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スタートから雨、、途中、良くても小雨まじりの曇天。雲は、日高山脈に阻まれ、峠上のトンネルを抜けると、様相は一変し眼下におなじみの光景。十勝平野が、朝日に明るく照らされていた。でも、目的の山はまったく見えない。そして、ベース基地の屈足は、、まだ雨、、、。だ~ったが!午前10時、「ホレホレ~!」ってな感じで予想どうりに、カイフク!広りはじめた青空に♪パンパカパ~ン♪っと、ファンファーレが鳴り響いて、心ウキウキ、そら耳もまた楽し!早朝4時過ぎ、HONDA氏がステップワゴンにバイクを押し込んで現れた。好物のジャガイモの箱を差出し、「貢もんダス、共食いして、楽しんでや、、」と、これまたソラミミだったか?小雨が降ったり止んだりする中、ハイエースにバイクを移し荷物を放り込み、オッサン二人とバイク2台の入った貨物車は、「本来7時から11時まで営業のはずなのに24時間やっている、よろず食品チェーン店」へ。朝食とパワードリンクを仕入れ、5時、初の同伴トランポ開始。本日のミッションは、520円の「ゼナ」というパワーサプライの暗示力にあやかり、肉体はバリバリのつもり、、、寝不足のアクビを、、気合で噛み殺す。動脈硬化率は、ギリギリだけど、まだ、一応は、、標準値内、、のはず、、。朝の発奮は危険と聞くので、作動油の急激な圧力上昇を避け、なるべく力まない様にアクセルを踏む。いざ!、トムラウシのフトコロへ!、、ブッブ~。オフロード走行フィニッシュ予定のペンケニコロベツ林道の里側の出入り口は、ベースにする屈足温泉のある公園のすぐぞば。走り終われば風呂へポッチャ~ンとイケル。しかも、パンケニコロベツ林道の出入り口までわずか数キロ、という、とってもステキ組み合わせ。さらに、奥にはヌプン温泉、途中にトムラウシ温泉があるので、走りもさることながら、やりようによって楽しみの多いステージなのです。まずは、両方の入り口を見て廻り、クローズされていなことを確認。午前9時、公園に車を止め、雨が止むのを待つ。ここは、ダム湖に併設された広いきれいな公園。敷地内のパークゴルフ場以外は、時期のせいか?淋しい。昨年も使わせてもらったこの駐車スペースらしきところは、今年もヒト気が無く、まるで貸切。「絶対に晴れるはずだ」という予測の上、すでに清水や帯広方面は晴れたけれど、このあたりから山にかけては、なかなか回復しない。時間が掛かるのかもしれないので、場合によっては雨中でのスタートも、やむを得ないと覚悟。しかし、山でガスっては困る。そこで、このまま車で道々718で奥の様子を見に行くことにした。林道出口まで、岩松湖、東大雪湖を経て、十勝川を遡り、40キロ弱のドライブコースを往復する。走るにつれ、雨が止み山の姿が見え始め、やがて雲が切れ青空が顔を出し始める。ガスの心配どころか、ドンドン急速に回復しはじめる。そして、ベースへ戻ってきた時には完全に「晴れ」。どうやら、ヌプンまで行けそう。ウキウキ、ニタニタ、、と、準備して、11時17分、パンケニコロベツ林道へ、突入!↑の写真は、上げた高度を一旦下げ、沢沿いへ下がって谷底を渡るヘアピンカーブ。この林道特有の締まった路面で、雨上がりでも走りやすい。最大の特徴である見通しの良いリズミカルなコーナーが、奥十勝峠まで快適に続く。その状況に、シビれて、、HONDAさんがフォ~!っと、そのまま、、コウチョク!、、、パッキ~ン。その後、再び高度を上げ、木々が葉を落とし荒涼とした山肌が、綿雲を少し抱いた青空を引き立てる。空も広さを増して、峠上が近いことを予感させるカットです。 峠上は、高原を走る心地よい雰囲気で、簡単に通り過ぎるのがもったいない。支線へ入り、カンバ類の白と緑の松が混じるロケーションを楽しみます。 緑が濃い時期と比べると、かなり見劣りするものの、好天と、それによる気持ちの明るさで、こういう時ってのは、ゼーンブ良く見えるんです。道は間もなくペンケニコロベツ林道とシートカチ林道との三叉分岐に出くわし、同時に「奥十峠」の表示を確認できます。