クロがなぜ死んだのか?実はよくわかっていない。
直前まで、まさか死んでしまうなどとは少しも思わなかった。10日の午後日向ぼっこをした後、2,3時間行方不明になっていた。クロを外に出すときは、必ず一緒に付いていくのがこの3年ほどの習慣であった。
あの日、「みゃあみゃあ」という鳴き声に、てっきり家に入りたいのだろうと思って放っておいたのである。この何日かは外へ出ることもなかったから、まさか家の敷地から外へ出るとは思わなかった。
夕方帰ってきたときに、ずいぶんよろよろしていた。夫は、何か毒でも食べてきたのではないかと疑っていたほどである。餌も何を上げても食べようとしなかった。クロが餌を食べたのは、その10日の朝が最後である。
そして、11日も朝から何も食べずに寝てばかりいた。排尿も朝ほんの少ししたばかり。
昨日そんな話をしていたら、やはり猫を飼っている司書のYさんが腎臓が悪かったのではないかと言う。
腎臓?雄猫は尿管が狭いので、おしっこが出なくなり、あっというまに新でしまうという。
そう言われれば、思い当たることがやまほどある。クロの好物はまず海苔、それから魚は鮭や鯵、もちろん煮干しも好きである。朝ご飯のときなど、必ず夫が少しだけれども食べさせていた。
夫だけではない。私もクロが餌をあまり食べようとしないときなどについつい煮干しをやってしまったりしていた。「人間の食べ物は猫にはしょっぱすぎるんだよ」と言いながら。
この夏、以前にもましてよく水を飲むなあと思うことがたびたびあった。私たちの気づかないうちに、クロの小さな腎臓はやられていたのであろう。
可愛がっていたのは嘘ではない。しかし、もしかしたら間違った可愛がり方、飼い方をしていたのかもしれない。そう思うと、クロは私たちのエゴによって死んでしまったということになるのであろうか。今さら悔いてもどうしようもないのだけれど・・・
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