3月3日 木曜日
朝方は雪、そして今も霙交じりの雪が降る悪天候である。
だが、ちょうど卒業式の始まる1時間ほど前から日が差して、
卒業式にふさわしい日和となった。
卒業式は雪、というのが富山では当たり前のようにもなっているが、やはり晴天がいい。
青い空が見える、それだけで卒業生の未来が祝福されているように思える。
卒業式は、厳粛というよりとても簡素でさわやかだった。
「今年は泣く子がいないわね」と隣に座った先生が小声でささやく。
そう、たぶんそれは答辞を読んだのが男子生徒だったからだろうと思う。
しかも全国大会にも出た運動部の生徒である。湿っぽくなるはずがない。
卒業式のクライマックスはやはり卒業生代表の答辞である。
このところ、私が勤務する学校では女子生徒が答辞を読むことが多かった。
途中で声を詰まらせながらの答辞は、いかにも卒業式らしい。
他の生徒や教職員も涙を誘われる。
でも、今日のように湿っぽさのこれっぽっちもない卒業式もさわやかでよかった。
まだ進路の決まっていない生徒も多い。
国立大学の合格発表まで後3、4日。卒業生の前途に幸あれと心から願う。
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