シートカチ林道へとクラッチを繋ぐと、緩やかに下るストレートが、十勝岳連峰へ突き刺さるビューポイントに差し掛かります。2~3箇所ほどのカメラポイントを確認しつつ、撮影は帰りにするとして、グッと速度を落としトコトコと景観を堪能。ここで、十勝岳の直下を廻るレイクサベツ林道を経由することもできますが、景観も特に無く、狭い荒れ気味の消化的コース、というのが前回の印象。熊の出没も多いらしいので、今回は最初から予定しませんでした。 そんなわけで、15kmほどシートカチ林道を下って道々718へ、ホッとする間もなく数十メートルで、ヌプントムラウシ林道へ入ります。そしてここで、「自然災害により露天風呂は使えません。」との看板あり。アチョ!ガッカリ、、、ですが言うまでもなく、ゴーグル越しに、「んならばその様子、見にいくべか~」と眼力通信(?)。木々の葉がすっかり落ちたヌプン峠の道は、前回知ることのできなかった、高さを感じさせてくれました。こーゆー時って、お○○の穴がキューっとシボム様な。。。なりませんか?数百メートルはあろうかという谷底には、十勝川源流が大雨で暴れた様を残し、道の反対側はこれまた底の見えない深い谷。モロに狭い尾根を走っていると分かるところが2~3箇所。前回は、、景観の楽しみが無い林道と感じましたが、周辺の山も良く見える今回はまったくそんな気はしません。約15キロのヌプン峠越えの後、道は沢沿いに降りると間もなく、非難小屋にさしかかり、その奥、山に囲まれ開けた川原の中ほどに、源泉から立ち上る湯気と、脱衣小屋が目に入ります。ここまで、連続ダート61km。折り返し地点は、だ~れも居ない貸切でした。さて~!源泉かけ流しの露天風呂はホントに入れないのか?と見渡すと川岸に大きな流木は増えているけれど、なるほど、、、丸太橋が無い、、こういうことなのネン。なんとかならんのか?とナタを片手に、それぞれ川原をウロウロしはじめる。想定外だが、むしろコノ「ナンカしなきゃならん状況」が、なんだか楽しいのだ、、ニコニコヌプン。川幅は5~6m、水深は浅いけれど流れが速く力強い。しかも周辺共にヨロメキ歩くゴロ場。浅瀬を探して足を踏み込めば、膝や太股まで水が跳ね上がることは、水中の石を見れば容易に想像できる。気温10度での走行を思うと、衣服を濡らす訳にはいかないのだ。流木とゴロ石しか目に付かないこの場で、渡りに足場を得るとしたら、木と石、この二つの組み合わせしかない。棒高跳びするには、体のキレが悪すぎるので、ここは順当に橋を渡すべく、二人で運べそうな流木に愛用のナタ、「コテッちゃん」を振った。振り始めて間もなく、だらしない事に腕がアガリぎみ、、額に汗がにじんだ。「やっぱ、やめよっかな~、、、アハハ~、、、汗」と、そこへ、HONDA氏が「ハイハイ~、ノコ!ノコ!」軽いフットワークで救援に駆け寄り、選手交代。ノコ太郎が切り込み、コテッちゃんがクサビを勤める。ヌプンの川岸で二刃のコラボであるが、やはりこの場はノコ太郎の力が大きい。なんとか渡せると思われる長さを一本切り出し、二人で抱えてヨタヨタと、選定済みのポイントへ運ぶ。訳の分からん事を、それぞれ勝手にホザきながら、、だったと記憶する。「な~んダッテ、、マタ、、、ッタク、、、ブツブツブツ、、。」「オレラ、、、ナ~ニヤッテンダカナァ~、、、ボソボソボソ、、、。」最大の難関は、上手く橋脚となる石に乗せる事で、失敗すれば流さ、ハイそれまでヨ。何としても一発で決めないと泣きを見るので、とうぜん気合が入る。二人とも一気に若返り、ケイン・コスギに化けた。「ファイトー!イッパァ~チュ!」(実録版=「イデデ、チョット!マッタマッタ!、、ポキッ、、ウッ、いったんオクベ!」)急激な血圧の上昇と筋肉の震え、ドウキ&イキギレに絶えつつ、「おりゃ~~~!!」っと、やっとの思いで垂直に立て、狙いを定めて向こう岸へ倒しこむ。あとは、震えの残る手で、しっかりと座りをつけて、、、たち際に、、ヤバイ、、左のフクラハギが、、ツッタ!、、、汗とってもエキサイティングな、サスケのステージ、、を、作ってしまった、、、汗まさかの沈に備え、カメラをスタッフバッグに入れ、ブーツとオフロードパンツを川原に脱ぎ捨てる。裸足でモモヒキ姿のオッサンが二人、、、丸太の上で踊ったとさ。※制限文字数の限界につき、残りはPhoto BBS へ → http://bbs3.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=61308
