし、ここ数年、驚くほど上品な味わいに変わって来て、「フランスらしい輝き」を見せるようになりました。透明感のある果実味の中に、酸味とミネラルがキレイに寄り添って、これはもう、喜ばしい方向転換と言えるでしょう。こんなに上品に変わったなんて、本当に驚きです。そして、2010年らしいミネラルの柔らかい「ふくよかさ」が、このムルソーらしい深みに、よりいっそうの完成度の高さを与えています。◎ムルソー シャルム 2010年(ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュの「ハウスワイン」も、2011年の後、 やはり2010年があまりにも素晴らしいので、2010年に変わっています。実際に、 ミネラルの光沢がツヤツヤしていて、ふくよかな滑らかさがあって、今飲んで、驚く ほど美味しいのです。もっと早く気付いて、片っ端から飲んでおけばよかったなと、 思います。あまりにも完成度が高いので、ただただ満足するだけ・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2013.09.15
日曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) 味見したら、堅いので、まだ寝かせておきます。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.15
日曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎王禄 純米大吟醸 生原酒 2008年BY、 は購入して、味見しましたが、まだ味わいが強すぎるので、 少し寝かせます。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.15
では、日曜日の赤ワインのリストです。ピエール ジュランのジュヴレイ・シャンベルタン2009年クロ ド メイヴェル(モノポール)、リストに載せました!。今後は、2009年、2010年、2011年のブルゴーニュを実験的にドンドン入れていきます!。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン クロ プリュール 2010年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。(さて、ヴィンテージが変って2011年になりました!。いつもの年よりも、タンニン自体が熟していて、カカオのように丸みのある甘さが出ています。柔らかくて、パワーのあるコクが前面に出ていて、今から、十分に美味しさを感じます。少し2003年に似ているようなニュアンスも感じますが、あれほど「干しブドウ」のようなニュアンスがなく、果実味がとても自然です)★ピエール ジュラン家●ジュヴレイ・シャンベルタン クロ デ メイヴェル 2009年 (モノポール・単独所有畑) ¥3500(¥1800) 仏・ブルゴーニュ地方です。この生産者は、まるで岩のようなミネラルの引き締まった堅さが、ワインの果実味の奥から溢れ出て来るようです。凝縮度の弱い年は、少し「辛すぎる場合」がありますが、2009年という豊かな年では、その鮮やかなミネラルの鋭さがあるために、多くの生産者のように「べたついた、下品な甘さ」を感じることがありません。実際に味見してみると、やはり鮮烈な、貝殻由来のミネラルを感じて、あぁ、やっぱり買ってよかったなと、思いました。これを飲むと、やはりブルゴーニュは昔は海の中にあったんだなと感じます。海の貝殻のようなニュアンスが満載。◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★プランス エ フロレン メロード●コルトン ブレサンド 1996年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。あのDRC(ロマネコンティ社)が、買収して、自分の畑の名前として出したアレです。実際に、ロマネコンティ社が目をつける前は、「古典的」なコルトンで、本当に凝縮した豊かな複雑さを備えた柔らかい味わいで、コルトンらしい「ふっくら」した触感を味わえます。そして、1996年らしい、キューン!というミネラルの鮮やかさ、芯の強さが存在していて、これからもどんどん熟成しそうなポテンシャルを備えています。(金曜日に、2本目を開けました!、素晴らし状態)●シャトー ボイドカントナック 1975年 70ミリ¥2800 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、10年前までは、あんまり美味しくありませんでした。タンニンが堅く、その割には内部(コア)の果実味が薄く感じられ、「しっかりした渋みがあるのに、中身はスカっ!」という物足りなさがありました。 しかし最近では、タンニンがほぐれ、内部の果実味の凝縮度が相対的に高まってきたので、とてもバランスが良くなっているのです。(実際に、土曜日に開けて味見しました!。柔らかくて、懐の広い優しさが出ています。この時代のマルゴー村に典型的な、柔らかさ、一歩引いた、控え目なニュアンスを感じます)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.15
