Fastest Lap

Fastest Lap

August 24, 2007
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カテゴリ: Super GT
 僕が8月5日のブログに掲載した「生ぬるいでしょ、その裁定」の記事をご記憶でしょうか?
 その中で僕はこういった一文を掲載しました。
「スーパーGTでピットを常に締め切って来場者に見せようとしないNISMOやワークス系トヨタもしかりです。ニッサンやトヨタもサテライトはそれなりにファン・サーヴィスしてます。
 ニッサンやトヨタはファン専用イヴェントでファン・サーヴィスをして満足しています。小さくまとまって自己満足する器の小さい点が見え隠れしてます。
 本当はレースに脚を運んで見に来ていただけるファンにサーヴィスすべきです。メーカー系のイヴェントでファン・サーヴィスしてるからサーキットではしないのでしょうか?勘違いも甚だしいです。
 僕が常の言ってる「何様なの?」はそういう意味です。見てもらってナンボの仕事をしてるのにシャットアウトですからね。そういう余裕の無いティームが流れを呼び戻せるわけありませんよ。
 観客やスポンサーがいるからこそ自分たちが競争力のあるティームを維持し続けられるという初心に戻らなければ駄目です。」

 上記に抜粋した内容を載せましたがPokka1000kmではちょっとした改革が実施されました。鈴鹿のPokka1000kmではGTAプロモーション部会の通達により、ついたてによるエンジンルームの目隠し禁止、シャッターを閉鎖して作業を隠すことを禁止しました。
 なんでも坂東正明GTA委員長が「見に来たお客さんに失礼だ」と指示したそうですが、これは当たり前です。今まで言われなかったことのほうがおかしい。どんな業界もそうですが、そこにドップリと浸かってしまっている方々は元来内包している問題点に気づかないことが多いです。

 F1でのトヨタ、ホンダの低迷もこれらと無縁ではないと僕は思ってます。
 F1はレース中はスポーツ・マネジメントやテクニカル・マネジメントが重要ですが走っていない時間はファン・サーヴィスやスポンサーに対するビジネスとしての側面やマネジメントが重視されます。
 ここがきちんとできなければ結果も残せません。それは当たり前のことです。活動資金が潤沢であれば勝てるマシンを作れる可能性が高まりますが、なければ必然的に競争力の低いマシンしか作れません。
 ファン・サーヴィスがしっかり出来ないティームに有力スポンサーがつくわけなどなく、これは基本的なビジネスやマーケットを管理するマネジメント・ケースでそれが総合力とよばれる力の本質です。
 レースをするティームとして必須となるマネジメント能力がNISMOやトヨタは極めて低く、これらが今季の低迷の一部にあることは事実です。
 本当のプロ集団を自負するならレース管理だけでなくマネーやマーケットなどのマネジメントやファン・サーヴィスとは何ぞや?という部分を真剣に考えるべきです。
 それが出来ない一部分の馬鹿者が大木を揺るがし、腐敗させ、やがては朽ち果てさせてしまうことを忘れてはなりません。
 今回のGTAプロモーション部会の判断を僕は支持します。






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Last updated  August 24, 2007 12:15:39 AM
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