2006年10月30日
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HONDA氏と、「出るか?どうする?」と、天気状況をずっと見守ってました。レーダー画像、衛星画像、天気図、、これらを見ると、どうしても、予報が納得いかない。予報は実態よりかなり悲観的に出ることが多いので、しょうがないんですが、回復のタイミングがきわどい今回の様な場合は、雲や降雨の現状から自分で判断するのが良いと、最近思うようになってきた。要するに、予報に加え、他のデータで自分なりの予測をする、ということで、充分に悩むので結果がどうあれゲーム感覚。コレ自体が楽しみの一つになってる気がする。早朝、屈足までトランポして、ペンケニコロベツで奥十勝峠目指します。シートカチ往復して、パンケニコロベツで、連続100km。天候しだいでルートカット、もしくは、ヌプンまで延長すべか。悪天候でだめでも、温泉入ってきます。初の、同伴トランスポートなり。
2006年10月28日
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「ドーム行って、ダフ屋やるかな、、。」って、お金が欲しくて、朝飯の時に、食いながらホザイテたら、昼飯の時に、ダフ屋さんが、お縄になる映像が流れて、「アハハハハ~、、、やめて良かったね~」と、いつもより周波数の高い声で、明るく笑った。ネタにこまり、しょうもない私の描写、、暴露。ふむ、、そだ、日記とは、、こうあるべきか?
2006年10月26日
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週末のこと、「どしてるかな~?」っておもってた、まじむさんが、ダンボール箱をかかえて「ど~も~、、」と来てくれた。パソコンのディスプレイが不調で、不自由しているとのこと。ジェベルの燃料タンクとキャブレター、それに★印のアルミ缶が6本。持ち込んだ金物は、どれも内部に酸化物やら醗酵物か発泡物の疑いあり。とりわけ、★印は、、、別扱いとして、遠慮の言葉と笑顔と手が同時に出た、、、笑。BBSでやりとりのあったジェベルの不調で、帰札ついでに治療に寄ってくれたのである。分解途中の写真ですが、後の画像は、BBSにてチョビッと公開。
2006年10月24日
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夕方、、早めに仕事やめて、ちょいとお散歩ツーリングしました。寒くなったので、ウインドスクリーンの効果やいかに?という、その味見をかねた気晴らしってとこです。皆さんお馴染みのコースで、アジト~ポロピナイ~ラルマナイ~恵庭~北広島~アジト。オフロード無し、約3時間、134km。支笏湖サンセットクルーズは、、ちょいと遅かった感じですが、なかなか幻想的な空気でした。それで、肝心のウインドスクリーンの効果ですが、一口に言って、絶大では無いけど、確かに効果を感じます。前回と前々回のポンで地図やグローブの「物置」として、その便利さは、非常に感じてました。ゴーグルから下の空気の流れがスポイルされる事もわかっていて、虫が胸元にぶつかってヘルメット内へ入り込むということが無い。といういい点も見つけました。だた、暖かい時期だったので防風のありがたさがピンときませんでした。今回は、ジャケットの上腕前面にに付けた温度計で10~15度。ナックルガードで防風下のモトクロスグローブは、通気性ツーツーでもぜんぜん手が冷たくないけれど、手をグリップから離して風に当てると、瞬時に冷たさを感じます。これだけでも防風の効果の大きさは、実に良く感じとれます。これと同じ様に、もしも、走行中にパッと、折りたたむことができるとすれば、もっとハッキリ違いが分かると思うんです。