では、日曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シュロス・リーザー家の、 TBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ)が売り切れました!。◎シャトー ディケムの1985年が売り切れ、 代わりに、シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.15
では、日曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)〇キンタ ド ノヴァルのトーニー ポート 40年が売り切れ、 代打(の切り札・高橋光信) グラハム40年を開けました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー●グレンファークラス 1979 スコットランドの偉人シリーズ No.9「アーサー ベル」 蒸留所元詰め 樽出し 30ミリ¥3500(18ミリ¥1800) スコットランド地方、ハイランド地区です。豊かなシェリー樽をふんだんに持っていて、なんでこんなに豊かなのだろう、と思えるほど重厚なウイスキーを生み出しています。20年~30年前は、マッカランが最も豊かな味わいのウイスキーを発売していましたが、今では、マッカランの良質なシェリー樽は枯渇し、昔ほど豊かな味わいを生み出すことができません。しかし、グレンファークラスは、本当にいい樽を持っていて、コンパクトながらも、カカオや、(上質の)カラメルのような拡がりのある味わいがふんだんにあり、本当に品質の高い味わいとなっています。このウイスキーは、およそ10年以上前に瓶詰されていて、開けてからもだいぶ時間が経っています(3年前)。ただし、開けてすぐの段階では、ギューン!という尖ったアルコールの鋭さだけが支配的だったのですが、今では、口の中に拡がる豊かさ、濃厚な甘さを、思う存分味わうことができます。これぞ、グレンファークラスという柔らかさが素晴らしいなと・・・。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.15
金曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 無ろ過生原酒、 開けてすぐに美味しかったので、リストに載せました!。◎王禄 純米大吟醸 "斗瓶取り” (2005年BY) そして、王禄 ”丈径”(2012年 BY) 味見したら、堅いので、まだ寝かせておきます。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎酔鯨 純米吟醸 すっぴん 未濾過 生酒(2011 BY) ¥1200(¥600) 高知県産です。いつもしっとりした触感で、なんて飲みやすいのだろうと感じるのが、この酔鯨で、多くの人が好きな理由もわかるような気がします。この生酒は、濾過していないため、酔鯨らしい滑らかさが良く出ていて、本当に素晴らしいと思います。すっぴんという名の通りに、もち肌に直接触れているようなしっとりした感覚は、まさに酔鯨の真骨頂ではないでしょうか。そして、ただ飲みやすいだけではなく、この濾過していないものは、なかなか市場では手に入りにくく、クオリティが格段に高いのです。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎十四代 吟撰(吟醸) 生酒(2012 BY) ¥1300(¥700) 山形県産です。おそらく、日本酒の中でも、最も人気のある蔵のひとつではないでしょうか。 この日本酒の良さは、コント・ラフォンさんのワインによく似ていると思います。ふっくらして、重層的な、優しい旨みが、自然に口の中へ押し寄せる・・・。その「柔らかさ」こそ、日本人の口に適しているのではないでしょうか。他の蔵が真似しようと思ってもできない、ふわふわの 触感は、まさに芸術的だと思います。◎開運 純米吟醸 無濾過生酒 雄町((2012 BY) ¥1300(¥700) 静岡県産です。この地域の日本酒は、本当に「水が清らかで、綺麗」なんだな~と常々思います。まるで、水のような透明感あって、自然に米のうまみが溶け込んでいるのです。この水の「柔らかさ」から来る清涼感は、他のどの地域にもなかなか真似できません。福井県の黒龍、梵、そして、磯自慢、初亀などを思い浮かべます。それらは皆、「水のように清らか」な、まさに日本人好みの味わいで、昔からの好まれてきた味わいなのではないでしょうか。(年代違いのものを、1本ずつ置いています~)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.13
金曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒 「亀」(2012年BY)、 リストに載せました!。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華” 味見したら、美味しくなっていたので、 メニューに載せました!。 (抜栓してから、1か月経ってようやく)◎燗酒のメニューを載せました!。 いちばん下にリストがあります~。 6年以上の研究の末に、ようやく、 メニューに載ることになっています~。◎王禄 純米大吟醸 生原酒 2008年BY、 は購入して、味見しましたが、まだ味わいが強すぎるので、 少し寝かせます。◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 純米吟醸 線状心白米 無ろ過生原酒(2009 BY) 180ミリ¥2000(90ミリ¥1000) 広島県産です。悦凱陣の杜氏さんが広島に移籍して作っています。熟成の若い段階では、青臭さや、強烈さが支配していますが、少し熟成させると、深く、ねっちりした甘さ、カカオやカラメルのようなニュアンスを帯びた甘さがドワっーっと出てきます。その味わいの広がりは、尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.13
では、金曜日の赤ワインのリストです。ピエール ジュランのジュヴレイ・シャンベルタン2009年クロ ド メイヴェル(モノポール)、リストに載せました!。今後は、2009年、2010年、2011年のブルゴーニュを実験的にドンドン入れていきます!。 120ミリ(70ミリ)★レオン バラル家 ●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)★ドメーヌ ド ショレイ●ボーヌ ヴィーニュ フランシュ 2004年 ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。これを飲んで、やはり2004年は素晴らしいヴィンテージだと感じました。酸味がとてつもなく綺麗で、甘さが自然で透明感があるのです。その甘さと酸味が綺麗に寄り添って、美しい余韻となっていきます。アメリカ系評論家は、2004年を良くない年と切り捨ててしまっていますが、そんなことは全くありません。私は、2005年ものと2004年ものをどちらを買うかと聞かれれば、迷わず、2004年を取ります。この美しさは、まさにブルゴーニュの良さが凝縮されているのではないでしょうか。★ピエール ジュラン家●ジュヴレイ・シャンベルタン クロ デ メイヴェル 2009年 (モノポール・単独所有畑) ¥3500(¥1800) 仏・ブルゴーニュ地方です。この生産者は、まるで岩のようなミネラルの引き締まった堅さが、ワインの果実味の奥から溢れ出て来るようです。凝縮度の弱い年は、少し「辛すぎる場合」がありますが、2009年という豊かな年では、その鮮やかなミネラルの鋭さがあるために、多くの生産者のように「べたついた、下品な甘さ」を感じることがありません。実際に味見してみると、やはり鮮烈な、貝殻由来のミネラルを感じて、あぁ、やっぱり買ってよかったなと、思いました。これを飲むと、やはりブルゴーニュは昔は海の中にあったんだなと感じます。海の貝殻のようなニュアンスが満載。★ダックホーン社●カベルネソーヴィニオン ナパヴァレー 2010年 ¥4400(¥2200) カリフォルニア・ナパ地方です。今までエレヴァージュでは、ダックホーンの廉価版「デコイ」をハウスワインとして出してきましたが、その上級クラス(ファーストワイン)です。豊かさに満ち溢れていて、葡萄ジュースを凝縮したようなナパらしいパワーを思う存分味わえます。特に、2010年らしい奥行きの柔らかさと、このダックホーンの汁気たっぷりのスタイルが、見事に融合しているのではないでしょうか。◎プランプジャック社 メルロー 2010年 ¥4800(¥2400) カリフォルニア地方です。最近、どんどん新しい生産者が出てきて、もうついていけませ ん・・・。でも、このワインは、昔から「いいな」と思っていました。ナパらしい重厚な甘さ コクがありながら、酸味が綺麗なので、厚ぼったくならず、とても上品なのです。豊か で、トロっとした自然な甘さが、余韻まで自然に残る・・・。やはり、ナパらしい強さと、 フレンチワインに憧れた上品さが融合した、まさに典型的なカリフォルニアワインだと 私は思います。★プランス エ フロレン メロード●コルトン ブレサンド 1996年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。あのDRC(ロマネコンティ社)が、買収して、自分の畑の名前として出したアレです。実際に、ロマネコンティ社が目をつける前は、「古典的」なコルトンで、本当に凝縮した豊かな複雑さを備えた柔らかい味わいで、コルトンらしい「ふっくら」した触感を味わえます。そして、1996年らしい、キューン!というミネラルの鮮やかさ、芯の強さが存在していて、これからもどんどん熟成しそうなポテンシャルを備えています。(金曜日に、2本目を開けます~。素晴らし状態)●シャトー ランシュ バージュ 1975年 70ミリ¥3400 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、10年前までは、あんまり美味しくありませんでした。タンニンが堅く、その割には内部(コア)の果実味が薄く感じられ、「しっかりした渋みがあるのに、中身はスカっ!」