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2013.03.09

学級委員選出の日

(4)

テーマ：小学生ママの日記(28784)

カテゴリ：教育・育児

新学期が３月４日に始まり、数日が過ぎて、顔見知りになった頃の昨日金曜日、学級委員選出があった。

クラス委員になると、結構先生からいろんな仕事を任されたり、先生がいないときには、先生の代わりに皆を注意して静かにさせたり、１泊２日の修練会に行ったり、賞状ももらえる。

それに加えて去年の先生は、頑張ってスティッカーを集めた生徒にジャジャン麺をご馳走する会に、学級委員の３人は特別ご招待だった。

それがかなり悔しかったらしい。地道に苦労して、必死に先生に褒めてもらえるよう頑張って昼も歯磨きしたり、とにかくあれこれ頑張ってクラス数名以内に入るようにスティッカーを貯めたのに、クラス委員はそんな苦労をせずにすんなり。。（笑）

歩兵と、騎兵の違いみたいな？？

それは悔しいだろうねえ。

それに加えて、去年の学級委員（韓国では、パンジャンという。パンがクラスで、ジャン＝長）は皆が騒いでても、ずっと読書に没頭し一切クラスを収めなかったとか。

「あんた、クラス委員なんだから、ちゃんと注意しなさいよ」と言っても、「え？？ああ」って感じで、全然関心が無かったらしい。

なのに、目立つ仕事はバンバン与えられるという。。たとえば学芸会の司会とか。

「そうよ～～、ヨナちゃんのほうが、気がつくし、先生のお手伝いもしっかりするし、勉強もがんばるし、ヨナちゃんみたいな子がクラス委員をしたほうが、クラスの平和のためよ～。きっといいクラス委員になれるよ～～」と一応けしかけてみた。

今まで、「出てみる？出てくれたらお母さん嬉しいんだけどなあ。選ばれないから、一応立候補だけでもしてみようよ～～」と言っても、いつも恥ずかしいと、やらなかったから。

やっぱりジャジャン麺ご優待は、効いたらしい。

前の日に、「私がもしクラス委員になったら・・・・」という公約文をノートに書いてくるようにといわれ、前に出て発表する。

お～～、選挙の練習なのねえ。

書いてくれというので、私が書いて。。（笑）

皆お母さんが書くらしい。

選ばれたかな～～、どうかなと帰ってきて聞いてみたら、１票差でだめだったらしい。

残念だったねえ。

それだけだったら、仕方ないか・・・と思うんだけど、なんとクラス委員に選ばれた子の公約が、

だったという。

え～～！！

なんじゃそりゃ。みんなのために一生懸命やるとか、そういうことは一切言ってないの？

そ、それで、みんなはコルパプが食べたくて、みんなは大量にそいつに入れたのか～～！！

なんて、浅はかな生徒たち。

もちろんヨナちゃんだって、他の子だって、クラス委員や、副委員に選ばれたら、それは常識で、いろいろクラスに必要な間食や、ジュースの差し入れや、学用品なんか、先生に差し入れ申し入れるじゃろ。

去年のクラス委員たちは、お母さんたちがそういうのは良くないと思ったのか、一切なにも差し入れしなかったというから、すごいよねえ。

必要なものもあったんだけど、しびれを切らして、学父母会のオンマがいろいろ差し入れしていた。

去年は、公約文でそういうことを言ったら、落選させるように先生がしていたらしい。

いい先生でしたね。

今年はそういう子が受かってしまった。

家に帰ってきて、ヨナちゃん、「悔しい～～！！！」と言っていた。（笑）

お兄ちゃんも、「そうだそうだ、そういうのは、選挙違反っていうんだよ、そういうのにつられるなんて駄目だよねーー」なんて、言ってた。

でも、これをいい経験として、選挙についていろいろ考えるきっかけになったと思う。

食べ物に釣られて入れるんだなあって、私はちょっとびっくり。人柄とかそういうの関係ないのかあ。韓国らしい。

ヨナちゃんと仲良しで隣のクラスになった、ユジンちゃんは、朝に何も言わずに皆にマイチュウ（ハイチュウのパクリみたいな。＾＾）を配ったんだとか。

見事、副パンジャンになっていましたよ。

く～～！！そういう根回しをしないといけないの？？

なんか、変だわ～と思ってしまった。

もちろん、選ばれたら、親としても、クラスのためにいろいろ気を使うつもりではいたけど。

いろいろ状況を聞いてて、ヨナちゃんと言い合ってたこと。

「なにそれ～！！卑怯よね～～」

「本当腹が立つ～～、あの子、いたずらっ子でまたぜんぜん仕事しないはずなのに」

「本当よねー、コルパプたった一回の差し入れで済ませようってのも、虫が良すぎるわよねー、選ばれたら、３、４回差し入れしろよって感じだよねえ。そんなのに釣られる皆もバカよね～、ヨナちゃんだったら、もっと差し入れしてあげたのにねえ。そんなこと公約でいわないだけよねえ」

などなど言い合って、憂さ晴らしをしていた。

とにかく、ヨナちゃんの腹の虫は納まらなかった。

そうだろうな、悔しいよね。

段々言ってるうちに、私も腹がたってきて（笑）、「そんな卑怯な子に後悔させるために、分かったわ、ヨナちゃん、今度のホワイトデーと子供の日には、おいしいクッキーをたくさん焼いて、女の子だけに配っちゃおう、食べ物に釣られた男の子たちには、後悔させるために、何にもあげないわよ！！」ということになった。（はは）

（食べ物に釣られたのは、ほぼ男子だから・・・笑）

ヨナちゃんは、いつも何かのために、友達にお菓子を真心こめて、可愛い袋に詰め合わせて何度も持っていくタイプなのだ。毎年。

皆が帰りにおいしそうに食べてくれるのを見ると、嬉しくなるんだとかで。

潤いのない学校生活、ときどきは、そうやって、皆でお菓子を食べて、楽しみたいと。

今年もまた、クラス委員でもないのに、一生懸命皆に尽くすんだろうなあ。

ちょっと可哀相な気もするな。

本当に、韓国の選出法とか、子供の考え方とかって、面白いですよね。

親としては、内気だったヨナちゃんが、積極的になって、皆の前で大きな声で、公約も言って、投票のストレスにも耐えたってのが、嬉しかったな。

結構子供の生活って、ストレスあるものですよね。社会に出る前の練習には、とてもいいと思います。私は実はそういうの、全く駄目だったから。（笑）

男の子３人、女の子３人も立候補しなければならなくて、票が割れすぎちゃうから、仕方ないよねえ。選んでくれた子がいただけで、ありがたいよね。＾＾

実際、１票しか無かった子も数人いたらしい。

結局、先生がヨナちゃんともう一人の子が一票差で惜しかったので、先生のお手伝い係に使ってくれるそう。

よかったね。