それで、走行中に立ち上がってみたり、、、、。首や胸に当たる風の違いを感じるものの、上へ整流された空気が胸にあたるので、正しい比較にはならない。厚着による感度の鈍さとあいまって、風圧の差が確かにある、、というだけ。「効果的なはずだ。」という、少しあやふやな話ではあります。できれば、縦にもう10cmぐらい、左右5センチづつ、大きければ、かなり違いを感じるんじゃないかな?。もっとも、形状も重要な要素だとは思いますが。総評として、ある程度の防風よりも、「物置」ができた事の方が、かなり嬉しく、、、実際にスゴク便利です、、笑。
2006年10月15日
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天気良すぎて、実に焦りを感じますな~。明日の日曜日は、良くない予報だし。美深町のオフィシャルサイトでは、観光案内に「函岳」と「松山湿原」が新しく追加されてます。いつからかは分からないけど、「NEW」ってなってました。それぐらい、人気が出てきたんでしょうね。ほとんど人がこなくて、好きなように写真がとりやすいのが、あそこの良さを倍増さえてくれてますから、、、ちょっと心配。 ★でもって、肝心の函岳、通行状況ですが、、、★ (美深町オフィシャルサイトより拝借なり) ↓>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>函岳への道路が10月8日から通行止めです 町道美深歌登線(通称スーパー林道)が10月7日から8日にかけての強風による倒木のため、通行止めとなります。 復旧工事が完了次第お知らせいたします。 ご迷惑をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。◎お問い合わせ先◎ 美深町役場産業施設課 電話01656-2-1611 施設グループ(内線169) 産業グループ(内線158)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ってことですよ。来週は休めそうにないので、今月の出動は無しになりそう、、、ガビ~ン!明日、、、意地になってでるか?ヒャッコイ雨は、、、少しでも怖いしな。一応生活防水型ライダーではありますが、、、低温に水気が加わる事に対し、敏感に反応する今日この頃。進行型加齢性変温体質なり。
2006年10月14日
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この時期から、冬にかけての冷たい雨は、、、毎年や~な気分になります。春とは逆の、、、憂鬱な感じ。予報では、この雨の後に寒気が入って、気温がグッとさがるとか、、、、、。生活や仕事上の冬支度もしなきゃいかんので、わずかに残るポンするチャンスを、というよりも、今シーズンを不満なく終える為の機会を得るのに、カレンダーとにらめっこしてます。
2006年10月11日
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明日は、出動を見合わせるつもりです。爆弾低気圧、、とまではいかなかったかもしれないけど、けっこう荒れましたからね、単に雨上がりというわけにはいかんでしょう。私なりの大雑把な見方ですが、北北西の風が残るので、大雪山系に雲が当り、北と西側に雲が溜まりやすい。だから、道北は問題外。(昨年は、山の上だけ、越えてきた雲が渦巻き雨を降らせた)一方、十勝側は晴れることになるが、大雪山系は付近は、多少超えてきた空気(雲)もあるはずで、平野部以外は不安定な可能性が高い。ちょうど、昨年のトムラウシ攻略の時と似た傾向で、風向きとしては良いことになる。が、、なにせ荒れた直後だけに、かりに晴天になったとしても、増水して濁った川を横目に走っても楽しくない。場所によっては降雨の後に、地盤の緩みが最高潮に達するので、危ない事もある。風が静まるまでにもしばらくかかりそう。したがって、トムラウシ方面は良くても「天気晴朗なれど波高し」的な感じだと予想してます。ツーリングできない天気じゃないけど、良い時しか出ない自分といしては、冷たい雨もやだから、、、明日は遠征するのは止めときます。