という物足りなさがありました。 しかし最近では、タンニンがほぐれ、内部の果実味の凝縮度が相対的に高まってきたので、とてもバランスが良くなっているのです。実際に水曜日に開けて味見すると、タンニンのきつさがほぐれて、内部から、ポイヤックの豊かさがドワーッ!と出ているではないですか!。ランシュ・バージュが「開いて」、圧倒的なブーケを放ちはじめたら、もう、誰にも止められません!。(金曜日の段階で、あと2杯残っています)●シャトー デュクリュ・ボーカイユ 1975年 70ミリ¥3400 デュクリュ・ボーカイユは、サンジュリアン村の中でも、比較的「優等生」な味わいで、コンパクトにそつないバランスを保っていて、とても穏やかで安心感のある美味しさを醸しだしてくれます。ただし、長い年月熟成すると、カカオのようなコクと、重層的な柔らかい果実味がキレイに出て来て、本当に優雅な味わいになるのです!。(金曜日に味見してみて、またツイッターで報告します!)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2013.09.13
では、金曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シュロス・リーザー家の、 TBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ)が売り切れました!。◎シャトー ディケムの1985年が売り切れ、 代わりに、シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.13
では、金曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)★ドメーヌ ガヌヴァの、ヴァンジョーヌが入荷しました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー●グレンファークラス 1979 スコットランドの偉人シリーズ No.9「アーサー ベル」 蒸留所元詰め 樽出し 30ミリ¥3500(18ミリ¥1800) スコットランド地方、ハイランド地区です。豊かなシェリー樽をふんだんに持っていて、なんでこんなに豊かなのだろう、と思えるほど重厚なウイスキーを生み出しています。20年~30年前は、マッカランが最も豊かな味わいのウイスキーを発売していましたが、今では、マッカランの良質なシェリー樽は枯渇し、昔ほど豊かな味わいを生み出すことができません。しかし、グレンファークラスは、本当にいい樽を持っていて、コンパクトながらも、カカオや、(上質の)カラメルのような拡がりのある味わいがふんだんにあり、本当に品質の高い味わいとなっています。このウイスキーは、およそ10年以上前に瓶詰されていて、開けてからもだいぶ時間が経っています(3年前)。ただし、開けてすぐの段階では、ギューン!という尖ったアルコールの鋭さだけが支配的だったのですが、今では、口の中に拡がる豊かさ、濃厚な甘さを、思う存分味わうことができます。これぞ、グレンファークラスという柔らかさが素晴らしいなと・・・。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.13
では、水曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シュロス・リーザー家の、 TBA(トロッケンベーレンアウスレーゼ)が売り切れました!。◎シャトー ディケムの1985年が売り切れ、 代わりに、シャトー クリマン1982年を開けています~。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2009年 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) 120ミリ¥2500(70ミリ¥1300) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだような、自然な甘さがあります。ドイツワインというと、甘いだけというイメージがありますが、ただ甘いだけではなく、豊富な酸味があるので、とても上品な甘さがあって、余韻に綺麗に消えていくのです。プリュムさんのワインは、多くのドイツワイン生産者が憧れるというだけあって、何か気高さと、トロっとした優しいバランスが本当に素晴らしいと思います。(さて、前回のヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット2007年が売り切れ、次に、この2009年のワインを開けています。2009年は、フランスと同様に、本当に熟した丸い果実味で、豊かさをたっぷり感じます・・・)◎ゲヴルツトラミネール グランクリュ オステルベルグ 2011年 (キンツレー家) 120ミリ¥2200(70ミリ¥1100)仏・アルザス地方です。これは、遅摘みの甘口ワインだとは思っていなかったのですが、味見してみると、しっかり熟した葡萄を使っていまして、これは、デザートワインに入れるべきだとおもい、このページに載せています。