2006年10月08日
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道東スパー林道を抜け、R392の舗装路を軽快に南下。オフの様に細かく路面を見る事がないので、眼がとても休まるのを感じ、さらに、青空の中にコントラストの効いた風景が、心を和ませてくれます。ここから釧路までの間、国道2本と道々242が川の字の様に太平洋へ向かい、その中ほどを道東第2期林道が、東西に交差しています。実質的には中間で道々242が分断し、舗装路を4kmほど介す珍しい林道です。各幹線の補助的要素が強いと思われ、4輪の走行跡がかなりあり、もっぱら地域の生活道路としても、相応に使われているのではないでしょうか?路面は至って走りやすいのですが、さしたる景観にもめぐまれず、便利な林道、といったところです。別名、庶路本流林道とも言うらしい。阿寒方面への北上は、お馴染みの「まりも国道」ことR240よりも、当然の様にバイウェイを選択。ちょうど秘境シュンクシュタラ湖へ、発見沢林道と北陽ヘルフナイ林道の連携があります。奥地で通行止めという情報があるので、時間が押している場合はカットするつもりだったのですが、進入を試みることにしました。しかし、手前の発見沢林道の入り口を見落とし、連携がうまくいった場合に出口となる北陽ヘルフナイ林道への入り口まできてしまいました。逆周り覚悟で入山しましたが、数キロでゲート閉鎖。横をスルーして様子を見にいくと、道が山に飲み込まれて無くなっていました。ゲートに並んで他に2本の支線の入り口があり、通行可能そうな一番右に進入を試みるも、間もなく川渡りにでくわす。水流が白濁し渦巻く流れの様子からして、手前からスピードにのって飛んでやり過ごすことになる。寄り道であり、余興としても、この場でやるべき事ではないので退散。まりも国道(R240)を阿寒湖目指して北上し、途中で飽別白水林道 (あくべつはくすい)へ入りますが、峠の南側で路面欠落の為に通行不可という情報なので、飽別川からの入り口をパスして、阿寒国立公園となる白水川から入りました。後で戻って来て進入予定のフレベツ林道分岐を過ぎると、ゆっくりと高度が上がり、目の前に、、、出ました!、、シビレる高原の波状ストレート。写真では、逆光気味で彩度が出てませんが、この場しばしたたずんで堪能。帰りにまた順光で、、、と思い、ストレートの先で振り返りの撮影をしなかった事が、あとになって後悔することになります。徐々に森の峠道となり、高度を上げて行きます。やがて視界が開けると、みごとな展望に包まれ、一瞬胸が苦くなる様な興奮。絶景の独り占め、快感、そして大きなモノに生かされている、という実感。久々に見る雄大さに感激し、清涼な空気と光に中で、シビレて動けなくなったオッサンが独り、、、ボーっと立っておりました。この場を楽しみに、ろくな休憩もせずに走り詰めでしたが、やっと、お山を眺めながら、ゆっくりとオニギリの時間であります。足場の都合上、山の全貌がバックに入らなかった事が残念ですが、ヘルメットを題材にした即席のアート、、、オブジェ?、、、ちと、苦しいでっか?と、ここで、オニギリの異変に気がつく。手に持った感触が、ビミョウにいつもと違う、、、、「はて?指にマメでもできたかや?」オニギリ支持担当の、お父さん指、お母さん指、お兄さん指、各位を整列させ、かざして見ると、青い空をバックに、繊細で綺麗な糸が羽衣のごとくに、フワ~ンと優雅になびいてる。阿寒のお山とコラボレーション、なんとも幻想的な光景がステキでした、、、汗。昨夜、クーラーボックスに入れ忘れたオニギリは、、、いわゆるアレです。アメてます。この時期のオニギリ管理は、気が抜けませんな~。って、冷やしても翌日の午後まで、24時間の持ち越しは、無理があったか、、、。<本日の昼食>魚肉ソーセージ 2本チョコレート&カロリーメイト(まさか!用携帯食)レモン水 500cc粗食ながら、エネルギーと水分、そして精神の肥しを摂取したところで、引き返す前に、行ける所まで行ってみることにしました。先は、少し山陰に回りこむ様にしながら急な下りで高度を一気に下げ、飽別川の沢沿いに至ります。話によれば、間もなく路面欠落で通行不可とのことですが、それどころか、進むにつれ、整備された様子になってくるではありませんか。「この先 工事中」の看板が現れ、これまでか?と思いつつ、コーナーを抜ける。すぐに工事作業中の人が数人と、バックホー(通称ユンボ)に出くわし、作業の真っ最中ではあるものの、道路の形が仕上がった直後という様子。すると2人がこっちへ向かって駆けてくる。停車して、迎撃体制に入ろうとするが、なにやら様子が、、へん。出迎えてくれたヘルメットに首からカメラの彼は、同じくヘルメットに首からカメラのオイラに、ニコニコしながら「コッチへいらっしゃいな」と手招き。相手が「ププッ、、」っと吹き出したかどうかは、気がつかなかったけれど、オレッて、、、そんなに、ヘン?他の数人の皆さんも、こっちを見ニコニコ、、、汗まさか、ヘルメットのてっぺんに毛が生えたわけもなし、、、?きっと、ただ単にイイ人達なんだろう、と思う事にした。機械の動きを止めて、ギリギリ通れる程度の危ない隙間を、「早く行っちまえ。」とばかりに、通してくれましたから、きっとそうなんでしょう。峠からの距離や路面の様子から見ても、先に通行止めが無いことは明らか。充分に整備されたジャリダートを快走すること7km、まりも国道、見過ごしてしまった入り口に、予定外に出てしまったわけです。折り返す事無く通過できた事を喜ぶべきですが、順光で写真を撮り直すはずだった「魅惑の波状ストレート」の再走は、またの機会にオアズケとなり、ちょっと心残りです。まりも国道を、さっきの入り口までの同じ区間を再び走ります。飽別白水林道へ侵入後、まだ沢沿いの平坦な序盤に、フレベツ林道の分岐が右にあります。このまま、直進して例のストレートまで行きたいところですが我慢。時間も押し迫り、はじめての林道でもあるので少しでも余裕が必要です。トリップBの数値をゼロリセットし、進入時間をメモして、今日最後のオフロードラン開始です。進入後、険しさをあまり感じない谷あいを進み、穏やかながら高度を上げます。やがて森が開け始めると、明るい高原の道が延々と続き、気分爽快。緑の中にカンバ類の白がうれしく、いかにも国立公園の野道、という感じの綺麗で上品な雰囲気が続きます。できれば止まってゆっくりしたいとことですが、低くなった太陽が気持ちを急がせ、写真を撮るだけで我慢。ここも、是非また来たいステキな道です。徐々に下りはじめ、森に入るとやがて阿寒岳登山道に合流し、 平坦な道が続く様になります。終演も、、森が国道直前まで続きます。事前に承知の事とは言え、突然出くわす交通量の多いアスファルト道路には、ハッとさせられます。不健康な緊張感に頬をツネられた感じ、、、これにて現実逃避の時間は終了。凄まじいスピードで巡航する車やバイクの流れが、まぶしい夕日に消えて行く。その様を、冷たく空しいと感じつつも、単独に脳を持つ右手首が様子に反応。流れに乗るべく、久しぶりのフルスロットル。両腕と首にGを感じやや前傾姿勢、腕と胸、アゴで風圧帯を抱え込み、構えが整い、気持ちの切り替えが済む。同時に、社会復帰、、完了なり。約1時間ほど疾走し、17時、ベースへ帰還。同公園にある温泉「山渓閣」さんで、温泉に浸かる、、400円なり。帰路、リラックスしきった体で車を運転しつつ、それまでの時間を振り返ります。アレコレと思いを馳せ、これまたマイカーをトランスポーターに使ったツーリング特有の味わいであり、独りでも楽しい一時なのです。このスタイルは、少ない休みに遠くの山でポンするための、苦肉の策であり、馬力低下著しい体と、20代で成長が止まったままの遊び心の、苦しいギャップを埋めてくれ、壮年オフロードライダーの多くが賛同する、ありがたい手段なのです。おしまい。
2006年10月02日
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