キンツレー家のワインは、純粋なアルザスのミネラルの清涼感と、熟した葡萄の甘さ、暖かさの両方を感じる、とても心地よいバランスを持っています。安心感のある、優しさを。◎ブラウネベルガー ユッファー ゾンネンウアー シュペトレーゼ 2005 (シュロス・リーザー家) ¥2600(¥1300) 独・モーゼル地方です。この生産者のワインは、昔から仕入れたかったもののひとつでした。口の中に含んだ瞬間から、スーっと、一本線を引いたかのように、一直線に余韻まで抜けていく酸味。あまりにも上品で、いつまでも忘れられない鮮やかと、ふんわりした軽さを残します。モーゼルワインの個性は、やはり甘さと酸味のバランス、言いようのないほどの清らかな甘さにあると思います。彼のワインは、本当に綺麗で、素晴らしいと思います。「ドイツワインは甘いだけ」と勘違いしている人に、無理やり勧めたい・・・。 ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。◎シャトー クリマン 1982年 60ミリ¥4000(30ミリ¥2000) 仏・ソーテルヌ地区(正確にはバルザック地区)です。ディケムなどの古典的で、立体感のあるソーテルヌのワインに比べて、この「バルザック」のクリマンは、溶けるように滑らかで、丸みがあって、酸味と甘さが上品に寄り添っています。ディケムのライバルと言われる理由がよくわかります。それだけ、正反対の味わいをしているからです。さて、1982年というヴィンテージは、酸味がとても綺麗で、果実味がとてもフレッシュなのが特徴です。(8月27日に開けて、味見しました!。すごく透明感があって、「綺麗」です。いつもの年ほど、充実した肉付きはないのですが、それでもクリマンならでは、の酸味と甘みの溶け具合が、素晴らしいのです)◎ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ゴールドカプセル 2006年 (ヨハン ヨゼフ プリュム) 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。(8月3日に開けて、味見しました!。溶けた甘さと酸味が渾然一体となって、ふくよかな触感がもう止められません・・・。やっぱり、プリュムさんのワインは特別です)★長期熟成した日本酒。◎義侠 純米吟醸 特別栽培米山田錦30%精米(平成15年BY) 100ミリ¥3500(50ミリ¥1800) 愛知県産です。な、なんと、平成15年に醸造していて(H15BY)、10年も熟成しています。もともと、古酒専門の蔵(達磨正宗、木戸泉)が20~30年以上熟成した日本酒を出すのは珍しくありません。しかし、この純米吟醸で、しかも30%精米という「脆弱と言われる」原酒を、ここまで熟成して、ここまで骨太の味わいを出せるなんて、本当に信じられません。ヒネ臭など微塵も感じられず、豊かで、輪郭が鮮やかで、米の旨みが重層的に感じられるそのコクは、やはり義侠さんならではかもしれません。もともと、この蔵の熟成の古いものはずっと探していましたが、ここまでスゴイのに正直言って驚いて、早速購入して、リストに載せることができました。この重厚なコクを味わうには、やはり食後酒という範疇に入れたほうがいいと思います(お燗にすれば別ですが)。このパワーと骨太の輪郭を、ぜひ一度でも味わってみて下さい。こんなに素晴らしいなんて、本当に驚きです。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2013.09.11
では、水曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)★ドメーヌ ガヌヴァの、ヴァンジョーヌが入荷しました!。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎ラタフィア ド シャンパーニュ シングルカスク2009年 (ジャニソン バラドン家) 60ミリ¥2000(30ミリ¥1000) 仏・シャンパーニュ地方です。アヴィズ村で有名なジャニソン家ですが、こんなに、 ジューシーなラタフィアを作っているなんて驚きでした。まるでリンゴと苺のジュースを 混ぜたようにフレッシュで、活き活きした酸味と甘みが、本当に自然・・・。これは、 食後にさっぱりしたいときに、まさにふさわしいのでしゃないでしょうか。◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン●センチュリー マディラ マルムジー ソレラ 1900 (エンリケ&エンリケ社) 20ミリ¥4600 ポルトガル・マディラ島です。な、なんと1900年!のワインで、ほぼ一年前に買って グラスワインとして売っていました。その時の感動が忘れられず、もう一度購入し、 このようにリストに載せることができました。やはり、1900年というヴィンテージは、 幅広い地域で、本当に熟した、良い葡萄が取れたみたいですね。ギューン!と いう立体感のある鮮やかさと、深いコクのあるジワっとした甘さのメリハリがクッキリ していて、この振り幅の大きさこそ、100年以上熟成して、途方もない旨みを 葡萄の果実味の背後に蓄えることができるのです。 おそらく、開けたての段階では、とても鮮やかでフレッシュなのですが、徐々に時間 がたって、どんどん旨みが湧きだし、その丸さが拡がっていくなっていくスケールの大 きさが楽しみです。 (5月7日に開けて、味見しました!。酸味の鮮やかさがやはりスゴイです。この新鮮 な酸味のおかげで、長い間熟成できる能力を蓄える・・・。こんなに鮮やかで、自然 な甘さがあるなんて、やはりマディラワインの鍵は「酸味」だなと改めて感じさせていた だきました)★おすすめブランデー◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー●グレンファークラス 1979 スコットランドの偉人シリーズ No.9「アーサー ベル」 蒸留所元詰め 樽出し 30ミリ¥3500(18ミリ¥1800) スコットランド地方、ハイランド地区です。豊かなシェリー樽をふんだんに持っていて、なんでこんなに豊かなのだろう、と思えるほど重厚なウイスキーを生み出しています。20年~30年前は、マッカランが最も豊かな味わいのウイスキーを発売していましたが、今では、マッカランの良質なシェリー樽は枯渇し、昔ほど豊かな味わいを生み出すことができません。しかし、グレンファークラスは、本当にいい樽を持っていて、コンパクトながらも、カカオや、(上質の)カラメルのような拡がりのある味わいがふんだんにあり、本当に品質の高い味わいとなっています。このウイスキーは、およそ10年以上前に瓶詰されていて、開けてからもだいぶ時間が経っています(3年前)。ただし、開けてすぐの段階では、ギューン!という尖ったアルコールの鋭さだけが支配的だったのですが、今では、口の中に拡がる豊かさ、濃厚な甘さを、思う存分味わうことができます。これぞ、グレンファークラスという柔らかさが素晴らしいなと・・・。 エレヴァージュ 吉田 岳史
2013.09.11
では、火曜日の白ワイン・シャンパンのリストです。クリュッグ ヴィンテージ 1998年、リストに載せました!。あまりにも素晴らしすぎて、今日は、6回目のグラスシャンパンになります。2002年、ビアンヴェニュ・バタール・モンラッシェ2002年(ルイ ラトゥール社)をリストに載せました!、予想以上に、美しくて、素晴らしいじゃないですか!。まだまだたっぷりあります~。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★ロゼワイン○ラ クロワ デュ プリュール コート ド プロヴァンス 2012年 (ファミーユ スメール家) ¥1200(¥600) 仏・プロヴァンス地方です。真夏の暑い時期に、水みたいにガブガブ飲めるロゼワインをずっと探していました。「真夏の暑さを、癒してくれる冷たく、気持ち良いロゼワインがないかな?」と、何年間か考えていたのですが、今回ようやくそんなロゼワインに出会いました!。これは、思い切り冷やして、火照った体を鎮めてくれる清らかさに溢れています。ゴクゴク飲むことができるほど、体に素直に染み込む、まさに「南仏のロゼ」を、思う存分堪能して下さい~。実際に、エレヴァージュで保管してから味見してみると、やはりいいじゃないですか!。もう水のように滑らかで、ゴクゴク飲めます!。喉の渇きを素直に癒してくれる、真夏に最適のお酒です!。★シャンパン〇ピエール モンキュイ グランクリュ ブラン ド ブラン 2004年 ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。実は、この蔵に関しては、そんなにいい印象を持っていませんでした。しかし、この2004年ものを飲んで、あまりに素晴らしいのに、驚きました。2004年らしいミネラルの輝き、透明感のある酸味がとても綺麗で、丸みを帯びているのです。シャンパンのヴィンテージのイメージは、なかなか定着しづらく、画像として浮かび上がるのにとても時間がかかり、苦労するのですが、2004年ものは本当に素晴らしいようです。(シャンパンは、品種を混ぜたり、糖分を加えたりするので、イメージが定着しづらい) こんなに素晴らしいのなら、これからも、どんどん買っていきたいと思います。◎ギー ラルマンディエ グランクリュ クラマン 2004年 ¥3500(¥1800) 仏・シャンパーニュ地方の小規模生産者(レコルタン・マニピュラン)です。クラマン村の「ふんわりした柔らかさ」というテロワールそのものの味わいで、ふくらみのある果実味の中から、チリチリという綺麗な酸味が輝いています。特にギー ラルマンディエは、肉づきの豊かさ、丸さが特徴で、開けてすぐにこんなに柔らかく、しっとりしたコクを感じるシャンパンは、なかなかありません。◎クリュッグ ヴィンテージ 1998 70ミリ¥3000 1998年ものは、味わいが「開いて」います。個人的には1986年に似ているの では と思っています。タンニンがほんのりありながら、その奥の果実味が、蜜の ように甘く、ふくよかで、柔らかい触感・・・。今飲んで、十二分に美味しくて、個人 的には1996年 ものよりも、今飲むなら1998年物を勧めます。 よく「この年は当たり年?」とか、ヴィンテージチャートをあてにする人がいますが、 本音を 言えば、ヴィンテージチャートは全くあてになりません。それよりも、それぞ れのヴィンテージ が織りなすワインの「形」を把握している方がどれだけ重要かと。 そして、その形によって、 飲み頃が違ってきますし、しかも、ヴィンテージの良し悪 しではなく、そのヴィンテージの「形」 が好きかどうかによって、どんなワインを選ん だらいいかが決まってくるからです。ですから、 ヴィンテージチャートが高得点だか らと言って、その年のワインが、それぞれの人の味覚に 合致する保証は全くありま せん。 このヴィンテージ・チャートの話に関しては、近いうちに改めて書きたいと思います。 結論を 言えば、どの年がいいか悪いかなんて、意味がありません。その年の「形」 が、飲む人の 味覚に合うかどうか、または、何年後に合う可能性があるか、色合い の違いを把握する 方がでどれだけ重要か。書き出したら止まらないので、いずれき ちんと述べます。 (月曜日に開けて、味見しました!。これを開けるのは6本目?ぐらいなのですが、 酸味が柔らかくて、蜜のような甘さと、鮮やかな葡萄らしさが全面に出ています。 これから、どんどん甘さと落ち着きが出て来て、おいしくなるでしょう)★白ワイン◎サンセール アン グランシャン V.V.2011年 ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。エレヴァージュでは、この生産者のワインを、2003年ヴィンテージからずっとハウスワインとして置いてきました。清らかで、ロワールの冷涼な気候が、目に浮かぶようなほどの清涼感があって、酸味とミネラルの透明感は、もうこれ以上美しいワインは、なかなかありません。(はい、ヴィンテージが変って、2011年が入荷です!。さて、どのような味わいになっているでしょうか・・・)◎サヴィニエール "クロ ド ラ クーレ ド セラン"2011 (ニコラ ジョリーさん) ¥3500(¥1800) 仏・ロワール地方のカリスマ的な生産者です。超有機的農法(ビオディナミ) の先駆者で、ルロワさんも、そのやりかたを習うために、彼のもとを訪れまし た。葡萄の一粒一粒の生命力を、鮮やかに感じるようにキラキラしていて、 口の中で、葡萄の粒が弾けるような感覚に陥ります。偉大な、ロワールのワイン の頂点の一つではないでしょうか。 (このワイン、開けて1週間以上経っても美味しいと、よく輸入業者の方々が、 アピールしています。しかし、ただ保存するだけでは美味しくなりません。むしろ、 きちんと温度管理をしていないために、味わいが歪んでしまうのです。もし1週間以 上保存するなら、10度以下の状態で、きちんと保管する必要があります。そうす れば、より一層その個性を、パノラマのように広がる多彩な味わいを、堪能できる のではないでしょうか)◎ムルソー V.V.2010年 (ヴァンサン ジラルダン家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。一昔前までは、ヴァンサン・ジラルダン家のワインは、抽出が深く、えげつなく濃い物を作っていました。しかし、ここ数年、驚くほど上品な味わいに変わって来て、「フランスらしい輝き」を見せるようになりました。透明感のある果実味の中に、酸味とミネラルがキレイに寄り添って、これはもう、喜ばしい方向転換と言えるでしょう。こんなに上品に変わったなんて、本当に驚きです。そして、2010年らしいミネラルの柔らかい「ふくよかさ」が、このムルソーらしい深みに、よりいっそうの完成度の高さを与えています。◎ムルソー シャルム 2010年(ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4000(¥0100) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュの「ハウスワイン」も、2011年の後、 やはり2010年があまりにも素晴らしいので、2010年に変わっています。実際に、 ミネラルの光沢がツヤツヤしていて、ふくよかな滑らかさがあって、今飲んで、驚く ほど美味しいのです。もっと早く気付いて、片っ端から飲んでおけばよかったなと、 思います。あまりにも完成度が高いので、ただただ満足するだけ・・・。★ルイ ラトゥール◎ビアンヴェニュ バタール モンラッシェ 2002年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。2002年ものは、本当に素晴らしい出来で、酸味とミネラルがピーンと一本張り詰めていて、とても美しいのです。実際にルイ・ラトゥール社の作り方は、どちらかと言えば、ドーン!という重厚な豊かさに溢れている「マッチョな」味わいです。しかし、2002年ものらしい上品さとこの豊かさのバランスが取れていて、本当に素晴らしい味わいとなっています。(水曜日に開けて、味見しました!。こんなに美しい味わいで、いいんでしょうか!。本当に素晴らしく上品で、これは何が何でも、飲んだ方がいいです)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2013.09.10
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